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風の輝く朝に(等侍黎明) ビデオ

2003-12-03 17:09:00 | 香港映画 (57)
監督 レオン・ポーチー
出演 フェイ=チョウ・ユンファ ナン=イップ・トン カン=アレックス・マン

香港映画の名作の一本だと思う。

1941年、日本軍の迫る香港が舞台。
映画中で日本軍は、見ているこちらの身が縮むほど、徹底的に悪として描かれている。
こういう歴史が、あったという事実を思い知らされ。
チョウ・ユンファという俳優の凄さを、知ることができた。
ユンファが、輝いている。
イップ・トンは、繊細な女を演じ、アレックス・マンは、血の気の多い単純で良いヤツを、力演して愛嬌がある。

フェイは、米倉で仕事を見つけ、そこで血気盛んなカンと知り合う。
世話の焼けるカンと無口なフェイに不思議な友情が生まれ、カンには恋人のナンがいた。
日本軍の悪行ぶりは、すさまじくカンは、方耳を失い、
ナンは、暴徒に強姦されてしまう。  
フェイは、心身ともに傷ついた二人を助け、世話をするが。

ナンへの愛を、決して面に出すことはない。
ナンが自分を、愛し始めている事を知っても・・・
フェイの男気と優しさ。
3人は、船で、阿鼻叫喚の巷と化した香港を脱出するが、行く手に,日本軍の船が、迫って来る。
フェイは、敵船に乗り移り、人質を取り、カンたちに逃げろと告げる。
その足元には、爆薬があった。
遠ざかるカンとナンの船をじっと見送りながら
フェイは、端然と船べりに座り、最後に、にっこりと微笑む・・・・・
友のために・・・

この場面をもって、チョウ・ユンファは、亜州帝王となった。

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