今本因坊道知と井上因碩の打ち碁を入力しています。
因碩は御存知だと思いますが道策の弟子で道知の教育係りを遺言で指示された人です。
弟子と言うと相当年令が違いそうですが、道策とは1才違いですから年令だけで言うと兄弟弟子みたいなもの、道知とは23才違うのでこちらは親子ほど違うので師匠であり後見人としては年齢的にもぴったりですね
元々は桑原姓ですが囲碁四家のうちの井上家を継いで井上道節となり、後に名人因碩となる
道知の後見のために本因坊家に泊り込んでいたとか
ともかく道知と十盤碁を打った後に後見を解いたとか・・・その十番碁
ともかく棋譜の本には十番碁のうち4,6,7,9局目が載っています。
その全てが因碩の勝利
残りの6局の内容は分からないので、この4局だけで判断は出来ないでしょうが・・・
それに十番碁そのものは秘密とされたと言いますから全体は分からない。
ともかくこの十番碁の後に後見を解かれたといいますから”合格”ラインであったと言うことでしょう
この4局はほぼ因碩の完勝ですから道知”イマイチ”なのか因碩が当時図抜けていたのかでしょう・・・多分後ろの方で
こういうことはプロ高段者の解説があるから”そうかな””・・・らしい”と分かる”わけで、勝敗という結果で見れば素人判断は出来るとはいうものの、少し判断を誤る危険性もありそうです。
例えば4,6局では先番の道知は3目負けている
これはコミの無い時代ですから白の完勝でしょうが、目差だけでは判断出来ない点もある
7、9局では中押し、2目となっている
目差だけでの判断は危険ですがこの4局だけで見ると常先(つまりコミ無しの先)くらいなんでしょうか?
となると昔のハンデ制で[互、互、互][互、先、互][先、互、先][先、先、先]となるから因碩を上手=七段とすると先なら四段になってしまう。
実際には道知はもっと上なんでしょうね
昔碁清源さんが番碁で一流プロを先から2子に打ち込んでいた時代に、もし呉さんを八段と言う物差しの基準にしたら他の一流プロが五段程度になってしまいますね。
実際にもそういう段位変動は起きませんでしたが
ある棋士がある時期傑出して強い場合往々にしてこういうことは起こりそうです
もっとも小林光一、趙治勳さんがタイトルを独占していた時、あるいは韓国のィ・チャンホ、中国の常昊さんが破竹の快進撃をしている時・・・回りを先・2子にまで打ち込むほど強かったかどうか?
タラレバのうちに入る話です・・・がおそらく・・・
今は江戸時代と情報量、研究量、教育環境が全く違いますね
それも個人単位とか家元単位などの範囲ではありませんから、そこまで個人が傑出するのは難しそうです
尤も若手集団が世界の碁を引っ張っている
江戸時代では若い人が頭角を表すには「持って生まれた才能」環境」「努力」・・・そういうものを挙げれば要素は今と変わらないみたいですが、決定的な差は「情報量」でしょう。
ところでコミ無し時代の話に戻ります
白番で2,3目の勝・・・相当な強さを感じます
例えば相撲の内容で勝負あったの状態から相手を土俵下へ投げ落とすような勝ち方を「強い」とも言いますが、キッチリ腰を落として相手が逃れられない形で寄り切るのもまた「強い」分けです。
囲碁で言うと前者がどちらかと言うと中押しで、後者が白番2,3目勝のような気がします
目差こそ2,3目であっても、敗者から見ると相当大きな壁のように感じるでしょうね。
専業棋士ですから、一旦勝ちコースに入った碁を、危険を冒してまで「これでもか」と言うような勝ち方は目指しません。
確実に勝てる碁をリスクを侵してまで勝ち目差を広げに行くわけは無い
逆に確実な勝ち方を考えるでしょう
(勿論消極的な対応を重ねて勝ちを逃がすようなことはしない)
そう、競馬の例で言うと直線で一旦交わした馬にまた抜き返される・・・騎手の恥なんだそうで・・・
ゴール前でキッチリ抜くとか、一旦つけた差をゴールまで守り抜くのがプロ騎手の腕なんだそうで・・・
この辺り囲碁も似ていますね
ともかく道知・因碩4,6局は差は3目でも、解説によると相当早い時期に白必勝体勢だったと言います。
そう判断できるプロ解説者の力も凄いですが・・・
当の道知本人も2,3目とは言え大きな壁だと感じたでしょうね。
もしこの碁を途中まで並べておいてザル仲間がバトンタッチしたら、結果は闇鍋みたいなものでしょうね。
紆余曲折を経て白3目勝にたどり着いたら拍手喝采です。
この入力したデータを使った遊びが一つ増えますね
一つは自動再生でスクリーンセイバー並に映し出すこと
もう一つは途中から打ち継ぐ遊び・・・これにも二つ考えられます
まだどちらにも形勢が傾いていない時点から
もう一つはどちらかがやや優勢になったところから
リレー的な遊びも結構面白そうです・・・但しこれには同好の士を見つけなければいけない、、、さもなければ、古碁オートマチックシステムみたいな相手役が出来ればパソコンに遊んでもらえそうです。
因碩は御存知だと思いますが道策の弟子で道知の教育係りを遺言で指示された人です。
弟子と言うと相当年令が違いそうですが、道策とは1才違いですから年令だけで言うと兄弟弟子みたいなもの、道知とは23才違うのでこちらは親子ほど違うので師匠であり後見人としては年齢的にもぴったりですね
元々は桑原姓ですが囲碁四家のうちの井上家を継いで井上道節となり、後に名人因碩となる
道知の後見のために本因坊家に泊り込んでいたとか
ともかく道知と十盤碁を打った後に後見を解いたとか・・・その十番碁
ともかく棋譜の本には十番碁のうち4,6,7,9局目が載っています。
その全てが因碩の勝利
残りの6局の内容は分からないので、この4局だけで判断は出来ないでしょうが・・・
それに十番碁そのものは秘密とされたと言いますから全体は分からない。
ともかくこの十番碁の後に後見を解かれたといいますから”合格”ラインであったと言うことでしょう
この4局はほぼ因碩の完勝ですから道知”イマイチ”なのか因碩が当時図抜けていたのかでしょう・・・多分後ろの方で
こういうことはプロ高段者の解説があるから”そうかな””・・・らしい”と分かる”わけで、勝敗という結果で見れば素人判断は出来るとはいうものの、少し判断を誤る危険性もありそうです。
例えば4,6局では先番の道知は3目負けている
これはコミの無い時代ですから白の完勝でしょうが、目差だけでは判断出来ない点もある
7、9局では中押し、2目となっている
目差だけでの判断は危険ですがこの4局だけで見ると常先(つまりコミ無しの先)くらいなんでしょうか?
となると昔のハンデ制で[互、互、互][互、先、互][先、互、先][先、先、先]となるから因碩を上手=七段とすると先なら四段になってしまう。
実際には道知はもっと上なんでしょうね
昔碁清源さんが番碁で一流プロを先から2子に打ち込んでいた時代に、もし呉さんを八段と言う物差しの基準にしたら他の一流プロが五段程度になってしまいますね。
実際にもそういう段位変動は起きませんでしたが
ある棋士がある時期傑出して強い場合往々にしてこういうことは起こりそうです
もっとも小林光一、趙治勳さんがタイトルを独占していた時、あるいは韓国のィ・チャンホ、中国の常昊さんが破竹の快進撃をしている時・・・回りを先・2子にまで打ち込むほど強かったかどうか?
タラレバのうちに入る話です・・・がおそらく・・・
今は江戸時代と情報量、研究量、教育環境が全く違いますね
それも個人単位とか家元単位などの範囲ではありませんから、そこまで個人が傑出するのは難しそうです
尤も若手集団が世界の碁を引っ張っている
江戸時代では若い人が頭角を表すには「持って生まれた才能」環境」「努力」・・・そういうものを挙げれば要素は今と変わらないみたいですが、決定的な差は「情報量」でしょう。
ところでコミ無し時代の話に戻ります
白番で2,3目の勝・・・相当な強さを感じます
例えば相撲の内容で勝負あったの状態から相手を土俵下へ投げ落とすような勝ち方を「強い」とも言いますが、キッチリ腰を落として相手が逃れられない形で寄り切るのもまた「強い」分けです。
囲碁で言うと前者がどちらかと言うと中押しで、後者が白番2,3目勝のような気がします
目差こそ2,3目であっても、敗者から見ると相当大きな壁のように感じるでしょうね。
専業棋士ですから、一旦勝ちコースに入った碁を、危険を冒してまで「これでもか」と言うような勝ち方は目指しません。
確実に勝てる碁をリスクを侵してまで勝ち目差を広げに行くわけは無い
逆に確実な勝ち方を考えるでしょう
(勿論消極的な対応を重ねて勝ちを逃がすようなことはしない)
そう、競馬の例で言うと直線で一旦交わした馬にまた抜き返される・・・騎手の恥なんだそうで・・・
ゴール前でキッチリ抜くとか、一旦つけた差をゴールまで守り抜くのがプロ騎手の腕なんだそうで・・・
この辺り囲碁も似ていますね
ともかく道知・因碩4,6局は差は3目でも、解説によると相当早い時期に白必勝体勢だったと言います。
そう判断できるプロ解説者の力も凄いですが・・・
当の道知本人も2,3目とは言え大きな壁だと感じたでしょうね。
もしこの碁を途中まで並べておいてザル仲間がバトンタッチしたら、結果は闇鍋みたいなものでしょうね。
紆余曲折を経て白3目勝にたどり着いたら拍手喝采です。
この入力したデータを使った遊びが一つ増えますね
一つは自動再生でスクリーンセイバー並に映し出すこと
もう一つは途中から打ち継ぐ遊び・・・これにも二つ考えられます
まだどちらにも形勢が傾いていない時点から
もう一つはどちらかがやや優勢になったところから
リレー的な遊びも結構面白そうです・・・但しこれには同好の士を見つけなければいけない、、、さもなければ、古碁オートマチックシステムみたいな相手役が出来ればパソコンに遊んでもらえそうです。