goo blog サービス終了のお知らせ 

Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

梅雨明け紫外線被爆

2013-07-08 17:01:35 | windsurfin'



関東梅雨明けした7/6、7の土日、
4.2㎡でしっかりウエーブ、
5.1㎡でSLライクなウエーブ、
いずれもほぼサイドショアでできたよ。

二日間、午前中から乗れた。
おかげで必要以上に紫外線を浴びてしまった。
日焼けの下地ができていたと思っていたが、
梅雨明けの紫外線は想像を絶するほど強烈で、
特に顔がほとんど火傷状態になってしまった。

まったく学習しないバカ野郎だなあ、オレは!!!

昨日はタイ料理屋チョークディーに行ったけど、
シェフの宮ちゃんが、保冷剤にタオルを巻いて出してくれたよ。

ビール飲む、オデコ冷やす、料理を食べる、マブタを冷やす、ビール飲む、オデコ冷やす
このくり返し。
あまりしゃべらず、とても模範的な客だったに違いない。


翌、月曜。
額が一番焼けててシワを寄せるだけで痛みが走る。
マブタは本当にブタがくっついてるみたいに重く腫れ、
下唇が熱を持ってブヨンブヨンしてる。

オイラはこの状態で出社した。
あまり誰とも顔を合わさないように下を向く。
朝礼ではずっと下を向いたまま。
誰とも話さない。
もともと会社では超暗い男なんだね。

あまいないだろうな。
超暗いウエーバーって。
超暗い宴会大好き大騒ぎ男。
超暗い太陽&海大好き男。
オレだよ~ん!!

焼けたけど決して黒くない。
ほとんど赤い。
数日で黒くなるだろうけど、今は赤い。

熱中症も怖いけど、日焼けにもご注意を!


鉄人、地獄から這い上がる

2013-05-10 18:46:49 | windsurfin'

(今一度、自分自身の安全、そして仲間の命を救うため、記録に残します。
風化しないように。共有できるように。
そしてキノさんの強い生命力をリスペクトするために。)

5/6(mon)

GW最終日@茅ケ崎パーク

午後3時前後、南南西5.0前後の風が西に振れ、
自分の4.8では制御不能になるくらい吹き上がった。
あまりにも爽やか過ぎる青い空と、小波の海面から、あまり吹いてはいないだろうという錯覚に陥った。

確実に4.0で吹いている。
軽量な自分なら3.7でもプレーニングしたかもしれない。

前半に大きめのセイルを張った連中はビーチに上がり始めた。

海面の様子をビーチからしばらく眺めていると、
石井ちゃんがこちらに向かって下側から全速力で走ってきた。
彼は過去全日本のウエーブチャンプで、今はサーフィンを真剣にしている。

「誰かが溺れている!」と叫びながら走ってきた。

オレは無意識にその下側へ走り始めた。
と同時にビーチにいるウエーバーに向かって大きく手招きし、
こっちへ来い!となかば怒鳴り散らした。
一瞬にして異様な雰囲気になったのか、みんな一斉に走り始めた、と思う。

走りながら海を見ると、海上に5人だろうか、10人だろうか、、、はっきり覚えていない、
サーファー達がかたまって少しづつ沖からビーチに向かっている。
オレも海に飛び込んだ。潮が上げていて海面がギタギタでしかも猛烈な西風が吹いている。

一人のサーファーが、その人のアゴに手をかけ懸命に泳いでいる。
その人は牽引されながら、ほとんど水面下にいて、時折、顔が、上体が、腕が浮上した。
すぐわかった。キノさんだった。

足が海底に着くところで、キノさんの腕を持った。
オレ含む3人でビーチに引き上げ、砂の乾いたところまで運んだ。

そこでは、多くの人たちが待機をしていて、今考えると非常に迅速に手際よく、救命措置に取り掛かった。

キノさんは既に変わり果てていた、という表現が適切なほどで、
黒く健康的に日焼けしていた顔は真っ白になり、
唇は吹き出し続ける泡で見えなかった。
目は白目で半目になり、お化け屋敷で使われなくなり焼却場へ運ばれた化け物人形のようだった。

その姿に、当然、まわりは騒然としたが、非常に運がよくサーファーの中に消防士が二人、
そしてウエーバーの中にも消防士が二人いた。

彼らは冷静沈着に手順通り対処した。
気道を確保し、脈を確認した。
わずかながら脈があるという。呼吸はしていない。

山ちゃんが心臓マッサージを数回した。
キノさんの口と鼻から大量の海水と泡が無音で溢れ出た。
しかし、消防士が止めた。
脈があるので気道確保が先決だということだ。

横にして水を自然に出す。
吐き出すわけではない。吐き出すような正常な機能はもうキノさんは持っていなかった。
あとで知ったが、それを回復体位というらしい。

山ちゃんは終始、キノさん!キノさん!と彼の耳元で叫び続けた。
江ノ島まで届くような大きな声で何度も何度も何度も。
胸が押しつぶされそうになるほど悲痛な叫び声だったよ。

その山ちゃんの懸命な呼び掛けがキノさんの魂に届いたのか、
ほんの一瞬目玉が動いたような気がした。
唯一の生体反応にみんなからドヨメキが起こる。

山ちゃんは呼ぶことを止めない。
山ちゃんの叫びはキノさんとこの世をつなぎとめておく糸なのだ。

石井ちゃんの知らせで我々がビーチを走り始めた時、
ただちにファロスに向かい119に連絡しに行ったのはノンピだった。
それとほぼ同時にファロスのさらに奥のスポーティフのビーチクラブにAEDを取りに行ったのは川島くんだった。
二人ともスラロームボードより速く全速力で対処した。アスファルトの上を裸足でフルプレーニングした。

浜に上げてから救急が来るまで一体何分かかったろうか。
とても長く感じた。でもきっと10分もかからなかったろう。

あの砂嵐の中、脈確認、呼吸確認はとても困難で多くの多くの人が風の壁になってくれた。
あとで引き上げられたセイルとボードも誰かがキレイに水洗いしキノさんの車に収納された。

本人は辻堂の救急病院に搬送された。

キノさんはそくICUに入った。
容態は家族以外には教えてくれなかったが、
脳に酸素が回ってなく、肺に大量の水が残っているということを聞いた。

非常に危険、重篤な状態であることは確かだった。

その夜、山ちゃんとこの事故についてキノさんの友人たちに知らせるべきかどうか相談した。
ご家族の了解を得てないし、容態を把握していない状態で知らせると情報が錯綜するからまずいよね、となった。

自分はそういう事故に遭遇したことがなく、とても重い不安を残しその日が終わった。

だからこそ夜中に目覚め考え直した。

結果が良きにつけ悪しきにつけ、遅かれ速かれ、そのことは知られることだし、
ましてや、仲の良い方々が知らなかったらとても寂しい思いをするだろう。
そう思い、朝から、知る限りの共通の友人に、できるだけ正確に伝えるようにメールをし、電話した。
またそこから伝わって行ったんだと思う。

その甲斐あって三島さんは奥さんやご家族を励ますことができ、
そして何より本当に多くの人が祈り始めた。

水曜日、奇跡的に、そして必然的に、鉄人は地獄の底から這い上がってきた。

担当医が、強固な心臓を持つビッグウエーバーから酸素マスクを外し、鎮静剤投与をやめた。
脳波がしっかりしていたのだろう。
その心臓で新鮮な酸素を自ら脳にぶち込んだ。

キノさんは事故からわずか2日足らずで目覚めた。
しっかりした口調で話し、脳に障害は認められず、もう大丈夫。

本当によかった。

週末、見舞いに行こうと思う。
元気な顔を見て、あのときのお化け顔を払拭しなくてはならない。
夢に出てきたんだよ!と文句を言わなければならない。
ファロスに缶ビール10ケース差し入れしてもらおう。
好きな時にショップでビールが飲めるように。

オレは今回のことがきっかけでいろいろ考える機会を得た。

自分の身は自分で守る、というのは当然でありながら基本でありながら、
ローカリズムという見地からは他人任せのような気がしてならない。
仲間が窮地に陥った時、救助救命するのは義務であり、
そのための知識を付けることがとても重要であると感じた。
なぜなら、その場にいたオレはなかばパニックになっていたからだ。

救助、救命がリレーのように行われたこと。
救急車、AEDの手配が同時に行われたこと。
運よく消防士が仲間にいたこと。
声をかけ続けたこと。
人垣で防風したこと。

ひとつ欠けていたら恐らく帰らぬ人となっていただろう。

それとサーファーがいなければキノさんは確実に死んでいた。
サーファーとウインドの共存はある意味、必要不可欠なのだね。

時同じくして、江の島でショップメンバーが恐らく同じ状態の中、亡くなられた。

心よりご冥福をお祈りいたします。
彼もまた、三途の川でキノさんの出艇を拒んだのかもしれない。

一人で海に入ってはダメだ。
まわりに多くの人がいても一匹狼でいてはダメだ。

キノさんは怒れし風の神、海の神の逆鱗に運悪く触れた。
しかし、仲間の行動、想い、祈りが自然の神々に勝利した。

重くとも感動的な、そういう数日間だったよ。

GW速報! 

2013-04-30 23:38:10 | windsurfin'
4/26(金)
5.4㎡&83L
ストレートオンショア 相当オーバー 
ピークは江ノ島風速計マックス16
なんとか乗れた。
後半、風がシフトして西南西。波はツルリンチョの腹胸くらい?
5.4でサイドは貴重なコンディション。
すげー堪能できた。
トップターンでタメの切り返しが最近なんとなくわかってきたっす。
えれー楽しかった。

4/29(月)
2時ころから南南西。
ちょいと走る。
後半に向けて風は上がる予報だったけど上がらず。
数往復で終了する羽目に。

4/30(火)
朝の時点で江ノ島風速計はマックス12とか13止まり。
午後は落ちる予報だったので83Lに4.8にしてみた。
9時半から乗った。そのときからオーバー。
結構辛かった、そのとき17M。
オレは体重が58~59しかない。
70キロ超えの連中が4.5~4.7で乗ってる。オーバーだと言ってる。
腕がもげるほどオーバーになる。
しかし、インサイドはアンダー。波はミドルでアタマくらい。
インサイドはとめどなく波が押し寄せる、風はオンショア。
今までのウインド人生でもかなり難しいコンディション、
アンダー~オーバーを繰り返し、かつ、波がでかい、あーんどオンショア。
その中で波乗りに適した波を探す。これが実に難しい。
波の形の変化が激しく、いきなり掘れたり、掘れると思ったらダラダラのまま終わったり。
ボトムターンしたその先はほとんどスープになってたよ。

オイラは休憩しながら考えた。悩んだ。なんで波周りが悪いんだ???
オイラにはちょっとある自信があった。
それは先週金曜日、くそオーバーを5.4で乗り倒した自信だ。
だからこう思うようにした。
”オーバーは道具や風の状態ではない、心の状態だ”

で、仕切り直してアウトに向かうとき、鼻歌を歌うようにした。
以前、気合いを入れるためにケンシローの北斗百列拳、アタタタタッターって吠えながらジャイブしたら
力が入りすぎて撃沈オンパーレードだったのだ。

だからハードコンディションほど適当に。らく~に。真剣に臨まないようにしたよ。
オレはふざけた野郎コンテストでは優勝できる自信があるのっさ。

ひとつ出たほいのよっさほいのほい 一人娘と・・・ ファーストウエーブクリア。
ふたつ出たほいのよっさほいのほい 双子の娘と。。。セカンドクリア。
六つ目の波が来た。
むっつ出たほいのよっさほいのほい 向かいの娘と・・・クリアっす!

波のセクションクリア。あとはただオーバーで突っ走る。
今日はガンズアンドローゼスだったね~

いっとき3.7でも出るのを躊躇するくらい吹いたな。

結局4時まで乗った。6時間!!!
今までにない披露。 体重計に乗ったら2キロ減ってたよ。

今日は難しかったけど実に収穫の多いウエーブでした。
リラックス、アンド テンション。
芯に乗る。高い位置で乗る。気持ちをコントロールする。波の鼓動を感じる。
あと、信用できる道具を持つ!
オーバーでもビーチでは笑顔!!
ウエーブに基本を感じた日でしたな。

じ・えんど。

それは私には入らないわ@ガスティーパーク

2013-04-24 23:01:41 | windsurfin'
4/24(水)
今週月~水は在宅勤務。
仕事量がすんげー多く、通勤時間を仕事に回したいから何とかしてくれと上司に相談。
そしたらその話が役員まで上がり稟議にかけてくれた。 結果OK。
前例なしなのでちゃんと成果を出さねば! 真剣に取りかかり火曜の深夜に終了。

で、本日水曜、ちょいと海へ。ちょいとね。

4.2㎡に69L。 ほんとにこの組み合わせが多い。 4.2の使用頻度がとても多い。

風は真南~南南西、ほとんどストレートオンショア。
波はアウトでアタマ半、でかいのはダブルあったよ。
しかもガスティー。 いっとき超オーバーになりノーコントロール。
命の危険を感じビーチに上がる。 その後4.7でも走らず。そんな感じ。

平日の曇天、雨模様とあって、パークはコアローカルのみ。
その中でも超コアなカオリ姉さん登場。
爆風のときに家を出て来たからと言って3.7だった。
そのときすでに彼女では3.7アンダー。
でも出て行ったね。

オイラがアウトから帰ってくるとき、前方にカオリさんがいた。走ってない。アンダー。
波はアタマ半、ダブル。 
オイラが目を離したすきに、彼女いなくなってました。消滅。

その後、ビーチに上がり、しばらくして彼女も生還。
ローカルがみんな集まり、くだらねー雑談。
N島さん「カオリちゃん、今日はティンコ忘れてきたんじゃないの?」
海面は男の海!って感じなんだね。
みんな、それぞれ「オレのティンコ貸してやろうか!」
「いや~、それは入らないわ!」
オイラ 「いやいや!入れるんじゃなくて、つけるんだよ!」
カオリさんは、一瞬しまった!みたいな表情をしながら笑ってごまかした。
さすが、アネさんです!

オイラにはそのティンコ話が相当受けて、その後の海上でも、「ティンコ貸す?入れる?」
が脳裏によぎる。

ゲッティングアウトではティンコスープだらけ。
たまにホレホレのえぐいティンコが割れる。
波の乗るとフェイスがティンコだらけでレイルが食われる。
それでも波のピークに向かいトップティンコする。
すごくいいのに乗った!
スギちゃんがビーチから拍手をしながら走って来た。
「いまのティンコすごく気持ちよかったでしょう!」
「見てた!? ありがてぃんこ!」

そんなんで、ティンコネタのおかげで身体がリラックスできて、いつも通りのウエーブができますた~

午後からは西よりになり、波も落ち着き良いフェイスになった。

今日、コミちゃんがニューセイルで出ていた。
よほど調子がいいみたいで、いつものライドと違ってましたな。
バックサイドといい、ボトムターン角度スピードとも切れてました。
ああいうのはいいね!
周りが刺激される! 

さていよいよGWです。
ティンコを磨いて、もとい、フィンを磨いて風を待ちましょう!

おまけ画像
「ガンジー&フラワー」



敵現る

2013-04-18 12:05:13 | windsurfin'
4/17(水)
出張代休を取った。
7の付く日、家の隣のパチンコマルハンは平日と言うのに朝から整理券を配り大行列。
それを横目に海へGO!
またしても強風予報。
風の予報がなければマルハン大爆裂していたか、、、知らん。神のみぞ知る。

@茅ケ崎パーク
午前中はほとんど無風。午後からやっと上がってきた。
4.7㎡と83Lでバッチリ走るぜ!

しばらくすると沖合にペパーミントグリーンのセイルが見えた。
海水浴場方面から物凄い下り角度で、こちらパークに向かっている。
ラチエンあたりの沖でジャイブし、パーク正面にこれまた物凄い下りスピードでやってきた。

その男、OKR。

インサイドで激しくずっこけ、それが無かったかのように、ずっこけてからビーチスタートまでわずか5秒。
速い! 見えない。 ずっこけたことを忘れさせる速さだ。
どちらかというと、Slow&Mellowなオイラとは正反対だ。
なにかをやらかしてくれる感じがメラメラと伝わってくる。

ビーチスタート後、奴はケンシローの正拳づきのように腕を左右交互にエイヤっ!エイヤっ!して加速していく。
これまた凄い下り角度。その後ウソのように上り角度で走っていく。
普通のパンピングとは違い、セイルの経絡秘孔を叩きまくる勢いに、ビーチで見ていたオイラはたじろいだ。
セイルが左右に回転している。まるでプロペラみたいだ。
そこまでして、インサイドでプレーニングしたいのか!?!?!
なぜにそこまで下るのだ???
なんか派手すぎないか???

その男は菊川ウエーブコンテスト以来、オイラに敵意丸出しで容赦なく攻めてくる。

その男はオイラが気が付くと半径10m内にいた。
その範囲の中でタックしてオイラに見せつけやがる。
うぜー奴だぜ。

はっ!いつの間にかタックしている自分がいた。
奴の術中にはまってしまった。
オイラはタックができない。とてもみっともなく、だらしなく、情けなく沈をする。
そのオイラの姿を見て、10m半径内で、ふっ。。と不敵な笑いをする。
キー!!!! 腹立つぜ!!

オイラは奴を視界に入れないようにした。
それでも執拗に追いかけてきて、オレオレビームを照射してきた。

オイラが江の島へ向けて走っていると、後ろからズバババババとプレーニング音が近づいてくる。
昔、本栖湖でスラロームのときに良く聞いた音だ。
ウエーブ海面ではあまり聞かないその音に懐かしさが蘇る。

音はオイラの後方にピタリとついたままだ。恐らく数メーターくらいだろう。
ビーチから見たらテイルトゥーノーズ。
韓国と北朝鮮の危険な距離感だ。

オイラは後ろを振り返り、ウルセー!!!!と叫んだ。
奴はまたまたフッ。。と笑うや否や、一気に下らせてオイラの遥か風下に下った。
そこでプレーニングタックに入った。
ノーズが一瞬沈み、その反動でテイルからの逆ロケット噴射の大爆笑サービス付き。

さすがだ。。。

それからは日が暮れるまで奴の姿は見ていない。
海の藻屑になったのか、そのまままたもや物凄い下り角度で鎌倉まで行ったのか。。。誰も知らない。

OKR、貴様は長く生き過ぎた。。。アッタッ~!!!


なんちて。

撤収後、奴とビール、日本酒で反省会をしました。
なんの反省会だか、、