たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宙組『アナスタシア』-東京宝塚劇場公演

2021年02月16日 23時12分11秒 | 宝塚
宙組『アナスタシア』-東京宝塚劇場公演
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b7256684b2e383d1e1104bbf59b214cb

2月14日(日)15時30分~阪急交通社貸切、

 グレブさんからの無理くり?にこたえてトラピダンスを見事にやってのけた娘役さんに、「あたたかいお茶でもいれてきなさい」だったかな、グレブさんからの温かい命令で娘役さんが舞台袖へとはけていき「ネヴァ河の流れ」。娘役さんのお名前は今度の休日に確認。

 千穐楽の足音がきこえるところまで無事に公演が続いています。もう少しだけまたこの日の備忘録。まかまど、真風さんディミトリとまどかちゃんアーニャのデュエットの中で、とりわけ「あの日のパレード~♪」が一段と素敵でした。二人だけの思い出、ディミトリもまたおとぎ話の一員という雰囲気がよく出ていたように思います。アナスタシアは本当に生きていたのか、アーニャの中でだんだん自分はアナスタシアなのだという幻想がおきていったのではないかともうけとれる物語、最後にアーニャと共にどこかの空へと旅立ったディミトリもまた観客にとってひとときの夢、幻想のように思えました。

 グレブが執務室に呼び出したアーニャをアナスタシアだと確信したのはアーニャの瞳が青いから、だから「君の瞳は・・・」と戸惑い驚いた。マリア皇太后に仕えるリリーが初めて会ったアーニャを「皇女さま」と呼んだのもアーニャの中にロマノフ家の青い瞳をみたから。1月22日の観劇のあと、こんな話がインスタグラムにあがっているのをみたのでなるほどと思いました。日本人にはなかなかわかりづらい瞳の色でどこの生まれかわかるという話、ほんの少し知ってみると物語がより深まります。

 列車の場面、ららちゃんとまどかちゃんが一緒に窓から顔をだしているところ、オペラグラスでしっかり確認、おひげの男役和希そらくんも劇場で確認できました。列車が雪原の吹雪の中や木々の枝を払いのけてヨーロッパを走り抜けていくヨーロッパ大陸を走りぬけていく映像がなんどみてもすごく綺麗なリアルで、盆周りを駆使した車内と窓から外をみている場面が交互になる演出もなんどみても楽しい、自分も一緒に旅をしているような気分になります。

 フィナーレ、長身の男役さんたちがずらりと銀橋に並んだ様はなんどみても爽快、スタイリッシュでかっこいい、宙組ならではの光景と思います。

 まどかちゃん、真風さんの卒業を待たずに専科経由で花組へお嫁入、その昔花ちゃん(花總まりさん)、檀れいさんが組を異動してトップ娘役をつとめた時とはまた事情が違うのでしょうね。宙組創設時からずっと宙組ひとすじの美風舞良さんが花組へ異動と発表された時予想が確信に変わりました。20周年記念の宙組パネル展、この公演全てに組長の寿つばささんと副組長の美風舞良さんはいらっしゃるのですよ。劇団という組織が決めたこと。
ご本人たちも大変なことと思います。



花組で25周年記念のエリザベートを上演するためだとコメントしている方がすごく多くてなんとも複雑な気持ち。真風さん、宙組生たちはどんな気持ちなんだろうなあ。キキちゃんの異動は花組でポーの一族を上演するためだというのは出戻りのにわかファンでもなんとなくわかりました。結果的にキキちゃんは真風さんの隣で、長身の男役ぞろいの宙組の中で持ち味がさらに引き出され、長い手足をぞんぶんに伸ばして生き生きと楽しそうにやっているからいいの。だいもんも出されちゃった人なの?17年間がんばって雪組のトップスターとして見送られることになったからオールオッケーですよね。

 千穐楽、いつもの映画館ではライブビューイング上映されない。体を考えるとライブ配信がいいかな。3回劇場で観劇したけど最後のまかまど、まどかちゃんに片思いの多かったキキちゃん、ずんちゃんを見届けないわけにはいかない。

 希望の灯りだと信じている。





















明日の夜からまたごっかん、きついね、まだ死ねない・・・。

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