エスプラナディ公園の中心部に、
そびえ立つ高さ8mの銅像は、
フィランド国歌「我等の地」の作詞を手がけた
詩人・作家のヨハン・ルートヴィヒ・ルーネベリ(1804-1877)で
1885年に完成している。
ロシアの圧政下で民族意識の高まりつつあった18世紀に、
「父なる国」という愛国意識を鼓舞するための
執筆・ジャーナリスト活動に献身した。
特に彼の書く詩は、フィンランドの自然や四季、
フィンランド人の日常生活を描写しているものが多く、
フィンランドの誇りと民族意思を高めた。
台座には、フィンランドの国土を疑似化した
女性像「スオミ・ネイト」が、国歌の歌詞を掲げている。
余談だが、ルーネベリの好物 ジャムの乗った
マフィンケーキ(後に「ルーネベリタルト」)が、
彼の誕生日である 2月5日前後に
食べられる風習が今でも残っているそうだ。
(資料から)