監督・脚本 ホ・インム
出演 クォン・サンウ(ギュシク) ハ・ジウォン(ボンヒ)
キム・イングォン(ソンダル) キム・インムン
キム・ソンファ
2005年、韓国
デオ・グラシアス
生真面目なカトリックの神学生のギュシクは、ミサの最中に学友ソンダルのせいで大失敗を起す。
2人は罰として田舎の教会で精神修行をすることになり、恋人のジソと結婚するためにアメリカから韓国へ戻ってきた天真爛漫なボンヒに出会う。その日からギュシクの煩悩の日々が始まる。
少女漫画を思わせるコメディですね。
少しパンチ不足なのは教会のある自然と、映像の光の切り取りの美しさで我慢するとしますか。
それと、俗物ソンダルの貴重な存在で。笑
クォン・サンウはエレガントな僧服がお似合い。
今まで見たカッコいい役じゃなくて、純粋で朴訥、ドジなくらいな神学生の役柄に、却って好感が持てました。
韓国ではキリスト教を信仰する人が多いんですね。
キリスト教でもカソリックの神父は生涯を独身で過ごす。
プロテスタント派では神父さんは結婚して家庭を持ってますけど。
真面目なギュシクに対していわゆる悪さばかりしている俗物ソンダルの対比が愉快です。
ソンダルが真っ直ぐに信仰に目覚めていくところが意外で面白い。
世の中ってそういうものかもしれません。笑
ギュシクは信仰と女性への愛に苦悩します。^^
僕の心に入らないでください。
僕たちは一人を愛してはだめですね。
見えないものが信じられないから、先輩(神父から還俗?した)の心の中が分からないのよ。
先輩は人を好きになったのよ。
僕たちには許されない。
僕たち?何が違うのよ?神様でもないのに。
お互いの気持ちは分かっていて、大人なボンヒは涙を飲んで嘘をつき彼の迷いを断ちます。
彼が信じる神のしもべ、神父になるよう。
僕は罪を犯した。
それは罪じゃなくて愛だ!(このソンダルの台詞がなかなかです)
神父になるべく学校へ帰るギュシクが流す涙の意味にほろりとします。
あのじゃじゃ馬のボンヒがなんとしおらしい・・・デオ・グラシアス
ここから結末に触れています。
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コメディだけにラストは爽やかなハッピーエンドでした。
二人は天に向かって話しかけます。
どこで、どんな姿でいようとも、”あなた”を愛します。
デオ・グラシアス:感謝します。愛しています。
おまけ①クォン・サンウは撮影後、正式に洗礼を受けたそうです。
②ソンダルのその後が知りたいような。笑
果たして、彼は神父の道を真っ当するのでしょうか??
テヒョンくんを見ないといけない(笑)ので、ただ今、スケジュール調整中です。笑
「青春漫画」楽しそうですよね。
にこさんはキム・ハヌルのファンなのかしら?笑