家の近所から、見えたり見えなかったりする山に、登ってきました。
1度は、登ってみたかった。
富士山。
以下、記録がてらに長文です。
写真を入れつつ・・・
ええと。
日程は、大学の友人2人と。8月第3週の日曜から月曜にかけて。夕方から、夜を徹して登り、ご来光を迎える計画。登山の初心者・初富士・初夜間の、お初3拍子です。天候悪くなったらやめようね、高山病にかかったら下山しよう、怪我をしたら、、、など、弱気の出発です。
家を出たのは16:30くらい?目指すは須走口。5合目までが、登ること登ること。車の調子がおかしくなったんじゃないか泣き声になるくらい、スピードがでない。着いたのは、18時くらいか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/f5/0f664f88a2e1225e3bde786c8cde0b7b.jpg)
↑既に、雲の上。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ea/631b5ace3f8bbd484c3d7780978261e3.jpg)
↑頂上も、だいぶ近い。ように見えるけど、5合目は1970m、頂上は3710mだから、ええと、つまり、1740m高いところ?
駐車場の中で、仮眠をとって、ごはんを食べて、、、19時くらいかに、登山開始。この時点で、だいぶ涼しい。
七合目くらいまでは、おどろくくらい、すいてた。たまにしか、人に会わない。五合目から六合目までは、森の中を通るらしいのだが、3人分のヘッドライトで照らしてる範囲の外は、全く見えず。六合目から、七合目、本七合目、8合目は、岩がごつごつしたところが多かったかなあ。視界はだいぶ開けていて、月と星がきれいに見える。
そして、八合目。おどろくくらいの混雑具合。山小屋泊をしていた人たちと、吉田口コースを来た人たちとも合流。ここからは、渋滞道路を行くがごとくに、人ごみのなかをじわじわ歩く。
本八合目、九合目。大きな岩がたくさん。岩場の上で、ぎゅうぎゅう状態って、、、ペース配分はゆっくりでよいけど、ちょっと間違えたらドミノ状態になるんじゃないかと、ぼんやり思っていました。
九合目をこえて、午前4時くらい?
空の向こう側が、赤くなってくる。赤いその上側が白く、その上は青く。
目を上げていくと、藍色に、黒に。オリオン座が見えました。
綺麗でした。あんなに、たっぷりの色を一つの空で見られるなんて。
空が白んでくると、頂上での日の出はあきらめて、そこらへんに座りどころを決める人が増えてきます。確かに、須走コースは、8合目以降、どこでも日の出を見られるコースだし。頂上にこだわる必要はない。ただ、日の出は登りながらでも、ちらりと見られればよいやーくらいの気持ちだったので、そのまま頂上へ。
着いたのが、5時くらい。日の出はまだですが、空は大分明るくなってました。
もやもやしていたものは、白い雲と分かる。
雲の海って、このことか。ふわふわしている白い雲海の中に白波がはじけます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/c4/a81dad1de8bb03b1c4a83ccd0c10f849.jpg)
↑着いた直後。
そのうちに、こうなって↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d6/868c4c53c817d861f7874c0493e58d6f.jpg)
で、こうなる↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/f2/627ebd1c895d3a2f33653c86a7ae1ce3.jpg)
海みたいですね。
雲いにまごう沖つ白波ならぬ、沖つ白波にまごう雲いです。
見やすそうな場所に腰掛け、待っていたら、雲のはてよりは少し手前から、赤いまんまるのお日さまが、見えてきました。「日が昇る」というより、芽が出るみたいに生えてきた。一度見えると、あとはあっという間。ぐんぐん赤い丸の一部が上がってきて、それとともに、光の勢いが強くなって、オレンジ色になって、白いお日さまに変わっていきます。
目をそらすことなんて、できません。
目に良くないから日光を直視してはいけないってのは、常識だけど。
じっと見ていて目がおかしくなってるのかは知らないけど、お日さまの中心からのびる光線が、直線じゃなくて、オレンジ色の炎の輪がいくつも重なったように見えました。日の出自体、見るのは初めてなんですが、あんなに力のある光景、見た事ないです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/d1/f7193a731fa721bfa0361b4272a40d72.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/c7/e272b5f218f4a00914e66af4a19e5e3d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/5a/05752c7fa59a3f7fc5a260e23d393e6d.jpg)
目の前が、一体何色なんだか分からなくなります。
実物は、よりリアルで、より圧倒的でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/e7/4caf30479a371450a568c64a7c721774.jpg)
白くなった。夜が、明けたんだね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8f/b5c5575a7a3a7b7858240a63d4fc7147.jpg)
雲の切れ間から、ふもとが見えます。森林の切れ間がよく分かる。
羊が、牧草地を走っているみたい。
お日さまの変化がひととおり落ち着いたら、頂上の山小屋でラーメン食べて、お鉢をちょっとのぞいて、下山。朝の6:30くらいかなあ。すっかり空は青く、太陽は白い。太陽が出てからはずいぶんあったかく、砂や小石がたっぷりの下山道を少し下ったらすぐに暑くなって、出発時点と同じ、Tシャツに長袖を1枚重ねた状態まで脱ぎました。太陽の力って、すごいですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/9b/d8cff265e4f3fe596ddb9681eb6412a6.jpg)
下山の途中。
こういう道、登ってきたんだねえと、初めて目で知りました。
頂上までの登りは9時間くらいかかりましたが、下りは4-5時間ほどで、5合目につきました。もっとも、ひざはがくがく、汗はだらだらで、下りおえた時のダメージは相当なもの。足をくじいたりの怪我がなくてすんで、よかった。
今回の登山、天候に恵まれて、本当によかった。
雨だったり霧だったりすると、ちょっとしたサバイバル体験になるとかいう話も聞きました。
だから、次の機会があったとして、今回みたいな絶景は得られないかもしれないけど。
また、来年かさ来年か、登れたらなあ、て思います。
できれば、平日がいいですね。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f9/14075eed5ec3701ddf47b59ade0b3d9e.jpg)
また、来られますように。無事に。
1度は、登ってみたかった。
富士山。
以下、記録がてらに長文です。
写真を入れつつ・・・
ええと。
日程は、大学の友人2人と。8月第3週の日曜から月曜にかけて。夕方から、夜を徹して登り、ご来光を迎える計画。登山の初心者・初富士・初夜間の、お初3拍子です。天候悪くなったらやめようね、高山病にかかったら下山しよう、怪我をしたら、、、など、弱気の出発です。
家を出たのは16:30くらい?目指すは須走口。5合目までが、登ること登ること。車の調子がおかしくなったんじゃないか泣き声になるくらい、スピードがでない。着いたのは、18時くらいか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/f5/0f664f88a2e1225e3bde786c8cde0b7b.jpg)
↑既に、雲の上。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ea/631b5ace3f8bbd484c3d7780978261e3.jpg)
↑頂上も、だいぶ近い。ように見えるけど、5合目は1970m、頂上は3710mだから、ええと、つまり、1740m高いところ?
駐車場の中で、仮眠をとって、ごはんを食べて、、、19時くらいかに、登山開始。この時点で、だいぶ涼しい。
七合目くらいまでは、おどろくくらい、すいてた。たまにしか、人に会わない。五合目から六合目までは、森の中を通るらしいのだが、3人分のヘッドライトで照らしてる範囲の外は、全く見えず。六合目から、七合目、本七合目、8合目は、岩がごつごつしたところが多かったかなあ。視界はだいぶ開けていて、月と星がきれいに見える。
そして、八合目。おどろくくらいの混雑具合。山小屋泊をしていた人たちと、吉田口コースを来た人たちとも合流。ここからは、渋滞道路を行くがごとくに、人ごみのなかをじわじわ歩く。
本八合目、九合目。大きな岩がたくさん。岩場の上で、ぎゅうぎゅう状態って、、、ペース配分はゆっくりでよいけど、ちょっと間違えたらドミノ状態になるんじゃないかと、ぼんやり思っていました。
九合目をこえて、午前4時くらい?
空の向こう側が、赤くなってくる。赤いその上側が白く、その上は青く。
目を上げていくと、藍色に、黒に。オリオン座が見えました。
綺麗でした。あんなに、たっぷりの色を一つの空で見られるなんて。
空が白んでくると、頂上での日の出はあきらめて、そこらへんに座りどころを決める人が増えてきます。確かに、須走コースは、8合目以降、どこでも日の出を見られるコースだし。頂上にこだわる必要はない。ただ、日の出は登りながらでも、ちらりと見られればよいやーくらいの気持ちだったので、そのまま頂上へ。
着いたのが、5時くらい。日の出はまだですが、空は大分明るくなってました。
もやもやしていたものは、白い雲と分かる。
雲の海って、このことか。ふわふわしている白い雲海の中に白波がはじけます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/c4/a81dad1de8bb03b1c4a83ccd0c10f849.jpg)
↑着いた直後。
そのうちに、こうなって↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d6/868c4c53c817d861f7874c0493e58d6f.jpg)
で、こうなる↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/f2/627ebd1c895d3a2f33653c86a7ae1ce3.jpg)
海みたいですね。
雲いにまごう沖つ白波ならぬ、沖つ白波にまごう雲いです。
見やすそうな場所に腰掛け、待っていたら、雲のはてよりは少し手前から、赤いまんまるのお日さまが、見えてきました。「日が昇る」というより、芽が出るみたいに生えてきた。一度見えると、あとはあっという間。ぐんぐん赤い丸の一部が上がってきて、それとともに、光の勢いが強くなって、オレンジ色になって、白いお日さまに変わっていきます。
目をそらすことなんて、できません。
目に良くないから日光を直視してはいけないってのは、常識だけど。
じっと見ていて目がおかしくなってるのかは知らないけど、お日さまの中心からのびる光線が、直線じゃなくて、オレンジ色の炎の輪がいくつも重なったように見えました。日の出自体、見るのは初めてなんですが、あんなに力のある光景、見た事ないです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/d1/f7193a731fa721bfa0361b4272a40d72.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/c7/e272b5f218f4a00914e66af4a19e5e3d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/5a/05752c7fa59a3f7fc5a260e23d393e6d.jpg)
目の前が、一体何色なんだか分からなくなります。
実物は、よりリアルで、より圧倒的でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/e7/4caf30479a371450a568c64a7c721774.jpg)
白くなった。夜が、明けたんだね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8f/b5c5575a7a3a7b7858240a63d4fc7147.jpg)
雲の切れ間から、ふもとが見えます。森林の切れ間がよく分かる。
羊が、牧草地を走っているみたい。
お日さまの変化がひととおり落ち着いたら、頂上の山小屋でラーメン食べて、お鉢をちょっとのぞいて、下山。朝の6:30くらいかなあ。すっかり空は青く、太陽は白い。太陽が出てからはずいぶんあったかく、砂や小石がたっぷりの下山道を少し下ったらすぐに暑くなって、出発時点と同じ、Tシャツに長袖を1枚重ねた状態まで脱ぎました。太陽の力って、すごいですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/9b/d8cff265e4f3fe596ddb9681eb6412a6.jpg)
下山の途中。
こういう道、登ってきたんだねえと、初めて目で知りました。
頂上までの登りは9時間くらいかかりましたが、下りは4-5時間ほどで、5合目につきました。もっとも、ひざはがくがく、汗はだらだらで、下りおえた時のダメージは相当なもの。足をくじいたりの怪我がなくてすんで、よかった。
今回の登山、天候に恵まれて、本当によかった。
雨だったり霧だったりすると、ちょっとしたサバイバル体験になるとかいう話も聞きました。
だから、次の機会があったとして、今回みたいな絶景は得られないかもしれないけど。
また、来年かさ来年か、登れたらなあ、て思います。
できれば、平日がいいですね。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f9/14075eed5ec3701ddf47b59ade0b3d9e.jpg)
また、来られますように。無事に。