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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

二人のさゆみさんを見届けるまでは

2019年06月04日 22時49分08秒 | 日記
 スタバでマニュアルを読んでいたら混乱で頭がしびれてきていしまい、気がつくと8時を回っていました。辞退するしかなかった援助職の作文試験のために連休中必死に覚えていたからなおさら頭がぱんぱん。こんなんで明日自分行けるのかね、こんなんで明日自分やれるのかね。どこまでいっても試練、どこまでいっても自分ダメだなあの連続、生きていくのがつらい、でも二人のさゆみさんが宝塚を卒業していくのを見届けるまでは死ねない。宝塚をこよなく愛し十数年の長きにわたって舞台をひっぱってきた二人のさゆみさんのための連続企画。トップスターの退団でこのような企画、はじめて。大劇場日帰りバスツアーに参加して、これをみるまでは死ねない。郷里に帰ってきて一番嬉しいこと、都心よりもはるかに大劇場が近くなったこと。それを心のよすがに試練の夏を生き延びていく。それだけ。あんまり無理だと思えば仕方ない、そしたら二度と同じ事業体に働くことはできないですけどね、無理なら仕方ない。そんな逃げ道を自分に残しておきたい。

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宝塚歌劇団公式HPより

特別企画展「Memories of 紅ゆずる」
■会場:宝塚大劇場内 宝塚歌劇の殿堂3F(企画展ゾーン)
■日程:2019年7月12日(金)~8月19日(月)(星組公演期間中)

「宝塚歌劇の殿堂」では、宝塚大劇場星組公演『GOD OF STARS-食聖-』『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』の公演中、星組トップスター紅ゆずるの特別企画展として「Memories of 紅ゆずる」を開催いたします。本展では、トップスター紅ゆずるの辿った軌跡を紹介する他、ファンの方々にご自身の観劇史に楽しい思い出として心に刻まれている紅ゆずるへの想いを舞台写真や映像、衣装と共にその世界観を満喫いただきます。皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。

詳しくは、宝塚歌劇の殿堂をご覧ください。
花組公演期間中の企画展
宝塚大劇場花組公演期間中の企画展は、特別企画展として「Memories of 明日海りお」を開催いたします。
開催予定期間:2019年8月23日(金)~9月30日(月)

二日目、終わりました

2019年06月04日 19時05分37秒 | 日記
 昨夜は眠剤を半錠のんで12時過ぎに布団へ入りました。すぐには寝つけなかったので早めにさらにまた半錠、そこからお手洗いに起きることなく眠ることができました。7時頃に自然と目がさめて起床。外に勤めに出る時のわたしの睡眠時間としては多い方。一本早い電車に間に合ってしまいました。これぐらい余裕がないとこあいですな。まだ二日なのでそんなにやれなくても無理ないのですが、4月からの新人向けの研修は終わってしまったそうなので、全くなんにも知らないチンプンカンプンなことをやるわけではないですが、またほぼゼロからのスタートに冷や汗かきっぱなし、緊張しっぱなしです。面白い仕事ではないですが、とにかく細かいことを一から覚えなくてはなりません。教えられながらやるって、教える方にとっても教えられる方にとっても大変。前職の経験を直接生かせる仕事ではないとわかりました。また考え方も内容も違うんですね。なんとなく知ってたけど、自分、向いていないなあと思います。生身の人間と関わることによるストレスはないですが生きている人の営みから現れてくる事柄たちなれど、人の営みそのものには関わるのは仕事ではないの、すごく物足りなくって、訪問に出たりしてる方が面白いかな。

 来年の3月末までなのですが、やっていけるのかしらと自信喪失状態。募集要件では経験を求めていなかったですが、全く知らない人が一からやっていくにはかなり厳しい仕事。4月から非正規で採用された40代の女性が未だに色々とわかっていなくってスルーになっていることが多いようで、ボロクソに言っているのが聞こえてきます。わたしもこのままアワアワしていたら言われるようになりますね、恐ろしい。たぶん慣れてしまえばどってことはないのかもしれないけれど、慣れるまではかなりきびしい。またまた新しいことだらけで、頭の中がぱっつんぱっつんです。研修期間は終わったので、マニュアルを持って帰って読んでいいですよ、今いる〇〇さんはそうして勉強したそうですよと言われました。なので一応これからパラパラと読もうとしていますが頭に入らないし、時間外にまで見たくない。でも就業時間内にはそんな余裕がない。明日の午後いちばんはわけわからないまま、ほとんど人がいない状態になるので電話番をしなければいけないそうです。お給料悪くないし、有給休暇が十数日あるようなので条件悪くない分厳しいの当たり前か。給料泥棒になってしまいますよね。援助職よりもお互いの関係性は厳しい感じなので自分よりも若い人たちに教えられながらやることに抵抗はありませんと面接の時に言ったものの、年齢を考えるとみっともないし、やっていけるのかしらね、わたし。すっごい不安。友人に弱音のLINEを送ったら、3という数字を考えるといいよとのこと。3日、3週間、3カ月、新しい自分に出会える。明日は3日目、また違う自分に会えるのかしら。せっかく都会に出るようになってド田舎の郷里にはないスタバに入ったので少しマニュアルをめくりますかね。

 どんどん時は流れています。気がつけば今度の日曜日は月組の東京宝塚劇場千穐楽ライヴビューイング、8月の星組宝塚大劇場千穐楽と前楽はバウホールで舞台中継の映像を流すとのこと。当然ライブビューイングもあるよね、そこを目指そう、その前に7月と8月に大劇場日帰りバスツアーに行くぞ、それまでは死ねないからさ、生き延びていくんだよ、自分。

 一週間は長い、断捨離は土曜日までお預け、昨日は二か月に一度のガレキごみの日でしたがそんなことはもうやっていられません。この先また援助職をやれるのかという不安と背中合わせ。

 明日の朝も無事に行けますように、明日が無事に過ぎていきますように・・・。

 


明日も無事に行けますように

2019年06月03日 22時49分52秒 | 日記
 久しぶりに長い一週間の始まり、ど緊張の初日はどうにか終わりました。朝、駅についてからコーヒーを買えるコンビニやお昼にコーヒーを飲めそうなお店がなさそうなのはちょっとさみしいところですが、まずは初日クリア。面接のときにけわしい顔をしていた女性が部署の責任者で笑顔で迎えてくれました。面接のときはお互いに緊張しているということですね。「期待しています」と言われました。こたえられるのかどうか。仕事としては面白くないの知っていますがとにかく色々と細かいのが頭に入っていくのやら。どうやら窓口はやらなくてもよさそうですがわけがわからないまま電話には出なくてはなりません。めっちゃ緊張しました。確認するべき情報を確認できなかったりしましたがまだ初日、怒りをかうことだけは避けるようにと心がけました。怒られても少しずつ慣れていくしかないです。人間関係は色々あってきびしいだろうなあというのも前職までの経験から知っています。色々な人がいるのはどこも同じ。ただとりわけ厳しいこともあります。私がノートをとったのに感動されましたが、一度採用した人が外れだったのかもしれません。ミスがあると指摘はかなり厳しい雰囲気ですが、新しい人には優しいそうです。援助職とはかなり違う雰囲気、やっていけるのかな、わかりません。明日からじゃんじゃん問い合わせの電話がはいるのをとらなければならないようなので不安。老眼加速中だし、さびついてきた頭に新しいことがどこまではいっていくかしらね。


 いちばん不安なのはやっぱり家から駅までの道のり。大型車がビュンビュン飛ばしていく左側の、自転車用の幅なんてほとんどないところを通らなければならないのが怖くて怖くて、逆走しなければならないのも怖くて怖くて、ここからも車が飛び出してくるのかよ、っていう所から突然車が下りてくるし、帰りは駐輪場から出ようとしたところを暗がりの中で原付が飛び出してきてぶつかりそうになりました。たぶん原付は全く気にしてなかったですが私は怖かったです。バイク置き場から出てきたことはわかりましたが料金所の裏から突然出てくるので危ない、表から出るべきだと思うのですが、慣れっこになっている原付も自転車も歩行者も、車に劣らず怖いです。車社会ほんとに怖い、道路はほんとに怖い。これから梅雨、雨が降らないと困ってしまいますが、雨が降ると大変。木曜日までは晴れの予報。電車を一本逃すと10分空いてしまうの、おそろしいです。とにかく朝駅までがいちばんおそろしいです。明日の朝も無事に行けますように、間に合いますように・・・。


不安と緊張

2019年06月02日 21時34分27秒 | 日記
 明日のためにカフェで資料をひととおり読み終えました。冷房効いています。その前に夕方お風呂屋さんに行って体をほぐしましたがごちごち。台北で小籠包を必死に食べていた時抜けてしまった歯は昨日応急処置によりひとまず解決ですが、台北に行く前日の抜歯により、まともに噛めなくなってしまいました。食べるのにものすごく時間がかかります。ただの歯抜けババア、知らない人からみたらただの気持ち悪いばあさんだって自分でもわかっている。都心にいた時も電車の中とか店とかで知らない人によく笑われました。郷里では先日マクドナルドのレジで噴出されました。前日自転車を止めて3時間ぐらい勉強して店を出たとき後から無理矢理自転車を止められて出せなくなってしまったので自転車を移動させてくれた店員さん。採用試験のために何度も長居していたら完全に顔をおぼえられてしまいました。人口密度低いからなおさらやね。でもレジが終わった傍から他の店員と顔を見合わせて噴き出すなんてあんまりやないですか。マクドナルド、ありがたいって喜んでいたのにあんまりや。もう行かないですよ。こんな調子です、郷里での私。日中の居場所がなかったらヘンテコなばあさん、だから体ごちごちでも居場所がみつかったからには行くしかないのよ。まずは明日、自分を信じるしかないのよ。

 先ずは明日、雨ふるのかな、暑くても寒くても雨が降っても駅まで自転車はすごく大変、遠い。30年前よりも格段に車の交通量は増えているのに道路は整備されることなくそのままなので劣化しています。信号のないところをわたったあと、車がビュンビュンとばしているところを数十メートルですが逆走せねばなりません。私のせいではなく、道路がそのようなつくりになっているので仕方ないです。こわいですよ、すごく。郷里に帰ってきてから車がこわいのです、道路がこわいのです、暗くなってライトに照らされると目がつぶれるし、自転車も歩行者もこわいのです。近くの小さな総合病院の駐車場から出てきたもみじマークつけた車とあやうくぶつかるところでした。おばあちゃん、80歳前後をお見受け、私が全く視界に入っていなかったようです、危険をとっさに回避できる能力なさそう、返納すべきでは。どうでもいいサイクリングロードつくるのにお金使うよりも、生活道路の整備と公共交通機関の整備にお金を使ってほしい、行政の責任やね。こんな郷里を好きなることが出来ず、慣れることもできない私。半年社会から孤立しているしほんとにやれるのかね、不安と緊張しかないです。遅くなってきて真っ暗で危ない。いい加減にします。

 明日無事に間に合いますように、その前に今夜眠れますように。またまたグチでした、失礼しました。

紅さゆずるさんは希望

2019年06月02日 14時56分58秒 | 宝塚
 5月30日の甲子園球場、巨人戦の始球式、スポーツ紙各紙の写真がどれもいいし、一般紙にも小さくだけ9ど記事が出たようで盛り上がりましたね。スタンド席に阪神応援体制で完全装備に繰り出した星組生たちの姿が大スクリーンに映し出されたり、紅さんが登場すると「さゆみさん!」って大盛り上がりする声が動画に入っていたり、VIP席には小川理事長を筆頭に専科の華形ひかるさん、汝鳥伶さん、万里柚美組長も交えてわちゃわちゃと盛り上がる姿があったり、どの動画・画像をみても、みなさん素で楽しまれた様子が伝わってきて、幸せな気持ちになります。稽古場と劇場で過ごすことが多いジェンヌさんたち、屋外でのこんなイベントに出会える機会はめったにめぐってこないので、トップコンビの退団を前にいい思い出ができましたね。みなさん、紅さんを好きすぎる。紅さん、背番号は9071、ユニフォームが似合い過ぎる。阪神のキャッチャーよりも背が高く?足が長く、手も長く、顔は小さく、サインに二回首を振る姿はとてつもなくかっこよく、投球フォームも決まっていて、投げると大きく外角にそれてへっぽこという可愛さ満点。ホームベースに届いたの、プロでもなんでもないのにすごいと思います。タカラジェンヌの麗しさと可愛らしさにきっと球場全体がきゅんとなって和んだ雰囲気になったことでしょう。マウンド姿は華があるとニッカンベルちゃんもただのファンになって興奮気味。そばでユニフォームにスニーカー、ポニーテールで見守る綺咲愛里さんの、紅さん、大好き感にあふれる姿も可愛らしいことはいうまでもなく、ほんとに可愛くって、トップコンビの仲良しぶりが一般公開されてしまった感じ?かな。さらわれるのではないかと心配になるほど。トップになるまで茨の道を歩んできたであろう分トップになってからは幸せを引き寄せている紅さん、存在そのものが希望です。この秋、二人のさゆみさんの退団を見届けら、わたしほんとに燃え尽きてしまうかも。日本に暮らし続けることにあまり希望が持てないので、もういいのかなと思ったりもします。そんなことないですか、まだ早いですか。

 一昨夜は涼しく、昨日は灼熱、今日はまた涼しくでも湿度があって、電車や店の中は冷房が効きすぎているのが体にこたえています。年齢相応に衰えてきていることを自覚した台湾への旅でした。ホテルで疲れた足をセルフマッサージしようとして、右足の股関節が悪いのが膝にもきてしまっていて変形気味?になっていることに気づきました。前職を終えたあとリハビリや整骨院でメンテナンスする時間もないまま部屋を引き上げてしまい、郷里に戻ってきてからはどこに行けばいいのかわからないので全くメンテナンスをしないままきています。自転車に乗れるようになったのはいいですが、自転車がないと身動きとれないのですが、神経はりつめながら坂をのぼったりおりたり、信号も六すっぽない所を渡ったりしている疲れが足腰にきてしまっています。これじゃあ、訪問のある援助職をやるどころじゃなかったですね。昨夜すごく怖いを夢にうなされました。紅さんが現れてくれたような気がしますが、すごく怖かった。自分が怖かった。郷里への怒りと憎しみがにじんでいるような夢で怖かった。睡眠不安から解放されることはないので、眠剤なしでがんばってみようとしましたが不安で仕方ありませんでした。無理しないで頼ろうと思います。睡眠もエネルギーが要るので歳をとってくるときついですね。ここから7時間かあとうんざりなります。空港を出る前の税関検査で、二年前に更新したパスポートをみた若い女性職員に「お一人でいかれたんですか、海外は初めてですか」と不思議そうな顔をきかれました。パスポートは4冊目と答えました。こんなおばあさんが一人で荷物いっぱい持って海外から帰ってきた姿はヘンでしたかね、ごめんなさいね、こんなヘンなおばあさんです。気がつけが衰えていて気力だけではやれなくなってきたおばあさん。みんな年を取って最後は死んでいくのよ。こんなんでも明日から始めなければなりません。とにかく明日所定の時間に所定の場所に行かねばなりません。片付けがまだまだありますがいつまでも片付けをやっているわけにはいかないのです。不安しかないです。朝遅いので弟とかぶらずにすむのほっとしています、わさわさすると怒られるからさ、でも弟の足音で無用に早く目がさめたりしてしまうかな。こんなに駅から遠くて危ないのに通えるのかな、衰えてきている頭で新しいこと、覚えられるのかな、妹が亡くなった家、これ以上いない方がいいのかな、気持ちは揺れ動くばかりで不安だらけ。

 この秋二人のさゆみさんを見送る、大千穐楽のライブビューイングチケットは当たらない可能性大ですがそこまでは生き延びたい。そこから先はもういいのかもしれません、そこから先は何も考えられません。先ずはバスツアーに参加する、その前に横浜アリーナに行けるのかな。その前にとにかく明日所定の時間までに所定の場所に行く。冷房がきついのでズボンはまだ冬仕様。体が冷え切っています。まずは明日。明日無事に行けたらそれでIt,s all right.これからきついですが少し外に出て頭の中を整理せねばです。


 幸せをくれる星組トップコンビの笑顔。普段野球の試合を撮影しているカメラマンさんたちが撮っているのだとしたら、被写体のポイントを実にうまくとらえていてすごい。いいショットばかりです。

(画像は全てツイッターから拾いました。)










2019年台北_故宮博物院(1)

2019年06月01日 21時06分38秒 | 小さな旅の思い出
 昨夜無事に台湾から帰国しました。桃園国際空港も飛行機多すぎて渋滞していました。管制塔から離陸の指示が出るのが定刻よりも20分ぐらいおしました。帰りの飛行時間は2時間10分、あっという間でした。あまり揺れることもなく、往路も復路も隣が空いていたので快適でした。昨今は空港も自動化が進んでいるんですね。久しぶりの海外渡航でびっくりでした。空港を出た後、自宅の最寄り駅までの切符を購入するのに、日本語なのにやり方がわからず後ろに列をつくってしまいました。普段もわかりづらいのに、特別な場合もさらにわかりづらい。おまけに最寄り駅はやっぱり田舎で不便なんだと実感。もう愛着をもつ気持ちはあきらめました。わたしには住みづらい。という早速のぐちはおいておいて、台湾、エネルギッシュでした。勧められて断りきれなかったお茶の購入や全身マッサージの延長は、東日本大震災で真っ先に援助の手を差し伸べてくれた台湾へのお礼の気持ち。台北の家賃は日本と同じぐらいなのに、お給料は半分ぐらいとすごく安く共働きでないと暮らしていくことができないという現地ガイドさんのお話。なので隣の新北から台北に通勤する人も多いとのこと。夜は家族で安く食事できる店がたくさんあるという話も。食事やお弁当を用意する時間はないとのこと。夏は日本以上に湿度が高いようだし、暮らしていくには厳しい街だと感じました。みんな逞しい、車の駐車場がすごく高いのでバイクに乗るひとがすごく多い。街中はバイクであふれ、信号待ちの間に物売りのおばちゃんが声をかけたりしていました。ほんとは違法行為。排気ガスはすごかったなあ。海外でマスクするのもどうかなと思ってマスクはしませんでしたがちょっと喉いためてしまったかも・・・。

 二日目に先ず訪れたのが故宮博物院。北京の紫禁城よりも華やかで美しい品物が並んでいました。全部蒋介石が中国から盗んできたもの、展示されていないものは山の中に保管されている、もし戦争になっても山の中なら品物を守ることができるという理由からだと、現地ガイドさんが説明してくれました。

https://www.travel.co.jp/guide/article/5018/

「故宮博物院は清朝最後の皇帝、溥儀が北京の紫禁城(故宮)から退去した後の1925年に、歴代皇帝が所有していた美術品を一般公開したのが始まりです。1931年に満州事変による戦火を避けるために南京に移され、1937年に日中戦争が勃発すると3つのルートに分けられて四川省に疎開し、戦争終結後に再び南京に戻されました。

その後、毛沢東率いる共産党と蒋介石率いる国民党の間で内戦が起こり、形勢が不利になった国民党は台湾移転を決定。同時に故宮から精選した第一級の文物も1948年から3回にわたって台北に運ばれました。

1965年、それらを収蔵する故宮博物院が台北近郊の外双渓に完成し、皇帝私有の宝は晴れて世界中が衆目する公の宝となりました。」

 急に決めたのでなんの予備知識もなく行ってしまいましたが、もっとも有名だという「翠玉白菜」をみることができました。貸し出されていたのが戻ってきたばかりのタイミングとのこと。

写真と日本語の解説。実物は置物と台座を離して展示しているので、写真はセットになっています。







実物。







 すごく綺麗でした。「肉形石」もみることができました。書けるのはずっと先のことになるかもしれません。


https://www.travel.co.jp/guide/article/5018/


「まずは故宮博物院の2大シンボル「翠玉白菜」と「肉形石」。「翠玉白菜」は清の第11代皇帝光緒帝の后、瑾妃の嫁入道具として紫禁城の永和宮に飾られていたもので、清廉潔白を意味する白菜の上に子孫繁栄と多産を意味するキリギリスとイナゴが配されています。色が分離したヒスイ輝石の形と天然の色合いを活かし、白い部分を茎、エメラルド色の部分を葉に見立て、みずみずしい質感までも見事に表現しています。

「肉形石」は清の第5代皇帝雍正帝の寝宮であった養心殿に置かれていたもので、3層に分かれた天然石に彩色と加工を施し、豚の角煮そっくりに仕上げた傑作です。自然の筋目と色の変化を利用して皮、脂身、赤身肉に似せ、皮の表面には細かな毛穴を設けるなど卓越した技巧が見られます。」