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箱根駅伝復路、8区で逆転した東洋大がそのまま逃げ切り初の総合優勝

2009-01-03 17:43:00 | その他スポーツ
昨日は5区でスーパールーキー柏原の4分58秒差大逆転で東洋大が初の往路優勝を達成した第85回箱根駅伝。
今日は箱根・芦ノ湖から東京・大手町までの5区間、109.9キロで復路が行われた。

6区。
午前8時に往路優勝の東洋大6区・富永がスタート。
22秒差で2位の早稲田大6区・加藤もスタートし、前を追う。
昨年の同じ6区で区間賞を獲っている加藤は順調にスピードを上げると、3キロ過ぎに前を行く富永に並ぶ。
5キロ過ぎの芦之湯チェックポイントでは11秒差まで加藤が広げた。

しかし7キロ過ぎに富永が巻き返すと、8キロ過ぎに再び先頭を奪い返す。
9キロ過ぎに再び早稲田がトップに立ち、11キロ過ぎに東洋が三度トップになるなど、目まぐるしく順位が入れ替わる。
17キロ過ぎの函嶺洞門チェックポイントで、先頭・東洋と2位・早稲田の差は7秒差まで広がった。

しかし、わき腹を抑えて苦しい表情を見せていた加藤が何と再び先頭に並ぶ。
18キロ過ぎに5度目の首位交代。
2位東洋に18秒の差をつけて小田原中継所へ。

6区の区間賞は、往路9位から3つ順位を上げた、大東大の佐藤匠が獲った。


7区。
早稲田は予想通り、エントリー変更で1年生の八木が走る。
序盤は軽快に飛ばして、2位・東洋の7区を走る飛坂との差を一時は1分近くまで広げた。
しかし、序盤突っ込んだ影響か、八木のペースが落ち始める。
この区間で区間賞を獲った飛坂の快走も重なって、1分近くあった東洋との差が徐々に詰まり、8区の平塚中継所では12秒差まで詰まった。
一方、熾烈なシード権争いは、明治大が安田の好走で6位に浮上。さらに関東学連選抜・松陰大の梶原が2人抜いて9位に浮上した。


8区。
12秒あった早稲田と東洋の差は6キロ過ぎで5秒差に。
そして8キロ過ぎ、東洋の千葉が早稲田の中島を捕らえて先頭に立つ。
そこから約8キロ2校の並走が続いたが、遊行寺の坂を越えた辺りから差が広がり始める。
逆に東洋が45秒の差をつけて9区へタスキリレー。
一方のシード権争いは大東大・東農大・中央大が順位を上げ、6位大東大から13位の関東がくれん選抜まで2分以内とさらに熾烈に。
復路繰上げスタートながら、7区まで快調なペースで飛ばしていた城西大は8区の石田が低血糖状態に陥り、無念の途中棄権となった。


9区。
追い掛ける早稲田の9区・朝日がかなり突っ込んだペースで飛ばす。
一方、東洋の9区・大津は抑えたペースで行ったため、権太坂のポイントでは9秒までその差を詰めた。
しかし、権太坂の下りから大津がペースを上げると、また差が広がり始める。
横浜駅前で30秒、生麦のポイントで1分8秒差まで広がり、最後、鶴見中継所では1分25秒まで広がった。
一方のシード権争いは、8区で12位まで順位を下げた、山梨学院の中川が区間賞の快走で圏内の9位まで浮上。
10位の日大と11位国士舘大との差は1分17秒。


そしてアンカー10区。
先頭を走る東洋・高見は抑えたペースで入る。
早稲田の三戸が徐々に追い掛け、蒲田の踏切ポイントでは1分7秒まで詰まった。
そして20キロ過ぎでその差は1分を切ったが、反撃はここまで。
東洋大がそのまま逃げ切って、67回目の出場にして初の総合優勝を達成した。
2位は早稲田大、3位は7区で逆転した日体大が入った。
10位中央大までの9校(関東学連選抜は除く)が、来年のシード権を獲得した。
4位に浮上した大東大は6年ぶり、8位で終えた明治大は実に43年ぶりのシード権となった。
一方、昨年の覇者駒澤大は一度も首位争いに絡むことなく、13位に終わり、13年ぶりのシード落ちとなった。


前日の往路同様、目まぐるしく首位が入れ替わる展開となったが、最後は東洋大が引き離しての初優勝となった。
平均的に実力を持つ選手が並び、その選手がそれぞれ実力を発揮したのが、勝った一番の要因だろう。
昨年秋、部員の不祥事で出場すら危ぶまれたが、出場が認められたことも選手にとっては良い発奮材料になったのかも知れない。
まぁ復路も制して完全優勝。強さが目立った。
往路には4・5区に1年生、復路には4人の2年生。来年もこの強さは維持出来そうだ。

2位に終わった早稲田大。
渡辺駅伝監督の計算では、6区の加藤で逆転して引き離し、7区の八木でリードを広げるという考えだったのだろう。
という意味で前半勝負という意図は感じたが、如何せんその2人が思ったより調子が良くなかったのが痛かった。
加藤はよく粘って逆転したが、八木は計算外だったかも知れない。
しかしよく最後まで諦めずに追い掛けた。その姿勢は見ている視聴者に感動を与えたのは間違いない。
スーパーエースの竹澤は引退するが、1・4区で区間賞を獲った矢澤・三田は1年生、今回は力を発揮出来なかったが、山下りのスペシャリストとして加藤も来年は残る。
来年はまた強い早稲田が見られそうだ。

伝統校の大東大は得意の山で実力を発揮。
山下りの6区で佐藤が区間賞。チームを押し上げると、アンカー木村の走りで4位まで上がった。

逆に不本意だったのは13位に終わった駒澤大。
2区の宇賀地は意地の快走で8位まで上げたが、1桁でいたのは2区だけ。
3区の渡邊がブレーキで17位まで順位を下げると、往路は15位。
エントリー変更で温存していたエースクラスの池田、8区で区間賞を獲った高林は実力を発揮したが、シード争いにも絡めなかった。
来年は予選会からやり直しになるが、伊勢路を制した実力校。復権を期待したい。

史上最多23校が参加した今年は、昨年以上に盛り上がったのではないだろうか。
殆ど繰り上げスタートが無かったことを考えれば、各校の実力が接近しているのだろう。
来年は20校に戻るが、盛り上がるレース展開を期待したい。

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