小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

仇討

2018-08-05 19:45:10 | 日記

   30.08.06    仇   討     No.1977

 「仇討」(あだうち)または「敵打」(かたきうち)といいます。

明治政府が発足するまで、わが国にはこういう制度がありました。

親を殺された子が、その犯人を仕返しに殺害することが制度的にも

(道徳にも・美徳としても)認められていました。

妻を犯されたものは、その相手方を殺害する「女敵討」(めがたき

うち)が免許されました。

そして、その仇討が成就することが美徳であるという思想がありま

した。   これは政治に対する庶民の憤懣のガス抜き策として、

極めて重要な効果を発揮してきましたが、仇の方が圧倒的に強い場

合や仇討の相手がどこにいるのか分からない場合には、探索する資

金が続かないという過酷な「制度」でもありました。

でも、物ごとに決着を付けるという考えでは、現代の社会において

も評価されるべきものかも知れません。

オウムの死刑囚が執行されました。 一部には非難があるようですが、

これは仕方がないことでしょう。 むしろ遅きに失した感じがします。

もちろん「冤罪」は絶対にあってはなりませんが、こういう犯罪は個

人が対処出来るものではありませんから、個人の怨恨を公が変わっ

て執行することに、私は何ら異議はありません。

 

コメント
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