
会社の食堂で昼休みニュースを見てた。
メジャーリーグカーディナルスの田口がパレードでガッツポーズしてた。
気持ちいいんだろうなあ、って思った。
大勢の前で勝利を味わったり、自分をアピールできるなんて素晴らしい。
みんなの喝采を浴びるなんて生涯ない人が殆んどだもの。
オイラは喝采を浴びたことが一度だけある。
女の子の黄色い声だ。あれは黄色いんだ。屁じゃない。
高校3年の学園祭の前夜祭といって全校生徒だけのお祭りがあったんだ。
オイラは全校生徒を前にしてステージで歌ったんだ。
トシちゃんの『哀愁でぃと』だ。
なんかトシちゃんって響きは田舎のバアさんのニックネームみたいだ。
オイラの親父もトシちゃんだったな。
2人の同級生をバックに従えて、いきなり最初にバック転をするんだ。
そのころはバック転もバック宙もできたんだ。
オイラは別名、バネ田跳ね吉君だった。
I SAY!(片足上げる)バイバイ、哀愁でぃっ(右手をクルクル振る) 罪なやっつー♪
歌詞が最高だ。
出だしがいきなり、
『赤いバラ投げ捨て これで終わりにしようぜ』
言えねー!誰が考えた歌詞だ?
当時、竹の子族が流行っていて、その衣装を誰かが原宿でゲットして、それを借りた。
ジーンズにたけを無理矢理押し込んで踊ったんだ。
確かサテンの赤い生地で、金ラメが入っていた記憶がある。
オイラはステージ直前、緊張を解くためにサントリーホワイトをラッパ飲みした。
酔って調子に乗ってしまったオイラはステージを走り回り、
I SAY!の後、マイクを全校生徒に向けて、
バイバイ哀愁でぃっ!と歌わせたりしたんだ。
今考えると顔から火が出るくらい恥ずかしい。
若気のいったりきたり、跳ね吉勢いあまってステージに立つ、ミスはおかすなミセスを犯せ、
そんなんだから前乗りサーフィン、哀愁でぃとで買収デイト、竹の子は沖田ヒロだろ!
でも、気持ちよかった。違う自分を発見した夜だった。
自分で築き上げた青春だったな。
実はそれがきっかけで人前で話ができるようになったりした。
ところが会社でのアピールって凄く難しい。
評価と裏腹に『ネタミソネミ』があったりする。
自分の意見を前に出すか出さないべきかは会社の風土で決められたりするんだよね。
そういう会社はいる必要ないな。
哀愁でぃとやスニーカーブルースを歌える環境の方がいい。
サーフィンで『これオレの波だー!』ってパドル始めるとき、
混んでる湘南では500人くらい?見てるような。。。
サイドショアでウインドでゲッティングするときは50人くらい見てる?
ボトムターンからリップするときは100人くらい?
うまく波をとると仲間が『ヒューッ!!』と歓声を上げてくれる。
とすると、案外、小さなステージはあるもんだな。
海で輝きたいですな!エブリボデー!!
p.s.
なんじゃ、こりゃー!
サンデーズだって。なんかやってたな、日曜の夕方にさ。
↑くりっく
だいたいこういうビデオを保管しておいて、しかもyoutubeに投稿するなんてグレート義太夫。