セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

人権週間・講演と映画の集い

2011-12-09 | セカンドライフ
2011.12.8

当区では、平成5年4月ニ「人権尊重都市宣言」を制定した。
「人間尊重社会の実現」を目指してし、この思想の普及啓発に取り組んでいる。

年に一度の集いに「もう一度、人権について考えてみませんか」とのスローガンの元
既に18年も経過している。

18年も経っても、大きな目標にしていると言う事が、人権問題の難しさを感じさせられる。
差別と言う言葉一つとっても多岐にわたってあるので一言では表せないけれどごく
簡単に記して見ると

◦社会の女性差別、セクシャルハラスメント等
◦子供の人権 いじめ、体罰、虐待、児童買春等
◦高齢者に対する社会的差別
◦障害のある人の平等性
◦差別 歴史的発展の過程で作られた身分差別
◦アイヌ人に対する理解
◦外国人の人権の尊重 言語 宗教 生活習慣 就職 住居問題等
◦HIV感染者やハンセン病患者に対する偏見
◦刑を終えて出所した人や家族に対する偏見
◦ホームレスに対する偏見
◦性的指向を理由とする差別 同性愛者や両性愛者の人々に対する偏見
◦性同一性障害を理由とする差別
◦北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識
◦人身取引をなくそう トラフィッキング(人身取引)は重大な犯罪及び人権の侵害


常に、参加している私でも、振り返れば「私は大丈夫」とは全く言えないのが現実、反省。


          
【講演 紺野美沙子氏(女優・国連開発計画親善大使)】

   15歳位の子供さんがいらっしゃるとは思えぬ楚々とした若々しさ。
   まして50歳超えなんて、信じられない細さと美しさ。思ったより小柄だった。
   
   「朗読の会」を主宰しているだけあって聞き易い声。お一人の講演は初めてと
   仰るが2時間にもわたる講演を、OHP等を使いながらこれまでの活動を話された。
   
   頭の中で、全部整理されて居られて、さすがの頭の良さを感じた。
   しかし、性格が穏やかなのか声にそれが表れて、時間的にも丁度舟を漕いでいる
   方も居た。癒され声って言うのかしら?

【映画 武士の家計簿】 

   出演者 堺雅人 仲間由紀恵 松坂慶子 中村雅俊  草笛 光子 西村雅彦.....   
     

   先月旅行した金沢市、加賀藩が舞台なので最初から親近感を持って見入って
   しまった。
   下級武士の暮らしぶりなのだが、武士と名が付けば庶民と違った上等の生活と
   思っていた。
   生活に不便をしても、家内の有りっ丈の物を換金し、一汁一菜で其れを
   借金をするよりましだと、凛とした武士の生活。
   
   金沢城(前田藩)へ算用者(会計係)として親子代々(中村・堺・子供)で勤め上げる。

   侍としてのプライドを最後まで捨てず家族で寄り添い、生き抜く姿は潔さを感じた。
   時は、前田藩に仕えた猪山家の幕末から明治10年頃迄のストーリー。
   
   ホールは映画館では無いので、音響が十分とは言えなかったが、仲間由紀恵の
   ビブラートの効いた美しい声に魅せられた。