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パリーグ優勝争い、再逆転負けを喫したが、オリが負けてマジック1に、西武ライオンズ

2008-09-23 21:30:27 | プロ野球関連
西武が優勝へのマジックナンバーを「2」として迎えたパリーグ。
今日はデーゲームで西武―楽天、オリックス―ロッテがあり、結果次第では西武の4年ぶりのリーグ優勝が掛かっていた。
大半、西武―楽天戦を見ていたので、試合の感想を。

西武の先発は平野、楽天の先発は朝井。

西武は今日一軍登録されたばかりのルーキー平野が8月21日のソフトバンク戦以来、1ヶ月ぶりのマウンド。
さらに相手ピッチャーの朝井との相性が良い後藤武が、こちらも今日登録されて即4番指名打者でスタメン。

1回表。
ワンアウトから内村が3塁線へセーフティバント。
これをサードの中村とピッチャーの平野がお見合い、1塁へ投げられず。(1塁へ投げていても間に合ってないと思う)
すると続くフェルナンデスが右中間を破るタイムリーツーベースを放ち、楽天が1点を先制。
が、打ったフェルナンデスはセカンドベースを大きく回ってしまい、セカンドでタッチアウト。

2回表。
先頭の山崎武がレフトへツーベースヒットを放つが、鉄平・中島が連続三振。
嶋はフォアボールを選んでツーアウト1・2塁としたが、続く渡辺が空振り三振に倒れて得点ならず。

その裏。
先頭の中村がカーブを捕えてレフトスタンド最前列へソロホームランを放ち、1-1の同点に追い付く。
続くブラゼルは右肘にデットボール。これでブラゼルは石井義と交代。
佐藤友が送ってワンアウト2塁としたが、細川・赤田が倒れて勝ち越しのチャンスを逃す。

3回表。
先頭の中村がセンター前ヒットで出塁。
ワンアウト後、フェルナンデスが平野のフォークを上手く打ってレフトスタンドへツーランホームラン。
楽天が3-1と勝ち越しに成功。
ここで平野は降板。大沼がマウンドへ。
大沼は後続を抑える。

その裏。
ワンアウトから栗山がセンター前ヒット、続く中島がライトフェンス直撃のツーベースヒットを放ち、2・3塁のチャンス。
しかし、4番の後藤は空振り三振に倒れる。
楽天バッテリーは中村との勝負を避け、6番の石井と勝負。
石井は初球を引っ掛けてセカンドゴロに倒れて一打同点のチャンスを逃す。

さらに5回裏。
先頭の栗山が右中間へツーベースヒットを放つ。続く中島がフォアボールでノーアウト1・2塁。
しかし後藤はピッチャーライナーに倒れる。
さらに中村は良い当たりを放ったがセンターへのフライに倒れてツーアウト。
そして石井はフルカウントからの6球目をスイング。キャッチャーの嶋が抑えて空振り三振か、と思われたが、ファールの判定。
西武にとっては命拾いとなったが、続く7球目を引っ掛けてピッチャーゴロ。
得点のチャンスを逃す。

ピッチャーの方は2番手の大沼が、3回ワンアウトから7回までの4回3分の2を被安打1、与四死球2のみの無失点で終盤へ。

そして7回裏。
先頭の片岡が右中間を破る当たり。完全に3塁打コースであったが、セカンドの内村が送球を焦ったのか、センター鉄平からの送球を捕り損ない、その間に打った片岡は一気にホームへ還ってきた。
2-3と1点差に迫る。
ここで朝井は降板。佐竹にスイッチ。
佐竹は栗山を抑えて一人一殺で降板。中島に対して小山を充てる。
小山は中島にフォアボールを与えてしまったが、後藤・中村を抑えて無失点。

8回表。
西武のピッチャーはこの回から3番手の小野寺。
しかし先頭内村への初球、頭へデットボールを投げてしまい、小野寺は退場。
正津が4番手でマウンドへ上がる。内村の代走は塩川。
ワンアウト後、セギノールが左中間スタンドへツーランホームランを放ち、5-2とリードを広げる。

しかしその裏に西武が反撃。
楽天のピッチャーはこの回から4番手のグウィン。
先頭の石井がレフト前ヒットで出塁。これをレフトの中村が弾く間に石井は2塁へ。
続く佐藤はファーストゴロ。これをこの回からファーストに回ったフェルナンデスが、ベースカバーに入ったグウィンへ悪送球。
ノーアウト1・3塁とチャンスが拡大。
続く細川がセンターへ犠牲フライを放ち、西武が1点を返す。
ここで西武ベンチが動く。赤田の打順で代打・江藤。
江藤はフルカウントからフォアボールを選び1・2塁。1塁ランナーの代走は高山。
ここで片岡がセンターへタイムリーを放ち、4-5と1点差に迫る。
なおもワンアウト1・3塁。ここでグウィンは降板。有銘がマウンドへ。
有銘は栗山を空振り三振に仕留める。ツーアウト。
中島のところで楽天ベンチは小刻み継投。有銘に代えて川岸がマウンドへ。
中島を歩かせてツーアウト満塁。
ここで後藤が右中間を深々と破る走者一掃のタイムリーツーベースを放ち、7-5と西武が逆転。

9回表。
西武は当然抑えのグラマンがマウンドへ。
先頭の中島はボテボテのショートゴロ。これを西武のショート中島が目一杯のプレーをしたが、送球が少し逸れ、ファーストの石井がベースを踏めず。
タイミングはアウトだったが、内野安打で出塁。
ここで楽天は嶋に代打・高須を送る。しかし、高須は見逃し三振でワンアウト。
しかし渡辺がライト前ヒットを放ち1・2塁とチャンスを拡大。
そして1番に戻って中村の打順で代打・リック。
リックは高いバウンドのサードゴロ。しかしこれをサードの中村がお手玉。オールセーフとなってワンアウト満塁のチャンス。
楽天ベンチはここで塩川にも代打・藤井を送る。
藤井は粘って、フルカウントから押し出しのフォアボールを選び6-7と1点差に迫る。
続くフェルナンデスはグラマンの初球を弾き返した。打球は弾丸ライナーでバックスクリーンへ一直線。
満塁ホームランとなって、楽天が10-7と再び逆転に成功。

その裏を川岸が3人で締めて楽天が10-7で勝利。
西武は逆転負けを喫し、今日の優勝決定はならなかったが、京セラドームのオリックス―ロッテ戦でオリックスが敗れたため、優勝へのマジックナンバーは「1」となった。

今日は終盤までは楽天が試合を優位に運ぶ展開。
朝井は立ち上がりからピンチの連続であったが、ここ一番で踏ん張っていた。
7回味方の守りのミスで1点を失ってマウンドを降りたが、6回3分の0を2失点で切り抜けた。
何としても目の前での胴上げを阻止したいのと、自身初の2桁勝利がかかっていたためか、気迫が前面に出ていた。

8回表にセギノールの一発が出て5-2となった。
しかし、楽天・グウィンの投球と、京セラドームでの2位・オリックスのランニングスコアが、西武ドームの雰囲気を一変させた。
グウィンは球がシュート回転して全部甘く入る。さらに変化球が決まらず苦しいピッチング。
江藤のフォアボールから片岡がタイムリー。1点差に迫ったところでグウィンが降板。有銘がマウンドへ。
その有銘の投球練習中、京セラドームのオリックス―ロッテ戦の試合が終わり、ロッテ勝利のニュースが入った。
これで明らかに西武ドームの空気「勝てば優勝」という流れになった。
栗山こそ三振に倒れたが、代わった川岸から中島がフォアボールを選んで満塁。
ここで今日登録されたばかりで4番に抜擢された後藤。それまでの4打席は全てチャンスで回ってきて、凡打を繰り返していた。
しかしこの打席は違った。川岸のボールに食らいつく姿勢を見せ、6球目の外の真っ直ぐを右中間へ逆らわずに持って行った。
3点タイムリーで一気に西武が逆転。
9回は当然グラマン。西武が4年ぶりの優勝か?と誰もが思ったはず。

しかし、簡単に終わらないのが野球。
先頭・中島のショートへのボテボテの当たり。
これを西武のショート中島が目一杯のプレーをしたが、少し送球が悪い。
一瞬、ファースト石井の足がベースから離れた間に中島が駆け抜けてセーフ。
さらにワンアウト後、渡辺がライトへ渋い当たりのヒット。これで完全に西武に傾いていた流れが圧し戻され始める。
そこに来た、続くリックのサードへの当たりをお手玉した中村のエラー。これで流れは楽天へ。
押し出しで1点を献上した後、フェルナンデスへの初球、インコースを狙った球が吸い込まれるように真ん中低目へ。
これを今日絶好調のフェルナンデスが見逃さずにバックスクリーンへ。
ものの見事なグランドスラムやった。

フェルナンデスは10得点の内の7打点を叩き出した。
8回、自らの送球エラーをキッカケに逆転を許しただけに、フェルナンデスが全て試合のカギを握っていたようだ。

負けた西武の中で光ったのはやはり、2番手で登板した大沼。
3回ワンアウトから7回までの4回3分の2をほぼ完璧に抑え、相手の流れを断った。
何でも今日大阪で、大沼のお父さんの告別式があったそうだが、お母さんに投げる姿を見せてあげるのが最高の供養だと言われ、投げたそうだ。
今日は1球1球に力が篭っていた。まぁ楽天打線が全く手を出せなかったもんな。

しかしこの試合は、
本当に野球の魅力が十二分に詰まった素晴らしい試合やった。

今日の優勝はならなかったが、オリックスが敗れたため、
明日、西武ドームでのロッテ戦に勝つか引き分け、
またはヤフードームでのソフトバンク戦にオリックスが引き分けるか敗れれば西武の4年ぶりの優勝が決まる。
明日の西武の先発は涌井君。今季はイマイチ乗れないシーズンだが、勝ってもらいたいね。

さて。
そのソフトバンクでは王監督が今季限りで退任することとなった。
2年前のWBCを指揮して優勝したが、そのシーズン中盤に胃がんが見つかり、胃の全摘出手術を行った。
王さんは、
「プロ野球で50年、本当にいい人生を歩ませてもらった。ほっとしている」

チームがクライマックスシリーズ進出が絶望的になってしまいましたが、王さんには今はただゆっくり休んで頂きたい。
一プロ野球ファンとしてそう切に願います。

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