・ わが国で最初の地動説公刊となった「地球全図」を著す
→コペルニクスは地動説を唱え、キリスト教下では命にかかわる真実だったわけですが、幸い日本ではすんなりと受け入れられたようですね。
それにしても、地球が丸いことすら知らない日本人の中、地球儀をつくったり、それを後述の老中、松平定信に送りつけ、あんたは世界を知らないと批判したり・・・。
・ 肥後秋月(筑前秋月の誤りではないでしょうか?)緒方春朔(おがたしゅんさく)と天然痘のワクチン治療をした
→緒方春朔(しゅんさく)は、エドワード・ジェンナーの牛痘種痘法成功より6年早い時期に、予防接種として人痘種痘法をわが国で初めて成功させた、福岡は秋月(現朝倉市)の秋月藩医です。
今でこそ天然痘は撲滅されましたが、当時は「天然痘にかかったことのない子供は、我が子と思うな」というくらい、子供たちの命を奪う憎き疾病だったのです。
緒方春朔は軽い天然痘にかかった人のかさぶたを粉末にして、鼻から吸入させたそうです。
この方法は、一度天然痘に罹患(りかん)するともうかからないことをヒントとし、中国の清の勅纂による『醫宗金鑑』(いしゅうきんかん、と読むのかな?)という本を頼りに、独自の方法を編み出したそうです。
しかし軽い経過をたどるからとはいえ、死の病をあえて無理に発病させて免疫を作るという、現代でこそ予防として当たり前の発想を、江戸時代に行ったのですから、緒方春朔はさぞやクレイジーだと人々から思われたことでしょう。
それにしても当時の中国ってすごいのね・・・。
http://www.ogata-shunsaku.com/
江漢には『種痘の伝』という短文刊本があるそうです。
→コペルニクスは地動説を唱え、キリスト教下では命にかかわる真実だったわけですが、幸い日本ではすんなりと受け入れられたようですね。
それにしても、地球が丸いことすら知らない日本人の中、地球儀をつくったり、それを後述の老中、松平定信に送りつけ、あんたは世界を知らないと批判したり・・・。
・ 肥後秋月(筑前秋月の誤りではないでしょうか?)緒方春朔(おがたしゅんさく)と天然痘のワクチン治療をした
→緒方春朔(しゅんさく)は、エドワード・ジェンナーの牛痘種痘法成功より6年早い時期に、予防接種として人痘種痘法をわが国で初めて成功させた、福岡は秋月(現朝倉市)の秋月藩医です。
今でこそ天然痘は撲滅されましたが、当時は「天然痘にかかったことのない子供は、我が子と思うな」というくらい、子供たちの命を奪う憎き疾病だったのです。
緒方春朔は軽い天然痘にかかった人のかさぶたを粉末にして、鼻から吸入させたそうです。
この方法は、一度天然痘に罹患(りかん)するともうかからないことをヒントとし、中国の清の勅纂による『醫宗金鑑』(いしゅうきんかん、と読むのかな?)という本を頼りに、独自の方法を編み出したそうです。
しかし軽い経過をたどるからとはいえ、死の病をあえて無理に発病させて免疫を作るという、現代でこそ予防として当たり前の発想を、江戸時代に行ったのですから、緒方春朔はさぞやクレイジーだと人々から思われたことでしょう。
それにしても当時の中国ってすごいのね・・・。
http://www.ogata-shunsaku.com/
江漢には『種痘の伝』という短文刊本があるそうです。