監督・脚本: アラン・マック
監督・撮影: アンドリュー・ラウ
脚本: フェリックス・チョン
出演 アンディ・ラウ(ラウ)トニー・レオン(ヤン)
アンソニー・ウォン(ウォン警部)エリック・ツァン(サム)
ケリー・チャン/サミー・チェン/
エディソン・チャン(若き日のラウ)
ショーン・ユー(若き日のヤン)
エルヴァ・シャオ/チャップマン・トウ
無間道とは仏教の言葉で無限に続く苦しみを意味するという。
若いラウとヤンは共に警察学校で学ぶが、二人の運命はここから大きく分かれていく。
ラウは実は育ての親でもあるサムの命令で、密輸組織から警察学校に送り込まれた。
ヤンはその利発さを見込まれ、ある目的のため警察学校を出て行く。
若きラウの「ヤツが羨ましい」の心中を察するに、
自分の意思とは無関係に定められた運命から逃げ出したかったのか。
哀れでもあります。
10年後、ヤンは”潜入捜査官”として身分を隠し、黒社会のボス、サムの元で働く。
ラウは辣腕の刑事として将来も約束されて見えるが、サムに警察側の情報を流している。
香港映画ファンとしてはアンディ・ラウとトニー・レオン二人の共演をスクリーン上で見られるというだけで心躍るものがありました。
嬉しい~~~~~~♪
映画はこれまでの香港マフィア物の浪花節(笑)的な泥臭さは薄れて、洗練されていました。
ファンには泥臭さも恋しかったりするんですけどね。
トニーは過去、『ハードボイルド』で、チョウ・ユンファを相手に若くニヒルな潜入を演じている。
が、今回は10年間の潜入生活の疲れを、そのくたびれた風情に漂わせていて流石です。
アンディは痩身で神経質そうな”逆潜入”を演じていて、この人の冷徹な悪役は初めて見たような。
互いに身分がバレると身の破滅であり、その情報流し合戦には息詰まるものがある。
食うか食われるか、命をすり減らすような駆け引き。
こちらの神経までピリピリする緊迫感があります。
それから、ラウが取った行動は保身のため?それとも正義のため?否
「殺さなくても良かったのに」 この台詞がラウの心中を表していているが、やはり不可解。
エレベーターの扉が開くまで、私は全く先が読めなくてヤラれたと思った。
何発かの銃声は何だったのか?
ここから結末に触れています。
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「これが俺の生き方だ」
突然、自分の身に起こったことが理解できないエリック・ツァンの無邪気にも見える表情が胸に痛い。
ラウ、いったいお前は何想う。
その変わらぬ硬い表情からは心の底は伺い知れない。。
無間道に落ちるのは果たして。。
5名様にサイン入りプレスをプレゼントって、応募なさいますか?
あっはっは、一瞬、応募しようかと思いましたけど。
もし、当たったりしたら一生の運を使い果たしそうなのでやめにします。ププッ
ビデオは用意していて録画しようとしたら、アンディが何か日本語話してましたね。
日本の皆さん、今晩は、だったかな。笑
しかし、アンディとトニーの映画をテレビで見るなんて、めったにできる経験ではありません。
吹き替えで見たので、お話の細部までよく理解できました。
怪我の功名ですね。お知らせありがとうございました♪