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ミントティーをのみながら

午後のひとときお茶を飲みながらの独り言です

列車事故

2005-04-26 | MY ノート
JR福知山線で、列車脱線事故が起こった。
死者は今朝の段階で71名に上った。
通勤で電車に乗る人は、かなりの数に上ると思うけれど、誰にでもこの災難は降りかか
るのかも知れないなあ。
原因はスピードの出しすぎ、レールに置石があったなど憶測されているけれど、あのカ
ーブの部分に脱輪防止の補助機能があれば…と思う。

また、がんじがらめの規制も多いという。
時間も大切だが、人への優しさを優先してほしいなあ。
乗り込む時に発車時刻が過ぎていても待ってくれているとうれしくなったものだもの。
正確さ。スピードばかりを重要視し過ぎているのではないだろうか。

大都会へ行く機会があると感じることは、電車が住宅や道路と密着し過ぎていると思う。
慣れていないので怖い。
こちらは、だいたいは線路は独立しているし、密接してはいない。

この列車事故を一日中テレビで見ていて、子供の頃の事をふと思い出した。

生まれたのは、炭鉱の町。
山奥から、石炭や木材を積んだ貨物列車が一日に何度も通る線路ぎわの家に住んでいた。
ちょっと遠くへ出かけるときは、踏み切りを渡らなければならない。
遮断機や警報装置などない状態の踏み切りだった。
幼稚園に裏のボーイフレンドと、手をつないで毎朝踏み切りと道道を渡っていた。
途中までは、父親と一緒だった。
ある朝、父と別れて踏み切りまで、二人でおしゃべりしながら歩いていると、瞬間父親に
引っ張られた。そして、ゴォーッというすさまじい爆音とともに列車が通り過ぎた。

しばらく呆然としていると、ゴツッ、ゴツッと二人の頭に父の拳骨が。
さらに「踏み切りでは、ちゃんと止まらないとダメだ」と怒鳴られた。
頭の痛さと耳の痛さにびっくりした記憶が蘇って来た。

列車の事、気が付いていたんだったかなあ。その辺が曖昧になっているけれど、
命拾いをした事だけは確か。
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【写真】ふくろうコレクションより