狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

笑顔の木の交流会

2022-11-23 11:40:50 | 地域づくり

2011年の3月、東日本大震災が起こって、それから10年あまり。

岩手と愛媛の間で続く暖かい交流の節目のイベントが、11月20日におこなわれました。

東北岩手の子供たちが食べたみかんの種から育ったみかんの木が今年、いっぱい実をつけました。収穫に当時の先生が実をつみました!

いつまでも続いてほしい交流なのです。


いつものざわめく感覚

2022-11-04 21:06:14 | お祭り

小さい時から、あのお祭り前夜のざわつく空気が好きです。

船には大漁旗が飾られ、巫女の舞の太鼓が打ち鳴らされ、次第に祭りの

近づいたことが肌で感じられるのです。

今年は拝殿の床が新しいのがよくわかると思います。

 

 

 

 

 

 


お客はどうすらい?

2022-11-02 21:02:22 | お祭り

タイトルのように、今年の各家庭でのお客はどうすりゃいいんじゃい?

総代さん、区長さんは徹底した対策をとったのであります。

”令和4年春日神社 祭りの心得!”として、目標を

①コロナ禍のなかでの練り文化伝承のためのお祭り開催

②祭りの文化と地域の健康を守る!

③会食の自粛

といたしました。

コロナ感染の中、祭りをどう行うか?神社総代、区長は非常に骨をおってもらった

のであります。そんな状況で完全復活の練りは、いまお祭りが終わって2週間経ちますが、まったくクラスターも出ず、その涙ぐましい努力は実を結びました。

お船衣装付けもかなりな密ではありましたが、無事終了。

門脇区の芸能文化も継承されました。

個人的に私も初めての抗原検査をしました。

陰性でした!よかった!

 

 

 


3年振りの春日神社秋季大祭

2022-10-30 20:26:29 | お祭り

皆さま、ごきげんいかがですか?

狩浜は3年振りに秋祭りが、ほぼ例年通りに行われました。

ちょっと違うところは、各戸でのお客(飲食を伴う会)の自粛です。

あとは練りは全く例年通りでした。

オハケオロシの日から順を追って紹介いたします。

本浦地区、牛鬼のかご作り。↑

牛鬼組若い衆。新人さんも何人かいます。

門の脇お船組。

 

 

 

 


狩浜の景観重要構成要素について

2021-04-25 21:14:49 | 重要文化的景観

これは本浦地区のKさん宅の軒です。明治時代からのりっぱなオリヤ養蚕形式の

建物です。

Kさん宅は農家をされておりますが、なんと昔の船の櫓が軒につるされています。

農家なのに船の櫓??

まさしく本物の櫓なんですが、これはまだ現在のように道路が整備されていなかった時代、海路が重要な物資運搬の手段であったことを物語るものです。

すなわち、海は運搬交通の要であり、今で言うところの国道あるいはJRのような

機能を果たしていました。狩浜のような平地がなく、急斜面に畑を持ち、その

収穫物を運搬するのに、山越えよりも海での移動の方がはるかに省労力であったのです。それで、農家で船を持ち、作物や物資の運搬をしていたその証なのです。

じっくり地域をまわってみると、まだまだこのように櫓が吊ってあるところがあります。一度軒を見ながらの散策をしてみてはいかがでしょうか?