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セイル素材メーカー発見!?

2012-01-19 17:00:07 | windsurfin'
セイルのモノフィルム素材がわかった。
とてもいい加減、&確実な証拠ありませんが、
『東レ ルミラー』が一般的なようだ。

これはヨット業界でも同じみたい。

安価で手に入る。

メインパネルのモノフィルム貼り替えは工賃入れて6000円からできる。
ということは工賃4000円、材料は1000~2000円??

ルミラーは、厚み、色、使用用途実に様々で、身近なところでは
プリペイドカード、粘着テープ、車のウインドウフィルム、、、
ほとんど無限に使われている。
その一部にウインドサーフィン用セイルのモノフィルムがある。(ようだ)

さて、前記事でもご紹介したが、セイルにコート蒸着しようとした場合、
巻取式真空蒸着装置
巻取式スパッタリング装置
で行う。

たぶん東レさんにもあるはずだったような?

これで蒸着施工してたら、あんな砂傷つかないはずだ。


セイルメーカーさん、材料メーカーにご要望ください!!


巻取式真空蒸着装置


巻取式スパッタリング装置


オイラがセイルメーカーのエンジニアだったら

2012-01-19 00:00:48 | windsurfin'
(モノフィルムのクリア作戦は今週末か来週中に行いますです)

セイルメーカーに生産技術部門があるなら、オイラがそこで働くなら、
VE(ヴァリュー・エンジニアリング)を行ってみたい。

VEとは、製品価値を高めることを切り口としたコストダウン手法である。

コストダウンを目的とすると、ユーザーが満足しない結果となってしまうから、
製品の価値を高めることで販売力を高め、重要度や削除点を明確にし、
更なる量産が期待できることで、価格を下げることである。

ウインドサーフィンセイルの基本機能は、
『風を動力に換え、ボードに伝達する』ことである。

2次機能として、
①ハンドリング(軽量、縦横比、ドラフト深さ)
②風域の広さ(リーチの開き具合、リーチ形状)
が最重要視されているはず。

そこで絶対忘れてならないことは、ユーザー要求。
これには
①デザイン
②耐久性(破壊、破損)
③耐経年劣化
が入る。

メーカーは③耐経年劣化を忘れてないか?

恐らく経年劣化を無視できるくらい、性能開発が各社で進んでいる。
普通に使って、4.0㎡なら冬の1シーズン20回使うとして
あっという間にセイルは砂に叩かれ、その傷の間には埃や砂粒子が硬くこびりつく。
それは当然、ウインドの宿命、どうせまた買い換えるんだろう的発想では
ウインド人口の増加するら望めない。
メーカーの製品ポリシー自体がこのスポーツの衰退を招いていないか??


この経年劣化、つまり視界を主とした五感へ訴える快適性を改良することだって
十分な機能改善なのだ。


具体的な話に移ると、
日立だっけ? iPhone用の樹脂ケースを開発しリリース寸前というニュースが入ってきた。
樹脂への塗膜に付いた傷が時間ともに消えるというものだ。

他に身近なものとして、やはりスマートフォン関係だが、
ディスプレイ保護フィルムはほぼモノフィルム素材なのでは?
そのフィルム自体、傷が付きづらく、光の反射を防いでいる。
たぶん、恐らく、それが実用的だと思われる。

傷が付きづらいとうたっている製品は、コーティングしている。
このコーティングはもちろん液体を塗っているわけではない。


(透過率94%! オイラのセイル50%以下???)

真空蒸着という工法を使う。
真空槽でフィルムを減圧する。その真空環境で金属など蒸発させ、
フィルムに薄膜を形成するというやり方。
ヘッドライトの内側はミラーになっているけど、樹脂に真空蒸着させているんだね。
薄くて均一で密着性の高いコーティングができる。

例を挙げると、サングラスのレンズ・自動車のバックミラー、
ヘッドライトのコーティング・携帯電話に使用する水晶振動子・カナダの50ドル紙幣(偽札防止)なんかだ。
サングラスはレイバンもボンジッパーもグッチもなんでもかんでもだ。真空技術成果品なんだね。

他にスパッタリング工法も採用できる。
同じく真空環境で、生成膜の材料となるもモノにプラズマ中のイオンをぶつけ、
その反動で飛び出す分子をフィルム上に成膜するという技術。

金属系コーティングって硬く思われるが、
ポテトチップスの袋の内側も同じ工法。しなやかで柔らかいでしょ。

撥水性、もしくは親水性をちゃんと維持できる。

モノフィルムの製造元はどこなんだろう?
デュポン?三菱?帝人?

セイルメーカーが既存のモノフィルムを購入しているんだろうな。
素材メーカーに要望を出さないといいものは生まれない。

そして素材メーカーがコーティング技術を他に依頼しなくてはならない。

依頼するところはCHIGASAKI、shonann、japanです。

あとつまらんモデルチェンジしなけりゃ、なんぼでもコストダウンできるって!

これでビジネスしちゃうか!

新しいことやらないと、日本から会社なくなっちゃうしね!