野分日記  ~Mint★Drop!のブログ~

日々の出来事、楽しんでいること、感じたこと・・・色々綴っていきます。
  

国立アンコール博物館

2014年11月28日 | 野分日記

今回の旅行の不確定要素の一つに、2日目のベンメリア遺跡&バンテアイ・スレイ遺跡までどうやって行くか?がありました。
共にシェリムアップより1時間30分程度離れており、TAXIをチャーターするか、あるいは現地ツァーに参加するかのどちらかだったのです。

それで出来れば2年前に1日アンコール遺跡をTOKU TOKUで案内してくれた「スーン君」にお願い出来ればと考えていました。
しかし、電話番号も住所も分からず、手掛かりは下の↓の写真1枚だけ。



2年前、シェムリアップ空港でお別れする直前。


一応彼と初めて出会った「プリンス ダンゴール ホテル」の前まで行って、客待ちしているToku Tokuの運転手に片っ端から声を掛けていきました…
「知らんなぁ…」「分からんな・・・」の中に一人が「これはスーンと言う友達だ!」と、すぐに携帯電話で連絡を取ってくれました。

そして明日朝8時に宿泊しているホテルまで迎えに来てくれることになりました!



この運転手がそのおじさんです。(後姿だけ・・・)


せっかくなので、このおじさんのToku Tokuに乗って、昼食+アンコール博物館+戦争博物館を回ってもらい、午後1時~午後5時の拘束で$10で交渉が成立しました。
シェムリアップでは8時間の拘束で、相場は$15~$20くらいです。


アンコール遺跡は9世紀~15世紀まで存在した、クメール王朝の残した宗教遺跡です。
アンコール・ワットを中心に約1000あまりの遺跡が残されているそうです。
特にジャヤーバルマン7世時に全盛期を迎え、彼の手によりアンコール・トム、バンテアイ・クディ等が作られています。

アンコール・ワットは「王都の寺」と言う意味で(タイ語でもワットは寺です)、スーリヤバルマン2世が自身の「お墓」として30年の歳月を費やして建造されました。
ですから、アンコール・ワットのみが「真西」を正面にしています。他は「寺院」ですので全て「真東」が正面です。

クメール王朝は宗教的には「ヒンズー教」と「仏教(上座部仏教)」の影響を受けており、ヒンズー教の神様と、仏教の仏様が融合している点に特徴があります。
特にインド神話に起源をもつ「蛇神・ナーガ」は仏の守護神とされ、ほぼ間違いなくあらゆる場所に登場します。
もう1つは女神「デヴァダー像」がいたるところに彫刻してあります。アンコール・遺跡の魅力は、その規模の雄大さ、豪壮さにあることは言うまでもありませんが、
実はこの彫刻=レリーフも言葉を失うほどの美しさを持っています。




アンコール博物館の入館料は$12+$3(イアホンガイド・日本語)で計$15。結構、高いです。







ナーガに守護された仏像です。 ナーガの頭は5、7、9と奇数と決まっています。







赤色砂岩に成功に彫られたレリーフです。後で実際の遺跡の画像もご紹介しますが、「目がくらむような」精巧さです。
これらは石を積み上げた後に、彫師が彫っていったものです。









関西空港からシェムリアップへ。

2014年11月28日 | 野分日記

関西空港初のエアアジア(XJ610便)でタイの首都バンコクの「ドンムアン国際空港」まで約6時間。
時差が-2時間なのでバンコク到着は午前4時。この空港は現在の「スワンナブーム国際空港」が出来るまでは、タイ最大の国際空港でしたが、
スワンナブームが完成し、国内用に変更したところでLCCブームが訪れ、今やバンコクを起点とする格安航空会社の一大拠点となっています。

そこで6時間の乗り継ぎ待ちをして、カンボジアの「シェリムアップ国際空港」まで45分。
午前11時に今回の目的地、シェリムアップに着きました。



タラップを登って乗り込みます。周りはほとんどが「白人」で、なんだか欧旅行の気分です。
私にとって2度目のシェムリアップ(前回は2年前)なんだか懐かしいです。





「シェリムアップ国際空港」です。タラップを降りて、歩いてターミナルまで行きます。
こちら側が到着用の通路で、向こう側に出発用通路があります。






これが空港の建物です。はい、平屋建てです。気分はクメールでしょ?



空港で入国審査の前に「VISA」(査証)を発行してもらいます。1名$30.うん、安い。日本で事前に申請すると、大阪の領事館まで2度あしを運んで6500円くらいかかりますから約半額です。

順番が来たのですが、良く考えたら$30を持っていません。。。JapaneseYenでもOkかと聞いたら「5000円!」だって。
ところがあいにく1000円札が無くて1万円札を出したら、なんとお釣りが$45! えっ! なんかボったくられたような…


早速ハプニングから始まった今回の旅行でした。








絶景かな… の南禅寺。

2014年11月20日 | 野分日記

南禅寺のさんもんからの景色を見て「絶景かな、絶景かな」と言ったのは、石川五右衛門です。
これは歌舞伎の演目「楼門五三桐」でも有名な一場面です。

この楼門は「さんもん」と呼び、南禅寺の山門を意味しており、「五三桐」(ごさんのきり)とは豊臣秀吉の馬印「五三の桐」のことです。





この階段を登れば絶景に出会えますよ。








紅葉の永観堂、少し季節外れ…

2014年11月19日 | 野分日記

「紅葉の永観堂」として有名な禅林寺。
紅葉の季節ともなると参拝に「1時間待ち」なんてことになり、境内は「えべっさん状態」になったりします。
でもシーズンを外すと参拝客もまばらで、実に清々しいお寺です。




永観堂で私が一番好きな場所がここです。







実は「カメラ女子」なのです。






背景の紅葉が真っ赤に色付くと、大勢の観光客が「押し寄せます」



紅葉の季節は、すぐそこまで来ています…



空を飛んできました!

2014年11月18日 | 野分日記

「ジップライン・アドベンチャー」というお遊びがあります。
山と山の間に「ワイヤー」を張って、そこをハーネスを付けて、滑っていくという豪快なお遊びです。

近畿では琵琶湖とか淡路島で出来ます。

取りあえず琵琶湖の上空を飛んでみました!














気持ちいい……!







冬の風物詩・京都

2014年11月18日 | 野分日記


京都に冬の到来を告げるものの1つに「京都南座の顔見世」があります。
「南座にまねきが上がると京都も冬」みたいな言い方をします。

今年も早いもので「顔見世」の季節が巡ってきましたよ。





今年は坂田藤十郎、片岡仁左衛門、松本幸四郎に中村勘九郎・七之助が加わるという布陣です。
一八代中村勘三郎を偲んで、ということで仁左衛門の大星由良之助に七之助のおかるという組み合わせで、「七段目」が出ます。
今回はこれが一番の楽しみです!

ちなみに次の写真は昨年の「まねき」です。





昨年は市川猿之助の襲名披露を兼ねていました。


アントニーの名演説!

2014年11月17日 | 野分日記


「ジュリアス・シーザー」の劇中で、アントニー(藤原竜也)がローマ市民に語りかける名演説。






わが友人、ローマ市民、同朋諸君、耳を貸してくれ。
私が来たのはシーザーを葬るためだ、称えるためではなく。
人間のなす悪事は、その死後もなお生きのびるものであり、
善行はしばしばその骨とともに埋葬されるものである。
シーザーもそうあらしめよう。高潔なブルータスは諸君に語った、
シーザーが野心を抱いていたと。
そうであれば、それは嘆かわしい罪にほかならず、
嘆かわしくもシーザーはその報いを受けたのだ。
ここに私は、ブルータス、その他の諸君の許しを得て--
と言うのも、ブルータスは公明正大な人物であり、
その他の諸君も公明正大の士であればこそだが--
こうしてシーザー追悼の辞を述べることになった。
シーザーは私にとって誠実公正な友人であった。

だがブルータス は彼が野心を抱いていたと言う。
そしてそのブルータスは公明正大な人物だ。
シーザーは多くの捕虜をローマに連れ帰った、
その身代金はことごとく国庫に収められた、
このようなシーザーに野心の影が見えたろうか?
貧しいものが飢えに泣く時シーザーも涙を流した、
野心とはもっと冷酷なもので出来ているはずだ、
だがブルータスは彼が野心を抱いていたと言う、
そしてブルータスは公明正大な人物だ。

諸君はみな、ルペルクスの祭日に目撃したろう、
私はシーザーに三たび王冠を献げた、それを
シーザーは三たび拒絶した。これが野心か?
だがブルータスは彼が野心を抱いていたと言う、
そして、もちろん、ブルータスは公明正大な人物だ。
私はブルータスの言葉を否定すべく言うのではない、
ただ私が知っていることを言うべくここにいるのだ。

諸君もかつては彼を愛した、それも理由あってのことだ、
とすれば、いま彼の哀悼をためらうどんな理由がある?
ああ、分別よ! おまえは野獣の胸に逃げ去ったか、
人間が理性を失ったとは。いや、許してくれ、
私の心はシーザーとともにその柩の中にある、
それが戻ってくるまで、先を続けられないのだ。





そして、もちろん、ブルータスは公明正大な人物だ。

ちなみにシーザーの最後の言葉として有名は「ブルータス、お前もか」は原文では次の通りです。

Et tu, Brute?-- Then fall, Caesar! 「ブルータス、お前もか? そうなら、シーザーよ、死ね」

そうラテン語のままなんです。

シェイクスピアが書き上げた当時から、この最後の言葉は伝わっていたのであって、彼の創作ではないのです。







「ジュリアス・シーザー」観て来ました!

2014年11月17日 | 野分日記


彩の国シェイクスピア・シリーズ第29弾!「ジュリアス・シーザー」観てきました!
演出は蜷川幸雄、主演に阿部寛、藤原竜也、吉田鋼太郎、横田栄治

有名な「ブルータス、お前もか!」です。

独裁を危惧したブルータスがシーザーを暗殺し、その理由をローマ市民に説明します。
公明正大で有名なブルータスの言葉に、一度は納得した市民でしたが、続いて現れたアントニーの名演説に、
あっという間に態度を豹変させるあたりがこのお芝居の見所です。

ポピュリズムの象徴のようなローマ市民、シェークスピアはその姿を皮肉を込めて描いていきます。

カシアスの吉田鋼太郎、シーザーの横田栄治は貫禄十分、声量も十分。さすがシェークスピア役者です。
対するブルータスの阿部寛、体格は立派ですし、顔の彫の深さは折り紙付きですが、喉の調子が悪そうなのと、滑舌の悪さが目立ちました…
アントニーの藤原竜也、金髪は少しイメージと違うなぁ… 彼の良さは「ささやき声」が美しく、良く通ることなのですが、演説の場面ではその良さは生かし切れないです・・・
この二人が少し残念。



ブルータス(阿部寛)とカシアス(吉田鋼太郎)





左・アントニー(藤原竜也) 右・シーザー(横田栄治)







阿部寛、ローマ人を演じたらピカ一ですね。







前から5列目・通路側の良席で、横を阿部寛、藤原竜也が行ったり、来たり… なかなか素晴らしい体験でした!








カンボジアの相棒

2014年11月15日 | 野分日記

今度のカンボジア旅行に連れて行く相棒です。

先ずは「PENTAX Q10」。



本当に小さな、可愛いいミラーレス一眼です。この写真を撮影したカメラは「CANON 6D」です。





こっちがメインになる「CANON 6D」レンズは24-105 F=4と70-200 F=4 のLレンズ、それに定番中の定番、50㎜ F=1.8を持っていきます。

1/2.3型センサーという一眼最小のセンターを持つQ10 とフルサイズのセンサーを持つ6D と言う両極端な2台です。





奇天烈なマッサージ機!

2014年11月15日 | 野分日記


時々楽しい物・者に遭遇します。
今回遭遇したのは「マッサージ機」です。





この「マッサージ機」、実は一切の調整機能が「無い」のです。
足の角度も変えられませんし、モミ位置の変更も強さもダメです。
このまんまです!

私はご存知とは思いますが、小学5年生くらいの大きさ(小ささ)なので、全然位置が合いません…

しかもなぜか2台1セットになっています。一応「本機の問い合わせ先」として電話番号が明記してありました。

こんな機会なので15分・100円と格安です!






なんだか楽しい美術館!

2014年11月12日 | 野分日記

美術館、博物館に行くのが好きで、国内・海外限らず、気の向くままに出向いています。
中にはなんだか楽しい気分になる美術館もあります。

例えば…

















ここは東京・南青山にある「岡本太郎記念美術館」です。
あの岡本太郎の自宅アトリエを改造した美術館で、アトレにはあの「ピアノ」も置いてあります。







蓮華王院・・・!

2014年11月10日 | 野分日記

鳥獣戯画を見に京博(京都国立博物館)に行き、ついでに道路を隔てた反対側にある「蓮華王院」へ行きました。
このお寺の本堂を「三十三間堂」と言います。

本堂(三十三間堂)は全長121mあり、この中に10段、計1001体の千手観音像と、千手観音を守護する二十八部衆立像が並んでいます。
(1001体のうち5体は東京・京都・奈良の各国立博物館に寄託されていて、いません)




たしかに121mは長ーーーーーーーーーいです。長いお付き合いの「京都銀行」は使わないのかなぁ。






ちょうど真ん中に本尊・国宝「木造千手観音坐像」(湛慶作)がいらっしゃいます。ちょうど仏前結婚式が行われていました。







夜泣き封じにご利益があると言われている「夜泣泉」です。