【衆院選2021】:「政治とカネ」逆境の与党、岸田首相誕生で“異変” 広島3区
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選2021】:「政治とカネ」逆境の与党、岸田首相誕生で“異変” 広島3区
全国的な注目を集める広島3区は、19年参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で実刑判決が確定した元法相、河井克行氏の地盤だ。比例中国ブロックから鞍替えした「与党統一候補」の公明前職の斉藤鉄夫氏(69)、立憲民主党新人のライアン真由美氏(59)らが激戦を繰り広げる。当初、与党は「政治とカネ」で逆境に立っていたが、岸田文雄首相誕生で“異変”が起きている。
広島3区
28日、広島市安佐南区にあるJR緑井駅前での斉藤氏の街頭演説。小泉進次郎前環境相が登場すると、大きな歓声が上がった。「広島で政治の信頼を失墜することがあった。立ち上がって挑む斉藤先生の思いをくみ取ってほしい」。元環境相の“先輩”である斉藤氏の手を持ち上げ、支持を訴えた。
30年ぶりに広島からの首相誕生、斉藤氏の国交相就任で、ムードは一変した。「首相の地元で現職閣僚を絶対に落とすわけにはいかない」(自民関係者)。敗北は岸田政権の大きなダメージになる。岸田氏は公示翌日の20日に斉藤氏の応援に入り、事件に触れ、謝罪した。“異変”について斉藤氏を直撃すると「岸田政権が誕生するまで与党に厳しい風が吹いていた。まだ僅差だ」と気を引き締めた。
現職閣僚からの「金星」を狙うライアン氏は「必ず金権政治を終わらせる」と攻め込み、「この国は大臣のポジションでさえも選挙に利用する国になってしまったんですか」と岸田氏と斉藤氏に矛先を向ける。日本維新の会の新人、瀬木寛親氏(57)は「しがらみのない政治」を掲げて戦う。あと1日、混戦を制するのは-。【松浦隆司】
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・衆院選2021】 2021年10月30日 07:19:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます