監督・脚本 イ・ハン
出演 チャ・テヒョン(ジファン)
ソン・イエジン(スイン)『ラブストーリー』
イ・ウンジュ(ギョンヒ) 2003年韓国
★★★★☆85点
『猟奇的な彼女』のチャ・テヒョンが出演していると喜び勇んで見に行きました。
これが一作目と違って、悲しい映画だったんですね。
映画が終わった後、私は堪えていた涙が溢れたのですが、お隣の席のお嬢さんが急に泣き始めちゃって。
私も、そのお嬢さんの気持ちが分かりました。
なぜ『永遠の片思い』なのかがよっく分かりました。
大学を休学して学費を稼ぐジファンは或る日、アルバイト先の喫茶店に来た二人連れの女の子のスインに一目惚れしてしまう。
ジファンが速攻で行動に移すところに、ジファンの素直で愛すべき性格が現れていて胸にグッときました。
チャ・テヒョンは前作と同じような素に近い明るい役柄で、やっぱり現代の男の子という感じです。
切ない物語なんだけど、笑える場面も多かったです。
唐突な告白に困るスインに大きな掛け時計を見せ、時間を戻したからこの次は友達として会ってと頼みます。
この演出は新鮮でした。
それから、三人の楽しい交際が始まる。
スインは病弱な美少女(お似合いです)、ギョンヒは元気でボーイッシュ。
落ち込んだ時の慰めにギュと丸めてポケットに突っ込んで持って帰りたい!ようなギョンヒ
この台詞が言い得て妙です。
二人の女の子は親友。
次第に三人の関係は変わり始めるが、スインとギョンヒは互いに譲り合ってジファンへの本当の想いを伝えられない。切ないです。
三人で旅に出てジファンは運転しながら片方の手のひらを外に出します。
風を感じて彼がどんなに幸せか。いいシーンです。
ラストの意外なドンデン返しには驚きました。
二人にはこんな秘密があったのか。やられたって感じ。
それからジファンの妹、この少女、感情表現が豊かでとても初々しい、注目です。
以下は結末に触れていますのでご用心。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ジファンはギョンヒの最後の手紙を読みます。
三人の輝くような楽しい思い出を胸に・・・
ジファンの悲しみがこちらに伝わって胸が痛む。
前半が明るい雰囲気だっただけに、この二重の悲劇はどうなのかなあ。
個人的にはせめてギョンヒは幸せになって欲しいと思いました。
三人は映画『イルポスティーノ』を見てそれぞれが同じ台詞をつぶやく。
「人を愛しているんだ。胸が痛い。でもこの痛さを持ち続けたいんだ。」
明けましておめでとうございます。
上京されてたんですね。
楽しかったでしょう♪
『永遠の~』は意外や意外の結末でした。
テヒョンっちは『八月のクリスマス』をビデオで見て、『シュリ』『JSA』を劇場で見て。
いくつ目かな、『猟奇的』でいいなあと思いました。
美男もいいけど、愛嬌のある男性が好きです。笑
誰かがブログで不細工って書いてましたが、全然腹が立たない。
男は愛嬌です!笑
あいりさんはテヒョンくん好きだったのですね。
私のブログでは失礼しました(笑)
でも正統派なカッコイイ顔ではなくて振る舞いがいい感じの役者さん
だと思うんですよ。だからこの映画も成立できた感じがするんです。
韓国映画特有!?のどんでん返しがすごかったですね。
あれはかなり驚きましたよ。でも泣かない私です。
女性のふたりがまた魅力的で・・・。
私はこのふたりばかり見てました。(笑)
チャ・テヒョン、キュートですよね。
この俳優さんはコメディーがお似合いだと思いますが、『永遠の片思い』は悲しいお話です。
最後の秘密が思いがけなくて、良い演出だと思いました。
時間があれば、是非見てくださいね。
・・・が、残念ながら、まだこの作品は観てません。
読ませて頂いて、観たくなりました。