
『ご迷惑お掛けしまして、申し訳ございません!!!』
納入先に不良品を流出させてしまうと、決まって私がお詫びに行きます。
私はお客様と常識的な会話ができ、当たり前の言葉遣いができるというだけで、
クレームの窓口になってるのです。
私が所属する品証部というところは、不具合の解析や分析をして、
対策を講じて関係部署を指導して、
製品品質や業務品質を上げて行くというメンドくさい部署です。
私はカッコよく言うと品質保証エンジニアという職種なんですけど、
お詫びするときは『なんでオレなんだよ!』といつも思っちゃいます。
だから、お詫びの仕方なんて形式的なんですね。心がこもってません。
お詫びする相手は実に様々です。
『しょうがないですよ。aioさんのせいじゃありませんから。』
と言ってくれる優しい客もいるけど、
海で波に前乗りするような失礼な奴にも頭を下げるときがあるんです。
そんな奴に理不尽なことを言われたりすると、
短気な私は頭を下げながらも相手から目をそらさない。
そんなときはバランスを崩しそうになっちゃうのでヒザを少し曲げてみるんです。
はっ!このポーズは!!
そうです。このポーズこそドライブの効いたボトムターンの基本なのです。
私はこのポーズを『挑戦的な謝り方』と称しています。
サイドショアで頭サイズの波に乗ったら、一度思い切り謝ってみて下さい。
『挑戦的に』謝ってみて下さい。
謝る相手はいつも小言を言われる奥さんや、上司を思い浮かべればいいと思います。
謝りながら、『うっせーんだよ!』と思えば、そこから波のピークに向けて、
切れ上がったクレージーなオフザリップを狙えるはずです。
波をつかまえて、セイルに風をガツンと入れて、波を滑り出したら、
『ぁー、すいません、すいません、すいませんよーーーーー。。。。だっ!』
最後の『だっ!』でレイルを切り返したらいいですね。
以上『ボトムターンとクレーム対応』という題でお話させていただきましたが、
私が、仕事を通じて得たものは、、、
こんなもんです。
すんません、で思い出した。
ごめんね、アルバートおじさん!って曲がオイラは好きなんだ。