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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【中山知子の取材備忘録・01.26】:石破首相リベンジへ…大相撲初場所で内閣総理大臣杯授与に動く 「自分の見せ方」どう演出?

2025-03-18 07:45:10 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【中山知子の取材備忘録・01.26】:石破首相リベンジへ…大相撲初場所で内閣総理大臣杯授与に動く 「自分の見せ方」どう演出?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【中山知子の取材備忘録・01.26】:石破首相リベンジへ…大相撲初場所で内閣総理大臣杯授与に動く 「自分の見せ方」どう演出? 

 「えーー」「それだけ?」「裏金は脱税ですから」「遅い!」。

 石破茂首相が、昨年10月の就任後、初めて臨んだ1月24日、通常国会召集日の施政方針演説。40分あまりの演説を本会議場で取材したが、冒頭のようなやじが節目節目でとんだ。あからさまに激しい内容はなかったけれど、最初から最後まで絶妙のタイミングでとび続けた。

通常国会召集日の施政方針演説では、用意した原稿に目を落とす場面が目立った石破茂首相(2025年1月24日撮影)
通常国会召集日の施政方針演説では、用意した原稿に目を落とす場面が目立った石破茂首相(2025年1月24日撮影)

 こうした野党のやじに、かつての政権では自民党席から反発するように「逆ヤジ」で対抗することもあったが、今回「援護射撃」は、まるでなし。何より、石破首相が語った内容に拍手が起きた場面は数えるほどで、しかも弱々しいパラパラ程度。石破首相の立場をあらためて実感した。

 「自分の言葉」が売りだったはずの石破首相は、やじに反応する時を含めて時折、顔を上げることもあったが、大半の時間は原稿に目を落として読んでいた。一体、どれくらいの国民が共感を覚えるのだろうと思う「楽しい日本」を目指すという、石破首相肝いりのキャッチフレーズも多く登場したが、原稿棒読みでちっとも楽しそうではない姿に、この肝いり場面ですら自民党席の拍手はほぼなかった。代わりに野党席から「何言ってるの?」と、やじがとんだ。

 衆院本会議の後、取材に応じた立憲民主党の野田佳彦代表が「暗い顔をして(楽しい日本と)語られても、メッセージが伝わってこない。言葉自体が空回りし、熱伝導のない演説だった」と感想を述べたが、たぶん、多くの人が感じたことだったのではないだろうかと感じる。

 「楽しい日本」をただ言葉として「読む」のではなく、説得力をもって「語る」という技が、首相には欠けていたような気がする。これはよく耳にすることだが、石破首相は「自分の見せ方」があまりにもヘタすぎやしないか、という指摘にも、だからこそなんとなくうなずいてしまう。

 そんな石破首相も、「見せ方」を意識し始めたのではないかと感じる動きが出ていた。今日1月26日、大相撲初場所の千秋楽が行われる国技館を訪れ、優勝力士に内閣総理大臣杯を手渡すことが発表された。これは、昨年11月の九州場所での「失態」(自民党関係者)のリベンジではないか、と見る向きがある。 

 というのも、石破政権発足後、初めての場所だった九州場所の千秋楽に政府の代表者がだれも出席せず、日本相撲協会の八角理事長が「代理授与」するまさかの対応に。相撲ファンも多い永田町ではちょっとした話題になった。事前に出席依頼を受けていたが、よく授与に登場する官房副長官の姿もなかった。

 この場所で初優勝したのは、大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)。先代師匠で祖父の元横綱琴桜とは、石破首相は鳥取の同郷ということもあり「事前に調べたら分かることだったはず」と、おかんむりの声も聞いた。さすがに首相は、琴桜に電話をかけて初優勝をお祝いしたそうだが、間の悪さは否めなかった。林芳正官房長官の定例会見でも質問が寄せられ、林長官は関係者の日程の都合がつかなかったとして「今後は日程の都合が付く限り、政府関係者が出席をする」と釈明した。

 九州場所千秋楽の後、当コラムで、石破首相の「失点回復」は来年の初場所で実現するだろうか、と書いた。初場所は1年で3度しかない国技館開催の1つ。27日に衆議院の代表質問を控える石破首相も、授与に行けるチャンスがめぐってきた。NHKで生中継されることもあり、首相の国技館登場は「人気取り」の側面もあるとかつて聞いたが、支持率が高くない首相でも、施政方針演説の本会議場のように場内からやじが乱れ飛ぶようなことは、経験上、なかった。石破首相があまり得意ではない「自分の見せ方」という観点からすると、よほどの緊急事態が起きない限りは、大きな見せ場が到来する。

 ただ、国技館での「見せ場」はほんの一瞬。翌27日からは国会で、「楽しい日本」などについて、野党に総ツッコミを受ける可能性もある。ほんの一瞬だが大事な見せ場で、首相はどんな立ち回りを見せるのだろう。【中山知子】

中山知子の取材備忘録

 ■中山知子の取材備忘録

 ◆中山知子(なかやま・ともこ) 日本新党が結成され、自民党政権→非自民の細川連立政権へ最初の政権交代が起きたころから、永田町を中心に取材を始める。1人で各党や政治家を回り「ひとり政治部」とも。現在、日刊スポーツNEWSデジタル編集部デスク。福岡県出身。青学大卒。 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・コラム・「中山知子の取材備忘録」】  2025年01月26日  11:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・03.12】:自民党大会で話題になった2人の女性

2025-03-18 07:40:20 | 【政党:自民立憲維新公明国民民主共産社民れいわNHK参政みらい無所属他】

【政界地獄耳・03.12】:自民党大会で話題になった2人の女性

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・03.12】:自民党大会で話題になった2人の女性 

 ★9日、自民党は都内のホテルで第92回党大会を開催。少数与党の党総裁・石破茂を前に党内は悲喜こもごもだ。結党70年の年に党勢拡大中とも言えない。今国会は幹事長・森山裕が石破と思いが同じかはともかく、数々の手練手管を駆使して軽く野党の面々を駆逐したものの、小手先が今後も通用するはずもない。今夏の参院選挙の結果次第で党は手詰まりとなる。一方、そこで勝利を収めれば石破は黄金の3年間を手にする可能性がある。そんな状態のまま衆参国会議員はくすぶった思いを隠しながら石破を支える。石破は「必ず勝ち抜くべく、わが身を滅して総力を尽くす。国家国民、次の時代のために結束、団結、行動を心よりお願いする」とあいさつした。

 ★今回、党大会で話題になったのは2人の女性。1人は連合会長・芳野友子。05年以来の連合会長の党大会出席とあって芳野は数日前から浮かれモード。また最近、前経済安保相・高市早苗と会食しご満悦という。自民党大会出席に関し、連合内の出席反発を想定し、趣旨説明の文書を7日付で組織内に配布した。「自民の全議員が一堂に会する場で、連合の考え方を直接訴えることが政策実現のために重要だと判断した」とトホホな言い訳。これなら同じく来賓の経団連と連合の一体化も近いと皮肉る声が出そうだが、ご本人はこれで自由民主、立憲民主、国民民主を手中に収めたつもりだろうか。

 ★18年の総裁選挙。安倍晋三と戦った石破は差別発言が相次ぐ衆院議員・杉田水脈に対して「全く正しいことだとは思わないし、多様な意見があるのだからいいんだという自由民主党であっていいとは私は思わないですね。これでどれほど傷ついた人がいるだろうか」と杉田擁立を強行してきた安倍を強くけん制した。この杉田が参院選比例代表の公認候補になった。自民党幹部が言う。「安倍派が森山にねじ込んだのだろう。また自民党は人権軽視の差別政党と言われる」と言うが、本当に保守層が杉田を必要としているのか。石破も「総裁だからといってなんでも思い通りにならない」と言うが、このくらい思い通りにするべきだった。(K)※敬称略 

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年03月12日  07:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2025年03月16日 今日は?】:日本初の「国立公園」に瀬戸内海、雲仙、霧島の3地域が指定される

2025-03-18 00:00:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2025年03月16日 今日は?】:日本初の「国立公園」に瀬戸内海、雲仙、霧島の3地域が指定される

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2025年03月16日 今日は?】:日本初の「国立公園」に瀬戸内海、雲仙、霧島の3地域が指定される

 ◆03月16日=今日はどんな日 

  「キリンレモン」発売開始。当時1本25銭(1928)

キリンレモン
キリンレモン関連商品のリターナブル瓶
キリンレモン関連商品のリターナブル瓶
左から
1:キリンレモンクレール(1965年 発売当初の瓶)
2:キリンレモン(1958年 初のACL印刷瓶)
3:キリンレモン(1970年代)
4:キリンジュース(1954年 発売当初の瓶)
5:キリンジュース(1960年代)
6:キリンオレンジ(1970年代)
7:チェスタ(1973年 発売当初の瓶)
8:チェスタ(1970年代後半)
9:キリンタンサン(1950年代)

 ◆出来事

  ▼米国の有人宇宙飛行船ジェミニ8号が、先に打ち上げられた人工衛星との史上初の宇宙ドッキングに成功(1966)▼日本初の「国立公園」に瀬戸内海、雲仙、霧島の3地域が指定される(1934)

 ◆誕生日

  ▼佐々木譲(50年=作家)▼小比類巻かほる(67年=シンガー・ソングライター)▼木村多江(71年=女優)▼市瀬秀和(75年=俳優)▼矢沢心(81年=タレント)▼瑛茉ジャスミン(95年=タレント)▼北川莉央(04年=モーニング娘。’25 )

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2025年03月16日 00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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