路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳・05.23】:自民党につける薬はあるのか 政治とカネの根本体質を変える気はない 

2024-05-31 07:40:00 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政界地獄耳・05.23】:自民党につける薬はあるのか 政治とカネの根本体質を変える気はない 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・05.23】:自民党につける薬はあるのか 政治とカネの根本体質を変える気はない  

 ★もうここまで来ると、いつやれば選挙に勝てるとか、こうすれば信頼回復になるとかの次元ではなさそうだ。また首相・岸田文雄の改革に対しての本気度を国民がいぶかる。「政治刷新車座対話」も対話の時期ではない、過ぎたような気がする。いろいろやっている風だが、政治とカネの根本体質を変えようという気がないことは、長年ごねるものの、げたの雪よろしく、なんでもついてきた公明党すら逃げ出したスカスカの法案を堂々と単独で提出したことでも明らかだ。

 ★それは党幹部が全国を巡って地方組織や党員の声を聞く「政治刷新車座対話」で、県連からも厳しく批判されていることでわかる。19日には山形市の車座対話に首相が出席したが「政治とカネの問題に対する認識がまだまだ甘いのではないか」との声が飛んだ。ここまでくると「丁寧な説明で説明責任を果たす」程度では済まない。21日に横浜市で開かれた同対話は神奈川の県連関係者や党員ら約50人が参加したが「下野に追い込まれた09年の衆院選以上に危機感を持っている。思い切った改革をするしかない」との声も上がった。09年は麻生内閣が下野した時の選挙だが、神奈川では前首相・菅義偉、デジタル相・河野太郎、元環境相・小泉進次郎(新人)しか当選しなかった。また「500万円未満の不記載でおとがめなしの感覚が理解できない」「納税意識が低下する」「政治とカネの問題への党本部の対応に国民の不信感が増している」「長年の党員から『党員をやめたい』と言われる」などの声も聴かれた。

 ★県内では19日投開票の小田原市長選で自民党、日本維新の会、国民民主党が相乗りした現職が敗れたばかり。自民党関係者の危機感は強い。同日、党総務会長・森山裕はパーティー券購入者の公開基準額を「20万円超」から「10万円超」に引き下げるとした自民党改正案を「半減するということだから、我々も覚悟して決めた」と胸を張ったが、党内からも評価されていない。自民党につける薬はあるのか。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年05月23日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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