たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

花組『はいからさんが通る』ライブ配信

2020年07月18日 19時14分12秒 | 宝塚
 昨日ようやく宝塚大劇場で初日を迎えた『はいからさんが通る』、宝塚初のライブ配信、オンデマンド配信を視聴している楽天TVで無事視聴しました。見逃し配信はないとのことなので電波がきれたりしないかしらとか、妙にドキドキしました。映画館のライブビューイングとはまた違う臨場感で不思議な感覚でした。宝塚大劇場まで遠征するにはお金も時間もすごくかかるし体力も必要なのでありがたいことです。

 れいちゃん(柚香光さん)、華優希ちゃん、大正ロマンの漫画世界そのままの夢々しいビジュアル、お似合いのカップル。れいちゃん、お母さんがドイツ人という伊集院少尉、怒ったことがあるのか、っていう優しいの塊のような男性、ファンにはたまらないでしょうね。みりおさん(明日海りおさん)の退団公演の時はおどおどと自信なさげが印象が残った華ちゃんが、生き生き、はつらつと元気いっぱいに、自分の意思をもっていきようとするはいからさんを演じていて安心しました。自分、年齢も年齢なのでもう親心のような心持ち?かも。音くり寿ちゃんの出番が俄然増えていたし、エトワールではパラソルを片手に美声を響かせていました。すごく可愛くて、これまた自分の意思で人生を決めていく女性を生き生き、はつらつと演じていて気持ちよかったです。

 あきらさん(瀬戸かずやさん)のダンディぶり健在、安定の色気、女性嫌いからはいからさんに思いを寄せるようになり、伊集院少尉の生死がわからなくなったあとの「おれがぜんぶ忘れさせてやる」といって抱きとめるところはどきどき、この台詞が言える、似合うのは上級生男役の色気があってこそ。マイティ(水美舞斗さん)がさらに存在感を増していました。三番手ポジなのかな。衣装の上からでもわかる筋肉質ぶり健在、鬼島軍曹がよくお似合いでした。歌も芝居も上手くて安定の存在感。音くり寿ちゃんとのカップル、よきかな。牛五郎の飛龍つかさくんも存在感マシマシ、芝居心がいい味を醸し出していました。花組から戻ってきた朝月希和ちゃんの芸者、吉次も素敵でした。着物姿の仕草が細やかで流れるように美しかったです。専科からは英真なおきさん、美穂圭子さんが出演。舞台を支えていました。

 「フィナーレが大正ロマンバージョン、楽しんでいただけましたでしょうか」「宝塚初のライブ配信、画面の向こうのみなさまも楽しんでいただけましたでしょうか」とれいちゃんが挨拶すると、客席が拍手、定員数の半分でも応援しているファンの想いは伝わっていると思います。開演前のアナウンスでは、「みなさまとお会いできる日を待ち望んでいました」と。やっと舞台に立つことができた笑顔がフィナーレには溢れていました。みなさん安堵感と責任感と緊張感といろいろでしょうね。9月5日の千穐楽まで無事に通りきることができますように・・・。

 7月31日は星組が東京宝塚劇場で初日、華形ひかるさんの退団公演、宙組の『フライング・サパ』が梅田芸術劇場で8月1日に初日、『壮麗帝』が8月14日初日、雪組の『炎のボレロ』が8月17日初日。『フライング・サパ』は首都圏が9月6日に日生劇場で初日、もともとはTBS赤坂ACTシアター公演で、TBSが冠スポンサーで制作発表した公演を梅田芸術劇場と日生劇場にふりわけた劇団の調整力のすごさよ、仕事できますね。地方からみると東京と東京近郊がまるごとあぶないようにみえていることを同級生のラインで知り、今の報道のされ方はどうなんだと疑問に思うこの頃。全ての公演が無事に上演できますようにと祈ります。

 帝国劇場は今日の夜公演から21日まで無観客ライブ配信、ファンの声は日比谷に届いています。落ち着きませんがようやく東西の大きな劇場が動き始めました。 舞台は心の灯、Show Must Go On!



再開後の最初の作品が幸せ作品なのはよかったかも。自分は遠くなりましたが、またここに観劇後の満たされた笑顔があふれる、それだけでも十分です。




















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