たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

1995年ミュージカル『回転木馬』-ジガー役市村正親さん

2021年07月10日 00時55分45秒 | ミュージカル・舞台・映画
1995年ミュージカル『回転木馬』‐「考えてもはじまらない」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/be00d1bdd2d99a3112e9558b3d1a338b

公演プログラムに掲載された市村正親さんのプロフィール紹介。

「帝劇を1年半わかせた「ミス・サイゴン」のエンジニア役は、まだ記憶に鮮やかだ。その演出家のニコラス・ハイトナー作品に再び出演する。「大好きなニックとまた仕事をしたかった」のが、オーディションを受けた理由でもある。ハイトナーはじめ、マイケル・ベネット、ハロルド・プリンスなど世界的な振付家、演出家と仕事をした経験も多々。さらに、出演作リストは目がくらむほど。49年、埼玉県生まれのこの人の舞台デビューは73年。劇団四季の『シーザス・クライスト=スーパースター』のヘロデ王である。以来、四季では『ウエストサイド物語』『キャッツ』『オペラ座の怪人』といったミュージカル、『エクウス』『かもめ』『Mバタフライ』といったストレート・プレイなど、多くの舞台に出演。

 退団後も、『ラ・カージュ・オ・フォール』『ラヴ』『キャバレー』『スクルージ』『お夏狂乱』『そして誰もいなくなった』と幅広い活動を続けている。「今回は初の悪役。どこまでワルになれるか、今までと違う面を出せたら」と言う。そういえば、これまで演じてきた悪役は、どこか哀しみや愛嬌があった。最新出演作『スクルージ』のタイトル・ロールもそう。今年1月、神戸でこの作品に出演中、あの大震災に遭った。「人生観が変わりましたね。死に直面してからはすべてに対し、もっと全力投球しなくちゃと思うようになった」と真顔になる。『回転木馬』の後は、同じ帝劇の12月公演『シー・ラブズ・ミー』で「今度は、明るく楽しい役」に挑戦する。」

 読み返しながらいろいろな想いがよぎりました。『回転木馬』が上演されたのは1995年7月から9月にかけて。1月に新神戸オリエンタル劇場で上演中だった『スクルージ』は阪神淡路大震災の発生により中止となりました。わたしは『スクルージ』を、前年の12月に池袋の東京芸術劇場で観劇していました。神戸の公演は、東京では中島晶子さんが演じたヘレン役に、宝塚OGの羽根知里ちゃんがキャスティングされていたので、中止にならなければその後さらに舞台への道が開けていったのかもと今でも残念です。

 1992年初演『ミス・サイゴン』も観劇していますが、来年3月に日生劇場での上演が発表された『ラ・カージュ・オ・フォール』にもこの頃すでに出演されているんですね。『ミス・サイゴン』、昨年コロナにより幻となりました。来年7月・8月の帝国劇場公演の市村さんエンジニアはもうないかもしれませんが、ライフワークとなっている作品がいくつもあってこの頃から出演されているとは本当にすごいです。

 はじめて市村さんエンジニアをみたとき、この方が立つ舞台には風が吹いていると感じたことを今もおぼえています。昨年の帝劇コンで『ラ・カージュ~』は続けてほしいと言ってもらっていると。『スクルージ』もおじいちゃんの役なのでひょうひょう動いていればいいから足腰の立つかぎりはやりたいと話されています。『屋根の上のヴァイオリン弾き』 のテヴィエ役もうけついでいらっしゃる日本ミュージカル界の至宝、市村さん。『モーツァルト』のパパも市村さんしか考えられません。『ラ・カージュ~』はまだみたことないので来年はみようかな。

『回転木馬』のジガーはオーディションを受けて選ばれたというのも今となっては驚きです。ビリーを強盗計画に誘い込む悪役、写真の市村さんさすがに若いです。

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