愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

日本の高校の歴史の教科書には社会主義・共産主義とは国体を変革する者・私有財産制度を否認する思想と書かれている治安維持法が資料として掲載されている!問題アリ!

2018-05-13 | 高校生でも判る日本型共産主義

「治安維持法」は、日本の教科書には、必ず掲載されている!

だが、しかし、何を狙っているか!?

よくよく考えてみるべし!

治安維持法」とは

①「国体」―「天皇制」を「変革」―否定する者

②私有財産制度―資本主義を否認する者

③①と②を目的として結社を組織する者

④①と②を目的として情を知って加入する者

⑤10年以下の懲役又は禁固とする。

⑥1928年には勅令=天皇(昭和天皇=裕仁)の命令で死刑となった!

この資料が、日本の高校生の前に提示され、

社会主義・共産主義は天皇をを否定し私有財産を否定する思想である!

と、思考回路に中に徹底的叩き込まれています。

しかも、今日、旧ソ連の自由・人権・民主主義否定の政治=独裁政治が宣伝され、

現在においては、中国・北朝鮮の独裁国家が旧ソ連と同じような政治を行っている!

と日々テレビを通して国民の思考回路の線に浸透して、社会主義・共産主義は

自由も人権も民主主義もない!独裁国家であり、トンデモナイ国家であると、日々国民の思考回路に注入されているのです。

しかし、それはホントか!?

1922年「綱領草案」では以下のようになっています!

日本共産党中央委員会出版局『日本共産党綱領問題文献集』(1970年刊)

 

高校の授業で以下の「大日本帝国憲法」「ポツダム宣言」「日本国憲法」は「治安維持法」と、どこで、どのように関連しているか!教えているでしょうか?

また「共産党の綱領草案の要求」は教科書には掲載されていませんが、どのように教えているでしょうか?

ここにヒントがあるように思います!

以下をご覧ください!

国体護持のためには男も女もなかった!弾圧のキーワードは「公益のため」!これは戦前前後一貫している!  2013-10-28 | 天皇制


律令政治の初期段階で公地公民制は社会主義だった!?という珍論=誤解?を文部省検定済の教科書で検証する!

2018-05-13 | 高校生でも判る日本型共産主義

社会主義・共産主義=ソ連という思考回路をどのように払拭するか!

日本人は、1,000年以上前に社会主義が駄目で、資本主義に移行して生産性が上がった経験しているから

マルクスとか、エンゲルスとか、レーニンとか、興味を持っている人はとっくにいなかったなあ

まだ、ソ連があった頃の話だ!

以下の記事にコメントが寄せられました。感謝申し上げます。

共産党に「憲法を活かす」新しい政権の構築に向けた議論と運動が弱いのは何故か!マルクスの科学の目は日本に使われているか!  2018-04-26 | 共産党

そこで確認してみました。勉強になりました。

この記事は、コメント欄に掲載しました。記事の素原稿部分も一諸に掲載していましたの、その部分は削除しました。

そして、このコメントについて、記事にすることで、広く討論を呼びかける意味もあり、記事の中に再録することにしました。ご覧ください。

Unknown (Unknown)2018-04-26 17:52:48大学1年の英語の授業で、教科書がマルクスの「資本論」だった。 どうやら、経済学部をクビになったマルクス経済学の教授が、教養学部で細々と英語教師として生き延びつつ、それでもマルクス経済学を学生に広めたかったのだろう。 まだ、ソ連があった頃だが、マルクスとか、エンゲルスとか、レーニンとか、興味を持っている人はとっくにいなかったなあ。 日本人は、1,000年以上前に社会主義が駄目で、資本主義に移行して生産性が上がった経験しているから、そりゃあ無理だわ。 

日本は千年前は資本主義だった!?マジか? (愛国者の邪論)2018-05-01 19:32:16Unknownさん
コメントありがとうございます。

>日本人は、1,000年以上前に社会主義が駄目で、資本主義に移行して生産性が上がった経験しているから、そりゃあ無理だわ。

日本の中学の教科書に、このようなことが書かれていました?
ご確認ください!

こんなことを言っていると、マジでバカにされますよ!

愛国者の邪論(引用ここまで)

Unknown (Unknown)2018-05-11 16:50:52愛国者の邪論さん、 
中学校の歴史でも、高校の日本史でも、 
律令政治の初期段階で公地公民制があって、それではやっぱり駄目で、墾田永年私財の法が制定されて、生産性が上がったと書かれているでしょう。 それが、社会主義破綻による資本主義回帰による生産性向上なのです。社会主義では、能力有るものもサボりますから、、。
そのように、認識していないのは、あなたの読解力が無いからですよ。  

社会主義の公地公民から資本主義の班田収授法へ、という珍論を日本の教科書で復習します! (愛国者の邪論) 2018-05-12 07:34:56

Unknownさん
コメントありがとうございます。
勉強になります。

では、以下ご覧ください。

>それ=律令政治の初期段階で公地公民制が、社会主義破綻による資本主義回帰による生産性向上なのです
「律令政治の初期段階で公地公民制」が社会主義だった!?

驚きの視点です!!

中学での「歴史」・高校の日本史の教科書を再度勉強されていただくとありがたい!

しかし、そうはいってもなかなか難しいでしょうから、調べてみました。ご覧ください。

ではまず、「公地公民」とは何か!について、です。

以下復習してみます。ご覧ください。

中学の『新しい歴史教科書』(自由社)には、以下のように書かれています!

律令国家のもとでは、公平な統治をめざして、すべての土地と人民を国家が調節おさめる公地公民の原則が打ち立てられた。この原則に基づき、人々に平等に土地を分ける、班田収授法というしくみが整えられた。(略)
聖武天皇の治世になると、疫病や天災がたびたびおこった。税をのがれるため、口分田を捨てて逃亡する農民もあらわれた。朝廷は開墾を奨励し、743年には墾田永年私財法を出して、新しく開墾した土地を私有地にすることを認めた。この法律は、開墾者の権利を保護する規定を律令制度に付け加えるもので、人々の開墾への意欲をかきたて、耕地の拡大につながった。また、有力な貴族や寺院、地方豪族などは、この法律を生かして私有地を広げた。(引用ここまで

どうでしょうか?

これが「社会主義」と、その「破たんの始まり」というのでしょうか?

因みに、この教科書では「律令政治のしくみ」「律令制における中央行政組織」の頂点に「天皇」が君臨していますよ!

天皇=国家だった!

「公地公民」の「公」とは「天皇」を意味していたのではないでしょうか?

「日本における社会主義」は「天皇制社会主義国家」だった!?

では次に高校の『詳説日本史B』(山川出版)には、どのように書かれているでしょうか。

関係する部分を掲載してみます。以下のように書かれています。

701(大宝元)年に刑部親王や藤原不比等らによって大宝律令が完成し、律令制度による政治の仕組みもほぼ整った。律は今日の刑法にあたり、令は行政組織・官吏の勤務規定や人民の租税・労役などの規定である

欄外に、以下のような説明があります。ご覧ください。

律と令がともに日本で編纂されたのは大宝律令がはじめてで、「日本」が国号として正式に用いられるようになったのもこの頃のことである。
日本の律令は、唐の律令にならいながら、独自の実情にあわせて改めたところもある。
718(養老2)年に藤原不比等らによりまとめられた養老律令は、大宝律令を大きくかえたものではなく、757(天平宝字元)年に施行された。
班田収授法は、豪族による土地・人民の支配を排除して国家が直接民衆を掌握しようとしたものであるが、その実施には、郡司など地方豪族の協力が必要であった。(引用ここまで

因みに山川出版の本では、「律令管制表」の頂点に「天皇」は書かれていません!

因みに「律令国家への道」という別の項目のところには以下のように書かれています。

大宝律令の前段の歴史です!

乱(壬申の乱672年)の結果、近江朝廷側についた有力中央豪族が没落し、強大な権力を手にした天武天皇を中心に中央集権的国家体制の形成が進んだ。天武天皇は、675年に豪族領有民をやめ、官人の位階や昇進の制度を定めて官僚制の形成を進めた。684年には八色の姓を定めて豪族たちを天皇を中心とした新しい身分秩序に編成した。引用ここまで

672年壬申の乱から701年大宝律令、そして743年墾田永年私財法、757年養老律令施行までの85年の歴史は「社会主義づくり」の歴史であり、「社会主義破たんの始まり」の歴史でもあった!ということですね!

「社会主義」とは、「能力有るものもサボります」というUnknownさんの「社会主義」観が、こうした視点と論理をひねり出し、愛国者の邪論に紹介することになったのですね。

でも文科省の「検定」では、さすがに、Unknownさんの視点はありません!

残念でした!

愛国者の邪論(引用ここまで

誤字は訂正しました。ご容赦ください。

以下の記事もご覧ください。

日本の2千年の歴史の中に、日本国憲法の源流が脈々と地下水脈のように流れている!この自由・人権・民主主義実現の戦いを発展させることが日本型社会主義・共産主義社会を実現させることだな!2017-05-17 | 高校生でも判る日本型共産主義

日本型社会主義・共産主義は日本国憲法を活かした政治の進展の中で形成されていくものだということ、しかも、日本の歴史のなかで脈脈と地下水脈のように流れてきて発展深化してきた自由・人権・民主主義を、更に発展させていくという視点が、今日特に必要でしょう。

社会主義=共産主義=ソ連・中国・北朝鮮という構図の入る余地のない体系をつくる必要があるでしょう。そのためには日本の歴史を検証する必要があると思います。


「激動の時代に歴史をつくる生き方を――あなたの入党を心からよびかけます」と呼びかけた日本共産党の綱領と政策と運営を検証する!

2018-05-13 | 共産党

国民の声に耳を傾ける政党が、今必要だな!

世論調査に見る無党派国民の気分感情要求を検証すべし!

共同=コミュこそ、日本共産党の真骨頂なはずだ!

日本の歴史によって生成・発展してきた全てを「総和」として生かすことができるか!

「日本」「共産党」の深化と真価が問われている!

赤旗  激動の時代に歴史をつくる生き方を――あなたの入党を心からよびかけます/日本共産党中央委員会 2018年5月12日(土)

日本共産党を応援していただいているあなたの思いに誠実に向きあおうとするなら、私たちからも率直に気持ちを伝えることが大事だと考えたからです。

「アメリカ・財界中心」の政治の異常なゆがみを大本からただす党

日本の政治には、世界では他に見られない異常なゆがみがあります

一つは、全国各地に米軍基地がおかれ、アメリカの言うことには何でも従う異常な「アメリカいいなり」の政治です

もう一つは、たった1%の大企業と富裕層がたくさんの富を手にしながら、99%の人々の暮らしを犠牲にする異常な「財界中心」の政治です。

日本の政治は、アメリカのものでも、財界のものでもありません。主権者・国民のものです。“「アメリカいいなり」「財界中心」という二つのゆがみをただす民主主義革命によって、「国民が主人公」の国をつくろう”――これが綱領で掲げている私たちの目標です。

日本社会のどこがおかしいのか、その原因は何か、どうしたら変えられるのかを見定めているからこそ、私たちはブレることなく、国民のために頑張ることができます。

日米安保条約を廃棄し、アメリカとは対等・平等の平和友好条約を結んで、ほんとうの独立国といえる日本をつくります。大企業の横暴をおさえる民主的規制によって、国民の暮らしと権利を守る「ルールある経済社会」をきずきます。日本国憲法のすべての条項を守り、とくに憲法9条をはじめとする平和的・民主的条項を全面的に実施し、憲法のすばらしさが生きる日本をつくります。

愛国者の邪論 上記の「異常なゆがみ」は「日本社会のどこがおかしいのか、その原因は何か、どうしたら変えられるのかを見定めている」でしょうか!?愛国者の邪論は、日本国家の最高法規で、大日本帝国憲法推進の結果起こされた侵略戦争の反省の上に、更に世界の平和と民主主義を求める世論の上に、そして何より日本の2千年の歴史の再考到達点として制定された日本国憲法を形骸化してきた歴史があることに、最大の問題があると思っています。

ところが、日本共産党には、この視点が極めて弱いと言わざるを得ません。

確かに、言葉の上では、「日本国憲法のすべての条項を守り、とくに憲法9条をはじめとする平和的・民主的条項を全面的に実施し、憲法のすばらしさが生きる日本をつくります」と述べられています。しかし、個々の政策などに、「憲法を活かす」という言葉は一貫して使われているでしょうか?

そもそも自民党などが憲法の改悪の口実に使っているデタラメは、憲法を活かす政治の徹底化を求める運動が組織されていれば、あり得ないことです。改憲派の狙いは、日本共産党を含めた、いわゆる「護憲」派の弱点を突いた運動と言えます。

それは、以下を見れば一目瞭然です。

力あわせ、未来ひらく――統一戦線の力で変革をすすめる党

それでは社会の変革をどうやって進めるのか。

思想・信条の違いをこえて、当面する改革に賛同するすべての人々が力をあわせ、統一戦線の力で国民多数の支持と共感を獲得し、社会を変えようというのが、日本共産党の一貫した立場です。

民主主義革命をすすめる政府も、日本共産党だけでつくろうとは思っていません。労働者、勤労市民、農漁民、中小企業家、知識人、女性、青年、学生など、民主的改革を求めるすべての人々、政党・団体・個人を結集した統一戦線をつくり、その勢力が国会の議席の多数を獲得し、統一戦線の政府・「民主連合政府」をつくることによって、改革を実行しよう――これが、私たちが綱領で掲げている方針です。

さらに、私たちの綱領では、「アメリカいいなり」「財界中心」のゆがみをただす改革のすべてに一致しなくても、国民の利益になるなら、さしあたって一致できる目標の範囲で統一戦線をつくり、そのうえに政府を実現するために力をつくすことも明記しています。

安保法制(戦争法)が強行された2015年9月19日、私たちは、「戦争法廃止の国民連合政府」(野党連合政権)を提案し、野党の選挙協力の追求という道に踏み出しました。「さしあたって一致できる目標」で統一戦線をつくる方針の具体化です。それ以来、さまざまな困難を乗り越えて、自民党・公明党とその補完勢力に、市民と野党の共闘が対決する新しい時代を切り開いてきました。

国民と力をあわせ、未来をひらく党が日本共産党です。この党が強く大きくなってこそ日本の政治は変わります。市民と野党の共闘を発展させ、野党連合政権に挑戦する歴史的時代に、日本共産党に入って一緒に力をあわせようではありませんか。

愛国者の邪論 「憲法を活かす」ことこそが「民主主義革命」であるという視点は出ているでしょうか!「日本における民主主義革命」とは、どんな「革命」か?あまりに一般的・抽象的です。

「“『アメリカいいなり』『財界中心』という二つのゆがみをただす民主主義革命によって、『国民が主人公』の国をつくろう”――これが綱領で掲げている私たちの目標」と言っていますが、「二つのゆがみをただす民主主義革命」とは「憲法を活かす」「革命」はなずです。「国民が主人公」とは、要求実現のための法律・条例の制定から検証まで、更に言えば、職場・学園・地域において、それぞれの構成員が、自治を発揮できる状況というものであると、理解していますが、これこそ、全てにおいて「憲法を活かす」「国民・住民」を形成してはじめて「主人公」となると理解していますが、この綱領では、全く判りません!

「日本国憲法」が「錦の御旗」に、「印籠」になっていないのです。これで、日本国民は理解できるでしょうか?

「さしあたって一致できる目標」という点についても、「国家の最高法規である憲法を活かす」という大同で一致しながらも、不一致点特別して、「さしあたって一致できる目標」を確認しながら「憲法を活かす」政治の実現に向けて「二つの異常なゆがみ」、そこまで行かずとも「違憲満載のアベ政治」を正していくという方向が見えていないのです。

このことは、相変わらず、「共闘」「政権構想」づくりの「ハードル」として安保自衛隊問題・天皇問題・大企業問題などを口実にしている「野党」を見れば明らかです。こうした主張がなされるのは、「野党」を支持している国民の存在があることを指摘ないわけにはいきません!

それは「共産党」という「日本語」「言葉」に対する共感が広がっていないことを反映しています!

しかし、現在の綱領・そして、この文書を見れば、これでは10%を超える支持を獲得することは、中々難しいと言わざるを得ません。

世界の本流にたった外交をすすめる党――21世紀の新しい世界の姿をとらえて

日本共産党は、野党であっても自主自立の平和外交にとりくんでいる政党です。

日本共産党は、21世紀の世界の本流を前にすすめる野党外交にとりくんでいます。

世界の動きから教訓を引き出し、抜本的な外交政策の提案もしています。紛争の火種が残る北東アジアで、どう平和と安定をきずくのか。私たちは、東南アジアのASEANの経験に学び、「北東アジア平和協力構想」を提唱しています。ASEANでは、「東南アジア友好協力条約」を結び、あらゆる紛争問題を話し合いで解決することに徹してきました。かつて戦争と敵対の地域だった東南アジアが、いまでは平和と協力の地域へと大きく変わりました。北東アジアでも、関係各国が「友好協力条約」を結び、ASEANのような平和の地域共同体をつくろう――これが日本共産党の提案です。

この間、朝鮮半島で平和の激動が起こっています。日本共産党は、北朝鮮の核・ミサイル開発に断固反対するとともに、「戦争だけは絶対に起こしてはならない、対話による平和的解決が唯一の解決の道だ」と主張し、関係各国に働きかけてきました。世界は私たちが求めてきた方向に劇的に変わりつつあります。

愛国者の邪論 これでは「野党のままでもいいじゃん」と言っているようなものです。

何故、日本共産党は、憲法を活かした、非核三原則を活かした安全保障政策に基づく外交政策を日本の基軸にする政権と政府をつくります!その政権公約が、これです!と言えないのか!

そもそも「あらゆる紛争問題を話し合いで解決する」「対話による平和的解決が唯一の解決の道」論こそ、憲法9条と憲法前文にある思想と方法だと言っていないのです。人類は、今もって、「紛争」を暴力・武力・武力による脅しという手段で解決することが克服できていません。しかし、これを解決する展望を示した文書が日本国憲法と言えます。この思想は、確かに第一次世界大戦後の戦争違法化のなかで、いわゆる「不戦条約」として結実したものを受けていることは明らかです。

しかし、それだけでは、9条を理解し、確信を持ち、使うという思想を根付かせていくという点で極めて不十分です。それは改憲の口実を見れば一目瞭然です。

憲法9条は、「戦争放棄」だけではありません。

それは国際紛争を解決する手段として国家による戦争・武力行使・武力による威嚇=脅し=軍事抑止力は永久に放棄し、非軍事・非暴力・平和的手段で解決するとした人類史の最高到達点が、憲法9条と言えます。

「対話と交流」を政治・経済・文化・スポーツなど、人間のあらゆる営みの中で貫徹する思想が9条です。これこそが積極的平和主義です!この頃を徹底化することで、紛争の火種を断つ!これが近隣諸国間で約束される局面を如何にしてつくっていくか!そのためは、9条を持つ国日本が、主権者の不断の努力をもって実現していく!

そのような政権と政府を構築する!

これが、今日極めて大切、かつ重要ななことです。

しかし、日本共産党において、綱領・赤旗新聞。そして、この文書において、このような視点は極めて弱い!と言わざるを得ません。

これでは圧倒的多数の無党派国民の中に、日本共産党が浸透していくとは思えません!

未来への理想を掲げる党――資本主義を乗り越え、人間の全面的発展が可能となる社会へ

私たちは、未来への理想をもっています。一人ひとりの個人の自由な発展が、すべての人間の自由な発展の条件となる未来社会――社会主義・共産主義の社会をめざすことです。

これは根拠のない理想ではありません。

世界の富豪8人の資産が、世界人口の半分の資産に匹敵するとの調査もあるように、貧富の格差の拡大が止まりません。投機マネーが世界中を暴れまわり、人々の暮らしを脅かしています。恐慌がくりかえされ、地球環境の破壊も大問題になっています。この矛盾に満ちた社会で人類の歴史はおしまいでしょうか。私たちはそう考えていません。

資本主義の矛盾の根源は、工場、機械、土地などの生産手段が個々の資本家に握られ、資本の利潤を増やすことが生産の最大の目的となる「利潤第一主義」=もうけ第一主義にあります。生産手段を個々の資本家の手から社会の手に移す「生産手段の社会化」を行い、資本の利潤ではなく、社会と人間の発展を目的とする生産に変えようというのが、私たちの考える未来社会への変革です。

これによって人間社会は大きく変わります。とくに重要なのは、労働時間を抜本的に短縮できることです。労働時間が抜本的に短縮され、自由な時間が増えれば、人間は自分の能力をもっと発達させることができるでしょう。人間の発達によって社会はいっそう発展し、さらに労働時間を短縮することができるでしょう。そうなれば、芸術作品を創りたい人も、スポーツをしたい人も、すべての人が自分の潜在的な能力を開花させる自由な時間を十分に得ることができるでしょう。

愛国者の邪論 この部分は極めて抽象的です。仮に、このような事態をつくるためには、「日本国憲法のすべての条項を守り、とくに憲法9条をはじめとする平和的・民主的条項を全面的に実施し、憲法のすばらしさが生きる日本をつくります」という指摘と、どこで、どのようにリンクしているのか!これでは全く判りません!

だから、以下のような、「言い訳」文になるのです。「憲法を活かす日本」であれば、旧ソ連・中国・北朝鮮のような国とは、全く無縁であることは明らかです。

これはあなたが抱いていた「社会主義」の印象とは違うかもしれません。私たちは、崩壊した旧ソ連は、人間を抑圧する体制、他国に覇権主義をふるう体制であり、社会主義とは無縁の社会だったと考えています。現在の中国などについても、できあがった社会主義の国とは見ていません。たくさんの未解決の問題を抱えています。それは社会主義への試みが、政治や経済の発達が遅れた状態から出発したことと結びついています。

日本共産党は、綱領で、資本主義のもとで獲得した自由と民主主義は、そのすべてを引き継ぎ、より豊かに花開かせることを約束しています。「一党独裁」や「人権抑圧」など、旧ソ連などで起こったようなことは、絶対に再現させない――これが私たちの確固とした国民への公約です。

人類はまだ、発達した資本主義の国から社会主義の道に踏み出した経験をもっていません。日本における社会主義への道は、世界史における特別の意義をもつものとなるでしょう。その素晴らしい可能性ははかりしれません。

愛国者の邪論 「資本主義のもとで獲得した自由と民主主義は、そのすべてを引き継ぎ、より豊かに花開かせることを約束」するという言葉そのものが「言い訳」です。このことは、以下の言葉で、いっそう明らかになります

96年の歴史をもつ党――不屈のたたかいの到達点にたって

日本共産党は、社会の発展の法則を明らかにした科学的社会主義を理論的基礎とする政党として、1922年に創立されました。日本で最も長い歴史をもつ政党です。それから96年、日本社会の進歩のために、平和と民主主義のために、どんなに強力で巨大な権力にも正面から立ち向かい、不屈にたたかいぬいてきたのが日本共産党でした。

一つは、戦前の“天皇絶対”の政治とのたたかいです。

二つは、戦後の旧ソ連などによる覇権主義とのたたかいです。

三つは、「日本共産党を除く」という「オール与党」体制とのたたかいです

この三つのたたかいは、歴史が決着をつけました。どんな強大な権力も、日本共産党をつぶすことはできなかったのです。そして、日本共産党が掲げた主張こそ、世界と日本の進むべき進路であったことが証明されたのです。先人たちがその知性と情熱を傾け、開拓してきた96年の党の歴史は、現在の私たちの活動も、必ず未来に生きることを教えてくれています。

この到達点に立ち、新たな歴史をつくっていくのは、私たちの仕事です。この仕事にあなたも参加されることを、心から訴えるものです。

愛国者の邪論 日本共産党が1922年に「創立」されたのは何故か、どのような歴史的経過の中で「創立されたか、これでは全く判りません!

1922年以前の自由・人権・民主主義を求めるたたかいは、どうだったのか?

「日本」の共産党は、1922年に、突然創立されたというのでしょうか?

日本の民衆の自由人権民主主義をもとめるたたかいは全くスルーされているのです。このことは、憲法の位置づけにおいても、全く同じです。

愛国者の邪論は、既に他の記事でも明らかにしたように、日本の民衆のたたかいが、現行憲法の条文の中にたくさん盛り込まれていますが、そのことの解明と、それに基づく政策対置と政権構想は極めて不十分です。

まして「自主・独立日本」における「共産主義」は、「資本主義の土台である自由人権民主主義」をどのように発展深化させていくのか!曖昧です。

あなたの人生を社会進歩と重ねて――入党を心からよびかけます

一人ひとりの人間には、得意なこともあれば苦手なこともあります。時には壁にぶつかることもあるでしょう。そこで、私たちは、規約を定め、党員みんなの力を合わせる活動のあり方や運営のルールを大事にしています。支部の活動では、一人ひとりの得手や条件を生かし、学習と成長を支えあい、助け合って活動します。方針はみんなで民主的に討議して決め、決定したらみんなで実行する「民主集中制」というルールを原則にしています。そうしてこそ、個性ある一人ひとりの多様な力が発揮され、その力を一つに集めて政治と社会を変える大きな力にすることができるからです。

いま、日本では、市民と野党の共闘で自民党政治を終わらせ、野党連合政権に挑戦する歴史的時代を迎えています。世界では、核兵器禁止条約の採択という人類史の画期をなす変化が進行し、多数の国々が主人公となって国際政治を動かしています。

この激動の時代に、歴史をつくり未来をひらく生き方に踏み出そうではありませんか。自分の幸せと社会の進歩を重ねて生きる、生きがいのある人生を送り、次の世代の人々に歴史をつなごうではありませんか。

愛国者の邪論 「方針はみんなで民主的に討議して決め、決定したらみんなで実行する」のは当然です。これは会社においても、行政においても、国家においても全く同じです。しかし、問題は、常に検証するという思想と方法が軽くなっている!「決定」後の検証は、極めてマンネリです。

何故か!選挙における総括を見れば明らかです。日々変わる局面において、選挙政策はどうなっているか!

何故820万を超える支持が集まらないのか!「共産党排除」だけが問題か!

圧倒的多数の無党派国民の投票棄権≒忌避について、「多数者革命」論の立場から「総括」「検証」はなされているか!

何故、共産党より自力の内政政党が、共産党を上回る支持を獲得しているのか!勿論、その後を見れば破たんしているわけですが、それにしても、一貫して共産党を上回る支持を獲得している!投票忌避がなくならないのは何故か!

「総括」「検証」は見当たりません!共産党総体として「科学の目」を使っているのか!全く不思議と言わざるを得ません。

以上、昨日、赤旗に掲載された文書を読み、ホントに安倍政権を打倒し、新しい政権を構築するためには、何が必要で何が不足しているのか、検証してみました。

以下をご覧ください。

日本共産党が、温故知新・不易流行を土台にう、古い衣を脱ぎ、現在世界における新しい衣を現在社会にに合致できる衣を仕立てることを希望します。

一つは、日本共産党は日本の歴史を体現している政党だということ。

二つは、日本の歴史を体現している憲法を徹底して活かす政策を貫くこと。

三つは、日本における社会主義・共産主義は、憲法を徹底して活かす社会の中で構築できること。

四つは、日本共産党が圧倒的多数の国民に支持されるためには、原則性と柔軟性を統一すること、新鮮で柔軟なな政策提起を、その時提起すること。

五つは、自民党型政治を終わらせるための政権構想と公約を、その都度提起すること。

六つは、野党の枠組みだけではなく、圧倒的多数の無党派国民との「共同」=コミュと、自治=民主=デモをどこまでも探求すること。