天台宗・真正極楽寺、通称「真如堂」は延暦寺の僧・戒算によって創建されたお寺です。
最澄に師事していた慈覚大師円仁が苗鹿大明神で見つけた霊木で阿弥陀如来像をつくり、比叡山修行僧の本尊として白毫(びゃくごう)を入れて完成させようとしたところ、
如来は首を振って拒否しました。「では京に出てすべての人々、特に女性をお救いください」と頼むと如来は三度うなずいたという伝説から、「うなずきの弥陀」と呼ばれています。
このご本尊は秘仏とされ、年に1度11月15日のみ拝観することができます。
もうすぐ南座で「顔見世」が始まります。
京都に冬が来ます。