路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【激動 2022年】:岸田文雄首相が「報知社会面大賞」田崎史郎氏「安倍さんの死去や旧統一教会の問題で目算が狂った」

2023-01-30 23:56:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【激動 2022年】:岸田文雄首相が「報知社会面大賞」田崎史郎氏「安倍さんの死去や旧統一教会の問題で目算が狂った」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【激動 2022年】:岸田文雄首相が「報知社会面大賞」田崎史郎氏「安倍さんの死去や旧統一教会の問題で目算が狂った」

 スポーツ報知社会面での記事の掲載回数や大きさをランキング化した「報知社会面大賞」。第16回の今年は、岸田文雄首相(65)が多くのライバルを抑え1位となった。参院選での自民党の大勝、当選同期の安倍晋三元首相(享年67)の銃撃死事件や閣僚の相次ぐ辞任など岸田政権の波乱万丈の一年と、今後の政権運営についてジャーナリストの田崎史郎氏(72)に話を聞いた。(坂口 愛澄、太田 和樹)<button class="sc-kAPOMq lmaRvl" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-kAPOMq lmaRvl" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">岸田文雄首相</button>

                岸田文雄首相(報知新聞社)

 ■【報知社会面大賞】結果  

 2021年10月に第1次政権を発足させた岸田氏が、“ハネムーン”と呼ばれる100日間を終えたのが1月11日。本格的に「お手並み拝見」となった今年の政権運営を、田崎氏は「一年を通すと60点くらい」と総括した。「参院選までは安全運転で、手堅くいき、参院選後に原発問題などを展開しようとしていたのに、安倍さんの死去や旧統一教会の問題で目算が狂ってしまいました」  

 日本中を騒然とさせた事件が起きたのは7月8日。参院選の応援演説中に安倍元首相が奈良県内で撃たれ、帰らぬ人となった。

 「岸田さんにとって安倍さんは心許せる数少ない友人であり、ライバル的存在でした。これまでは安倍さん側の了解が得られれば、党内の考えも固まっていましたが、死去後は岸田さん自らが根回ししなければならない立場となり、かなりの痛手だったと思われます」

 その後、岸田氏は8月に内閣改造を実施。世間では世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関係のある議員の排除を目的とする見方もあったが、田崎氏は「岸田さんが秋に自身の政策を進めるための体制整備が目的だった」とみている。

 だが、発足直後に山際大志郎前経済再生担当相(54)が旧統一教会との関係性を追及され、10月に辞任。その後も「死刑のはんこ」問題の葉梨康弘前法相(63)ら、閣僚4人が相次いで交代した。全員、実質的な更迭で、岸田氏の思惑通りには進まなかった。

 「いずれも岸田さんの判断ミス。山際さんの問題も本来ならば、9月に辞めさせないといけない問題です。状況が悪化する中での瞬時の判断力が弱い」

 現在、岸田内閣の支持率は不支持を下回っている状態。だが、田崎氏は「旧統一教会の問題も沈静化しつつあり、来年4月の統一地方選も十分に戦える」との見方を示した。

 「統一選を乗り切ると山口、和歌山、千葉の補選がある。ここで少なくとも2勝できるかどうかが重要です。5月にはG7サミットが広島で開催されるので、その頃には支持率が回復する可能性があります」

 解散がなければ、衆院の任期は2025年まで。それまでは国政選挙のない「黄金の3年」と言われる。ただ、ウクライナ問題や物価高など岸田政権が乗り越えるべき課題は多い。

 「内閣支持率が回復すれば8、9月あたりに内閣改造、党役員人事を行い、来年の後半に衆院解散もあるのでは」と予想。背景に24年にある総裁選を挙げ、「衆院選を行わないと、岸田さんの総裁選での再選は難しい。選挙で政権が信任を得て、総裁選に向かっていくというのが自然ではないでしょうか」と分析した。  

 ◆報知社会面大賞 

 2005年スタート。スポーツ報知社会面が伝えた人物の「登場回数」「記事の大きさ」を独自にポイント化する。1面は20ポイント、最終面は10ポイント、社会面トップ記事は5ポイント、トップに次ぐ記事は2ポイントで集計。首相経験者の受賞は、菅義偉前首相に続き2年連続3人目。

 元稿:スポーツ報知社 主要ニュース 社会 【話題・激動2022年】  2022年12月30日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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