野分日記  ~Mint★Drop!のブログ~

日々の出来事、楽しんでいること、感じたこと・・・色々綴っていきます。
  

スーパー歌舞伎Ⅱ  ワンピース!

2016年03月29日 | 野分日記

聞いた時はまさかと思っていた歌舞伎版「ワンピース!」。
東京での大成功を引っ提げて大阪松竹座にやって来ました!

何と言えば良いやらドンドン歌舞伎から離れていきます…
音楽は録音の現代音楽+鳴り物、ゲスト俳優(平岳大、浅野和之)はマイク装着、現代語。

別に歌舞伎役者が演じなくても良いのではと思いました。これを歌舞伎だとは思われたくないなぁ…
というのが正直な感想でした。



これがポスターです。左上に主演の市川猿之助が…





こちらはアニメ100%です。






ロビーはワンピースグッズで溢れていました! 凄い!






開演前です。舞台上にはルフィーの像が。






上から見るとこんな感じ。






通常とは反対側に「宙乗り」の鳥屋があります。 花道から空中に浮くので、斜めに場内を横切ることになります。
今回の猿之助はスケートボードを操りながらの宙乗りです。






幕間はこんな感じ。 澤瀉屋一門が勢揃いした舞台。役者が2役3役をこなすので、誰が誰やら分からなくなり…
ええ、猿之助はしっかり分かりましたよ。


海賊の話だけあって2幕終盤で「本水」を使いました。が、これがまるで「滝」です。
おまけに役者さんがバシャバシャ掛けるので、ビシャビシャになりました!

また主題歌は「ゆず」が担当し、観客も一緒になって大合唱!  参加型の舞台でした。






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8 コメント

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Unknown (White6)
2016-03-30 07:38:03
ワンピースの歌舞伎ですか(笑)
歌舞伎は観たことがないのですが
そんな私の入りにはいいかもですね♪
最近の連投 mintさんがお元気でなによりです。私は京都なのですが、京都でまた楽しい催し物がありましたらレポートお願いします
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そうですね。 (コタロウ)
2016-03-30 11:26:30
Mint★さんがおっしゃる通り、どんどん歌舞伎から離れていってるみたいですね。
身近に歌舞伎を感じてもらおう…とかなりハードルを下げたみたいですね。
ただ、外国の方が多くて、これが歌舞伎!と思われると、歌舞伎ファンは考えされられると思います。

しかし、滝はすごかったらしいですね。
何列目かまでのお客様は、ビニールをかぶっていたとか…

このような歌舞伎は、興行としては成功かもしれませんが、歌舞伎ファン(なりたてですが)としては、さびしいです。
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良いんではないでしょうか? (たか)
2016-03-30 12:47:18
Mintさんの仰るとおり、伝統芸能の歌舞伎ファンとしては賛否両論と意見があるようですね。

しかしながら、スーパー歌舞伎と名付ける形で、従来の古典芸能としての歌舞伎とは一線を画した
どんどん新しい形へのチャレンジをする、市川猿之助はすばらしいと思います。

これも、歌舞伎界が築いてきた基礎があるから出来ることなのでしょうね?

個人的には、今後の益々の歌舞伎界の反映を考える上では、良いんでは?
と思っております。
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Unknown (こいちゃん)
2016-03-30 18:39:11
自分が歌舞伎を始めて見たのは猿翁さんのやっておられたスーパー歌舞伎でした。分かりやすく、スペクタクルで、楽しく見たのお覚えてます。
それ以後も、スーパー歌舞伎には行くようにしてましたが、今回のはさすがに足が向きませんでした。ワンピースもよく知らないし… わざわざって思いながらで。 ミントさんのコメント見たらちょっと見てみよかなって思いも。
話し変わりますが、ラブリン結婚しましたね。紀香さん、大丈夫か?仁左衛門は誰が継ぐんか?と下世話な所に頭が行ってしまいます。
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white6さん (Mint☆)
2016-03-31 08:23:53
初めて観るのに適した歌舞伎の演目。
良く言われるのは「白波五人男」ですね。

私自身は中村獅童の「毛抜」でした。最初の演目としては良い演目だと思います。

先日もTVで海老蔵が「歌舞伎とは何か」なんて話をしていました。
「ワンピース」について言えるのは、絶対に古典芸能ではない、新作歌舞伎だという点です。

題目からしてスーパー歌舞伎Ⅱですからね。

初心者の方が最初に観るのには適していると思います。ただ、歌舞伎には伝統的な演目もあって、それは江戸情緒、上方情緒に溢れたものだと言うことを叱咤上ではですね。

先日京都へ行きました。その時の記事は次回UPしますね。
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コタロウさん (Mint☆)
2016-04-04 23:43:56

十八代目中村勘三丈は「型が出来ているから型破り、型が出来てなかったら形無し」という言葉を残しました。

市川猿之助は現役の歌舞伎役者随一の身体能力と舞踊の能力を持った役者です。また決して美しいとは思いませんが「兼ねる役者」としての実力も十分です。
(特に老け女方は絶品です)

そんな猿之助が演じるからこそまぁ容認されるのでしょうね。こんな歌舞伎があっても悪くは無いと思います。
でもこれを観て「歌舞伎は楽しい!」と言うのは困りものですね・・・

私は5月歌舞伎座「團菊祭」、和史くん(尾上菊之助の長男)の初お披露目に行こうかどうか検討中です。

海老蔵の長男・勧玄くん、勘九郎の長男・七緒八くん、哲之くん、皆ほぼ同年代! 20年後が楽しみです。



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たかさん (Mint☆)
2016-04-04 23:49:40

初めて「スーパー歌舞伎」が公演された時、二代目尾上松緑は「木下サーカス」をもじり「きのしサーカス」と酷評したそうです。
澤瀉屋=市川猿之助家の本名は「喜熨斗(きのし)」という事に由来します。

まぁこんな歌舞伎もたまにはいいですね!
でもスーパー歌舞伎は澤瀉屋一門しかやりませんし、確か歌舞伎座での興行はまだ無いはずです。

少しでも歌舞伎ファンが増えてくれれば嬉しいですね。
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こいちゃんさん (Mint☆)
2016-04-05 00:02:47
「スーパー歌舞伎」が初歌舞伎でしたか!
それはそれで良い経験ですね。
是非、本格歌舞伎=伝統歌舞伎の世界にも触れて下さいね。

今回の「ワンピース」、スーパー歌舞伎としては良く出来ていましたよ。少なくとも前回の「空を刻む者」・・・之は佐佐木蔵之介だけが話題でした、よりは格段に楽しかったです。

ラヴリン結婚しましたね・・・
熊切さんで良かったんじゃないのかなぁ・・・(個人的感想)
紀香さんは仕事を続けるって!! ダメだよ!
でもねラヴリンって結局は梨園の御曹司では無いのでね・・・

仁左衛門の名跡は一時的に孝太郎が継いで、千之助くんが継ぐのが順当でしょう。
もしくは暫く辛抱して千之助くんまで待つか・・・

本来なら総領であった我當さんの長男・進之介に返すのが筋でしょうが、進之介があの様では・・・

それと気になるのが片岡芦燕の名跡。
仁左衛門の名跡は本来は、芦燕家との「たすき掛け」だったのですが、芦燕さんに子供がなかったので、
十三代目から息子の当代・仁左衛門に継承されました。なので今は芦燕は空席なんです。

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