医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

「ため」の美

2010年10月28日 07時20分56秒 | Weblog


Sir Michael Philip Jaggerですよ、Sir・・

67歳ね

久々に投稿しちゃうのは

ご覧になりましたでしょ?

HONDA「FIT」のCM・・「Everybody Getting High」

ここのご来訪者のみなさまなら、「おっとぉ」、振り返らないはずがないですもんね、あんな超美曲

http://www.youtube.com/watch?v=on05AgjJsoE

すごいです、この曲を選んだクリエイターの方のセンス、脱帽です、参りました

してやったりですね・・・・ノーマークでした正直・・・いやいや古いStonesならね・・最近のでしかもソロとなると・・恥ずかしながら

「ぬ、ぬ、ぬ、ぬぁんだぁ??こんなカッコイイ曲唄えるヴォーカリストが現れたのか?アフリカ系の新生???」と一生懸命TV画面のクレジットを追いかけたら、Mickでしょ?

腰抜かしました

前にお話したかもしれませんが、世界一へたくそなヴォーカルと、世界一へたくそなギタリストが融合して、世界一のバンドになってしまい、しかも四半世紀なにも変わらず同じことをやり続けて、ずっと玉座に君臨し続けることは並大抵ではございません

そこいら辺が中沢新一氏をして、20世紀最大の文化人と言わしめた理由です

圧倒的な存在感

ドラムだけのバックに「っい~っえっぶりっぼっでっ」のタメ・・・始まりにさえちっちゃい「っ」が聞こえるがごとくの、演歌歌手をも軽く凌ぐ前人未到のタメ・・「ハア~っイっハイっハイっハイっ」での鼻に抜きつつの一気の爆発

本来コンマ1秒のずれも許されない正確で無機的な音符の中で、ミックの肉声という有機体としてぎりぎり許されるまでの最大限のフリーハンド性が見事にせめぎあい・・・世界中だれも持つことを許されないパスポートを持つ、あたかも時間の自由旅行者とも呼ぶべき魂の振動

その上、幾重にも絡みつくねちっこさと、地獄から湧き上がるかのような生命力と、力の入れ具合と抜き具合加減

どうせ歌詞はナニかでハイになっている状況を歌っただけなんだろう無意味さ加減が、これまたさらにカッコ良く・・




そういえばその昔、 D・Bowieとの夢の競演作「Dancing In The Street」 でだってさ、「どんっふぉっげっっもっだっしでぃ」のくだりや「ばっきんっざっゆえっせっさぁ~」のとこなんかのタメは、我がデヴィちゃんを凌駕しちゃってるな、と憂慮してたんですがね

http://www.youtube.com/watch?v=9G4jnaznUoQ

まお互い、時のファッション的な問題は歴史として看過

変な動きとハイテンションは世界レベル



んでね、かのレニちゃんとの楽曲もあるんですよ、ハ~イハイハイのアルバムの中に

「god give me everything i want」 ってね

世界でもっとも下品で卑猥で淫靡な2人・・・ぞくぞくしますよね

http://www.youtube.com/watch?v=Lf9FotDaoMk&feature=related

最高にしびれる下品度なPVです





んで、最後はボノやエッジとこういうていの登場で・・・ほとんど江頭なにがし状態ですな

http://www.youtube.com/watch?v=LQNTNWaYlUw&feature=related

ちょっとU2側に準備不足感は否めませんがね





いや~ご老体の「っイ~ッエッブリボッデッゲッリ、ハぁ~イっハイっハイっ」にはやられました

そういえば・・・天国のわがキヨシローの「えっぶりぼっで」や「ゆがっらっどぅっいんなぁ」や「がっとぅっがっがっがっ」なんかも、もちろんミックの唄い回しを意識してのことだったのでしょうけれど、こらまた見事に溜まってたなあ・・

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