医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美徳:不義にして富まず2

2008年06月30日 17時08分02秒 | Weblog
 そうですか、EUROではスペインが、優勝候補筆頭のドイツを破って優勝ですか。

 このところ、スペインびいきの僕がブログで、ずいぶんスペインを書き込んでましたから。

 では、全米女子オープン、日本期待の3人は、健闘むなしく・・・次回に期待しましょう。





 さて、徳山社長のお話ですが、こんな小説のような話が、実際にあったとはにわかには信じられないと思いませんか・・・?

 まあ、天下のNHKで根拠のない陰口は叩けないでしょうから、裏づけもそれなりにあるのでしょう。

 この番組の進行役のジャーナリストは、この大企業2社のやり方に強い憤りを覚え、徳山社長にこの大企業2社の名前を公表しましょうか、と持ちかけたそうです。

 ところが、な、なんと、徳山社長は小さな声で

「品がなくなりますから」

と、その申し出を断ったそうなり!!




 ひょっとしたら大手には大手の言い分があって、泥仕合になってみっともなくなるからと社長は判断されたのか?

 それとも、本当に真実が大手による知的所有権の盗み、なのか・・・・

 盗みだとしたら、これは犯罪じゃないだろうか???

 企業スパイより、手口が分かり易過ぎて、むしろ悪質なんじゃないのだろうか?

 その大手のメーカーの本件に携わった方は、弁明のためにも、名乗り出て釈明したほうがいいのではないですか?

 それとも正義がないので、出てこれないのだろうか??

 正義あふれるジャーナリストは、白日の下に告発せよ!

美徳:不義にして富まず1

2008年06月29日 10時34分34秒 | Weblog
 またしてもNHKですがね、「知るを楽しむ」という番組で、小さな感動を得ました。

 以前でしたけれど、四国は香川の勇心酒造株式会社と社長の徳山孝さんが特集されました。

 徳山社長は徳も探究心も強く、米の持つさまざまな力に着目し、お米のエキスから入浴剤を開発したそうです。

 考えたヒントは昔、酒風呂や温湿布に使われていた、という文書だったそうです。

 確かに、日本酒愛好家は昔から肌つやが良い、などといわれておりますが、医学的根拠はまた別なので、これについての科学的検証はいかがなものなのでしょうか?

 ともあれ身体に優しい入浴剤として、マスコミの脚光を浴び、クチコミから消費者の人気を集めたそうです。

 しかし、ご自分の入浴剤の発売から5年経ったある日のこと、徳山社長の努力を阻む事件が発生したそうです。

 大手メーカーが参入し、米からできた入浴剤を発売したため、勇心酒造の売り上げは3分の1に激減してしまったそうです・・・・が、そこまでは自由経済なので、ある程度仕方がありません。

 パクリなのかどうなのか、特許などはどうだったのか?

 しかし問題はその先です!

 徳山社長は裁判に訴えたのですが、結局のところ費用が続かず、訴状を取り下げざるを得なくなりました。

 そこで大手2社は、徳山社長に共同事業を持ちかけたそうです。

 大手をすっかり信頼してしまった徳山社長は、資料やデータを大手に渡したところ、それをもとに大手が新製品を開発して大々的に発売した、ということです。

 それって詐欺じゃないの???

 話が一方からだけなので、公正な判断はできませんが、これが事実だとしたら、これはいかがなものでしょうか?

 どうですか、みなさま??

SSの美徳

2008年06月27日 08時20分27秒 | Weblog
 はずれものの書評をひとつ。

 読んだ後で、あ~つまらなかった・・・ってのを乗り越えて、面白い本に出会った時、感慨もひとしお。

 「運命の書」という本です。

 これはアメリカのマニング大統領の部下、補佐官ウェスと暗殺を企てる者のお話です。

 「ダ・ヴィンチ・コードの次に読むべきものはこれだ!」と帯に出てましたのでつられて読んでしまいましたが・・

 それは誇大広告でした・・・

 200万部越えとの声もむなしく、期待はずれ・・・

 まず、紹介には「アメリカ第三代大統領ジェファーソンも使ったという暗号を盛り込み」といいますが、これは暗号というより、単一の記号にしかすぎず、何のときめきもなく、知恵や知識もいらないし、解読もくそもありませんでした。

 しかも内容は、マニング大統領が、部下の誰をうんと好きで、誰が普通で、誰が嫌いかってことくらい・・・の単純で、何の深みもありませんでした。

 次に、「フリーメイソンの謎」とともに、といいますが、これもほんのおさわり程度だし、目新しい解釈もなく、本編とはまったくといっていいくらい無関係。

 え????




 興味を持てたのは、アメリカでは、事件の重要な証人の身に危険が及ぶ場合、保安官がかくまってくれて・・・

 要人を警護するシークレット・サービスが完全に独立しており、驚いたことにCIAやFBIと同じくらい権限や能力を持つようです。

 アメリカのシークレットサービス、USSSは国土安全保障省の一部門であり、アメリカの警察機関の一つである、ということですが。

 要人(アメリカ合衆国大統領とその家族、副大統領とその家族、高級官僚、過去の大統領経験者とその配偶者、次期大統領・副大統領、訪米中の各国元首)の警護、及びテロ予備行為捜査・取り締まりだそうですが、あの国ですから日本より本格的なのでしょう。

 シークレットサービス設立時の、そもそも本来の任務は、偽造通貨などの取り締まり、様々な不正経理犯罪・個人情報窃盗の捜査、地域犯罪における科学捜査情報の提供である、といいます。
 
 というと、捜査権も持つし、日本の公安のように、テロ取り締まりにも関与するんだ。

 日本だとSP(セキュリティポリス)って呼び方になりますが、SPは警視庁の一部門みたいだけど、アメリカのUSSSは独立していて、権限も強いみたいだし、当然銃器もいろいろ持っているのでしょう。

 あの国では、地方警察は州で独立していて、それにFBIとCIAがあって、さらにシークレットサービスに、よくわからない存在の保安官もいて、いろいろテリトリーもあって、それはそれでやりにくそうですが、互いを見張ったリして自浄作用はありそう。

 日本には政治も警察も官庁も、その互いの見張りがないから、怖いんだよな・・。

 2つの対立軸、ってのは人間世界には必要なのかもしれない・・・。

 それにしても、日本のSPにせよ、アメリカのSSにせよ、いざという時には、己の身を挺して要人の命を守るのだから、本当に勇気と覚悟が必要ですね。

 それと、アメリカ大統領たるもの、その権力もそうですが、周りの者に、心底大統領として尊敬され、愛され、また周りの者たちはまるで家族のように絆が強く、もちろん葛藤はあってもこの命に替えてでもって感じで・・・日本とはだいぶ異なるようですね。

ヴィルトゥオーソ 番外編

2008年06月25日 11時29分56秒 | Weblog
 いやいや、昨日のビートニクス、いかがでしたか?

 今でも思い出し笑いが止まりません。

 ビートニクスというグループ名を聞くだけで即、「何がビートニクスじゃ!」とすぐ突込みができる・・・これぞ大人の雑学の王道かと自負しております。

 それにしても、ホンモノの天階のさびに当たる部分への展開が、「I Want To Hold Your Hand」から「Twist and Shout」になるとことろなんか、ほんとによく練られてますよね。

 しかし、ホンモノではギターソロに移る前に、まるで神の啓示のような、はたまたモーゼを襲ったいかづちの怒りような、あるいはヴァチカンのとどろく鐘の音のごときの「じゃがじゃ~ん、じゃがじゃ~ん」というリフから、雲の切れ間に差し込む、光の筋のような神の導きを連想させる細かいピックさばき・・・そしてそこから一気にギターソロを経てさびへと展開するのですが・・・

 その「じゃがじゃ~ん」はこの曲の扇の要というか、アンカー部分なので、もう一ひねり欲しかった・・かな。

 オトナとは・・・たかがパロディにも、むきになって考察したいものである。

 逆に言うと、かのカラヤンにまで賞賛された、あれだけ美しさにおいて完璧すぎる名曲「天国への階段」すらも、言ってみれば、あんな単純な曲2曲で済んでしまうのね・・・。

 パロディや風刺の素晴らしき「封じ込め」と「単純化」という奥深さが、ここに凝縮している。

 哲学的でしょ?




 それにしても世界にはいろんな人がいます。

http://jp.youtube.com/watch?v=r2BOApUvFpw&NR=1

http://jp.youtube.com/watch?v=0C6XzzDDWOs&feature=related

http://jp.youtube.com/watch?v=xmJv15w0Ms0&feature=related

http://jp.youtube.com/watch?v=Ddn4MGaS3N4&feature=related

http://jp.youtube.com/watch?v=jg97Pd_vmnk&feature=user

http://jp.youtube.com/watch?v=QcanWkRbnwQ&feature=user

http://jp.youtube.com/watch?v=AZx_ckGDa64&feature=user

http://jp.youtube.com/watch?v=jHAeeyyzb7g&feature=related



 そういえば、日刊スポーツによると、心温まる記事が・・・マスコミは単なる売名行為かどうかを検証の上、こういう美しい志をきちんと世に知らしめよ!

 「女子プロゴルファーの有村智恵(20=日本ヒューレット・パッカード)が23日、先週のニチレイPGMレディスで獲得した賞金(19位=55万8000円)の全額を岩手・宮城内陸地震の被災者に寄付することを明らかにした。

 熊本生まれだが、宮城・東北高出身だけに「第2の故郷で震災に遭われ苦しんでいる方々に、自分も何かしてあげたかった」とコメントした。

 女子ゴルフでは、06年の賞金女王大山志保(31)が、昨年8月のヨネックスレディス9位の賞金(139万9500円)を新潟県中越沖地震の被災地の柏崎市に寄付した例がある。」

 他人の文句ばかりが仕事ではあるまい、F氏よ!

美しきヴィルトゥオーソ 16

2008年06月24日 12時44分57秒 | Weblog
 それにしても、福田進一氏が弾いていた「ひまわり」をつくった、Henry Mancini(ヘンリー・マンシーニ)さんって凄すぎますよね。

 ざっと作品を見渡しても、オードリー・ヘップバーンの、あのティファニーの、「ムーン・リバー」を筆頭に、酒とバラの日々に、シャレード、暗くなるまで待って、ピンク・パンサー・・・と。




 ちなみに、天才ジム・モリスン率いた、伝説の「The Doors」版、「アストゥリアス」はタイトルが「Spanish Caravan」というのですが、これです。

http://jp.youtube.com/watch?v=_V06LZDmtCA&feature=related

 ライブだと

http://jp.youtube.com/watch?v=5oBJUDtRSV0&feature=related




 ちなみのちなみに、ロド・ガブも木村君もZepの天階をやってますけど、The Doorsがcoverすると、これはこれでめっちゃカッコよくて、思いっきりジム・モリスンの世界だ。

http://jp.youtube.com/watch?v=Gq9xU3rPltE&feature=related

 ところが逆はどうかというと、「Light My Fire」はZepのはけっこうグダグダで、ドアーズの原曲の勝ち。

http://jp.youtube.com/watch?v=Yi_wvbC58dk&feature=related


 天階は本田美奈子さんもやっておりまして

http://jp.youtube.com/watch?v=7WMmWp0fA-s

 いい声してます・・。


 さすがStanley Jordanがやると、ほれぼれするしかありまへん・・・そもそも楽器の使用法が違うし、とても人間業とは思えません。

http://jp.youtube.com/watch?v=HjXN3OLgoqs


 この天階は笑えますよ・・・よく歌詞を聞いてくださいね。

http://jp.youtube.com/watch?v=3WfoccRna6I&feature=related

 ポールが右利きですがね・・・爆笑。

 ビートニクスという芸名もさることながら(理由は拙ブログをご参照

http://blog.goo.ne.jp/ag-clinic/e/16b1af7dbb84c70f81ff4018549b593d)、芸にするからには、パロディやモノマネもこの域までやって欲しいものですな。

 日本人なら誰でも知っている名曲を、いかにもサザン風にパロったりしてやったら、面白そうですよね。



 次もこれはこれでスゴイ!

http://jp.youtube.com/watch?v=-SeYR60zFf8






 日本にも、フォークギターをかき鳴らせるだけで、ただの歌のちょっと上手なカワイ子ちゃんではなく、ガブちゃん並の実力派で、あっと驚くようなパフォーマンスを見せる、本物志向の常識破りな女流ギタリストが登場しませんかね?

 あるいは、日本の伝統楽器を、従来の古典的な演奏法や曲目にとらわれず、演奏曲をオリジナルで近代的に、ぶっ飛びテクで聞かせちゃう演奏家とか。

 演歌や民謡に流れるメロディを、世界的な現代音楽の趨勢に合わせてアレンジして、世界中で誰もやっていないサウンドを、高い技術、世界レベルで聴かせて欲しいものですね。


 いっちょう三味線と、お琴だってコンパクト化して電気増幅して肩から提げて、現代風着物ドレスを着ちゃって、日本髪をスタイリッシュにアレンジして、ダブリンでデビューしてくれ!

 今日の芸大生だったら、音楽の基礎の学習やまた楽器の基礎演奏をこなした上で、音やコードの基礎をしっかり学び、おまけに作曲や編曲だってこなせて、美貌にも恵まれ・・・それくらいの才能を持った人だっているんじゃないの、学生諸君!


-おわり-

美しきヴィルトゥオーソ 15

2008年06月23日 11時22分45秒 | Weblog
 日本製のギターにも、中出阪蔵(なかでさかぞう)氏をはじめ、優秀で、日本の気候によくマッチした、良いギターをつくる製作者も多いのですけれど・・

 僕がクラシック音楽同様、ギターにもあまり詳しくないので、詳しい方の解説を参考にしてください。




 また、日本人のギタリストも大勢いらっしゃいますが、ガブちゃんの首振りとはちと異なる、少しマニアックですけど、山下和仁さんが日本人ギタリストでは世界的に名が通っており、確かラミレスを使用・・・?

 彼の解釈が有名な、展覧会の絵

http://www.youtube.com/watch?v=tyFMt_G4ku0



 なんつーんですか・・・あまりに腕が凄すぎ、見ていてちょっと不気味な感じもしますが・・・

 なんてったって右手のストロークが激すぎるのか、あのラミレス?・・ギターのサウンドホールの下の塗装がはがれちゃってますものね。



 重鎮には福田進一氏。

http://www.youtube.com/watch?v=eKFmMyWuR5U



 稲垣稔氏は・・・確か「フレタ」を使用。




 若手のイケメン、大萩康司(おおはぎ やすじ)さん。

http://jp.youtube.com/watch?v=6Sx7lbXK6xc

http://jp.youtube.com/watch?v=NUOpo8Zw5qg


 木村大さんも期待の星。

http://jp.youtube.com/watch?v=kcR5e1t04DQ&feature=related

http://jp.youtube.com/watch?v=ZCSeg0-7AuU

http://jp.youtube.com/watch?v=rEF8C-u0Zbw&NR=1

美しきヴィルトゥオーソ 14

2008年06月22日 14時48分43秒 | Weblog
 大御所アルカンヘル・「フェルナンデス」は、スペインの美人ギタリスト、マリア・エステルが使用しているそうなり。

http://www.fana.co.jp/arcangel-bun.html

http://jp.youtube.com/watch?v=kQ01z312SCs



 ホセ・「ロマニジョス」(ホセ・ルイス・ロマニロス)は、イギリス、スペインにおいて、トーレス研究家としても名高い、とのこと。

 村治 佳織さんの愛用は、確か「ロマニジョス」だったと思います。

http://www.elcondor.jp/stocks/romanillos.html



 「エルナンデス・イ・アグアド」は、エルナンデスとアグアドによって共同製作されたギターで、幻の名器として言い伝えられており、スペイン・マドリッド王立音楽院ギター科主席教授のホルヘ・アリサ氏も愛用。



 パコ・デ・ルシアはコンデ・エルマノス

 アール・クルーはマヌエル ベラスケス




 一方、華の都フランス・パリにはフランソワ・「ラコート」がいて、ロンドンの「パノルモ」、ウィーンの「シュタウファー」(シューベルトが愛用)とともに三大名工と賞せられた、とのことです。

 指板がサウンドホールに向かって斜めになってますね。

http://www.crane.gr.jp/19th_Guitar/19th_Guitars/18xx.html

 
 ロベール・「ブーシェ」は変わりどころ、フランスの画家なのですが、48才からギター製作をはじめたそうです。

 トーレスシステムから独自の製作技法に研究を重ねたそうですが、生涯154本しか製作されなかったそうです。

 「何ともいえない甘く優雅な音色は、正に芸術と呼ぶにふさわしく、世界的財産と言える幻の超銘器」なのだそうです。

 聴いてみたい・・・。

http://www.fana.co.jp/Bouchet2.html


 他にもスペインにはパウリーノ・ベルナベやアントニオ・マリン、レジェスにバルベロ・イーホ、ドイツにはハウザーにマティアス・ダマンなど、またアメリカではロバート・ラック、ポール・ジェイコブソンなどがおります。

 近代では、ギターの王様と呼ばれる、イグナシオ・「フレタ」が、「アグアド」、「ハウザー」と並んで3大名器かな。

美しきヴィルトゥオーソ 13

2008年06月21日 21時41分44秒 | Weblog
 タレガは他にもアルベニスが作曲したピアノ曲の「アストゥリアス」をギターに編曲し、これはなんとドアーズやアイアンメイデンもやりましたが、

http://jp.youtube.com/watch?v=9efHwnFAkuA&feature=related

http://jp.youtube.com/watch?v=Nx7vOb7GNBg&feature=related

 それにしましても、Ana Vidovicです・・・人間世界遺産に任命したいと思います。

 スペインギター界にはタレガ→セゴビア→デ・ラ・マーサ→ホルヘ、という流れがあるのかな・・・。

 タレガ、セゴビアに次ぐ者とすれば、禁じられた遊びで有名になった、ナルシソ・イエペスでしょうか・・・??

 セゴビアに教えを請うた松田晃演(まつだあきのぶ)氏、かれはジョン・ウィリアムスとも兄弟弟子になるそうですが、彼もトーレスを持っているのかな?




 「マヌエル・ラミレス」は、ギター製作を南部のセビリャから北部のマドリードへもたらしました。

 でもサントス・エルナンデスの師匠といったほうがピンときたりして。

 ホセ・ラミレス一世(三世の祖父)の弟にあたります。

 セゴビアが当初、使用しました。

http://www.lluck.jp/list/guitar/premium/p018/p018.htm




 「トーレス」に次ぐ、ギター製作者として有名な「サントス・エルナンデス」こそが、高名な師匠のマヌエル・ラミレス以上に有名なギター製作者で、小説「カディスの赤い星」では重要な役割を果たします。

 6弦のもつ力強さはコントラバス並みのドスンというほどの低音だそうです。

 表面板が薄いのが特徴だそうです。

 高名なギタリスト、デ・ラ・マーサ(マドリッド・ロイヤル・アカデミーのギター科の主任教授を長年務めた)が使用したとのこと。

http://www.fana.co.jp/santos-1921.html



 ドミンゴ・エステーソはマヌエル・ラミレスの門弟の一人で、サントスに次ぐ高い評価を得ており、明るい高音が特長。

http://www1.odn.ne.jp/kozu_andante/guitargallery/old/aftertorres/esteso.html


 ラミレス工房では、ホセ・ラミレス三世が、赤杉(トゥジャ・プリカタ)を使用しました。

 ドイツ松に比べ、赤く、木目が細かいのが特徴です。

 あの、セゴビアはラミレス一世の次に、ドイツのヘルマン・ハウザー製作のギターを好んで使用しましたが、その後ラミレス3世の手で作られたギターがセゴビアによって選ばれ、セゴビア愛用の楽器となった、ということです。

http://www.j-guitar.com/sp/sea/view_detail/s16320093.html

美しきヴィルトゥオーソ 12

2008年06月20日 15時48分41秒 | Weblog
 「イパネマの娘」はジルベルトのかつての妻、アストラッド・ジルベルトが、亭主の嫌いな英語でやって大ヒットしたのですが、

http://www.youtube.com/watch?v=dyyM4WPf3_E

 それをジョビンと、なんとジルベルトがやっております。

http://www.youtube.com/watch?v=DSJ5xZci9mI

 で、以前にも紹介しましたが、僕の大好きな映画「黒いオルフェ」も、実はジョビンが企画した劇が元になっていて、この映画でボサノヴァが世界に広まった、とされているのです。

 前に書いたとおり、これはギリシャ神話のオルフェウスが元になっているのですが、日本の古事記のイザナギ・イザナミの冥府くだりの伝説に酷似しており、興味のある方はこの「黒いオルフェ」をご覧になって、ボサノヴァとともに堪能して、それから古事記を読んでみてください。






 女性だと宝石やバッグなのかもしれませんが、僕の先輩にもおりますけど、男性には道具がたまらなく好き、というビョーキの者も多く・・・道具オタクですね。

 惹かれるもの、その1、車、次いでバイク、腕時計、パソコン、ギター、プラモデル、カメラ、携帯、ステレオ、ゴルフクラブ・・・。

 罹患者はその道具に興味はなくても、その道具のウンチクを聞くだけでもシビレる傾向もあります。

 やれパソコンのCPUがいくらだの、メモリーが何メガで、ハードディスクが何ギガだとか・・・いますでしょ?

 ギターの世界には、アントニオ・デ・トーレスという、南部セビリャのギター製作家がいて、彼の作ったギターは、“ギターのストラディバリウス”と呼ばれています。

 生涯に320本作ったといわれ、現存するのは確か80~90本ではないかといわれております。

 近代ギターの父と呼ばれる「タレガ」はトーレスを使用していました。

 現在においても、『トーレス』を超える楽器はない、とも言われていて、時価1,000万円くらい・・・といっても1,000万円ってことは、バイオリンと比べると・・・・だそうです。

http://www.fana.co.jp/meihin-torres.html

 タレガは、神童、あるいはギター界の「サラサーテ」(スペイン)と呼ばれ、それこそVirtuoso「ヴァーチュオーゾ」(ヴィルトゥオーソ)と称されました。

 ちなみにサラサーテは、スペインのヴァイオリニストでチャラララ~チャリラッリラ~ンのツィゴイネルワイゼンを作った方っす。

 タレガはなんといっても、あの「アルハンブラ宮殿の思い出」を作曲した偉大なギタリストです。

美しきヴィルトゥオーソ 11

2008年06月19日 08時27分34秒 | Weblog
 他にも、「11月のある日」で有名なキューバのレオ・ブローウェルやマヌエル・バルエコ、あるいはデビット・ラッセルあたりは有名どころのギタリストです。

http://jp.youtube.com/watch?v=R-pPQM_LdSY&feature=related


http://jp.youtube.com/watch?v=jAg8VHuXNKU&feature=related





 一方ブラジル、ジョアン・ジルベルトは、ブラジル生まれ、ボサノヴァの創始者、ボサノヴァの法王といわれている、なぞの多い大御所です。

 普段から連絡を取るのも難しいそうで、演奏会でも客がうるさかったり、好みのマイクが用意できなければとっとと帰ってしまうし、ひどいときにはステージで眠ってしまうらしい、伝説のギタリストです。

 ある意味、芸術家の鑑だ。

http://www.youtube.com/watch?v=guMek3_D6ls&feature=related

 2003、04、06年には東京で奇跡的に続けてコンサートが行われました。

 ボサノヴァはブラジルで生まれ、本国では一時的に流行し、今では懐メロ的になっている?・・・ようです。

 ご存知のようにブラジルでは、国民的人気の伝統音楽、サンバがあります。

 サンバの心は「サウダージ」(せつなさ)にあると言われ、「タンタンタタンタ、ンタンタタンタン」みたいなリズムがありますでしょ?

 で、ボサノヴァではギターを、サンバのような「バチーダ」と呼ばれる奏法というかリズムと、5つ以上音を重ねた「テンションコード」といわれる和音で奏でられます。

 その上でフランス語に似てるなと個人的に思っている、鼻に抜けるポルトガル語でささやくように歌われます。

 ちなみに3つの音で奏でる和音をトリアド、基本3和音に(ドミナントから短7度の)音をもう一つ重ね、4つ音が重なった和音がセブンスコードになります。

 専門家ではないのでうかつなことを言うと間違っていると思うのですが、音楽とは時間と空間に広がって消える芸術で、メロディと和音とリズムで構成され、一瞬を切り取り残るのが絵画や写真、音楽では瞬間的には和音が得られます。

 「イパネマの娘」はジルベルトと並ぶボサノヴァの貢献者、アントニオ・カルロス・ジョビン(トム・ジョビン)の作品ですが、ビートルズのイエスタデイに次ぐほど世界中でカヴァーされたそうです。

 ジョビンは「3月の水」でも有名ですが、ブラジルで3月は日本の9月に相当しますので、「九月の風」ってところでしょうか。

 ジョビンの死に際しては、大統領令でブラジル国民が3日間喪に服したほどですし、リオデジャネイロ国際空港は、アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港です。

美しきヴィルトゥオーソ 10

2008年06月18日 11時51分56秒 | Weblog
 他に有名な作曲家には、ギターのベートーベンといわれる、フェルナンド・ソルがいます。 

 当時流行していた、モーツァルトの「魔笛」というオペラからソルが感銘を受けて作曲した、主題による変奏曲 op. 9 。

http://jp.youtube.com/watch?v=ngpNzUXO6Lo

http://jp.youtube.com/watch?v=LthFm7hgx8Y&feature=related



 有名な「月光」

http://jp.youtube.com/watch?v=EZypZXhcklE




 ロックについては、多少は語れても、クラシックはど素人なので、ボロが出ないうちにそそくさ退散するとしよう。





 では、ギターの本場、スペインでのフラメンコ事情は・・・?といってもフラメンコの世界はこれまた深いですので、クラシック以上に僕には到底語れませんが・・・

 ガブちゃんには、「炎のフラメンコ」と言われた、天才、パコ・デ・ルシアもビックリでしょう。

http://jp.youtube.com/watch?v=Uz4_hHLBO4o

http://www.youtube.com/watch?v=To09Km0y8ic



 パコ以前の巨匠にはサビーカス(Sabicas )がおりますね。

http://www.youtube.com/watch?v=f2VROY01EAg


 また、フラメンコギターの権威、ニーニョ・リカルド(Niño Ricardo)も

http://www.youtube.com/watch?v=VGzBGSQ5jJg


 パコと同世代で、ギターソロを拓いた大御所セラニート(Serranito)

http://www.youtube.com/watch?v=AR4Ypn4v1qo&feature=related


 最も有名なフラメンコのソロギタリストのひとり、スペインの貴公子、ビセンテ・アミーゴ(Vicente Amigo)でしょ・・

http://www.youtube.com/watch?v=2bwqxyVJnJI&feature=related

http://jp.youtube.com/watch?v=S_qzLH3FgxM


 映画「Vengo」で有名な、パコの後継者として期待も大きい、ヒターノ(ロマ)の血を引くトマティート(Tomatito)くらいしか知りませんが・・・

http://www.youtube.com/watch?v=DWSqJWZ8gmE

 等が外せない達人・・・かな。



 正統派クラシックギターでは、左足に踏み台を置いて足を乗せ、左の太ももにボディを乗せますが、フラメンコやその他のアコギでは足を組んで右に乗せることが多いです。

美しきヴィルトゥオーソ 9

2008年06月17日 12時39分00秒 | Weblog
 バリオスはなぜだかあのセゴビアからは認められなかったようですが、理由はきっと微妙なところ・・・宗主国としてのつまらないプライドなどにあったのでしょうか?

 バリオスの代表作の「大聖堂」は、前奏曲(郷愁)、宗教的アンダンテ、荘重なアレグロの3楽章から成ります。

http://www.youtube.com/watch?v=U7FRTE1I988&feature=related


 ベルタ・ロハスさんの演奏はよどみがなく、力みやぎこちなさを全く感じず、流れるようでありますが、女神の場合もやはり格別です。

http://jp.youtube.com/watch?v=KCE5aPnB5aI



 また、バリオスの「最後のトレモロ」を盲目の女流ギタリスト、ルーマニア系のカナダ人Ioana Gandraburが奏でると

http://jp.youtube.com/watch?v=LvL9xaUqZGA&feature=related



 同じ曲ですが、女神は

http://jp.youtube.com/watch?v=yKTKlFmtWlQ&feature=related



 帝王より女神のほうがいいよなぁ・・

http://jp.youtube.com/watch?v=StxpWgfhjIg&feature=related





 クラシックギタリストにとって、ブラジルのVilla-Lobos(ヴィラ・ロボス)による12の練習曲と5つの前奏曲は重要で、プロレベルではおそらくは誰しもが経験し、「あでやかな落日」では、ヒロインの女の子が、これをスモールマンでやるところから物語が始まります。

 特に前奏曲1番と、練習曲11番は有名です。

http://www.youtube.com/watch?v=IcNi-5moPe4

http://jp.youtube.com/watch?v=W--gAvhTRZw

 僕はPrelude No.5が好きですが。

美しきヴィルトゥオーソ 8

2008年06月16日 12時21分44秒 | Weblog
 ヤン・シュエフェイさんは、「グレッグ・スモールマン」というギターを愛用しているのかな?

 そのグレッグ・スモールマンは、逢坂剛さんの小説「あでやかな落日」で、ヒロインの香華ハルナが最初に手にするギターです。

 オーストラリア産のスモールマンは、逢坂剛さんの受け売りですが、例のジョン・ウィリアムスが使用してから評価が上がり、アングロサクソン的に、大音量が売りだそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=IcNi-5moPe4&feature=related


 ギターの内部にある出っ張りの力木を、ブレージングといいますが、ギターの内側でボディの強度を補強するものです。

 スモールマンは、銘器トーレスで用いられたトーレス型というスタンダードなブレージングに対して、表板にカーボンとバルサ材を用いた垣根(ラチス)型のブレージングを行うことによって、圧倒的音量を得ることに成功したそうです。

 そのためのボディーの中に斜めに金属(カーボン?)のロッド(ラチス型バー?)が入っていたり、あるいはネックにはスチールの芯が入っているだとか、一枚板で成型するといううわさ・・・。




 女流ギタリストといえば、蘇萌(Su Meng)さんにも驚きです・・・ギターは素晴らしいのですが・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=f6mJ5G5mxvg

 バイオリンで有名な、イタリアの鬼神、あの「パガニーニ」のカプリース(奇想曲)の早弾き??




 ここで、ちなみに3大クラシック・ギター作曲家をご存知ですか?

 スペインの盲目の【ロドリーゴ】は「アランフエス協奏曲」を、パラグアイの【バリオス】は「大聖堂」という作品を、ブラジルの【ヴィラ・ロボス】はセゴビアにも楽曲を提供しました。




 ちなみにロドリーゴのConcierto de Aranjuez(アランフエス協奏曲)は・・・

 マイルス・デイビスがやると、

http://www.youtube.com/watch?v=C5vhd-9Om44

 ジョン・ウィリアムス

http://www.youtube.com/watch?v=d1WgoSfV_Kg&feature=related

 パコ・デ・ルシア

http://www.youtube.com/watch?v=w8LL1x6J2rU&feature=related

 村治佳織

http://www.youtube.com/watch?v=zGT83feJTQI&feature=related

 他にも陽気なソナタ(ソナタ・ジョコーサ)などは、有名です。

美しきヴィルトゥオーソ 7

2008年06月15日 10時44分42秒 | Weblog
 あのなんともいえず、やるせなくて、悲しくて切なくて、涙の止まらない内容の映画に、こんなにも愛らしく、美しい曲が、ギター1本で奏でられ・・・

 たまりません。

 大仰な交響曲にしないところが、センス光ると思いませんか?

 僕たちが毎日の生活の中で、意識はしないのだけれど、絶対に守らなければいけない、ほんのささやかな幸せだとか、愛おしさというものを奏でているかのような美しい曲です。

 「CAVATINA」とはもともと音楽用語のイタリア語で、素朴で短い歌曲を意味するらしく、いろんな「CAVATINA」がありますが、もっとも有名な「CAVATINA」はこの「ディア・ハンター」のテーマの「CAVATINA」ではないでしょうか?

 イギリスのSTANLEY MYERSの作曲です。

 オーストラリア出身のギタリスト、有名なジョン・ウィリアムスの演奏です。

 ジョン・ウィリアムスはオーストラリア人の父と中国人の母をもち、現在イギリスに住んでいるそうで、あの、あの、アンドレス・セゴビアに賞賛されてデビューとなったそうです。

 ジョン・ウィリアムスは商業的な意味では、現在世界的に最も成功しているクラシックギタリストと言われます。

 ギタリストのジョン・ウィリアムスは、スターウォーズやインディ・ジョーンズ、未知との遭遇のテーマを作った、ジョン・ウィリアムスとは同姓同名の別人です。

 あの「セゴビア」とは、近代ギター奏法の父と称され、Wikiによれば「セゴビアの尽力なしには、クラシック・ギターがコンサート・ホールに不似合いの、田舎の楽器と見られていただろうと見る向きは多い」とのことです。

http://www.youtube.com/watch?v=J0SvC3NG6tI&feature=related





 で、その「CAVATINA」で、3人の女流ギタリストの演奏を、聴き比べしてください。

 まずは、美人ギタリストの本家本元、Ana Vidovic、アナ・ヴィドヴィッチですが、クロアチア人の彼女こそ、2人目の美しきVirtuoso 「ヴァーチュオーゾ」(ヴィルトゥオーソ)としてご紹介したいと思うのです。

 技術的にも達人で、奏でている姿はまるで本物の女神のような立ち振る舞いと美貌のため、鳥肌と身震いが出るほどです。


http://www.pippo-jp.com/tower/y05/0217_vidovic.html


 いや、まじ、美しいし、正真正銘のホンモノっす。

 o j o

(←o j o は「オホ」マークといって、顔に見立て、スペインで「注目!」という意味と師匠から教わりました)

http://www.youtube.com/watch?v=HSECkRnpsDE&feature=related

 日本代表、村治佳織さんをお聴きください。

http://www.youtube.com/watch?v=I39udSHFjlc&feature=related


 中国からは、Xue-fei Yang、楊雪霏ヤン・シュエフェイさん。

http://www.youtube.com/watch?v=bcV2UIGFu60&feature=related

美しきヴィルトゥオーソ 6

2008年06月14日 06時36分56秒 | Weblog
 一方、以前話したプログレッシブ・ロックの巨匠で、プログレ不毛の地アメリカでも珍しくウケた、イギリスの「ピンク・フロイド」は、ロジャー・ウォーターズの詩が哲学的・文学的で、ちと難解な音楽なんですが。

 日本で知られる以上に西欧では有名で、みながヒットソングを、そのイントロを聞いただけで口ずさめるほどです。

 アルバム「狂気」や「ザ・ウォール」が超有名ですが、ピンク・フロイド創立期のメンバーで実質的なリーダだったシド・バレットは、LSDから心を病んで、大ヒット以前にバンドを離れざるを得ませんでした。

 Pink Floydはシド・バレットのバンドだったとは思いますが、彼に代わって入ったデヴィッド・ギルモアのブルージーで泣きのギターも哀愁を帯び、「Time」でのソロなんかなかなか。

 「狂気」での大成功の後、そのシド・バレットにささげられた、「炎」というアルバムの中に、「Wish You Were Here」~君がここにいれば~、という微妙な曲があります。

http://www.youtube.com/watch?v=xPm4GH3UUC8&feature=related



 これをなんとロド・ガブがやってはいますが、

http://www.youtube.com/watch?v=64S1Pwor5lM&feature=related





 僕は個人的に、ロックバンドを評価するときのひとつの価値基準として、アコースティックギターの曲をいかにかっこよくやれるか、を指標としております。

 エレキギターやシンセサイザー的コンピューターソングは、ごまかしがききますが、アコースティックはそのままセンスが問われるからです。

 ZEPしかり、デヴィッド・ボウイしかり、レニ・クラしかり、ストーンズだってセンスあふれます。






 一方、クラシック・ギターに目を転じますと、日本クラシック・ギター界には、正統派美人女流ギタリストとして、有名な、村治佳織さんがおります。

http://jp.youtube.com/watch?v=64S1Pwor5lM




 で、唐突ですが、ここで何度か紹介しております、デ・ニーロの映画「ディア・ハンター」があります。

 ベトナム戦争の悲惨な後遺症を裏側からえぐり、僕も好きな映画のひとつではありますが、アメリカ兵が善、ベトコンが悪、という相変わらずきわめて単純なアメリカ寄りの視点なので、内容には問題はあるとは思います。

 しかしながら秀作ですから、まだ観てない方は、ぜひ一度観ることをおすすめします。




 有名なロシアン・ルーレットのシーンです。

 やっと探し出した戦友が・・・

 僕はこのシーンは、悲しすぎて、あまりにも胸が締めつけられて、涙が止まらなくなるので・・・紹介しておきながら、見れません、見たくないです。

 同じお気持ちの方は、絶対に見ないでください。

http://www.youtube.com/watch?v=G5ENPlaowMQ&feature=related

 映画の最後にさびしく歌われる、こんな現実でも本当に「God Bless America」 なのか、つとに疑問です。

 しかし、海外の映画はここが憎いところですが、この映画もテーマ曲が秀逸すぎるくらい秀逸で、「CAVATINA」(カヴァティーナ)と呼ばれます。

http://www.youtube.com/watch?v=xAAiYMgFcbw&feature=related