学園ドラマから新しいスターが誕生するケースは多い。それは、生徒であったり先生であったり様々ですが、現在放映中の「仰げば尊し」でも、新しいスターの誕生の予感がします。
村上虹郎、2014年の河瀬直美監督作品「2つ目の窓」でデビューした彼が、個性的なバイプレイヤーとして人気の高い村上淳とミュージックシーンで異彩を放ち続けるUAの長男だっと知り、いっそう彼の存在感への裏付けを感じました。
身長168センチの小柄な体と風貌は、かつての柳楽優弥のデビュー当時を感じましたが、あの瞳の奥に光るものはUAのDNAを受け継ぎ、物静かな語り口は、父の村上と似てます。
こう見ると二世タレントの典型に思えますが、個人的には松田龍平の存在感に近いように思えます。今から注目して、特に映画作品で光るものを見たいです。
余談ですが、今回の仰げば尊しは、将来性の高い若手俳優の宝庫です。
不良グループのメンバーには、千葉真一の息子の真剣佑が、中野英雄の息子の大賀、ジュノンスーパーボーイグランプリの佐野岳、子役時代から活躍する北村匠海、また、部長役の石井杏奈は、Egirls出身で、ソロモンの偽証で重要な役どころを演じていました。
今回の仰げば尊しでは、彼らの個性がピタリとはまった感じがします。また、生徒の中には、映画出演経験のある子たちが数人いたように記憶しています。そんなに彼らに注目して、今後の活躍に期待したいです。
村上虹郎主演の映画「忘れないと誓ったぼくがいた」より