大阪国際美術館で「古代メキシコ文明展」が始まりました。
世界4大文明と言いますが、実は国際的には9大文明が主流です。
その一つにメキシコ・ユカタン半島に栄えた「メソアメリカ文明」があります。
※「メソ」とは「中間」と言う意味です。
この文明の特徴は「大河」がないこと・・・4大文明は全て「大河流域」に生まれました。
それと「人身供儀(生贄)」が盛んに行われていたことです。
今回はそのメソアメリカ文明から古い順に「ティワティワカン文明」「マヤ文明」「アステカ文明」の遺物が展示されました。
今回の展示会、気合入っています!
ティオティワカンの神殿の装飾品。太陽を象徴しています。
「翡翠」は古代文明で極めて重要な「宝石」です。硬度は「9」であり、加工するには「硬度10」のダイヤモンドが必要です。
どうして加工したのか?いまだに謎です。
「生贄」を捧げる風習がありました。
特に「雨と嵐の神」に対し「降雨」を祈ることが行われていました。
エジプトに見られる「転生輪廻」思想はなかったようです。
ティオティワカン遺跡には「太陽」「月」「羽毛の羽」という3つのピラミッドがあります。
最大の「太陽のピラミッド」の高さは64m(エジプト・クフ王は140m)です。
中でも「羽毛の蛇のピラミッド」はその装飾が見事です。
ティオティワカンは首都・メキシコシティから車で1時間。
紀元前2世紀~期限6世紀まで約800年間栄えました。