路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・07.24】:おめでたい「ミッション型内閣」野党には“制度疲労”をリセットする気概ないのか

2024-07-30 07:40:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政界地獄耳・07.24】:おめでたい「ミッション型内閣」野党には“制度疲労”をリセットする気概ないのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.24】:おめでたい「ミッション型内閣」野党には“制度疲労”をリセットする気概ないのか 

 ★自民党は組閣のたびに、「なぜこの人がこの役所の大臣になるのか」ということがある。無論、無名ながらも専門性の強い議員もいるが、多くは引退間近ながら入閣経験なく最後に“思い出入閣”する議員もいる。当然、答弁も不安定で与野党から失笑が漏れるが、その程度でも政権は維持される。霞が関の官僚と自民党が支えれば、そんな大臣でも国民は慣れてしまったのか怒らなくなった。この程度でいいなら、どんな内閣ができても国民は受け入れるのか。

 ★立憲民主党代表・泉健太が春先から提唱している「ミッション型内閣」。多くの国民は知らない。野党各党で一致できる施策だけを共通政策にし、その実現に絞った連立政権を作るという。外交・防衛、社会保障などの根幹を担う政策は自民、公明両党の政権の政策を踏襲するという。つまり第2自民党亜流内閣を野党で作ってみるというプランだ。これで政権を取ろうというのだからおめでたい。これでは外交・防衛、社会保障を各委員会で議論しても政府与党の政策に野党は反対しないということだろう。だったら閣僚も自民党でいいではないか。選挙を含めた野党間の連携強化のための誘い水だが、それで集まる他の野党がいるのだろうか。野党にはもう1つの日本、今までの日本の“制度疲労”をリセットするという気概や覚悟はないのだろうか。絶えず政府与党の政策をチェックしながら全く違う発想のプランを考えてみようと思わないのだろうか。逆に外交・防衛、社会保障の政策を持たない野党政権に誰が興味を持つのだろうか。

 ★野党がまとまることに注力したり、国民に嫌われないようにするより、戦後政治に染み付いた慣例や慣習をぶち壊し、めんどくさがる官僚をも着手せざるを得ぬような、現政権や国民をあっと驚かす政策をぶち上げて国民をその気にさせてほしい。貧困な政治家の貧困な政策に興味はない。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年07月24日  07:12:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・07.23】:国民から信用失った自民党 党改革示せる総裁候補いるのか

2024-07-30 07:40:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政界地獄耳・07.23】:国民から信用失った自民党 党改革示せる総裁候補いるのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.23】:国民から信用失った自民党 党改革示せる総裁候補いるのか 

 ★産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が20、21日に実施した世論調査で、内閣支持率は前回より6・1ポイント減少し25・1%。同日の共同通信社の調査では24・6%で、前回を2・4ポイント上回った。毎日新聞社の同日調査では前回調査から4ポイント上昇の21%。芳しくはないが上昇している社もある。有権者は自民党や岸田内閣をどう評価しているのか、思いあぐねているのだろうか。

 ★この間まで政治記事は自民党総裁選挙でもちきりだったが、今では随分とその熱量も下がった。ただそれも、どの党内重鎮が誰を推しているとか、誰と誰が飯を食べたとか、誰が出馬しそうだとかといった類の観測記事ばかり。誰が出ようが結構だが、国民から信用を失った自民党をどう改革し、どう立て直すか、改革のプランがどこからも誰からも出てこない。自民党は来年結党70年。本来なら戦後から現在の多くを担った自民党の政党としての検証が必要な時期だが、自民党自体が検証すべき政党であるかが問われている現在、これからの自民党を担うだけの政治家がいるのか。それは誰かだけでなく、これからの10年、20年先の自民党の未来予想図を国民に示せない自民党では話にならない。党内力学で浮上する総裁候補など、まさに昭和の政治でしかなく政策も知恵も見えてこない。もしや既に国民同様、自民党議員ですら自民党の将来に不安を持っているのではないか。

 ★耳触りのいい夢のような政策がこれから“総裁候補”から無責任に発せられるだろう。だが国民は成熟国家ながら低成長時代、超高齢化時代、そして人口減少時代に突入する我が国のこれからの処方箋が欲しいのだ。右肩上がりを高らかにうたう政策ではなく、低成長時代の生き方を見せてほしい。自民党が生まれ変わる姿を見せてほしい。その意味では世論調査も大切だが、総裁選挙の前に自民党70年のファクトチェックを大手メディアは国民に見せ、そのうえで総裁候補を吟味すべきではないか。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年07月23日  07:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・07.20】:トランプの“変化”は本物か、大統領になれば元に戻るのか

2024-07-30 07:40:00 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・G7サミット・G20】

【政界地獄耳・07.20】:トランプの“変化”は本物か、大統領になれば元に戻るのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.20】:トランプの“変化”は本物か、大統領になれば元に戻るのか 

 ★米大統領選挙はあのドナルド・トランプの再選が堅くなってきたが、暗殺未遂事件以来、変化の兆しがあると多くの専門家や関係者が言い出した。最初にその指摘をしたのは国際政治学者・川上高司で、米ウィスコンシン州ミルウォーキーの共和党大会のトランプの演説を聞きながら「トランプの共和党大会への登場。トランプの何かが変わったような気がするMission,calling(すべきことの啓示を受けた)をトランプは見つけたのような印象を受ける。だとすればトランプ再選で世界はどう変わるのか」と指摘している。

 シークレットサービスに囲まれながら退避するトランプ前大統領。右耳のまわりで出血している様子(13日、米東部ペンシルヴェニア州バトラー)

画像提供,EPA シークレットサービスに囲まれながら退避するトランプ前大統領。右耳のまわりで出血している様子(13日、米東部ペンシルヴェニア州バトラー)

 ★それは演説にも表れていて、トランプが18日の共和党大会最終日に公開した候補受諾演説文も「統合のために完全に新しく書いた」となった。トランプから「統合」などという言葉が出ること自体、意外と感じる人は多いだろう。トランプの長男ドナルド・トランプ・ジュニアは「父は銃撃事件後、変わった」とし「父の変化は続くものとみられる」と話す。またバイデン大統領の非難に焦点を合わせて書かれていたものを「本来父が準備した演説文はもっと強烈だったが、銃撃事件以降、原稿内容に多くの変化があった」という。「父は強くなければならない時は強く、『ファイター(戦う人)』である点は変わらないが、必要な時には穏健な立場を取るために最善を尽くすだろう」とした。また「トランプは党大会登壇者が今回の銃撃事件に対する怒りの発言を自制するようにスタッフに指示した」とも伝えられる。トランプシンパの前フォックスニュースキャスター・タッカー・カールソンは「トランプの変化は本物かもしれない。顔に銃が当たれば人は変わる」。

 ★穏健な対応や「統合」は本心なのか。民主党支持者への取り込みなのか。大統領になったら元に戻るのか。トランプの“変化”が本物なのかの真意は測りかねるが、世界中の指導者が今一番知りたいところだ。(K)※敬称略 

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年07月20日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024年07月28日 今日は?】:漫画「サザエさん」作者長谷川町子さんの自宅で国民栄誉賞伝達式、漫画家の受賞は初

2024-07-30 00:00:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2024年07月28日 今日は?】:漫画「サザエさん」作者長谷川町子さんの自宅で国民栄誉賞伝達式、漫画家の受賞は初

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024年07月28日 今日は?】:漫画「サザエさん」作者長谷川町子さんの自宅で国民栄誉賞伝達式、漫画家の受賞は初

 ◆7月28日=今日はどんな日

  日本肝炎デー

 ◆出来事

  ▼漫画「サザエさん」の作者、長谷川町子さんの国民栄誉賞伝達式が東京・世田谷の自宅で。漫画家の受賞は初(1992)▼日系2世のアルベルト・フジモリ氏がペルー大統領に就任(1990)

はせがわ まちこ
長谷川 町子

15歳でデビューを果たした「天才少女」長谷川町子(『少女倶楽部』1935年10月号』)

 

原作4コマ第1回

 ◆誕生日

  ▼セルジオ越後(45年=サッカー評論家)▼スガシカオ(66年=歌手)▼徳重聡(78年=俳優)▼ハジメ(84年=フォーリンラブ)▼神園さやか(86年=歌手)▼菅谷哲也(93年=俳優)▼中村歩加(98年=タレント)

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2024年07月28日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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