たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宙組『天は赤い河のほとり』_思い出し日記(2)

2018年07月15日 20時06分44秒 | 日記
 昨日よりもさらにしゃくねつじごくの一日、うつらうつらとようやく8時間ほど眠れたでしょうか。3時を回っても暑いので部屋を出られずにいたら隣のチャラ坊がなんどもなんどもドアをドタンバタンとさせながら出入りしていました。いないかと思ったらいるし、学生はほんとに落ち着かないです、顔をみられたくないしみたくないし鉢合わせしたらいやだなあって緊張しながらようやくちっそくしそうな部屋を脱出し、ミルクを飲みながら息抜きブログ。


2018年6月17日(日)、
宙組『天は赤い河のほとり』『シトラスの風』_東京宝塚劇場千穐楽ライブビューイング

https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/5aefc2893b312a70158e9786ad135368

 読み返してみてほんとに楽しかったんだなあって振り返っています。一か月前のことなのに、毎日毎日満タンになっているせいかもっとずっと時間が流れたような気がします。過去に戻れるなら、東京宝塚劇場の二階席で観劇した時間に戻りたいです。二度と戻らない時間。二階席フロアの売店で幕間にシトラスという名前のメロンソーダを飲みました。冷たいもの好きではなくあまり飲まないようにしていますが、これは人工的な味ではなくて美味しかったです。体に心地よい感じでした。

『天は赤い河のほとり』、断片的に思い出し。原作者も繰り返した観劇して楽しまれたようです。純矢ちとせさん演じるナキアの、敵役としての存在感が光を放っていました。政略結婚によって好きでもない相手の子どもを産まなければならなかった女性の悲哀と悲恋に最後はほろり。ナキアの傍らにいつも寄り添う神官ウルヒを、この公演で退団された専科の星条海斗さんが演じられていたのも、出番が少ないですがインパクトがありました。長い銀色の髪と心の内を閉じ込めて仕える神官の雰囲気がよくお似合いでした。自分は宦官だから子供を授けることはできない、王の子供を産んでくださいとナキアに告げるときの佇まいが芝居力を感じさせてくれました。『邪馬台国の風』に続いてキキちゃんとの共演というのもなんだかむねあつでした。退団挨拶のあとのカーテンコールでは、「帰らないよ」っていって真風さんを困らせているのだが誰よりも可愛い星条さんでした。真風さんに「困っている」っていうのもなんともお茶目。素はこんな可愛い声なのかとびっくり。男役さんって不思議ですね。ナキアとウルヒの若い頃の、許されない恋愛の回想場面は若手が演じていました。ライブビューイングで理解。


 昨日に続いて「オリエント考古学」のテキストより、

「アナトリアとウラルトゥ_ヒッタイト時代

 チャタル・ヒュイクとハジュラルの先進的新石器時代文化が消え去った後、シリア・パレスティナの場合と同じように、ここでも文化の後退があった。ただし、ここでは初期青銅器時代は前3600年ころ開始された。そのころ、アナトリアの人々は各地に独立した小王国を営んでいた。それはアラジャ・ヒュイクやトロイ第1市などとして知られるものである。これ等の初期の都市の間では活発な交易があり、同時にオリエントの他の地方にオブシディアンや銅を輸出していた。後に、この交易圏に入って来たのがカールム・カネシュのアッシリア商人たちであった。

 その頃、ヒッタイト人が東宝からアナトリアに移住して来て、ヒッタイト古王国を築き、八ットゥーサ(現代名ボアズキュイ)を首都とした。その頃アナトリア西部にはアルザワという国があった。前14世紀初頭には、スッピルリウマがヒッタイト新王国を建設した。彼はシリア北部を征服し、カルケミッシュに副王を置いた。ヒッタイト人の社会では当初、民会が重んじられていたが、次第に王の専制政治が確立した。


 ヒッタイト文明の主要な考古資料はスッピルリウマ(前1370‐1335年)以後についてのものである。その場合でも、この印欧語族の社会ではフリ人の勢力が強く、王族の中にもフリ系の家系が含まれていた。また、考古資料としては建築が中心で、彫刻や細工物はむしろ乏しい。建築資料は主として、首都八ットゥーサの廃墟である。

 八ットゥーサの考古学的中心は、広大な領内の北部にある城砦ビュイックカレである。そこでは建造物は年と共に増築されて行き、前13世紀には岩山全体に広がり、250×150メートルを占めるにいたった。そこには政庁が置かれていた。


 ヒッタイト人は鉄の加工技術を開拓したといわれている。ウガリットやツタンカメン王の墳墓から発見された鉄の刃を持つ短剣は、ヒッタイト王からの贈り物であったとされ、ヤズルカヤの浮き彫りの短剣はそれと同じものを表しているとされる。しかし、現在までのところ、鉄鉱石の採掘場所も製鉄所の場所も知られていない。」


(舞台写真はステージナタリーよりお借りしています。)


古代にタイムスリップしてきた夕梨(ユーリ)をカイル皇子が軽々?お姫様だっこ。
ジタバタするユーリを、続きはわたしの寝室で、っていって連れていこうとしている場面ですが、色気を感じさせるカイル皇子にユーリが全く追いついていないところが好感度大。



ラムセスがユーリに結婚をせまる胸キュン場面。



ヒッタイト国のお祭り。原作にはないのかな。楽しい場面でした。
ザナンザ(カイル皇子の異母弟)の桜木みなとさんがジャニーズよりもアイドル的なイケメンぶりが光っていて目福でした。



5月26日(土)東京宝塚劇場。













 古代とキラキラの舞台へと想いを馳せたひと時、こんな無意味な時間が楽しいです。こうしてモバイルパソコンで画像を整理してブログを書いていると、画面が小さいのでものすごく目が疲れます。それでも部屋ではできなくってね、やりたくなくってね。明日はコンタクトレンズの検診とスパに行くならお昼前から出ないと出られなくなります、どうしましょうかね。その前に今夜のサッカー? わたしは全く興味ないのに影響大。

 8月は観劇予定なし、雪組がとれなかったのでね、9月に入ればまた怒涛のようにあるのですが、お金と時間と体力があれば、今すぐ宝塚大劇場に飛んでいきたい、花組公演楽しそう、飛んでいきたい・・・。
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