なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

嬉しさ半分・・・

2011-04-09 17:38:33 | Weblog
 ネット碁に繋ぐと事務局からお知らせが来ていました。
  会費の値下げだそうです・・・これは年金半分と嘱託の収入で暮らしている身としては嬉しいニュースには違いない。
 しかしもろ手を挙げて喜ぶ気分にもなれない。
  確か数年前にも一度値下げがあった。
 この時は推測するにネット囲碁の競争が激しくて、私の入会している会の特徴を前面に出して会費は二の次みたいな商売は出来なくなったのだと思いました。
 実名のネット碁はここを含め2カ所くらいで、あとは皆IDネームと言うかあだ名を名乗って対局するところ。
 圧倒的に後者の方がメジャーで、日本棋院やパンダ、タイゼムなど大きいところは皆そういう形で、会が良好な形で運営できるのはチーターの排除などは勿論ですが、囲碁好きな人が一定以上集まることが大事でしょうから、そういう意味では会の企画・特徴とともに会費も大事な要素だと思われます。
 こういう会は、会員数の自然減は止むを得ませんが、その分新入会員でどれだけ補えるか、あるいは増加するかにかかっていると考えます。
 そういう意味では可能な限り会費を安くすると言うのは、事務局としては仕方が無いでしょう。
  
 ただし今回は2回目。
  事務局の場所が福島県で、今回の原発事故による避難区域内だそうです。
 事務局そのものは何処かに移転して仮営業出来るでしょうが、、、こういう大変な時期に値下げとは、絶句ものです。
  事務局としての充分なサービスが提供できないと言う意味も含まれているのか、あるいはこの業界さらなる競争激化なのか、、、。
 マア、確かにかねてからネット碁の数が多いとは思っていましたが、、、。
  それぞれが特徴があって甲乙つけがたいのかもしれませんが、先ほど名前を挙げたネット碁の他に、新聞社系のクラブや、対戦、など10以上はある。
 対局相手の選択を考えたら一つのクラブの会員数が多い方が便利であることは間違いない。
  一方で運営のしかたとか、企画とかでネット碁倶楽部の特徴も大事、、、難しいし、運営にとっては会費が安い方が会員を集めやすいのは確かですが、これは両刃の刃なわけです。

 それともう一つの問題が起きなければ良いと案じています。
  これは上から目線と言うか、一種の差別的な見方と誤解しないで戴きたいのですが、、、会費が安ければ必ずしも良い事ばかりでは無いと心配する。
 つまり、実名で碁を打つ倶楽部ですから、何処で打っても当たり前ではあるが、よりマナーをお互いに守っていかなくては会の特徴を維持しにくいでしょう。
 昔、リアルが中心で囲碁を打っていた頃。
  碁会所によって席料が違う・・・これは当然ですが。
 碁席の立地条件、自宅か家賃が必要かとか、企画・プロなどの関係などで席料が違ってくるのは当たり前で、席料1日1000円はまあ高い方、で安いところで500円くらいだったでしょうか。 
 それに、公共施設を利用した囲碁クラブは席料0.
  場所によって物価・家賃が違うし経営者が、道楽でやっている場合と生計を考えてやっているところでは違うので一概には言えないけれど、、、。
 同じ地域で有れば、席料が高い方がマナーが良いとか、碁の質がアマなりに多少高いとか、、、要するに多少高い席料であってもそこで打ちたい要素があったと思う。
 例えばコミュニティなどの倶楽部は会費0円ですが、マナーが良いとは言えない時も有るし、そういう場合に改善するところが不鮮明な事が多い。
  
 会員が料金に見合った雰囲気を守って行こうという意識ってあると思う。
  これが料金0なら、嫌な事があっても失うものは少ないみたいな、、、
 ともあれ料金引き下げは嬉しいけれど、今のマナーレベルは維持していかなくては折角の値下げも意味がなくなりそうです。
 杞憂に終わる事を願って。