たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

時代は変わりました

2019年03月23日 14時13分29秒 | 日記
 昨夕は自転車で行くにはちと遠いカフェまでサイクリングして足腰が疲れたせいか、3日ぶりに眠剤なしで寝つくことができた土曜日の午前、引っ越し用の段ボール四箱になった古本の引き取りが終わりました。全部で二百円。二束三文にもなりませんでした。値段がついたのは数冊の単行本のみ。大判の世界名画全集はただのゴミなのだとわかりました。ゴミとして廃棄するのも分別収集の時代になったのでビニールを外さなければならず大変ですが引き取ってくれるとのこと。なので四箱まとめて持っていってもらいました。ヤフオクに100円から出品すればいつかは売れかもしれないというモノばかりで、ガソリン代にもならないゴミだらけ、かえって申し訳ない気持ちになりました。自力でヤフオクに出品するのも手間がかかるのでそこまではやれません。業者によっては引き取ってくれないだろうとのことなのでよかったと思います。

 40年ぐらい前にはこうした世界名画全集の類がたくさん出版されたそうです。私の父も含め、その頃購入して応接間の書棚に並べた世代が手放すようになりましたが、若い世代はそんなものはいらないので飽和状態。デジタルが進み、できるだけモノを持たないでコンパクトに暮らすという考え方が当たり前の時代になり、小説も漫画も紙では売れなくなったそうです。紙の文化にはデジタルでは決して出会うことができない味わいがあります。私も基本的には紙がいいです。紙の手触りが大好きです。でも荷物になりますからね、断捨離していくしかないと思っています。それでもやっぱり紙で持っていたいというモノだけが残っていくのかもしれません。妹が遺したアニメの関連本はさらに何十年も過ぎて、持っている人が少なくなれば価値が高くなるとのこと。すでに業者にある他の本とまとめれば売れるだろうからゴミにはならないとのことでホッとしました。今も連載が続いている人気の漫画本は最新刊までそろっていないと価値なし、他に男性のアーティスト関連のモノも売れないとのことでゴミ同然でした。

 モノをためることは簡単ですが処分していくにはとてつもないエネルギーが要ります。モノを持ってはいけないのだとまたしみじみ実感。引き取ってもらう際にも免許証などのご本人様確認できるものが必要。時代は変わりました。

 妹が遺した大量の布切れや手作りの洋服を引き取ってくれるところはないだろうかとネットで調べて問い合わせたところ、県内のちょっと遠方の業者が引き取りできるかもしれないとのこと。ただし再販がむずかしいのでそれだけだと引き取れないかもしれない、他にはないですか、できるだけたくさんまとめてもらうと値段がつけやすいですよとのこと。床の間の棚を物色すると母が遺した花瓶やお茶道具も出てきました。父が遺した切手や偽物の小判などもまだあります。土産物の置物も大量にあり、どこにでもあるモノにしかみえませんがたぶん値段つけられるとのこと。2階の妹の部屋にはざっとみていたよりもさらにさらに大量の布や洋服が押し入れに遺っているとわかりました。私が玄関先まで運んで見積もってもらうのは到底無理なほどにたくさんの荷物。業者さんにあがってもらって見積もってもらわないと無理ですが弟がなんていうかな。30年ほど眠り続けている工業用ミシンなども値段がつく場合があるそうです。遠からず処分しなければならないものばかりなので少しでも他の人が必要なモノがあるといいですがどうでしょうか。

 神さまが与えてくれた時間だと思って取りつかれたように断捨離の日々。私自身の整理がついていないこともまだまだあり、新しいことを始める前に風を通すための、こうした時間は必要なんだなあと思います。まとまった時間とエネルギーがなければできないですからね。でもずっとこれだけでは生きていけないので次の居場所をみるけるための書類作成もしなければなりません。自分、これからどこへ流れていくのか・・・。

 つまらないひとり言、失礼しました。





 再募集がかかったのでもう一度書類を送るだけ送ろうとしていた二通目のところ、応募要項をコンビニでプリントアウトして確認すると内容が少し変わっています。専業主婦歴があるわけでもなく、思い出したくない過去、もう忘れてしまった過去をほじくりかえさないと求められていることを全部埋められません。車の運転ができないと生きて行くことはできないことがこの四カ月で身に沁みてわかったし、こうして家を片付けるための帰郷ということで居場所を求めていくことはあきらめた方がよさそうかなという気持ちになったりもしています。ほんとは水道光熱費だけで一か月に二万円ぐらいは払わないといけません。このままではそろそろ居づらいし、自分のために稼がなければなりません。また一から信頼関係をつくりあげていくのはきつい。生まれ育った場所なのに違和感ばっかりで、家賃払い続けるのは大変になったし、3.11のあとから近所に知る人が誰もいないのすごく不安で同級生が近くにいる所でまた暮らしたいと思って帰郷したけれど、また戻った方がいいのかな。自分が壊れそうなほど働くことはできないし、隣近所の音が丸聞こえのせまい集合住宅はつらいですけどね・・・。

迷い・・・。

つまらないひとり言の追記でした。
 

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