旅の思い出写真_ヴェルサイユ宮殿
旅の思い出写真_ヴェルサイユ宮殿
2018年『ルーブル美術館展』-「マリー・アントワネット」
『1789バスティーユの恋人たち』より(2)
『マリー・アントワネット展』に行ってきました(3)
『マリー・アントワネット展』に行ってきました(2)
『マリー・アントワネット展』に行ってきました
パリオリンピックの開会式、ツィターに流れて来た映像と写真で断片的に知るだけですが、植民地政策によって富を享受してきた西欧世界の終焉をわたしは感じます。ギロチンにかけられたマリー・アントワネットが自ら切り落とされた首をもって歌い、幽霊されていた場所にプロジェクション・マッピングで血飛沫を飛ばし、髭をはやしたオッサンたちが女装して歌い踊ったのは「最後の晩餐」を揶揄したものだとかそうでないとか、股間がみえてしまっているっぽいオッサンもいたようでおぞましいかぎり。とてもまともに映像をみる気にはなれません。オリンピックなんて平和の祭典でもなんでもないのだからもうやめろと思います。
アントワネットを演じてきた歴代の宝塚OGの方々はどんな気持ちでご覧になったでしょう。ヴェルサイユ宮殿を二度訪れ、いまは観覧車のある処刑されたパリのコンコルド広場の前をバスで通り、マリー・アントワネット展をみて、ルーヴル美術館展のマリー・アントワネットの胸像もみています。ものすごく綺麗でおしゃれだった方。こんなかたちで辱しめをうけるのはオーストリアのハプスブルク家から嫁いだ人だからでしょうか。切り落とされたアントワネットの首はしばらくそのまま放置されたという史実を読んだのはベルばら大辞典だったか、ちょっと今すぐはたどれません。父と母が処刑されたあとの次男ルイ・シャルルの辿った道はいたましいかぎり、姉がなんとか救いだそうとしましたが虐待されて糞尿にまみれての短い生涯はあまりにも哀れです。血で血を洗ってきた歴史。死者を辱しめているようにしか思えない演出を素晴らしいという声、わたしにはわかりません。
マリー・アントワネットの寝室
ベルばらで描かれているマリー・アントワネットが押し寄せた民衆の前に姿をみせた窓、