愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

多国籍企業の利権のためだけのTPPとハッキリわかっているのに批判できない!グローバル=新自由主義で自由と人権を否定された庶民が立ち上がり政権を変え、利益を公平に分配する仕組みを作る時代が来た!

2016-12-11 | TPP

TPP承認を既成事実化する日本の情報伝達手段の新聞・テレビで混迷するのは国民だ!

時代に逆行しているとされているグローバル化で取り残された大勢の人が立ち上がる時だ!

だが、新聞は、そこまでは書かない!書けない!

グローバル化で富を得てきたはずの米英両国の誰か!ハッキリさせるべきだな!

岩手日報 TPP承認/誰のための批准なのか 2016/12/11

http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2016/m12/r1211.htm

もはや協定は漂流、沈没しようとしている。ならば、日本の国会が批准するのは誰のためなのか。環太平洋連携協定(TPP)が国会で承認され、関連法案が成立した。参加12カ国の中で、議会承認の手続きを終えるのはニュージーランドに続き2国目となる。

しかしトランプ次期米大統領は、来年1月の就任初日に「TPPを脱退する」と表明している。経済規模の大きい米国が抜けると、協定の発効は極めて厳しい。その中で日本が承認を急ぐ理由を、安倍晋三首相は国会で「日本がリードして米国を促す」と説明してきた。トランプ氏の脱退表明後は「議論を閉じればTPPは死んでしまう」と答弁を変えた。

だが世論調査では8割が慎重審議を望み、今国会での承認を求めていない。すると日本の批准は国民のためではなく米国、そして協定の枠組みのためなのではないか。

アジア・太平洋の人、物、金の移動を活発化し、世界で最も豊かな地域にする。壮大な理想を掲げたTPP交渉が始まって6年、日本が参加して3年が過ぎた。小さな4カ国で始まったTPPは、超大国米国の参加で米主導に変わった。「ルールはわれわれが作る」とオバマ大統領は繰り返し、中国を強く意識するものになる国益を巡る激しい対立で交渉は何度も危機に陥ったが、昨年10月に大筋合意にこぎ着けた。1国のトップが代わるだけで、その労力は無になろうとしている。高度な自由化を呼び掛け、旗を振ってきた米国自ら脱退する。政権交代によるとはいえ、他の参加国は、はしごを外された思いだろう。

この6年間、国内でもTPPの騒動を見せつけられた。最初に参加を検討した旧民主党政権は、その是非を巡る対立を一因に分裂し、総選挙で「参加反対」を唱えた自民党政権が参加に転じた。激しい反対運動を行った農協組織に対し、政権は上から手を突っ込む形で「改革」を進め、ものを言えないようにした。TPP実現に突っ走った傷痕は深い。

だが、この6年で環境が大きく変わったのも事実だ。英国の国民投票による欧州連合(EU)離脱、トランプ氏当選が象徴している。グローバル化で富を得てきたはずの米英両国で、そこから取り残された大勢の人が「ノー」を発した。今後、世界はグローバル化の流れを修正せざるを得なくなろう。

原則として関税をなくすTPPでは、日本も間違いなく取り残される人、地域が現れる。その対策が十分でないままの批准は、時代に逆行していると言わざるを得ない。(引用ここまで)

     



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