25日投開票の宮城県議選での共産党の躍進は国政にも衝撃を与えた。安全保障関連法や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)大筋合意への批判が後押ししたとみられるが、与野党は来夏の参院選に向けて戦略の練り直しを迫られそうだ。
自民党は過半数に届かず27議席にとどまった。茂木敏充選対委員長は26日、産経新聞の取材に「共産党が与党の議席を食ったというより、野党の中で議席の移動があったというのが実態だろう」と分析。菅義偉官房長官も記者会見で、「社民党、民主党が大幅に議席を減らしたのが非常に印象的だった」と述べた。ただ、別の自民党幹部は「共産党をバカにできなくなっている。TPPは『農業は守った』と言っても、ワンフレーズで批判が続けば公約違反と思われる可能性もある」と語り、参院選への影響を警戒する。
あれだけ幹部を配置して応援したのに敗北は認めないのです!認めれば責任問題が浮上するからです!どこまで国民をバカにしているのでしょうか!やはり、この政党は「自由民主」の看板は書きかえるべきです!偽装・偽造の窮みです!
一方、民主党は2議席減の5議席。枝野幸男幹事長は26日、記者団に「発信力のある民主党候補は票をとり過ぎだというくらいの結果を出した」と強弁したが、「非自民の受け皿」の座を共産党に奪われた形となり、焦りもうかがえる。
「焦り」は「自由民主」も同じ!だが、民主をこき下ろすこ安倍応援団の産経の思惑が浮き彫りになる言葉です。
民主党は参院選に向け、維新の党などと候補者調整を本格化させる考え。共闘が成功しなければ、衰退が避けられない状況になる。選挙協力の前段として両党は国会での統一会派結成も模索する。
岡田克也代表ら党執行部は、共産党との選挙協力にも含みを持たせているが、産経新聞社とFNNの合同世論調査では政策面で違いのある野党間の選挙協力には「望ましいとは思わない」が58・8%に達した。
勢いに乗る共産党の票に目がくらみ、憲法改正など基本政策の隔たりをないがしろにするようだと、有権者の目には「野合」と映る危険性もはらんでいる。(引用ここまで)
産経と自民党公明党の「焦り」が浮き彫りになります。共産党と民主党の「基本政策の隔たり』を強調することで戦争法反対で一致している部分を隠ぺいして、分断を謀っているのです。何としても選挙協力、国民連合政権の樹立だけは阻止したいというネライが浮き彫りになっています。
因みに、国民の意識は、この間の野合だった政界再編に対する批判の強さを示しています。だからこそ、政策での一致が成功すれば、安倍政治は、あっという間にジエンドになるでしょう!産経の言葉は、このことを示しています。
宮城県議選で共産倍増
「志位委員長」歓喜のツイート
参院選で反自民結集に手応え
でも政党支持率はわずか4%
産経 2015.10.26 18:49更新
ttp://www.sankei.com/politics/news/151026/plt1510260027-n1.html
宮城県議選で倍増の8議席に伸ばした共産党は、躍進に歓喜している。志位和夫委員長は結果判明直後の26日未明、ツイッターに「『戦争法廃止の国民連合政府』実現に向けての大事な一歩」と投稿。来年夏の参院選に向け、野党各党を主導することに意気込んだが、産経新聞社とFNNの合同世論調査では同党の支持率は4・5%止まりで、世論は冷ややかな視線を送っているともいえそうだ。
こんな数字を持ち出して揶揄して、何としても共産党旋風を吹かせないようにしている産経の「焦り」が浮き彫りになります。逆に考えれば、政権を担当している自公であっても、その支持率は過半数に届いていない!これはどう説明するのでしょうか。更に言えば、先の総選挙では17%しか支持を受けていないのです。安倍自民党は!それでも「一強」を掠め取った!産経のデタラメが浮き彫りになります。
そもそも、日本共産党の政策とは全く関係ないところで、ソ連共産党・中国共産党・北朝鮮労働党のネガティブキャンペーンで、国民の中に、日本共産党へのネガティブを印象づけてきたことで政権を維持してきた戦後自民党政治の歴史の事実にあって、このようなことが起こったことの意味を位置付けるべきです。
日本は、愛国者の邪論の隣の家の腐ったリンゴを果物業者に見せつけられ、自分の家のリンゴは大丈夫だろうか!?と慌ててしまっているようなことが、ずっと行われてきたのです。
愛国者の邪論は、このことを「政治風評」被害拡散装置と言ってきましたが、今日本で起こっていることは、「自由民主」という「美しい」言葉を信用してきたが、そのことで、トンデモナイことが起こってきている現実が、次々と表面化してきたことで、その名前の「偽装偽造」に気付きはじめてきたということが起こり始めてきたのです。
そして「自由民主」とは真逆だと思ってきた「共産」が、実は「自由民主」であることが、鮮明になったきたのです!
その端緒が、少しだけど、垣間見えてきたのが、今度の宮城県議選、沖縄の事態、大阪の事態であるということができると思っています。大阪では「自共対決」ではなく「自共共闘」が演出されているのです。これは『民意』が創りだしたことです。沖縄では、すでに成功しているのです。
だからこそ、その偽装・偽造を隠ぺいする装置である産経の「活躍」が、この記事でますます浮き彫りになるのです。この記事は、そのことを雄弁にしています。
このことは、大企業の関係したマンションだから安心安全だと思って購入したマンションが、実はトンデモナイ偽装・偽造だったという横浜市のマンション偽装・偽造事件を視れば、実に、日本の「政治風評被害」が如何に甚大か、ますます浮き彫りになります。
共産党の山下芳生書記局長も26日の記者会見で「安倍晋三政権の暴走に強い怒りが示された」と手応えを語った。共産党は4月の統一地方選でも伸長。国政では維新の党(51人)の分裂に伴い、相対的に衆参両院ともに野党第2党に“躍進”する見通しだ。
今や「維新」の凋落は、産経の世論調査でも浮き彫りになります。この「維新」も政権にすり寄るか、否か、で分裂するのです。「第三極」などと、もてはやされて、「風」で「躍進」してきたことで、多額の政党助成金を手に入れることができるというトンデモ政治構造の「腐敗」ぶりが、「泥試合」の中で浮き彫りになってきました。
その政党助成金問題で言えば、憲法違反として一貫して受け取りを拒否しきたこと、その共産党の政党助成金分を、残りの政党で分捕り掠め取ってきた不道徳には、どのメディアも沈黙するのです。これが「自由民主」の日本なのです。偽装・偽造の極地です。呆れます!
志位氏は安全保障関連法が成立した9月19日、同法廃止を目指す野党各党による国民連合政府構想を発表。他の不一致の政策は「横に置く」(志位氏)という暫定的連立政権で、合意を前提に野党間で選挙協力を行うことに意欲的だ。
志位氏は党綱領に掲げる日米安保条約廃棄を棚上げする意向だが、消費税増税や原発再稼働などで方針が異なる各党がこうした違いを「横に置く」のは容易ではない。有権者の関心は安保政策以外にも向いている。合同世論調査では、参院選でどの政策を投票の判断材料とするかを個別に尋ねたところ、「判断材料とする」の割合が最多だったのは社会保障の89・1%。安全保障法制は74・4%で、経済・景気対策の89・1%に続き3番目だった。
これもスリカエ・デタラメ・ゴマカシ・大ウソの極地です。このことは「全国津々浦々にアベノミクスの効果を行き渡らせる」と豪語してきた安倍政権の無能・無策・無責任を示す指標だということです。
産経が、こうした国民の世論・要求を持ち出すのであれば、憲法違反の「安全保障法」は、やるべきではない!ということになります。ここでも、国民の世論を強調しながら、実は国民世論と真逆のことをやっている安倍首相が浮き彫りになります。しかし、産経の記事は、こうした安倍首相を免罪していることが浮き彫りになるということに、全く気付いていないのです、いや糊塗しているのです。
こうした手口は、実は産経に一貫している思想です。腐っています!
さらに各党の政党支持率では、共産党は前回調査から0・2ポイント増の4・5%で、自民党(33・9%)や民主党(11・2%)に依然大きく水をあけられている。民主、維新両党は国民連合構想に否定的で、共産党の思惑通りの共闘が描ける見通しは立っていない。(引用ここまで)
「自由民主」の「風」が常に吹いている日本、というか、吹かせている日本にあって、「共産」の「風」は、常に吹かせないようにしてきたマスメディアが張り巡らされている日本にあって、「共産」独自のメディアと運動によって、「世論」を変えてきたことには、産経は沈黙です。しかし、産経が沈黙すればするほど、その「焦り」が浮き彫りになります。「共産党の思惑通りの共闘が描ける」かどうか、その「見通しはたっていない」とうのも、沖縄・大阪・岩手・山形で何が起こったか、その「民意」隠ぺいというか、「民意」が視えていません!視たら、全く違った記事にならざるを得ないからです。
この「国民連合構想」は、「民主」党だけが対象ではありません!ここでも、共産党の主張を捻じ曲げている産経の思想が浮き彫りになります。この構想は、国民の声を踏まえて打ち出したものだと言うことは、赤旗を視れば一目瞭然です。しかも、対象は「政党・団体・個人」なのです。
民主党が、国民世論を見誤れば、その存在そのものが否定されることは、政権交代を果たしたにもかかわらず、国民を裏切ったことで、どんな「お仕置き」を受けたのか、このことを視ればハッキリしてきます。
今安倍政権は、産経のようなマスメディアの応援を受けても受けても、その化けの皮が剥がれてきているのです。安倍政権は、崩壊に向かって、ひたひたと崩壊街道を歩いているのです!