30.10.07 や ま い NO.2039
「病は気から」・・・といいますが時によりけりです。 中曽根さんが総理
大臣の時に広島の原爆病院を訪問した際これを言った。
本人はお気持ちをしっかり持ってください、という慰めの気持ちだったのでし
ょうが、原爆症がなんで気持ちの問題なんだ!と・・・顰蹙を買った。
当たり前のことですが、総理大臣ともあろうものが、こんなことをいうなんな
んて底が知れています。
でも、われわれだって無意識に同じようなことを言ってる場合があります。
「死んだ子の年を数えたって仕方がない」などです。
実際に子供を亡くした知人がいますが、そういう人に向かっては万に一つもそう
いうことは言うべきではありません。
ガンの発見が遅れて余命わずの人に「今まで生きてこれたことをむしろ喜ぶべき
でしょう」・・・と「慰めた?」人がいて、当の患者さんからは「人ごとだと思
ってあまりにも無神経で怒り心頭だ」と涙ながらの訴えを聞いたことがあります。