今晩は
見事な満月が天空に・・・・。月は、孤高なのですね。
我々中年男はどうでしょう。先日の”中年男 現状とあるべき姿!!”の続きです。
中年男が中年男として存在するにはどうしたらいいか。どうやったら生き生きと元気に、かつ堂々と品格をもって、この中年期を過ごせるか。厄介な問題について、いくつかアドバイスさせていただきたい。
・ジーンズは履いていい?
履いてもいい。ジーンズは私たちのものだから。もちろんジーンズの起源はもっと昔にさかのぼるが、ジーンズが今のジーンズになったのは、私たちのおかげだ。私たちのおかげで、ジーンズはカウンターカルチャーの象徴となった。ゆったりダラダラするのはクールでカッコいい、平等はヒップでイケテル、ズボンは堅苦しい――というカウンターカルチャーの価値観を作ったのは、私たちだ。
1本2万円以上もする「デザイナージーンズ」とかいうあのひどい代物は、そんなのは25歳にまかせておけばいい。ジーンズは平等の象徴なのだ。ならば私たちのジーンズは、チェーン店の安物でなくてはならない。あなたの体型はもう完璧とは言い難いだろうから、色は黒か濃紺。ゆったり目がいいだろう。
・あー、スポーツね…。運動したほうがいい?
もちろん。考えるまでもなく(文字通り)。歯を磨くくらい自然で当たり前なこととして、運動すべきです。健康のためにもなるし、観念的には、現実世界での作業を、脳内世界での作業と一致させるというプロセスでもある。
相手のいるスポーツもいい。ただし「運動している」と言うからには、それなりの基準がある。つまり「自分は○○のスポーツをしている」と言うからには、その「○○」の最高水準の形に多少なりとも似通った形で、参加していなくてはならない。
つまり「日曜サッカーリーグでプレーしている」と言うなら、あなたは90分間ぶっ通しで走れて、シュートができて、ボールをもってターンできて、ヘディングもタックルもできるという、そういうレベルに達してなくてはならない。
「テニスをしている」と言うのも、サーブしてすぐにネットまで走りこんでリターンをボレーで返すことができるとか、ドロップショットを返すことができるとか、そういうことなら大変に結構だ。
ベースラインに立ったまま、役に立たないラケットを振り回してるだけというなら、そろそろゴルフを始めるべきだ。
・たまには酔っ払ってもいい?
もちろん。ただし、愛する人と一緒のとき限定。仲間と一緒にはダメ。同僚と一緒にもダメ。自分ひとりで酔っ払うのもダメだ。何事もホドホドにするという、そのホドホドさ加減も、ホドホドにしておくのがいい。
・自分の娘と同じぐらいの歳の女性と関係をもっていい?
えーと、いいえ。この話題に答えるつもりはない。恋の天使をしばるルールはないのだから。そんなこともまだ分かってないのだとしたら、あなたには「中年男」を名乗る資格はありません。
・遺書を用意すべき?
自分はまだまだ元気いっぱいのつもりかもしれないけれども、生と死のことは、今のうちに考えておいた方がいい。
ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、死とは「最も広義においては生命現象」だと書いた。死を受け入れる準備はまだできていないが、死はそこここに潜んでいる。なので、死と向き合う必要はある。
冷静でビジネスライクな態度をお勧めする。身辺整理はしておくべきだ。あとはブルーベリーをたくさん食べるといい。
・自分の給料・年金の心配をすべき?
給料と年金のことを心配するのは当たり前だ。私がここで触れるべき問題は、いくらあったらこれで十分だと言えるのか。
人は中年になると、自分というものの存在に対する不安を昇華させる手段として、自分の将来に対して強迫観念じみたものを抱くようになる。
思うようになるかならないか分からない将来を、異常なまでに細かく点検するようになるのだ。頭の中を整理した方がいい。銀行口座の残高が増えているからといって、それを中年期の安心毛布にしてはならない。
これからのことを考えるべきだが、今の自分を取り巻く「今この時」にも対応する必要がある。
自分に与えられた「今」をみすみす逃してはならない。たまにはその場の勢いで思い切りぜいたくをしてみたり、思い切り他人のためになることをしてみるといい。
世界的に有名なレストランで食事したり。1カ月間たっぷりかけて、チャリティーのためにボランティアしたり。「あのときは!」と言える一生の思い出となる経験を、あなたはまだ求めているからだ。モノから得られる満足感はそんなに長続きしないということくらい、あなたはもう分かっている。
だから自分の生活をそれなりに切り替えていくべきだ。自宅にいても楽しくすごせるように。死ぬまでにしておきたいステキなことは1001もある。とはいえ「死ぬまでにしておきたい1001個のステキなこと」という本を買うのは、数の内に入っていない。想像力を働かせて。
よく分からんけど、こういう考え方もあるんだなてことで、”オジサンは我が道を行く”です。
明日は6年ぶりに皆既月食が見れるそうです。夜7時ぐらいか・・・。忘れんようにしよう。
では、お休みなさい。
見事な満月が天空に・・・・。月は、孤高なのですね。
我々中年男はどうでしょう。先日の”中年男 現状とあるべき姿!!”の続きです。
中年男が中年男として存在するにはどうしたらいいか。どうやったら生き生きと元気に、かつ堂々と品格をもって、この中年期を過ごせるか。厄介な問題について、いくつかアドバイスさせていただきたい。
・ジーンズは履いていい?
履いてもいい。ジーンズは私たちのものだから。もちろんジーンズの起源はもっと昔にさかのぼるが、ジーンズが今のジーンズになったのは、私たちのおかげだ。私たちのおかげで、ジーンズはカウンターカルチャーの象徴となった。ゆったりダラダラするのはクールでカッコいい、平等はヒップでイケテル、ズボンは堅苦しい――というカウンターカルチャーの価値観を作ったのは、私たちだ。
1本2万円以上もする「デザイナージーンズ」とかいうあのひどい代物は、そんなのは25歳にまかせておけばいい。ジーンズは平等の象徴なのだ。ならば私たちのジーンズは、チェーン店の安物でなくてはならない。あなたの体型はもう完璧とは言い難いだろうから、色は黒か濃紺。ゆったり目がいいだろう。
・あー、スポーツね…。運動したほうがいい?
もちろん。考えるまでもなく(文字通り)。歯を磨くくらい自然で当たり前なこととして、運動すべきです。健康のためにもなるし、観念的には、現実世界での作業を、脳内世界での作業と一致させるというプロセスでもある。
相手のいるスポーツもいい。ただし「運動している」と言うからには、それなりの基準がある。つまり「自分は○○のスポーツをしている」と言うからには、その「○○」の最高水準の形に多少なりとも似通った形で、参加していなくてはならない。
つまり「日曜サッカーリーグでプレーしている」と言うなら、あなたは90分間ぶっ通しで走れて、シュートができて、ボールをもってターンできて、ヘディングもタックルもできるという、そういうレベルに達してなくてはならない。
「テニスをしている」と言うのも、サーブしてすぐにネットまで走りこんでリターンをボレーで返すことができるとか、ドロップショットを返すことができるとか、そういうことなら大変に結構だ。
ベースラインに立ったまま、役に立たないラケットを振り回してるだけというなら、そろそろゴルフを始めるべきだ。
・たまには酔っ払ってもいい?
もちろん。ただし、愛する人と一緒のとき限定。仲間と一緒にはダメ。同僚と一緒にもダメ。自分ひとりで酔っ払うのもダメだ。何事もホドホドにするという、そのホドホドさ加減も、ホドホドにしておくのがいい。
・自分の娘と同じぐらいの歳の女性と関係をもっていい?
えーと、いいえ。この話題に答えるつもりはない。恋の天使をしばるルールはないのだから。そんなこともまだ分かってないのだとしたら、あなたには「中年男」を名乗る資格はありません。
・遺書を用意すべき?
自分はまだまだ元気いっぱいのつもりかもしれないけれども、生と死のことは、今のうちに考えておいた方がいい。
ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、死とは「最も広義においては生命現象」だと書いた。死を受け入れる準備はまだできていないが、死はそこここに潜んでいる。なので、死と向き合う必要はある。
冷静でビジネスライクな態度をお勧めする。身辺整理はしておくべきだ。あとはブルーベリーをたくさん食べるといい。
・自分の給料・年金の心配をすべき?
給料と年金のことを心配するのは当たり前だ。私がここで触れるべき問題は、いくらあったらこれで十分だと言えるのか。
人は中年になると、自分というものの存在に対する不安を昇華させる手段として、自分の将来に対して強迫観念じみたものを抱くようになる。
思うようになるかならないか分からない将来を、異常なまでに細かく点検するようになるのだ。頭の中を整理した方がいい。銀行口座の残高が増えているからといって、それを中年期の安心毛布にしてはならない。
これからのことを考えるべきだが、今の自分を取り巻く「今この時」にも対応する必要がある。
自分に与えられた「今」をみすみす逃してはならない。たまにはその場の勢いで思い切りぜいたくをしてみたり、思い切り他人のためになることをしてみるといい。
世界的に有名なレストランで食事したり。1カ月間たっぷりかけて、チャリティーのためにボランティアしたり。「あのときは!」と言える一生の思い出となる経験を、あなたはまだ求めているからだ。モノから得られる満足感はそんなに長続きしないということくらい、あなたはもう分かっている。
だから自分の生活をそれなりに切り替えていくべきだ。自宅にいても楽しくすごせるように。死ぬまでにしておきたいステキなことは1001もある。とはいえ「死ぬまでにしておきたい1001個のステキなこと」という本を買うのは、数の内に入っていない。想像力を働かせて。
よく分からんけど、こういう考え方もあるんだなてことで、”オジサンは我が道を行く”です。
明日は6年ぶりに皆既月食が見れるそうです。夜7時ぐらいか・・・。忘れんようにしよう。
では、お休みなさい。