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●内閣支持率は《国会を閉じれば…自然と回復》…「逃げるは恥だし役立たず」なアベ様は《今は逃げるが勝ちと判断した》のか?

2020年06月07日 00時00分04秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/うごめく思惑 逃げるが勝ちは正しいか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202006020000049.html)。

 《共同の40%割れは18年5月の38・9%以来だが、この数字も国会を閉じれば野党の活躍の場がなくなり、ニュースは政府のものだけになるため自然と回復する。つまりG7サミットに行き、そのまま秋までじっとしていればいつもの安倍内閣に戻るという寸法だ。 ★ところが米国はそれどころではない。…政界はひとつの出来事にもこれだけ考えの幅がある。それを決めるのが政権ならば、今は逃げるが勝ちと判断したのだろうが、それが正しいかどうかはわからない。》

 記者会見モドキから逃げ、国会から逃げ…「逃げるは恥だし役立たず」。《朝日、毎日両新聞の内閣支持率がともに30%を割り込み》、共同通信では未だ4割近い内閣支持率だけれども、アベ様は、《国会を閉じれば…自然と回復》と思っているらしい。「逃げるは恥だし役立たず」なアベ様は《今は逃げるが勝ちと判断した》のかな? アベ様絡みの問題山積、国権の最高機関・国会で、どうぞ主権者国民に丁寧に説明」してくださいな。

   『●逃げるは恥だし役立たず、国会からも「トンズラ総理」…
           「所信表明も代表質問も拒否」な国会軽視の横暴
   『●アベ様らが《霞が関官僚》を支配して堕落させ、《国会の質疑、
     ひいては、国権の最高機関たる国会の存在価値それ自体を貶め》た
    「国権の最高機関で《信号無視》を続けるアベ様…、
     #募ってはいるが募集はしてない。両者は違いますよ、とでも
     アベ様御得意の閣議決定しそうで怖い。で、(サンド伊達さん風
     「日本語における《募集》と《募る》が明確に異なることに
     つきましては、先ほど、トランプ大統領と電話会談を行い、思いは完全に
     一致しました」といった具合か? 松尾貴史さん、
     《国会ドラマ「逃げるは恥だし役立たず」》」

   『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
           《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》

 「逃げるは恥だし役立たず」、国会からも「トンズラ総理」…ならば、#さよなら安倍総理! #犯罪者は刑務所へ!…で、お願いします、いい加減に。《つまりG7サミットに行き、そのまま秋までじっとしていればいつもの安倍内閣に戻るという寸法だ》なんて、許されない。でも、国会を閉じれば公選法違反な河井克行元法相夫妻の逮捕が近づくという相反する心情でしょうか?

   『●公選法違反な河井克行元法相夫妻、賭けマージャンな黒川弘務
     東京高検検事長、選挙妨害で《民主主義の根幹を壊す犯罪行為》なアベ様
   『●《余人をもって代え難い-》と言い続けたアベ様と森雅子法相…
     《賭博罪にも問われかねない検察ナンバー2》黒川弘務氏に〝訓告〟
   『●《なぜこんなバレバレのウソをつくのかというと、今までそういう
     ウソでうまく騙せてきたから。政権発足以来7年間。》(前川喜平さん)
   『●《検察官というのは法を犯した人を起訴できる唯一の仕事であるはず
     なのに、その人が、かけ麻雀…しかも事実を伝えるべき仕事の新聞記者と》
   『●アベ様マネー1.5億円の原資は? その一部はアベ様や自公に《還流》?
          そりゃぁ、賭けマージャンな黒川弘務氏を検事総長にしたいよねぇ
   『●金平茂紀さん《…政府の方針、頭がクラクラしてきます。ウィルスの
      せいではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています》
   『●アベ様の独裁人治主義的《閣議決定の撤回こそが信頼回復につながる
         第一歩であり、唯一の進むべき道》、そして、朝日新聞の対応は?


   『●森ゆう子議員「本気度が足りない」…アベ様は《国民がどれくらい
     コロナに苦しんでいるかの数字ぐらい連日頭に入れておく》べきなのに…
   『●青木理さん「たかが検査なんですよね…検査がこれだけ増えない
     というのは…明らかに政府が無能だからだと思いますよ」と一刀両断!
   『●《スピード感》《やってる感》…《「いまさら」感》、《しかし
     コロナ対策で求められるのは一刻も早い政策実現だ》(西日本新聞)
   『●金子勝さん《PCR検査数が圧倒的に少なければ、何の意味もない。
         …東京の異様な数値は、検査数の圧倒的不足を示している》
   『●《アンダーコントロール》演出…お維や「小池都知事はよくやっている」
            だってぇ? そう見えるのは、《安倍首相がひどすぎるからだ》

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202006020000049.html

コラム
政界地獄耳
2020年6月2日7時36分
うごめく思惑 逃げるが勝ちは正しいか

★朝日、毎日両新聞の内閣支持率がともに30%を割り込み、共同通信の最新の調査でも39・4%となった。共同の40%割れは18年5月の38・9%以来だが、この数字も国会を閉じれば野党の活躍の場がなくなり、ニュースは政府のものだけになるため自然と回復する。つまりG7サミットに行き、そのまま秋までじっとしていればいつもの安倍内閣に戻るという寸法だ

★ところが米国はそれどころではない。コロナ発生と経済打撃、失業者増加で膨張したフラストレーション。警察対市民の今や内乱状態で、コロナ禍から独メルケル首相サミット辞退を表明。サミットは秋までずれ込む寸法に、首相・安倍晋三は海外逃亡もままならない。そうなると永田町の「政界スズメ」たちは暇を持て余し「解散風」を吹かせる。この風にはいくつかの効果がある。コロナ禍で地元にも帰れない若手議員たちがゆるんでいるため、緊張を促す。ベテランにはその後には内閣改造があると夢想させ、官邸に忠誠を誓いおとなしくなる

★一方、新型コロナウイルス第2波と解散が重なるのではないか、そもそも河井克行案里夫妻の運動員買収事件が秒読み段階に入り、今月17日の国会閉会後すぐ着手の可能性もあり、選挙とカネに国民の厳しい目がある中、解散などできるかという自民党内の声もある。自民党中堅議員が言う。「安倍チルドレンと言われる3回生以下の議員たちが、もう安倍の風だけでは勝てないと政権から距離を置くのが空気でわかる」。別の自民党中堅議員は「今は、国会を閉じずにどんどんコロナ対策を見せた方が得策。検察官定年延長問題種子法改正など火種はあっても、取り下げては明らかに政権が弱体化していることがわかる」。政界はひとつの出来事にもこれだけ考えの幅がある。それを決めるのが政権ならば、今は逃げるが勝ちと判断したのだろうが、それが正しいかどうかはわからない。(K)※敬称略
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●アベ様の独裁人治主義的《閣議決定の撤回こそが信頼回復につながる第一歩であり、唯一の進むべき道》、そして、朝日新聞の対応は?

2020年06月06日 00時00分35秒 | Weblog


琉球新報の【<社説>定年延長の閣議決定 撤回こそ信頼回復の道だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1130411.html)。
永田健特別論説委員による、西日本新聞のコラム【時代ななめ読み/「検事とマージャン」で考えた】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/612849/)。

 《黒川弘務前東京高検検事長の賭けマージャン問題を受けて、森雅子法相が「法務・検察行政刷新会議(仮称)」を法務省内に設置する意向を示した。検察に対する信頼回復が目的だという。ただ、会議で何をするかは明確ではない。法相は、信頼が揺らいでいる原因を衆院法務委員会で問われ「原因をはじめ、これから必要な検討を開始する」と答えていた。刷新を名目にして、見当違いの方向に議論が進んでいかないか、疑念を抱く
 《「検事長と記者が賭けマージャンをするほど『ずぶずぶの関係』になってしまうというのは、報道の在り方として適切なのか」 今回はそこを考えた。われわれ報道人にとってかなり厄介な問題なのだ。…「検事長と定期的にマージャンする記者…すげえ」 正直なところ、これが私が最初にこのニュースを聞いた時の感想だった。…私のこのコラムは「できる記者」からは「食い込む力のないやつが何を言ってる」と片付けられるかもしれない。力のなさは認めるが「できない記者だからこそ見えてくるものもある、と反論しておこうか。(特別論説委員・永田健)》。

 この琉球新報の社説は云う。《現状は、法秩序の維持をつかさどる法務省が秩序を壊す側に回っている。法治主義の危機だ。そこを是正することこそ急務である。安倍晋三首相や森法相の責任を厳しく追及しなければならない》、と。「ある」けど、「とらない」…《余人をもって代え難い-》と言い続けたアベ様と森雅子法相の責任は極めて重大。
 西日本新聞の社説【法務行政の刷新 検察の体質改善も必要だ】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/612999/)も、《何をどう反省し、組織をいかに立て直すのか。政府の問題認識が判然としない。もし事実関係を曖昧にしたまま幕引きを急ぐ狙いなら、国民の不信感はむしろ増すばかりだ》と。今回も、アベ様らは、泥縄をやろうとしていると思います。
 東京新聞の社説【首相と訓告処分 責任逃れの度が過ぎる】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/32187?rct=editorial)も、《賭けマージャン問題で辞職した黒川弘務前東京高検検事長の訓告処分は誰が決めたのか安倍晋三首相は任命権者でありながら、法務省の判断だと繰り返し説明する。責任逃れの度が過ぎないか。賭けマージャンは刑法が禁じる賭博だ。人事院の懲戒処分指針は賭博をした職員は「減給または戒告」、常習的に賭博をした職員はさらに重い「停職」と定める。発覚前に自主的に申し出た場合などは処分の軽減もあり得るが、「職責が特に高いとき」や「公務内外に及ぼす影響が特に大きいとき」などは、逆に処分を重くする、としている。黒川氏の処分は人事院の指針ではなく、法務省の内規に基づく訓告とされ、処分が軽いとの批判が与野党や国民から噴出している》。
 金平茂紀さん「コロナ自粛の最中、賭けマージャンをしていた黒川弘務元東京高検検事長に《訓告》という超軽い処分…頭がクラクラしてきます。ウィルスのせいではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています」。組織が腐るはずです、だって、アベ様という〝おカシラが腐っているのですから。  

   『●《検察官というのは法を犯した人を起訴できる唯一の仕事であるはず
     なのに、その人が、かけ麻雀…しかも事実を伝えるべき仕事の新聞記者と》

 賭けマージャンという、クラッシュなこの結末のもう一つの驚きは、産経新聞および朝日新聞の記者の関与。
 《大竹しのぶは22日、インスタグラムに「検察官というのは法を犯した人を起訴できる唯一の仕事であるはずなのに、その人が、かけ麻雀をしていたなんて、しかも事実を伝えるべき仕事の新聞記者と」と記し「自粛を守り、沢山の人が苦しい思いをしています長い間守ってきたお店を閉めた人、面会することも許されず、病院で亡くなった方もいることでしょう先が見えずに命を絶ってしまった方もいました犯罪に走った人もそして命をかけて働いている医療従事者の方たち、明日からどうやって生きていけばいいのか、途方に暮れている人たちそんな人がいる中で、なぜ麻雀ができるのだろうわからない」とつづっている。新聞は沈黙し続けるのか》?

   『●「平成の治安維持法」…「一般人がこの国からいなくなり
         嫌な世の中になるのは時間の問題」(政界地獄耳)
    《★衆院法務委員会は28日の理事会で、5月2日に法務委員会を
     開くことを同委員長・鈴木淳司の職権で決めた。連休中だが共謀罪の
     審議はこの間も行われる。同日の同委員会では、法務省刑事局長・
     林真琴が共謀罪の適用について携帯品や外形的事情で区別される
     と判断基準を説明。法相・金田勝年は「花見であればビールや弁当を
     持っているのに対し下見であれば地図や双眼鏡、メモ帳などを
     持っているという外形的事情がありうる」と具体的な判断を述べた。
     野党は「外形上区別がつかず内心を処罰されることにつながる」
     と反発を強めた》

 新しい東京高検検事長について。虎は倒れたが、後門の狼だったのか…反アベ様派と聞いていたのに。
 マガジン9【言葉の海へ 第120回:安倍内閣と「青木の法則」(鈴木耕)】(https://maga9.jp/200527-4/)によると、《「民主党時代の悪夢」とは、安倍首相の常套句だが、しかし、ぼくにとっては「アベノアクムのほうが何倍も恐ろしかった。そのアクムに、もうじき幕が下りようとしている…。最後に、これだけは書いておかなければならない。黒川弘務氏の後任には、林真琴名古屋高検検事長が充てられる。だが、それで一件落着とはならないのだ。林氏は、あの悪名高い、いわゆる「共謀罪」の成立に力を注いだ人物である。盛り上がった「共謀罪反対」の声を叩き潰した当の本人であることを、ぼくは忘れてはいない》。

   『●アベ様マネー1.5億円の原資は? その一部はアベ様や自公に《還流》?
           そりゃぁ、賭けマージャンな黒川弘務氏を検事総長にしたいよねぇ

   『●金平茂紀さん《…政府の方針、頭がクラクラしてきます。ウィルスのせい
             ではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています》

 何度でも引用。金平茂紀さん、「コロナ自粛の最中、賭けマージャンをしていた黒川弘務元東京高検検事長に《訓告》という超軽い処分、さらに、コロナ対策の専門家会議の議事録を作らないという政府の方針、頭がクラクラしてきます。ウィルスのせいではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています。考え直しては如何でしょうか」(報道特集、2020年5月30日)。

   『●検察庁法改正案を廃案に! 〝見送り〟ではダメ! 一括化・
     継続審議、アベ様は「検察」の「け」の字も口にせず…どこまで姑息なのか!
    《本紙にこの情報をもたらしてくれたディープスロート氏が、
     再び連絡して来て、こう漏らす。「『アクセスジャーナル』で
     この還流疑惑が報じられたことは、官邸はもう翌、土曜日には
     知っていた。還流疑惑公明党関係者へもあるのだから、そりゃあ、
     山口那津男代表が与党なのに検察庁法改正案に沈黙するのも無理ないよ
     昨日、今国会での見送りが急浮上。結局、安倍首相と
     二階俊博自民党幹事長が決めたんだ」》

   『●公選法違反な河井克行元法相夫妻、賭けマージャンな黒川弘務
     東京高検検事長、選挙妨害で《民主主義の根幹を壊す犯罪行為》なアベ様

 これも何度でも。山岡俊介さん【<主張>検察庁法改正案、今国会断念もーー検察は還流疑惑追及の手を緩めるな!】《真相は、本紙が5月15日に報じた、「河井夫婦公選法違反事件の闇」(1・5億円の一部が還流!)の件がひじょうに効いてのことであるという》。「還流」ですよ、ひっどいものです。さて、誰に「還流」したんでしょうね? アベ様や自公への《還流》?
 アクセスジャーナルの記事【<お知らせ>本紙・山岡、「安倍事務所へ1・5億円一部還流疑惑、黒川前検事長ワイロ疑惑」でインタビュー受ける(IWJ/岩上安身代表)】(https://access-journal.jp/51502)によると、《本紙既報の、河井夫婦への1・5億円の選挙資金の一部が安倍事務所に還流されたのでがないか、そして黒川弘務前東京高検検事長の刑事事件に関してのワイロ疑惑について…実に3時間近くインタビューを受けた》。


 さらに、アクセスジャーナルの記事【<記事紹介>「公職選挙法違反に関与も…安倍総理『電撃逮捕』衝撃シナリオ」(『週刊大衆』6月15日号)】(https://access-journal.jp/51513)によると、《『週刊大衆』(双葉社)の「旬NEWSワイド」コーナーの1本ながら、安倍晋三首相が逮捕される可能性があるという衝撃的な記事が載っている。こんな記事が、キオスクやコンビニでも売られている週刊誌でも報じられるのは初めてのことではないか》。
 また、日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/G7→隔離→夏休み…トンズラ首相】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202005300000027.html)によると、《★いずれも集まることの意義は認めながらもトランプの大統領選挙のための写真撮影に付き合うだけでワシントンに向かい、帰国してから2週間の隔離に付き合うほど暇ではないとの認識だろう。さて官房長官・菅義偉も「検討中」としているが、25日の会見で首相・安倍晋三は「諸般の事情が許せば出席する」と極めて前向き行きたくてしょうがないのだろう。また長官は日本政府が帰国者全員に求めている2週間の隔離待機を「仮定の話に答えることは差し控える」と妙な言い回しでかわした国民がこれから苦難の道に突入する時に国会を閉じて外遊、そのまま夏休みとはトンズラ首相としか言いようがない》。

   『●逃げるは恥だし役立たず、国会からも「トンズラ総理」…
           「所信表明も代表質問も拒否」な国会軽視の横暴
   『●アベ様らが《霞が関官僚》を支配して堕落させ、《国会の質疑、
     ひいては、国権の最高機関たる国会の存在価値それ自体を貶め》た
    「国権の最高機関で《信号無視》を続けるアベ様…、
     #募ってはいるが募集はしてない。両者は違いますよ、とでも
     アベ様御得意の閣議決定しそうで怖い。で、(サンド伊達さん風
     「日本語における《募集》と《募る》が明確に異なることに
     つきましては、先ほど、トランプ大統領と電話会談を行い、思いは完全に
     一致しました」といった具合か? 松尾貴史さん、
     《国会ドラマ「逃げるは恥だし役立たず」》」
   『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
           《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》

 《… →夏休み》ではなく、「… ➙ #さよなら安倍総理! #犯罪者は刑務所へ!」であってほしい。切に願っている。

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1130411.html

<社説>定年延長の閣議決定 撤回こそ信頼回復の道だ
2020年5月30日 06:01

 黒川弘務前東京高検検事長の賭けマージャン問題を受けて、森雅子法相が「法務・検察行政刷新会議(仮称)」を法務省内に設置する意向を示した。検察に対する信頼回復が目的だという。

 ただ、会議で何をするかは明確ではない。法相は、信頼が揺らいでいる原因を衆院法務委員会で問われ「原因をはじめ、これから必要な検討を開始する」と答えていた。刷新を名目にして、見当違いの方向に議論が進んでいかないか、疑念を抱く

 問題の根幹は検察庁法に反して黒川氏の定年を延長したこと、時の政権の判断で検察官の定年・役職定年の延長を可能にする検察庁法改正案を国会に提出したことにある。

 黒川氏は賭けマージャンが発覚して辞職した。検察庁法の改正を含む国家公務員法改正案は廃案が検討されている。仮にそうなったとしても、違法な閣議決定が手付かずのままでは、今後もあらゆる場面で同様の無法が繰り返される懸念が消えない。一刻も早く取り消す必要がある。

 最大の問題は長年にわたって受け継がれてきた法律の運用を一内閣の判断で180度変えてしまったことだ。

 検察庁法22条は「検事総長は、年齢が65年に達した時に、その他の検察官は年齢が63年に達した時に退官する」と明記している。退官しないという選択肢はどこからも読み取れない。

 にもかかわらず政府は国家公務員法の定年延長の規定を強引に適用した。定年退職を定める同法の条文には「法律に別段の定めのある場合を除き」とあり、検察庁法で定年の年齢を定める検察官は対象にならない。これらは長年踏襲されてきた自明の解釈だ。

 検察庁法に定年延長の規定がないので国公法を適用するのは問題ない―という政府の論法はこじつけ以外の何物でもないつじつま合わせができなくなって解釈を変更したと言い出した。

 法律でできないとされていることをできるようにするには法を改正するしかない。解釈の変更には限度がある。正反対に変えるのは立法権を侵す越権行為だ

 これが許されるなら、国会で制定された法律の運用を時々の内閣の判断でいかようにも変えていいことになる。「法の支配が破壊され、三権分立は形骸化する。

 現状は、法秩序の維持をつかさどる法務省が秩序を壊す側に回っている。法治主義の危機だ。そこを是正することこそ急務である。安倍晋三首相や森法相の責任を厳しく追及しなければならない。

 刷新会議で真っ先に取り上げるべきなのは定年を延長した閣議決定の取り扱いだ。検察庁法改正案に反対する意見書を提出した松尾邦弘元検事総長らを委員に加え、冷静に議論した方がいい。

 閣議決定の撤回こそが信頼回復につながる第一歩であり、唯一の進むべき道だ
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https://www.nishinippon.co.jp/item/n/612849/

時代ななめ読み
「検事とマージャン」で考えた
2020/5/31 11:00
西日本新聞 オピニオン面 永田 健


 黒川弘務前東京高検検事長が記者と賭けマージャンをしていたことが発覚し、辞職に追い込まれた。

 そもそも賭けマージャン自体が違法であるし、緊急事態宣言の発令中に「3密」状態で遊んでいたのもよろしくない。ただ、私にとって切実に感じられたのは次のような論点である。

 「検事長と記者が賭けマージャンをするほど『ずぶずぶの関係』になってしまうというのは、報道の在り方として適切なのか

 今回はそこを考えた。われわれ報道人にとってかなり厄介な問題なのだ。

   ◇    ◇

 「検事長と定期的にマージャンする記者…すげえ

 正直なところ、これが私が最初にこのニュースを聞いた時の感想だった。

 新聞社の伝統的な価値観とは-。「記者は特ダネを書いてナンボの存在。特ダネを取るには、情報が集まる当局(捜査機関、役所、政府、与党など)の幹部に『食い込む』ことが絶対に必要だ。だからあの手この手でお偉方に食い込め!」

 この価値観に従えば、最もガードが堅いとされる検察組織の最高幹部とマージャンする関係を築いていた記者は、飛び切りの「できる記者」だ(実際、ここまで食い込むには並の努力では無理)。こんな「食い込み至上主義」が現在も報道機関を覆っている。

 しかし弊害もある。食い込んだ記者はしばしば取材対象やその組織の論理にからめ捕られる情が移ることもあって、相手を批判する距離感を見失いがちだ

 「取材対象の問題点を暴かないのなら、何のための食い込みか」「食い込んだようで情報操作に利用されているのではないか」などの指摘は、今回のマージャン問題に登場した「できる記者」にも当てはまる。

   ◇    ◇

 もう一つ考えておきたいのは「食い込み」によって得られる当局密着型特ダネの質の問題である。

 実は当局の幹部に食い込んで取ってきた特ダネの大半は「他のメディアより半日早い特ダネなのである。明日の午後に当局が発表する内容を先んじて明日の朝刊で報じる、というようなことだ。紙面づらは見栄えが良く社内の評価も高いが、読者や視聴者が「半日早い」をどれほど求めているかは疑問である。

 一方、最近のメディア界には、こうした「当局密着型特ダネ」とは違った「問題提起型特ダネ」の流れがある。例えば子どもの貧困非正規労働者の苦境、中年引きこもりなど、見過ごされがちな社会事象を「実は大きな問題なんですよ」と初めて提起する報道だ

 1面の大見出しで読者を驚かすことはないが、世間に「問題」の所在を知らしめ、解決への糸口をつくるという点で価値は高いお偉方とマージャンしてもその種の記事は出てこない

   ◇    ◇

 検事長とマージャンした記者を「すげえ」と思った私も含め、報道機関は自ら問い直すべきなのだ。今求められている特ダネとはどんな記事か。これまで通りの価値観で労力をつぎ込み続けていいのか-。

 私のこのコラムは「できる記者」からは「食い込む力のないやつが何を言ってる」と片付けられるかもしれない。力のなさは認めるができない記者だからこそ見えてくるものもある、と反論しておこうか。

(特別論説委員・永田健)
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●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》

2020年03月02日 00時00分10秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



中山知子記者による、日刊スポーツの記事【満持しての安倍首相会見、疑問や不安に響かぬ精神論】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202002290001179.html)。

 《多くの国民が目にする土曜夕方に会見を設定した割には、まさかの時間制限付きで、国民の不安と向き合う覚悟は、この日も見えなかった…「決断した以上、私の責任で万全の対応を取る」と述べたが、国民の不安に響く内容にはほど遠かった》。

   『●トホホな《内閣支持率8ポイントの大幅急落で41%》、
     まだ4割! COVD-19の国内感染拡大はアベ様自公政権による「人災」
   『●COVD-19《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」
      「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、
                   いくら与党の議員とはいえ…》
   『●COVD-19…政界地獄耳《科学的に政策的失敗を検証すべき時に
         横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない》
   『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
        間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題
   『●#COVID19 への思いつき、場当たり、無責任対応…《防衛装備の
     高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》

 記者会見擬きにて、アベ様の仰る「国民一丸となって…」…その行きつく先はどこなのでしょう? 怖くて仕方ありません。《感染防止策を「戦い」と表現するなど、精神論も目立った》。
 「不安の最大の原因…」…それってアベ様ら無為無策無能な政府なのでは??
 「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策無能な政権は壊憲して、「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエでウンザリします。

   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
        歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判
   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、
      戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇り》
   『●《歴史に名前》? 憲法99条無視な違憲な壊憲…
      《この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ》はずのアベ様が…

 さて、案の定、アレは「記者会見」モドキでした。「記者会見」に非ず、アベ様の無責任演説でした。「広報」。
 毎日新聞の記事【「まだ質問があります」 無視、首相会見打ち切り帰宅 新型コロナ対策、説明不足のまま】(https://mainichi.jp/articles/20200229/k00/00m/040/295000c)によると、《新型コロナウイルス感染拡大への対応のため、政府が全国の小中高校などに一斉休校を要請した際に「説明不足」との声が上がったことを受けて、安倍晋三首相が29日夕に首相官邸で記者会見を行った。だが、「予定した時間が過ぎている」(長谷川栄一内閣広報官)として36分で打ち切られた突然の休校要請について首相自身が「十分な説明がなかった。それは確かにその通りだ」と認めたが、国民の理解を得るためにセットしたはずの会見の場でも疑問に答えきるには至らなかった。「まだ質問があります」。司会役の長谷川氏が「予定しておりました時間を経過いたしましたので……」と会見終了を告げようとした時、フリージャーナリストの江川紹子さんが記者席から声を上げた。長谷川氏は「以上をもちまして記者会見を終わらせていただきます」と続けたが、江川さんは再び「まだ質問があります」と訴えた。長谷川氏は…》。
 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」。

   『●逃げるは恥だし役立たず、国会からも「トンズラ総理」…
           「所信表明も代表質問も拒否」な国会軽視の横暴
   『●アベ様らが《霞が関官僚》を支配して堕落させ、《国会の質疑、
     ひいては、国権の最高機関たる国会の存在価値それ自体を貶め》た
    「国権の最高機関で《信号無視》を続けるアベ様…、
     #募ってはいるが募集はしてない。両者は違いますよ、とでも
     アベ様御得意の閣議決定しそうで怖い。で、(サンド伊達さん風
     「日本語における《募集》と《募る》が明確に異なることに
     つきましては、先ほど、トランプ大統領と電話会談を行い、思いは完全に
     一致しました」といった具合か? 松尾貴史さん、
     《国会ドラマ「逃げるは恥だし役立たず」》」

 アサヒコムの【首相動静 29日(2020年3月1日 5時00分)】(https://www.asahi.com/articles/DA3S14385470.html?iref=pc_ss_date)によると、《【午前】東京・富ケ谷の自宅で過ごす。 【午後】3時30分、官邸。4時1分、加藤勝信厚生労働相、菅義偉官房長官、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、沖田芳樹内閣危機管理監、北村滋国家安全保障局長、古谷一之、前田哲両官房副長官補、長谷川栄一、今井尚哉両首相補佐官、黒田武一郎総務事務次官、秋葉剛男外務事務次官、藤原誠文部科学事務次官、厚労省の鈴木俊彦事務次官、鈴木康裕医務技監、荒井勝喜経済産業省政策立案総括審議官、高橋憲一防衛事務次官。5時、鈴木直道北海道知事。6時、記者会見。7時12分、自宅。》
 会見を打ち切った長谷川栄一内閣広報官の仰る、さぞかし重要・急用なアベ様の「次の予定」とは何かと思えば…《自宅》ですって。


 Choose Life Project@ChooselifePjさんと南彰さんのつぶやきから:

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https://twitter.com/ChooselifePj/status/1233928286247378944

Choose Life Project@ChooselifePj

【テレビ国会ウオッチング目】
新型コロナで安倍総理が会見 質疑応答15分で終了
1月に国内で新型コロナウイルスの感染者が確認されてから初めての会見。
約20分間、プロンプターを見ながら説明を続けた後、記者からの質問には…

#首相会見 #新型コロナウイルス #安倍首相

午前10:33 2020年3月1日
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https://twitter.com/MINAMIAKIRA55/status/1233948452330979330

南 彰 / MINAMI Akira@MINAMIAKIRA55

わずか15分の質疑応答まで用意された原稿の読み上げに終始。質問を求めている人がいても一方的に打ち切った。

国民・市民の知りたい具体的な情報が出てこない。
この状況が続けば、メディアの信頼も揺らぐ。

今こそ、オープンで、十分な時間を確保した首相記者会見が必要。
http://shimbunroren.or.jp/20191202-statement/

……

午前11:53 2020年3月1日
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   『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
     首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」
   『●内閣記者会政治部記者の露骨な本音は? Passiveな《官邸による
     「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》かと思いきや…

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https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202002290001179.html

満持しての安倍首相会見、疑問や不安に響かぬ精神論
[2020年2月29日23時8分]

     (記者会見で新型コロナウイルス対策について説明し、
      国民に協力を呼び掛けて頭を下げる安倍首相(代表撮影))

安倍晋三首相は2月29日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、初めての国民に向けた会見を開いたが、小中高校などの一斉休校要請に至った唐突な判断の具体的根拠は示さなかった。政治決断への理解や協力を求めただけ。予備費2700億円を活用した経済対策には触れたがとりまとめはこれからだ。多くの国民が目にする土曜夕方に会見を設定した割には、まさかの時間制限付きで国民の不安と向き合う覚悟は、この日も見えなかった

  ◇    ◇    ◇

まだ質問があります」。官邸で始まった会見が30分を超え、事務方が終了を通告した際、指名を求める声が上がった。声の主はフリージャーナリスト江川紹子さん。27日に唐突に表明した休校要請をはじめ、「政治決断」の背景を説明するため、首相は異例の休日会見に臨んだが、予定時間超過を理由に35分で終了した。

質問は5問で、通常の首相会見の流れと同じ。透明板に文字が映るプロンプターが用意され、書面に時折目を落とした。積極的な説明が求められる中で守りの姿勢が目立った

今後1~2週間が感染拡大か収束かの瀬戸際という、24日の専門家会議の見解を「土台」としたが、その後も全国で感染拡大は続く。首相は「学校で集団感染のような事態は起こしてはならない」と強調し、子どもたちが影響を受けることは「断腸の思い」と述べたが、「判断に時間をかけているいとまはなかった」と強調した。説明の不十分さは認めたものの、教育現場を混乱させたことへの陳謝はなく、「ご理解を」「ご協力をと繰り返した。

働く保護者が影響を受けることから、新たな助成金制度の創設に触れ「正規、非正規を問わずしっかりケアする」と述べたが、具体的な仕組みには触れなかった。予備費を使った緊急経済対策とりまとめも10日のうちにで、見切り発車の実態を露呈した。後手後手批判を受けているが「必要な対策をちゅうちょなく講じてきた」と豪語した。

一斉休校は首相の独断。与党関係者は「ハレーションは予想しただろうに、国民を納得させられる材料が少ない」と話す。発信が足りないと指摘されても応じなかった会見に、追い込まれた首相。「決断した以上、私の責任で万全の対応を取る」と述べたが、国民の不安に響く内容にはほど遠かった

感染防止策を「戦い」と表現するなど、精神論も目立った。「政府の力だけでこの戦いには勝利できない」と国民全体に協力を求めたが、「必ず乗り越えることができると確信している」と、希望的観測でしか語れなかった首相。「夜日程」が批判される中、前日も作家百田尚樹氏らと会食。この日は会見後自宅に直行した。【中山知子】
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●アベ様らが《霞が関官僚》を支配して堕落させ、《国会の質疑、ひいては、国権の最高機関たる国会の存在価値それ自体を貶め》た

2020年02月03日 00時00分33秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]




日経ビジネスのコラム【小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」~世間に転がる意味不明/「募集」と「募る」の違いはどうでもいい】(https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00116/00055/?n_cid=nbponb_twbn)。

 《しばらくぶりに見る国会は、頽廃している。…「さきほどらい申し上げております通り」というこのセリフを必ず申し述べてから回答に入るお約束は「…」ということを、テレビを通じて国会中継を見ている視聴者に印象づけるべく採用している、霞が関官僚発案によるあざといルーティンだと思うのだが、それ以上に、もしかしたら、彼らは、国会の質疑、ひいては、国権の最高機関たる国会の存在価値それ自体を貶める効果を狙っているのかもしれない》。

 あ~ぁ、トホホすぎる。アベ様らが《霞が関官僚》を支配して堕落させ、《国会の質疑、ひいては、国権の最高機関たる国会の存在価値それ自体を貶め》た。《安定多数の上にあぐらをかいている与党の政治家にとって、国会での論戦で勝敗を決する道を選ぶよりは、国会審議そのものを無効化する選択肢を取る方が簡単でもあれば有利でもあるからだ》。

 逃げるは恥だし役立たずの極致。
 東京新聞の社説【桜を見る会疑惑 どこまで居直るのか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020020102000153.html)によると、《「桜を見る会」を巡る疑惑について、衆参両院の予算委員会での野党側の追及が一巡した。際立ったのは、矛盾を覆い隠して問題なしと居直る政権の姿勢だ。これでは、疑念は何も解消されない。すり替え、はぐらかし、開き直り-。安倍晋三首相が、国会で一問一答形式の質疑に応じるのは昨年十一月の臨時国会以来二カ月半ぶりだが、桜を見る会を巡る不誠実な答弁は相変わらずだった。最大の問題は、公金を使って首相が多数の支援者を接待していたことだろう。第二次安倍政権下で参加者は急増し、昨年の約一万八千人は二〇一〇年の民主党政権時の二倍超。官邸・与党の招待者が半数以上を占め、自民党総裁選があった一八年には同党の地方議員らが多数招待されていた。…桜を見る会を巡る疑惑は、行政の公平性を揺るがす重大な問題だ。首相自ら解明し、わびるべきはわびて責任を負う姿勢に転じなければ、国民の理解はこの先も得られまい。政策論争を置き去りにしているのは政権側だと、まずは自覚すべきである》。

   『●《桜疑惑の追及を批判するメディアは、こういう連中のグルだ
           と考えた方がいいだろう。だまされてはいけない》
    「【金子勝の「天下の逆襲」/提灯メディアに騙されるな
     なぜ桜疑惑解明が求められるか】…《通常国会が始まった。
     権力を監視しない提灯メディアは攻勢を強める野党に対し、
     「また桜疑惑か」と“批判”する。まったく逆だ
     この国を私物化し、権力に近い人間だけが甘い汁を吸い公正な
     ルールをぶち壊す社会では企業も産業も腐っていくからだ》」

 《政策論争を置き去りにしているのは政権側だ》…自公お維支持者の皆さんやアベ様広報紙・産経等が、理解できていないこと。金子勝さん、《桜疑惑の追及を批判するメディアは、こういう連中のグルだと考えた方がいいだろう。だまされてはいけない》《権力を監視しない提灯メディアは攻勢を強める野党に対し、「また桜疑惑か」と“批判”する。まったく逆だこの国を私物化し、権力に近い人間だけが甘い汁を吸い公正なルールをぶち壊す社会では企業も産業も腐っていく》。

   『●アベ様へ、宮本徹議員より《募るというのは募集する
     っていうのと同じ。募集の募は募るっていう字なんですよ》、トホホ…
   『●「募る」と「募集」…《〈不時着水したが墜落ではない〉といった
          ところか。国会の質疑は大喜利のお題提供の場ではない》

 国権の最高機関で《信号無視》を続けるアベ様…、#募ってはいるが募集はしてない。両者は違いますよ、とでもアベ様御得意の閣議決定しそうで怖い。で、(サンド伊達さん風)「日本語における《募集》と《募る》が明確に異なることにつきましては、先ほど、トランプ大統領と電話会談を行い、思いは完全に一致しました」といった具合か? 松尾貴史さん、《国会ドラマ「逃げるは恥だし役立たず」》

   『●逃げるは恥だし役立たず、国会からも「トンズラ総理」…
           「所信表明も代表質問も拒否」な国会軽視の横暴

 #募ってはいるが募集はしてないの両者の違いよりも、小田嶋隆さん、《募集に応じて応募した人間はどこからどう見ても「選ばれた人」ではないからで、とすると、安倍事務所の募集に応募して会に参加した後援会のメンバーは、言葉の正確な意味において絶対に「招待客」ではあり得ないからだ。当たり前の話だが、招待客を募集するという言い方自体が、そもそも矛盾している》、そりゃぁ~そうだ。

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https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00116/00055/?n_cid=nbponb_twbn

小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」~世間に転がる意味不明

「募集」と「募る」の違いはどうでもいい
小田嶋隆 
コラムニスト
2020年1月31日

イラスト
https://cdn-business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00116/00055/p1.jpg?__scale=w:500,h:281&_sh=0820b10560

 書斎として使っている部屋のPCの横に、小型(19インチ)のテレビ受像機を置いている。

 仕事をはじめる気持ちになれない時、私は、このテレビをつけておくことが多い。もっとも、音声はミュート(消音)したままだ。おそらく、画面の中を右に左に動いている人間たちを眺めることが、私にとって、窓を開けて空気を入れ替えることの代償になっているのだと思う。あまり健康的なテレビの使い方ではない。本当は外に出て、自分の足で町を歩くべきなのだ。それはわかっている。しかし、いつもわかっている通りにできるわけではない。

 この2日ほどは、音量を上げて国会中継を視聴していた。

 しばらくぶりに見る国会は、頽廃している。

 私は、こう見えて、他人を軽蔑することに慣れていない。誰かを軽蔑せねばならない事態に直面すると、いつも大変に疲労する。そんなわけで、私は、現在、ひどく疲れている。

 国会でかわされているやりとりが、日本国民の言語運用の水準をそのまま代表するものだと考えているわけではないのだが、それでも、現実に目の前で展開されている対話の空疎さには、やはり唖然とさせられる

 あのやりとりを聞いていると、自分たちの暮らしているこの世界が、足元から崩れて行く感覚に襲われる。学生の頃に連れて行かれた出来の悪い前衛芝居を見ていた時の気分に近い。中途半端に無意味な脚本は、観客を解釈の地獄にひきずりこむ。国会の質疑を見ているわれわれも、たぶん、同じタイプの地獄の中にいるのだと思う。

 今回は、わたくしがこの2日間、国会中継をしっかりと視聴したなかにおいて、印象に残ったところを、いわば、書いてみようかと思っている、ところで、ございます。

 とは言ってみたものの、私が国会を見たのは2日間の通算でたったの3時間ほどだ。

 それ以上は無理だった。

 わがことながらなさけない始末だ。

 ただ、3時間で視聴から撤退せねばならなかったことは、自覚の中では、美意識の問題だと思っている。

 「あ? 美意識?」
 と思った向きもあるはずだ。

 「何を利口ぶっているんだか(笑)」
 「還暦を過ぎたじいさんが繊細ぶるのもたいがいにしてほしいもんだぜ」

 うん。そう言いたくなる気持ちはわかる。

 でも、私は、繊細ぶっているのでもなければ、被害者ポジションにあぐらをかいてぬくぬくしているのでもない。現実に、私は、国会中継を視聴しはじめてほんの1時間ほどで、すっかり気勢をそがれてしまったのだ。

 大げさに聞こえるかもしれないが、このままこんな不毛な言葉のやりとりを聞き続けていたら、自分の言語感覚が二度と正常さを取り戻せなくなると、そう感じて、護身のためにテレビの電源を落としたのである。

 良心的な板前が腐った魚をさばくミッションに耐えられないのと同じことで、言葉を扱う仕事に従事している私のような人間は、国会でやりとりされている腐敗した言葉を我慢することができない。

 あるいは、国会の言葉に耐えられないのは、なにもプロの文筆家に限った話ではないのかもしれない。

 自分の中に新しい言葉を取り入れる作業に熱中している思春期の子供たちや、人と人との間に架橋する言葉の作用に敏感な青年たちも、私と同じように、あの空疎な言葉のやりとりに身の危険を感じたはずだ。

 というよりも、あそこで使われているねじ曲がった言葉に対処できるのは、適応にともなって感覚を麻痺させることに成功した不死身の鈍感エリートだけなのかもしれない。

 テレビを視聴した3時間ほどの間に、私は
 「さきほど申し上げました通り」
 「これは、何回もお答えしているので繰り返しになるのですが」
 「さきほどらいお答えしております通り」
 「同じ質問ですので、同じお答えになって恐縮なんですが」
 「繰り返しになりますが、桜を見る会の個々の招待者につきましては、個人に関する
  情報であるため、従来から回答を控えさせていただいているところです」

 という、ほとんどまったく同じ意味のバカバカしい接頭辞を100回以上聞かされて、なによりもその言葉の無意味さとくだくだしさに気持ちをひしがれなければならなかった。

 おそらく、安倍総理大臣ならびに菅官房長官が、質疑の冒頭の部分で
 「さきほどらい申し上げております通り

 というこのセリフを必ず申し述べてから回答に入るお約束は

 「無能極まりない野党の議員たちが、毎度毎度代わり映えのしない質問を飽きもせずに繰り返しているから、自分たちも同じ無意味な回答をリピートせざるを得ないのである」

 ということを、テレビを通じて国会中継を見ている視聴者に印象づけるべく採用している、霞が関官僚発案によるあざといルーティンだと思うのだが、それ以上に、もしかしたら、彼らは、国会の質疑、ひいては、国権の最高機関たる国会の存在価値それ自体を貶める効果を狙っているのかもしれない。

 というのも、安定多数の上にあぐらをかいている与党の政治家にとって、国会での論戦で勝敗を決する道を選ぶよりは、国会審議そのものを無効化する選択肢を取る方が簡単でもあれば有利でもあるからだ。

 国会での与野党の攻防にうんざりした国民が、政治への真摯な関心を喪失すれば、それだけ多数派の立場は安定する。なんとなれば、不毛な言葉のやりとりに食傷するのは、どちらかといえば知的活性の高い国民であるはずで、だとすれば、それらのめんどうくさい批判者を政治の場から遠ざけるためには、真面目な政策論争を展開するよりは、バカな田舎芝居を繰り広げておくほうが有効だからだ。

 もう一つ目についたのは、
 「その質問は事前通告に無いので、お答えは差し控えさせていただきます」

 という意味の言葉で締めくくられる定番のやりとりだった。

 この言葉を口から発する時、安倍総理は、明らかに昂然と、事前通告の無い質問を繰り出してきた野党議員をたしなめにかかっている

 ところが、調べてみると、事前通告云々は、与野党の国対委員長が、議事進行の円滑化のために申し合わせた「紳士協定にすぎない

 つまり、仮に野党議員が通告の範囲から外れた質問を投げかけたのだとしても、それは「ルール違反」ではないましてや「反則」でもなければ法律違反でもない

 回答を拒絶する側の議員が威張ってよいなりゆきではない。質問者を断罪できる筋合いの話でもない。

 「いまのご質問は、通告の中になかったので、即座にお答えする十分な準備ができていません。申し訳ありませんが、この場での回答はご容赦ください」

 と、むしろ、せめて形式上だけでもアタマを下げておくのが穏当な態度だろう。

 質疑が進む中で、
 「いまのお答えは、これこれこういう意味ですか?」
 「あなたがそうお答えになるのであれば、では、こういう場合はどうお答えになりますか?」

 という補足的な質問が必要になる場面はいくらでもある。

 それらに対して、回答側が居丈高に
 「通告にないのでお答えしかねる」

 と言い放っていたのでは議論が議論にならない

 じっさい、国会での質疑に先立って、質問側が回答側に質問内容を事前通告する慣習は、議事進行を円滑化している一方で、本来なら自由闊達な議論の場であるはずの国会を、「事前に準備した台本」に沿った「官僚作文朗読劇場」ないしは「国会芝居」に堕落させている元凶でもある。

 おそらく、わが国の国会で、こんななさけない慣習が定着しているのは、議事進行の円滑化とは別に、つまるところ、与野党の国会議員が人前で恥をかきたくないからなのではなかろうか。

 無論、行政の細部に関する詳細なデータは、事前に官僚が準備しておかなければ提示できないのだろう。その意味では、質問を投げかける側の議員が、あらかじめ内容を伝えておくことは、ある部分、必要悪として、不可欠な手続きであるのかもしれない。とはいえ、議員同士の対論の中で、アドリブの質問が出ることは当然あるはずだし、その種の予定外の言葉に、臨機応変な対応ができない人間は、そもそも政治家を志すべきではない

 ともあれ、事前に準備した原稿から一歩も外に出ようとしない態度を、誇らしげにアピールする政治家は、何かを見失っているのだと思う。

 さらに、与党の面々は、言葉の定義を破壊しにかかっている

 ちょっと前に、菅官房長官が「『反社会的勢力』という言葉の定義が定まっていないので、この言葉に関連するご質問にはお答えできない」という旨の答弁したことがあったが、結局、あの答弁書を読み上げてからこっち、菅さんは、何かを諦めてしまったように見える。
 要するに、あれは、何より菅さん本人の心に大きなダメージをもたらしたということなのだと思う。

 なにしろ、質問を無効化するために、質問者が使っている単語の定義を無効化したのだから、これは驚天動地の答弁だったと評価するほかにない。

 加えて、政府は、野党側が「桜を見る会」に招待されていたとして、その招待の真意および根拠を求める質問を投げかけていた「反社会的勢力」について
 「あらかじめ限定的、統一的に定義するのは困難

 との閣議決定をしている。

 思うに、あれ以来、官邸の機能の半分ほどは壊死している

 今回はさらにひどいことが起こった。

 28日の衆院予算委員会で、共産党の宮本徹議員が文書を示しながら発した、
 「この文書は見たことがなくても、募集していることはいつから知っていたのか」

 という質問に対して、安倍首相は、

 「私は、幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった
 と回答したのである。

 いったいどこの世界のナンセンスコントだろうか。

 つまり、首相は、
 「募ってはいたが、募集はしていない

 と述べたことになる。

 この珍無類な回答を聞かされた宮本議員は、さすがに
 「私は日本語を48年間使ってきたが、『募る』というのは『募集する』というのと同じですよ。募集の『募』は『募る』っていう字なんですよ

 と強い口調で首相に食い下がった。

 しかしながら、安倍さんは、少しも動じることなく、
 「ふさわしい方ということでいわば募っているという認識があった。例えば新聞などに広告を出して『どうぞ』ということではないんだろう」

 というほとんど意味不明の説明を開陳した。

 なんという肝の太さだろうか。

 あるいは、人並み外れて肝が据わっているのでなかったのだとすると、著しくアタマが悪いのか、あきれるほど神経が鈍いのかのどちらかということになるわけなのだが、あるいはそれらのすべてなのかもしれない。私にはわからない。どっちにしても私の持ち歩いているちっぽけな物差しで測れる人物ではなさそうだ。

 さて、話題をもとに戻す。

 思うにこれは、「募集」と「募る」という2つの言葉をめぐる定義の問題ではない。

 同じ意味の言葉を二通りに解釈してみせただけのことなら、朝日新聞が見出しで形容したように
 「珍答弁」

 てなことで笑って退けてもよいのかもしれない。しかし、ここには、もっと深刻な詐術が隠されている。

 というのも、本来なら首相は、
 「え? 招待客って、募ったり募集したりできるの?」

 という、より本質的かつ素朴な質問に答えなければならなかったはずだからだ。

 詳しく説明する。

 どういうことなのかというと、「募る」という言葉を使うのであれ、「募集する」と表現するのであれ、その意味するところは、「招待」「選定」「資格審査」とは絶対的に相容れないということだ。

 まず、前提としてはっきりしているのは、「桜を見る会」への出席者が、最終的に、政府なり内閣府なり首相なりの責任において、「選定」され、「招待」された人物であるということだ。

 このことはつまり「選ばれ」「選定され」「評価検討の上、ふさわしい人物として招待され」た名誉ある「招待客」は、断じて「広く募」ったり「募集」したりした「チケット購入者」とは別枠の人間だということだ

 というのも、募集に応じて応募した人間はどこからどう見ても「選ばれた人」ではないからで、とすると、安倍事務所の募集に応募して会に参加した後援会のメンバーは、言葉の正確な意味において絶対に「招待客」ではあり得ないからだ

 当たり前の話だが、招待客を募集するという言い方自体が、そもそも矛盾している。

 「殴ってください」と申し出た人間が被害者とは呼べないのと同じことだ。あるいは、入学試験を実施していないにもかかわらず合格通知を配布している学校がインチキ大学と言われても仕方がないのと同じ理路において、功労者を選定する作業を省略して単に特定の政治家の支持者や取り巻きを集めた形で開催されている功労者慰安イベントは、どこからどう見ても茶番なのである。

 この先、果たして国会が正常化する日がやってくるものなのか、正直な話、確信が持てない。

 その一方で、こんなバカな状態がそんなに何年も長く続いてたまるものか、とも思っている。

 でもまあ、あと10年続くようなら、ピリオドを打つのは戦争だけなのだろうとも思っている。

(文・イラスト/小田嶋隆
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●「募る」と「募集」…《〈不時着水したが墜落ではない〉といったところか。国会の質疑は大喜利のお題提供の場ではない》

2020年02月02日 00時00分24秒 | Weblog

【《「言葉ずらし」と、小澤俊夫さんのコメント》 東京新聞(2018年12月27日)↑】



西江昭吾記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]大喜利と呼ばないで】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/528887)。
琉球新報のコラム【<金口木舌>大破しても沈んでも「着水」】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1066310.html)。

 《沖縄の最近の時事ネタで言えば〈不時着水したが墜落ではない〉といったところか。国会の質疑は大喜利のお題提供の場ではない。(西江昭吾)》
 《「幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」…▼安倍政権による不適切な言葉の使い方は挙げればきりがない


   『●アベ様へ、宮本徹議員より《募るというのは募集する
     っていうのと同じ。募集の募は募るっていう字なんですよ》、トホホ…

 国権の最高機関で《信号無視》を続けるアベ様…、#募ってはいるが募集はしてない。両者は違いますよ、とでもアベ様御得意の閣議決定しそうで怖い。で、(サンド伊達さん風)「日本語における《募集》と《募る》が明確に異なることにつきましては、先ほど、トランプ大統領と電話会談を行い、思いは完全に一致しました」といった具合か? 松尾貴史さん、《国会ドラマ「逃げるは恥だし役立たず」》。

   『●逃げるは恥だし役立たず、国会からも「トンズラ総理」…
           「所信表明も代表質問も拒否」な国会軽視の横暴

 日経ビジネスのコラム【小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」~世間に転がる意味不明/「募集」と「募る」の違いはどうでもいい】(https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00116/00055/?n_cid=nbponb_twbn)では、《しばらくぶりに見る国会は、頽廃している。…「さきほどらい申し上げております通り」というこのセリフを必ず申し述べてから回答に入るお約束は「…」ということを、テレビを通じて国会中継を見ている視聴者に印象づけるべく採用している、霞が関官僚発案によるあざといルーティンだと思うのだが、それ以上に、もしかしたら、彼らは、国会の質疑、ひいては、国権の最高機関たる国会の存在価値それ自体を貶める効果を狙っているのかもしれない》。
 あ~ぁ、トホホすぎる。

 《本質を隠す言葉のすり替え》を許せない小澤俊夫さん、アベ様ら政府による《言葉ずらし》を痛烈に批判されています。「「テロ等準備罪」「衝突」「不時着水」…かつての「転進」を思い浮かばせる《本質を隠す言葉のすり替え》」。

   『●「教育再生」という名の教育破壊…
      「子どもから変えていこうという動きは実に悪賢い」(小澤俊夫さん)
    「山本哲正記者による、<元軍国少年が願う平和 戦時中の日記から>
     と題した小澤俊夫さんのインタビュー3回シリーズ。
     【…(上)戦中の教育、復活を心配】…【…(中)罪悔いる表明せねば】…と
     【…(下)言葉のすり替え今も】」
    「「テロ等準備罪」「衝突」「不時着水」…かつての「転進」を思い浮かばせる
     《本質を隠す言葉のすり替え》。」

   『●《本質を隠す言葉のすり替え》を許せない小澤俊夫さん、
          アベ様ら政府による《言葉ずらし》を痛烈に批判
   『●小澤俊夫さん《親子2代の愛国者が愛する「国」は一部の
         支配者や体制ではない。人々が紡ぐ暮らしである》

 《安倍首相はかつて沖縄に「寄り添う」と述べた。米軍は「よき隣人」という言葉を使う。どちらも、人を欺くような言い換えを繰り返す実体からは懸け離れている》、まさに。

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/528887

[大弦小弦]大喜利と呼ばないで
2020年1月31日 07:40

 「信号無視話法」という呼び名をご存じだろうか。東京の会社員、犬飼淳さんが国会答弁を交通信号に見立てて分析している

▼質問にきちんと答えたら「青」、背景や経緯の説明は「黄」、質問と無関係な答弁や論点のすり替えは「赤」といった具合。似た言葉の繰り返しや不要な言葉は「灰色」。答弁内容を直感的に視覚化する試みだ

▼例えば、昨年11月の参院予算委員会で「桜を見る会」を巡り、安倍晋三首相が田村智子議員(共産)に答えた場面。分析は82%が赤で、残り18%が灰色いかに質問に対して不誠実なのかが分かる

▼これに至っては、色付けが難しい「判別不能」がふさわしい。先日の衆院予算委で、桜を見る会への参加者を巡り、首相が「募ったが募集していない」という趣旨の答弁をし、議場が騒然となった

▼質問した宮本徹議員(同)が「『募る』は『募集する』と同じ。募集の『募』は『募る』という字なんですよ」と返したが、およそ国権の最高機関でのやりとりとは思えないお粗末さ

▼ツイッターでは、珍答弁をまねて面白さを競い合う「大喜利」状態。〈法律は犯したが犯罪ではない〉〈黒塗りはしたが隠蔽(いんぺい)ではない〉。沖縄の最近の時事ネタで言えば〈不時着水したが墜落ではない〉といったところか。国会の質疑は大喜利のお題提供の場ではない。(西江昭吾
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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1066310.html

<金口木舌>大破しても沈んでも「着水」
2020年1月31日 06:00
不適切発言 安倍晋三 米軍機墜落 金口木舌

 「幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」。安倍晋三首相が28日の衆院予算委員会で「桜を見る会」に関して答弁した。安倍氏は「新聞広告を出して『どうぞ』ということではない」と述べたが、「募る」と「募集する」の違いは明示しなかった

▼安倍政権による不適切な言葉の使い方は挙げればきりがない。武器輸出を「防衛装備移転」と言い換え、韓国人徴用工を「労働者」と言い立てた

▼言い換えは日米両政府に共通している。米軍のMH60ヘリが那覇空港から約174キロの海上に墜落した。防衛省は「着水」と発表した。米軍は事故機が海に「went down(降りた、沈んだ)」と発表した

▼飛行艇のように着水する機能があるのなら沈まないのではないか。2016年に名護市安部でオスプレイが墜落した際、浅瀬で機体が大破したにもかかわらず、政府の発表は「不時着水」だった。航空機が通常通りに着陸、着艦せずに大破したり、海に沈んだりしたことを「墜落」と呼ばないのはなぜなのか

▼戦時中の大本営発表は日本軍の敗走を「転進」、全滅を「玉砕」と美化した。その末に悲惨な敗戦があった

▼安倍首相はかつて沖縄に「寄り添う」と述べた。米軍は「よき隣人」という言葉を使う。どちらも、人を欺くような言い換えを繰り返す実体からは懸け離れている
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●アベ様へ、宮本徹議員より《募るというのは募集するっていうのと同じ。募集の募は募るっていう字なんですよ》、トホホ…

2020年01月31日 00時00分37秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



リテラの記事【安倍首相の「桜を見る会」言い逃れが無茶苦茶!「幅広く募ったが募集ではない」、今井秘書官の指示か新宿御苑の地図まで黒塗り】(https://lite-ra.com/2020/01/post-5229.html)。

 《「私はですね、幅広く募っているという認識だった。募集してるという認識ではなかった」…そのうち「『募る』は『募集』という意味にはあたらない」などという馬鹿げた閣議決定がおこなわれそうだが、これには宮本議員も「募るというのは募集するっていうのと同じ。募集の募は募るっていう字なんですよ」と呆れたように諭したのだが》。

 衆院予算委員会でのアベ様の〝ご答弁〟がデタラメだ。29日からは参院の予算委員会、さらにうんざりさせられる結果になりそう。衆院・参院にあるネット中継録画を、是非、ご覧ください。

 〝つぶやき〟上でも指摘されていますが、閣議決定でもしそうですね。《募集》については「その時々の社会情勢に応じて変化し得るものであり、限定的・統一的な定義は困難」と、アベ様お得意の閣議ケッテェ~しそうで怖い。#募ってはいるが募集はしてない

   『●《民主主義ならぬ「ご都合主義」国家》…《私人》、《調査・
      研究》自衛隊中東〝派兵〟などデタラメ閣議ケッテェ~を乱発
   『●「桜を見る会」税金接待というアベ様模倣犯・世耕弘成経産相
         …関西電力〝濁流〟問題でも《関電受注企業から献金》
    「全ての《個人情報の塊》を公開する必要などあるのですか?
     ジャパンライフの皆さんや、《限定的・統一的な定義は困難だ
     そうですが反社の方々を含めて、
     《各界において功績・功労のあった方々》なんでしょ? 共産党の
     宮本徹さんに公開の請求を受けた途端に、なぜに慌てて廃棄し、
     データの復元もできません!、なんて言い出すの? 
     さっさと復元して、公開を」

 で、(サンド伊達さん風)「日本語における《募集》と《募る》が明確に異なることにつきましては、先ほど、トランプ大統領と電話会談を行い、思いは完全に一致しました」といった具合か?

 松尾貴史さんの〝つぶやき〟(https://twitter.com/Kitsch_Matsuo/status/1222168499327385601)。

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松尾貴史「違和感のススメ」@Kitsch_Matsuo

国会ドラマ「逃げるは恥だし役立たず
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   『●逃げるは恥だし役立たず、国会からも「トンズラ総理」…
           「所信表明も代表質問も拒否」な国会軽視の横暴

 アベ様やウルトラ差別主義者な副首相兼財務相、最低の官房長官らのおかげで、つくづく《この7年間で、政治の土台となる言葉の命が深刻に傷つけられてきた》(阿部岳さん)。《さらなるメディアと野党の徹底追及、市民によるこんなのおかしいという怒りが必要だ》…《怒り》はとっくの昔に過ぎてしまったよ。

   『●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、
       あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》
    《▼つくづく、菅義偉官房長官の影響が大きいと思う。1日2回の
     会見で幾多の疑惑をただただ問題ないと切り捨ててきた
     この7年間で、政治の土台となる言葉の命が深刻に傷つけられてきた

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https://lite-ra.com/2020/01/post-5229.html

安倍首相の「桜を見る会」言い逃れが無茶苦茶!「幅広く募ったが募集ではない」、今井秘書官の指示か新宿御苑の地図まで黒塗り
2020.01.28 09:48

     (衆議院インターネット審議中継(1月28日)より)

 ついにはじまった安倍首相と野党議員の一問一答形式での国会審議。昨日27日には安倍首相は自身の地元後援会が「桜を見る会」のツアーを組んで地元関係者を大量に呼び寄せていた件について「ツアー自体の主催企画はあくまで旅行会社だ」などと主張したが、きょうも官房副長官や官房長官、幹事長を歴任してきたことを挙げて「我が党の総理のときにも私は出席したが、当然、地元の方々もたくさん来ていた」「突然、安倍政権からそうなったということではない」「鳩山政権でも当時の鳩山(由紀夫)首相は地元の後援者と写真撮影していた」と責任を転嫁する発言を繰り返した

 よくもまあヌケヌケとこんなことを主張できるものだ。安倍首相が官房副長官および長官、幹事長を務めた森喜朗政権や小泉純一郎政権時の出席者は約8000〜1万1000人、鳩山政権時は約1万人とされているが、それが第二次安倍政権以降、爆発的に増えて2019年には出席者数が約1万8200人にまで膨れ上がっている。ようするに、これは安倍首相が功労・功績のあった人という招待基準を無視しツアーまで組んで有権者接待を繰り広げた結果であり、「突然、安倍政権からそうなった」としか言いようがないのだ。

 だいたい、安倍首相は「ツアーの主催は旅行会社」などと言うが、ツアーの目玉は「桜を見る会」であって、そこに招待できない旅行会社が主催であるわけがない。事実、安倍事務所は「桜を見る会」参加の案内状では家族や知人、友人の参加も認め、申し込み用紙をコピーしてご利用くださいとまで記載していたのだ。

 そして、きょうの衆院予算委では、共産党の宮本徹議員がこの申し込み用紙の問題を取り上げ、“安倍事務所がこうやって幅広く募集していることをいつから知っていたのか”と追及。だが、この追及に、安倍首相は素っ頓狂なことを主張しはじめのだ。

私はですね、幅広く募っているという認識だった。募集してるという認識ではなかった

 「幅広く募ったのであって募集したのではない」……!? いやいや、参加者を「募って集めた」のだから「募集」したことに違いないが、安倍首相は“募集はしていない”と言い張ったのだ。目が点になるとはまさにこのことだろう。

 そのうち「『募る』は『募集』という意味にはあたらない」などという馬鹿げた閣議決定がおこなわれそうだが、これには宮本議員も「募るというのは募集するっていうのと同じ。募集の募は募るっていう字なんですよ呆れたように諭したのだが、安倍首相は「たとえばですね、新聞等にですね、広告を出して『どうぞ』ということではない」などと言い出す始末。「幅広く募った」の「幅広く」の意味についても、「偏りがないようにということ」だと主張した。

 まったく国民を舐めきっているとしか言いようがない。まだ新聞広告で「我こそは功労・功績者だと思う人はぜひご応募を!」と呼びかけたほうがマシなくらいで、自分の地元の関係者の知人・友人まで参加がOKだと呼びかけるのは「募集行為であり、なおかつ凄まじい偏り」ではないか。

 さらに、宮本議員の追及では、内閣府が「桜を見る会」の正式な招待状を送る前に安倍事務所が地元の参加希望者に招待が決まったことを伝える文書を送っていたことが指摘され、安倍首相は認めざるを得なかった。安倍首相が「功労・功績がある人を慰労する」という会の趣旨を無視して「大量の地元支援者を国民の税金で接待する場として利用していたことは外形的にもあきらかだ。

 だが、安倍首相による露骨な責任転嫁や募っただけで募集していないなどという見苦しい言い訳以上に仰天させられたのは、昨日27日の予算委で菅義偉官房長官の口から飛び出した台詞だ。


■「桜を見る会」当日の安倍首相行程案もすべて黒塗りにされた「のり弁」状態に

 野党側は「桜を見る会」の招待者名簿の電子データについて、廃棄した際のログの開示と調査を求めているが、これに対して安倍首相は「ログを開示すると不正侵入を助長する恐れがある」などとして拒否。その上、菅官房長官は昨日27日、ついにこんなことまで言い出したのだ。

「同じシステムを国家安全保障局が利用している。国家機密に関わる情報を含めて調査することになり、漏洩の危険性が増す」

 たかが「桜を見る会」の招待者名簿の電子データの廃棄した日時を調べただけで国家機密が漏洩する危険が増す、だと? もしそれが本当ならば一刻も早く別のシステムにするべきだし、というか、同じシステムだと公表することのほうがセキュリティ上むしろヤバいんじゃないか。いや、そもそもこの国、大丈夫なのかという話だろう。

 しかし問題なのは、こんな国民総ツッコミが入りそうなトンデモ答弁まで繰り出すようになった、その理由のほうだ。

 じつは、国会答弁や官房長官会見での説明に対しては、野党やメディア側から「以前よりさらに情報を秘匿するようになっている」という指摘が出ているのだが、その背景にはどうやら安倍官邸、なかでも“安倍首相の最側近”の存在が見え隠れするのだ。

 実際、菅官房長官は1月14日午前の会見で、招待者名簿について「調査をするのか」という質問に「対応している」と発言し、再調査をおこなう姿勢を見せたと報じられた。ところが一転、午後の会見では「再調査は考えていない」と否定した。同じ日の午前の会見だけでなく〈その後の取材でも政権幹部が再調査に肯定的な見解を示していた〉(朝日新聞デジタル14日付)というのに、それが数時間でひっくり返されたわけだが、このときも“安倍首相周辺から指示があったのではないか”とみられていた。

 そして、さらに不可解なことが起こった。昨日27日午後に2013年の「桜を見る会」の関係資料約500ページ分が参院予算委員会理事懇談会に提出されたのだが、そこに不自然な黒塗りがあったのだ。

 たとえば会当日の首相行程案もすべて黒塗りにされた「のり弁」状態だったが、これは受付開始前にツアーでやってきた地元関係者と写真撮影に応じていたことなどがあきらかになるのを避けようとして「のり弁」にしたのだろうと容易に予想できる。しかし、不可解なのは会場である新宿御苑の案内図まで真っ黒だったことだ。


■情報非公開めぐり「今井秘書官から言われているのか」の質問が出るも内閣府課長は答えられず

 新宿御苑の案内図はホームページでも確認できる代物だ。どうしてそんなものまで黒塗りにする必要があるのか。この点について、昨日おこなわれた野党合同ヒアリングで内閣府の酒田元洋・官房総務課長は「どこに本部が置かれるとか、そういったものが書かれている」などと説明したのだが、そこで国民民主党の原口一博議員はこう追及した。

「防衛ラインを高くしろと今井(尚哉)秘書官か誰かから言われていますか?」

 こんなことを訊かれれば、普通は「指示などはない」「何も言われていない」と否定すればいいはずだが、しかし、酒田課長は何ひとつ否定せず、「最近の情報公開開示決定に合わせた」などと淡々と説明するだけ。さらに原口議員は「僕はそんなこと聞いていない。官邸の秘書官とか総理補佐官とかからそういう指示が出ていますか?」と畳み掛けたが、やはり酒田課長は同じ説明を繰り返すだけだった。

 「ログの調査によって国家機密が漏洩する危険が増す」というトンデモ答弁にしても、こんな答弁を内閣府の役人が独断でつくることなどできるはずがない。そして、酒田課長のこのダンマリ……。森友・加計問題のときと同様、今井首相秘書官をはじめ安倍官邸が追及に危機感を強め、官僚に直接指示を出している可能性はかなり高いだろう。

 安倍官邸が本気で乗り出して、官僚を締め付け闇に葬り去されようとしている「桜を見る会」問題。森友・加計問題と同じ轍を踏まないためには、さらなるメディアと野党の徹底追及、市民によるこんなのおかしいという怒りが必要

(編集部)
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●「自衛隊派遣によって治安はかえって悪化する」と言明している中村哲さんの言葉をアベ様らは理解しているのか?

2020年01月15日 00時00分08秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



佐高信さんによる、日刊ゲンダイの書評【週末オススメ本ミシュラン 「医者、用水路を拓く」中村哲著/石風社】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/267088)。
リテラの記事【安倍首相が情勢緊迫で自分の中東訪問を延期も、「自衛隊派遣に変更なし」! 他人に血を流させ自分は高みの見物の鬼畜ぶり】(https://lite-ra.com/2020/01/post-5195.html)。

 《「自衛隊の派遣は有害無益」もしくは「百害あって一利なし」と断言したのは、先ごろ亡くなった中村哲である。…「自衛隊派遣によって治安はかえって悪化する」と言明している中村の言葉を、安倍晋三などは理解しているのか》。
 《11日から予定していた安倍首相の中東訪問はすぐさま中止にしたのに、同じ11日に哨戒機部隊が日本を出発する自衛隊については「方針に変更なし」とする──。安倍首相は“世界で唯一のアメリカとイランの橋渡し役”などとさんざんアピールしてきたくせに、いざ危険が高まると逃げ出し、それなのにその危険が高まっている中東への自衛隊派遣は見直すこともせず、予定どおり派遣するというのである。一体、自衛隊員の命を何だと思っているのか》。

 《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人》中村哲さん。「自衛隊の派遣は有害無益」「自衛隊派遣によって治安はかえって悪化する」と言明。

   『●NGO「ペシャワール会」の中村哲さんが亡くなる…
     《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった》
   『●《現地の慣習や風土、文化を尊重…平和主義を貫いた医師の理念》
         《治安が悪化しても人々を見捨てず、見下すこともなかった》
   『●アベ様の「積極的平和主義」とガルトゥング博士の
     「積極的平和主義」と中村哲さんが実践してきた「平和主義」と

 一方、アベ様の独裁政権や与党自公、癒着党お維の連中ときたら…。《調査・研究》の名目で、国会で議論することもなく、お得意の閣議決定で自衛隊を中東〝派兵〟する…。中村哲さんの忠告は一切踏みにじられている。

   『●《中東への自衛隊派遣の本格検討に着手した。大災害を尻目に
          自衛隊を海外派遣――。国民二の次政権の本質…》
   『●NGO「ペシャワール会」の中村哲さんが亡くなる…
     《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった》
   『●《要するに悪党が総理大臣をやっていたのだ》、〝「犯罪者」が
         総理大臣をやっている〟…それを象徴するトドメのサクラ
   『●《民主主義ならぬ「ご都合主義」国家》…《私人》、《調査・
      研究》自衛隊中東〝派兵〟などデタラメ閣議ケッテェ~を乱発
   『●《「忘れない、風化させない、なかったことにしないために」
      …反戦平和、反核、反原発を明確に打ち出す発言》を躊躇わず

 《戦争絶滅受合法》なんて発想は、アベ様らにはこれっぽちも無し。

   『●自衛隊員の「息子に迷惑をかけぬよう、
    「縁を切った」上で」、戦争法案に反対する平和子さん
   『●要《戦争絶滅受合法案》!: 憲法9条第2項抹殺…
       戦争したくてしょうがないアベ様ら自公与党議員達

 (サンド伊達さん風)「先ほど、トランプ大統領と電話会談を行い、思いは完全に一致しました」といった具合か?
 週刊朝日のコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「自衛隊を派遣」とサクッと一線を越えてきた冷たさに恐怖】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267369)によると、《「日本は積極的平和主義の旗のもと、世界の平和と安定のため、いっそう貢献していかなければなりません。その明確な意思をこの節目の年にあたり、世界に向けて発信したいと思います。」(安倍晋三首相)…彼がなにをいってるかというと、「アメリカに請われたら、この国の国民も世界の戦争に出しますよ」といっている。でもって、「世界に向けて発信」というのは、アメリカに同調すると世界に発表しますから、と我々にいっている…「こうした外交努力と併せて情報収集体制を強化するため、この地域に自衛隊を派遣し、日本関係船舶の航行の安全を確保していきます。」 あっさりと「自衛隊を派遣し」といっちゃってるよ。サクッと一線を越えてきた。余計にあたしは怖くなったわ。ものすごく冷たい感じがして。まあね、昨年の年末のドサクサに、自衛隊の中東派遣をサクッと閣議決定した政府だもんね。国民の命には鈍感だろう》。

 ノコノコと一体何の《調査・研究》を? デタラメ閣議決定された《調査・研究》自衛隊中東〝派兵〟なんて、してはいけない!
 東京新聞の記事【哨戒機あす出発 自民、中東派遣「必要性高まった」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202001/CK2020011002000129.html)によると、《米国とイランの対立で中東情勢が緊迫する中、政府は海上自衛隊の中東派遣を予定通り進め、十一日にP3C哨戒機二機を活動拠点となるアフリカ東部ジブチへ出発させる。野党が情勢悪化を受け見直しを求める一方、自民党内からは「緊張が高まっているからこそ派遣すべきだ」と、防衛省設置法に基づく「調査・研究」で派遣する必要性を訴える声が相次いだ》。
 自民党議員の皆さんもすごいなぁ、〝派兵〟する《必要性を訴える声が相次いだ》そうだ。

 結局アベ様は中東訪問へ。害交・害遊に終わらなければいいのですがね。
 中東訪問から帰るまで、デタラメ閣議決定された《調査・研究》自衛隊中東〝派兵〟を中止し、国会で議論をすべきなのではないですか? いったん、危機は去ったからこそのアベ様のご出陣なのでしょ? いい加減な閣議決定で済ませてよい話ではないでしょうに。
 東京新聞の記事【首相の中東訪問 菅氏が正式発表 米イランで意見交換】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202001/CK2020011002000259.html)によると、《菅義偉官房長官は十日の記者会見で、安倍晋三首相が十一~十五日の日程で、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーンの中東三カ国を訪問すると発表した。各国首脳と米イラン関係を巡って意見交換し、緊張緩和に向けた連携を図る。海上自衛隊の中東派遣についても理解を求める考えだ。菅氏は首相の中東訪問について「事態のさらなるエスカレーションを避けるため、わが国の外交努力の一環として、地域の緊張緩和と情勢の安定化に重要な役割を果たす」と強調した》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/267088

週末オススメ本ミシュラン
医者、用水路を拓く中村哲著/石風社
2020/01/05 06:00

 「自衛隊の派遣は有害無益」もしくは「百害あって一利なし」と断言したのは、先ごろ亡くなった中村哲である。

 2001年に衆議院のテロ対策特別委員会に参考人として招かれた中村はまた「現地の対日感情は非常にいいのに、自衛隊が派遣されると、これまで築いた信頼関係が崩れる」とも言った。

 そんな中村を、また自衛隊派遣を決めた自民党および公明党(創価学会)は悼む資格がない

自衛隊派遣によって治安はかえって悪化する」と言明している中村の言葉を、安倍晋三などは理解しているのか。

 私は護憲派列伝の拙著「反―憲法改正論」(角川新書)で、美輪明宏吉永小百合と共に中村をスケッチし、「西日本新聞」に書いた追悼文では中村を“歩く日本国憲法”と評した。憲法について中村は「決してアメリカが押しつけたのではなくて、日本国民がそれを受け入れた。それが戦後の原動力だった。それを壊すようなことをしたら、日本の国はどうなるのかというのが私の率直な感想です」と語っている。

 喜ばれないものを派遣して、喜ばれているものを危うくすることが「国際協力」であるはずがないだろう。医師である中村が「百の診察所よりも一本の用水路」を合言葉に現地で奮闘する姿は、これこそが国境を越えた協力の姿だということを示す。

 一つひとつ地に足が着いた言葉で綴られる「報告」に読者は粛然とさせられるが、中村が病気で次男を喪う場面には、思わず、神はどうしてそんな試練を中村に与えるのかと叫ばずにはいられなかった。幼い子を亡くして中村は、空爆と飢餓で犠牲になった子の親たちの気持ちがいっそうわかるようになったという。

「とにかく生きておれ! 病気は後で治す」

 中村はこう言って井戸を掘ってきた。中村を立派な人と讃える声は充ち満ちているが、私は、中村が賽の河原の石積みにも似た医療と井戸掘りをやりながら、「訳もなく悲しかった」と述懐する場面に共感した。その日が中村の54歳の誕生日だったのだ。

 この中村の何か役に立ちたいと考えた澤地久枝は中村との共著「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」(岩波書店)をつくり、その印税を中村を支援するペシャワール会に寄付した。 ★★★(選者・佐高信
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https://lite-ra.com/2020/01/post-5195.html

安倍首相が情勢緊迫で自分の中東訪問を延期も、「自衛隊派遣に変更なし」! 他人に血を流させ自分は高みの見物の鬼畜ぶり
2020.01.08 10:39

     (首相官邸HPより)

 米イラン戦争がついに始まってしまうのか──。本日、イランがソレイマニ司令官殺害の報復として、イラクにある米軍駐留基地に弾道ミサイルを発射し攻撃をおこなった。現段階では被害ははっきりしないが、トランプ大統領がさらに大規模な報復攻撃を仕掛ける可能性は低くないだろう。

 そんななか、日本政府は安倍首相の中東訪問の延期を決定した。アメリカがソレイマニ司令官を殺害した当日も翌日も、映画鑑賞にゴルフと緊迫感ゼロで休暇を楽しみ、ゴルフ場で記者団に中東情勢について問われても、アメリカ・イランに自制を呼びかけることもせず、「今月、諸般の情勢が許せば中東を訪問する準備を進めたいと思っている」と逃げた安倍首相。6日の年頭会見でも「これからも日本ならではの外交を粘り強く展開する」と宣言。昨日7日の自民党役員会では、サウジアラビアとUAE(アラブ首長国連邦)、オマーンの3カ国を11日から訪問する予定であることをあきらかにしたばかりだった。ところが、今日になって安倍首相は緊迫した情勢に怖気づいたらしく、いきなり予定を覆したのである。

 もっとも、この訪問中止、大半の社が報道したものの、書き方はいずれも「政府が明らかにした」「政府が方針を固めた」という非公式なかたちで、安倍首相からも菅官房長官からも正式発表はないままだ。一体どういうことなのか。

 「きょうは午前11時前から国家安全保障会議(NSC)4大臣会合が開かれたが、安倍首相はその前に官邸で今井(尚哉)首相補佐官や外務省幹部らと面談している。訪問中止はその席で決まったらしい。ただし、いきなり正式に発表すると『中東外交を展開すると大見得を切っておいて、怖気づいたのか』と批判を受ける可能性があるため、表向きは『情勢を見て慎重に判断する』という姿勢を崩さず、裏で訪問延期を既成事実化するため、情報を流したんでしょう。タイミングから見ても、リークしたのは今井首相補佐官あたりじゃないでしょうか」(全国紙政治部記者)

 なんとも姑息なやり口だが、安倍政権の本性がもっと現れたのは、この中東訪問中止の決定のすぐあとだった。NSC終了後に菅義偉官房長官は定例記者会見をおこなったのだが、そこで自衛隊の中東派遣問題について問われた菅官房長官は、事も無げにこう言い放ったのだ。

 

 「日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集体制、ここを強化することは必要であると考える。現時点において、その方針に変更はなく、現地の情勢を見極めつつ、準備に万全を期していきたい」

 11日から予定していた安倍首相の中東訪問はすぐさま中止にしたのに、同じ11日に哨戒機部隊が日本を出発する自衛隊については「方針に変更なし」とする──。安倍首相は“世界で唯一のアメリカとイランの橋渡し役”などとさんざんアピールしてきたくせに、いざ危険が高まると逃げ出し、それなのにその危険が高まっている中東への自衛隊派遣は見直すこともせず、予定どおり派遣するというのである。一体、自衛隊員の命を何だと思っているのか。

 しかも、イランの国営放送によると、イランの革命防衛隊が声明を出し、アメリカの同盟国に対して「各国の領土が米国による攻撃に使われた場合、イランの反撃の標的になる」と警告したという。つまり、アメリカの同盟国である日本に対するリスクも非常に高まっていのだ。

 だが、会見でこの点についてジャパンタイムズ記者から質問を受けた菅官房長官は、「不測の事態に万全の態勢をとる。これは従前から、対応については、そうした対応をしている」と述べただけだった。


■安倍政権は米国から情報をもらえていない! それでも自衛隊派遣で隊員の命を危険に

 つづけて記者は「自衛隊派遣することになれば、アメリカと連携して情報収集するということでアメリカとも関係していると見られると思うが、このリスクはどうお考えか」と質問したが、菅官房長官は「仮定(の質問)にはお答えすることは控えるが、米国にも説明をしており、イランにも説明をしっかりしている」と答えた。

 「アメリカにもイランにも説明をしている」って、一体どんな説明をしているというのか。いくらイランに「アメリカの有志連合ではなく日本独自の派遣だ」「自衛隊派遣は調査・研究目的だ」と説明したとしても、日本はアメリカの同盟国に変わりなく、何より安倍首相がトランプ大統領の言いなり状態にあることは世界で笑い者にされるほど有名な事実だ。そんな説明で自衛隊のリスクが回避できるとでも、本気で考えているのか。

 菅官房長官は6日に生出演した『BSフジ LIVE プライムニュース』(BSフジ)でも、自衛隊派遣について「(心配は)していない」などと言い放っていたが、自衛隊に危険が及ぶ可能性がここまで高まっても、安倍首相も菅官房長官も、結局はトランプ大統領に対する面子を保つことしか考えていないのである。

 しかも、日本政府はアメリカからまったく情報を得られていない可能性が高い。司令官殺害について、日本側がアメリカの正式発表まで一切知らされていなかったことは多方面で指摘されているが、その後も同様だ。

 本日のイランの報復攻撃についても、外務省幹部が「大変なことになった。米国の反応も見ないとならない」と大慌ての様子だったことを毎日新聞が報じた。

 今後、アメリカとイランの対立がエスカレートする可能性が高まっているというのに、これでは派遣する自衛隊員の安全を確保することなんてできるはずがないだろう。この期に及んでなお「自衛隊派遣に変更なし」などと言い張っているのは狂っているとしか思えない。しかも、それでいて、自分は怖気づいて中東訪問をこっそり延期しているのである。

 安倍首相は2012年の総理に返り咲く数カ月前、「わが国の領土と領海は私たち自身が血を流してでも護り抜くという決意を示さなければなりません」(「ジャパニズム」青林堂、2012年5月号での田久保忠衛日本会議会長との対談)と語ったことがあるが、この男は他人に血を流すことを強制しながら、自分自身は一滴の血を流すつもりはないのだ

 Twitterでは「戦争反対」がトレンドに入り、「自衛隊派遣反対」という意見も大きくなっているが、日本がトランプの戦争に巻き込まれないためにも、この自己中男を一刻も早く権力の椅子から引きずりおろす必要がある。

(編集部)
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