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●「自衛隊派遣によって治安はかえって悪化する」と言明している中村哲さんの言葉をアベ様らは理解しているのか?

2020年01月15日 00時00分08秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



佐高信さんによる、日刊ゲンダイの書評【週末オススメ本ミシュラン 「医者、用水路を拓く」中村哲著/石風社】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/267088)。
リテラの記事【安倍首相が情勢緊迫で自分の中東訪問を延期も、「自衛隊派遣に変更なし」! 他人に血を流させ自分は高みの見物の鬼畜ぶり】(https://lite-ra.com/2020/01/post-5195.html)。

 《「自衛隊の派遣は有害無益」もしくは「百害あって一利なし」と断言したのは、先ごろ亡くなった中村哲である。…「自衛隊派遣によって治安はかえって悪化する」と言明している中村の言葉を、安倍晋三などは理解しているのか》。
 《11日から予定していた安倍首相の中東訪問はすぐさま中止にしたのに、同じ11日に哨戒機部隊が日本を出発する自衛隊については「方針に変更なし」とする──。安倍首相は“世界で唯一のアメリカとイランの橋渡し役”などとさんざんアピールしてきたくせに、いざ危険が高まると逃げ出し、それなのにその危険が高まっている中東への自衛隊派遣は見直すこともせず、予定どおり派遣するというのである。一体、自衛隊員の命を何だと思っているのか》。

 《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人》中村哲さん。「自衛隊の派遣は有害無益」「自衛隊派遣によって治安はかえって悪化する」と言明。

   『●NGO「ペシャワール会」の中村哲さんが亡くなる…
     《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった》
   『●《現地の慣習や風土、文化を尊重…平和主義を貫いた医師の理念》
         《治安が悪化しても人々を見捨てず、見下すこともなかった》
   『●アベ様の「積極的平和主義」とガルトゥング博士の
     「積極的平和主義」と中村哲さんが実践してきた「平和主義」と

 一方、アベ様の独裁政権や与党自公、癒着党お維の連中ときたら…。《調査・研究》の名目で、国会で議論することもなく、お得意の閣議決定で自衛隊を中東〝派兵〟する…。中村哲さんの忠告は一切踏みにじられている。

   『●《中東への自衛隊派遣の本格検討に着手した。大災害を尻目に
          自衛隊を海外派遣――。国民二の次政権の本質…》
   『●NGO「ペシャワール会」の中村哲さんが亡くなる…
     《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった》
   『●《要するに悪党が総理大臣をやっていたのだ》、〝「犯罪者」が
         総理大臣をやっている〟…それを象徴するトドメのサクラ
   『●《民主主義ならぬ「ご都合主義」国家》…《私人》、《調査・
      研究》自衛隊中東〝派兵〟などデタラメ閣議ケッテェ~を乱発
   『●《「忘れない、風化させない、なかったことにしないために」
      …反戦平和、反核、反原発を明確に打ち出す発言》を躊躇わず

 《戦争絶滅受合法》なんて発想は、アベ様らにはこれっぽちも無し。

   『●自衛隊員の「息子に迷惑をかけぬよう、
    「縁を切った」上で」、戦争法案に反対する平和子さん
   『●要《戦争絶滅受合法案》!: 憲法9条第2項抹殺…
       戦争したくてしょうがないアベ様ら自公与党議員達

 (サンド伊達さん風)「先ほど、トランプ大統領と電話会談を行い、思いは完全に一致しました」といった具合か?
 週刊朝日のコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「自衛隊を派遣」とサクッと一線を越えてきた冷たさに恐怖】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267369)によると、《「日本は積極的平和主義の旗のもと、世界の平和と安定のため、いっそう貢献していかなければなりません。その明確な意思をこの節目の年にあたり、世界に向けて発信したいと思います。」(安倍晋三首相)…彼がなにをいってるかというと、「アメリカに請われたら、この国の国民も世界の戦争に出しますよ」といっている。でもって、「世界に向けて発信」というのは、アメリカに同調すると世界に発表しますから、と我々にいっている…「こうした外交努力と併せて情報収集体制を強化するため、この地域に自衛隊を派遣し、日本関係船舶の航行の安全を確保していきます。」 あっさりと「自衛隊を派遣し」といっちゃってるよ。サクッと一線を越えてきた。余計にあたしは怖くなったわ。ものすごく冷たい感じがして。まあね、昨年の年末のドサクサに、自衛隊の中東派遣をサクッと閣議決定した政府だもんね。国民の命には鈍感だろう》。

 ノコノコと一体何の《調査・研究》を? デタラメ閣議決定された《調査・研究》自衛隊中東〝派兵〟なんて、してはいけない!
 東京新聞の記事【哨戒機あす出発 自民、中東派遣「必要性高まった」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202001/CK2020011002000129.html)によると、《米国とイランの対立で中東情勢が緊迫する中、政府は海上自衛隊の中東派遣を予定通り進め、十一日にP3C哨戒機二機を活動拠点となるアフリカ東部ジブチへ出発させる。野党が情勢悪化を受け見直しを求める一方、自民党内からは「緊張が高まっているからこそ派遣すべきだ」と、防衛省設置法に基づく「調査・研究」で派遣する必要性を訴える声が相次いだ》。
 自民党議員の皆さんもすごいなぁ、〝派兵〟する《必要性を訴える声が相次いだ》そうだ。

 結局アベ様は中東訪問へ。害交・害遊に終わらなければいいのですがね。
 中東訪問から帰るまで、デタラメ閣議決定された《調査・研究》自衛隊中東〝派兵〟を中止し、国会で議論をすべきなのではないですか? いったん、危機は去ったからこそのアベ様のご出陣なのでしょ? いい加減な閣議決定で済ませてよい話ではないでしょうに。
 東京新聞の記事【首相の中東訪問 菅氏が正式発表 米イランで意見交換】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202001/CK2020011002000259.html)によると、《菅義偉官房長官は十日の記者会見で、安倍晋三首相が十一~十五日の日程で、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーンの中東三カ国を訪問すると発表した。各国首脳と米イラン関係を巡って意見交換し、緊張緩和に向けた連携を図る。海上自衛隊の中東派遣についても理解を求める考えだ。菅氏は首相の中東訪問について「事態のさらなるエスカレーションを避けるため、わが国の外交努力の一環として、地域の緊張緩和と情勢の安定化に重要な役割を果たす」と強調した》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/267088

週末オススメ本ミシュラン
医者、用水路を拓く中村哲著/石風社
2020/01/05 06:00

 「自衛隊の派遣は有害無益」もしくは「百害あって一利なし」と断言したのは、先ごろ亡くなった中村哲である。

 2001年に衆議院のテロ対策特別委員会に参考人として招かれた中村はまた「現地の対日感情は非常にいいのに、自衛隊が派遣されると、これまで築いた信頼関係が崩れる」とも言った。

 そんな中村を、また自衛隊派遣を決めた自民党および公明党(創価学会)は悼む資格がない

自衛隊派遣によって治安はかえって悪化する」と言明している中村の言葉を、安倍晋三などは理解しているのか。

 私は護憲派列伝の拙著「反―憲法改正論」(角川新書)で、美輪明宏吉永小百合と共に中村をスケッチし、「西日本新聞」に書いた追悼文では中村を“歩く日本国憲法”と評した。憲法について中村は「決してアメリカが押しつけたのではなくて、日本国民がそれを受け入れた。それが戦後の原動力だった。それを壊すようなことをしたら、日本の国はどうなるのかというのが私の率直な感想です」と語っている。

 喜ばれないものを派遣して、喜ばれているものを危うくすることが「国際協力」であるはずがないだろう。医師である中村が「百の診察所よりも一本の用水路」を合言葉に現地で奮闘する姿は、これこそが国境を越えた協力の姿だということを示す。

 一つひとつ地に足が着いた言葉で綴られる「報告」に読者は粛然とさせられるが、中村が病気で次男を喪う場面には、思わず、神はどうしてそんな試練を中村に与えるのかと叫ばずにはいられなかった。幼い子を亡くして中村は、空爆と飢餓で犠牲になった子の親たちの気持ちがいっそうわかるようになったという。

「とにかく生きておれ! 病気は後で治す」

 中村はこう言って井戸を掘ってきた。中村を立派な人と讃える声は充ち満ちているが、私は、中村が賽の河原の石積みにも似た医療と井戸掘りをやりながら、「訳もなく悲しかった」と述懐する場面に共感した。その日が中村の54歳の誕生日だったのだ。

 この中村の何か役に立ちたいと考えた澤地久枝は中村との共著「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」(岩波書店)をつくり、その印税を中村を支援するペシャワール会に寄付した。 ★★★(選者・佐高信
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https://lite-ra.com/2020/01/post-5195.html

安倍首相が情勢緊迫で自分の中東訪問を延期も、「自衛隊派遣に変更なし」! 他人に血を流させ自分は高みの見物の鬼畜ぶり
2020.01.08 10:39

     (首相官邸HPより)

 米イラン戦争がついに始まってしまうのか──。本日、イランがソレイマニ司令官殺害の報復として、イラクにある米軍駐留基地に弾道ミサイルを発射し攻撃をおこなった。現段階では被害ははっきりしないが、トランプ大統領がさらに大規模な報復攻撃を仕掛ける可能性は低くないだろう。

 そんななか、日本政府は安倍首相の中東訪問の延期を決定した。アメリカがソレイマニ司令官を殺害した当日も翌日も、映画鑑賞にゴルフと緊迫感ゼロで休暇を楽しみ、ゴルフ場で記者団に中東情勢について問われても、アメリカ・イランに自制を呼びかけることもせず、「今月、諸般の情勢が許せば中東を訪問する準備を進めたいと思っている」と逃げた安倍首相。6日の年頭会見でも「これからも日本ならではの外交を粘り強く展開する」と宣言。昨日7日の自民党役員会では、サウジアラビアとUAE(アラブ首長国連邦)、オマーンの3カ国を11日から訪問する予定であることをあきらかにしたばかりだった。ところが、今日になって安倍首相は緊迫した情勢に怖気づいたらしく、いきなり予定を覆したのである。

 もっとも、この訪問中止、大半の社が報道したものの、書き方はいずれも「政府が明らかにした」「政府が方針を固めた」という非公式なかたちで、安倍首相からも菅官房長官からも正式発表はないままだ。一体どういうことなのか。

 「きょうは午前11時前から国家安全保障会議(NSC)4大臣会合が開かれたが、安倍首相はその前に官邸で今井(尚哉)首相補佐官や外務省幹部らと面談している。訪問中止はその席で決まったらしい。ただし、いきなり正式に発表すると『中東外交を展開すると大見得を切っておいて、怖気づいたのか』と批判を受ける可能性があるため、表向きは『情勢を見て慎重に判断する』という姿勢を崩さず、裏で訪問延期を既成事実化するため、情報を流したんでしょう。タイミングから見ても、リークしたのは今井首相補佐官あたりじゃないでしょうか」(全国紙政治部記者)

 なんとも姑息なやり口だが、安倍政権の本性がもっと現れたのは、この中東訪問中止の決定のすぐあとだった。NSC終了後に菅義偉官房長官は定例記者会見をおこなったのだが、そこで自衛隊の中東派遣問題について問われた菅官房長官は、事も無げにこう言い放ったのだ。

 

 「日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集体制、ここを強化することは必要であると考える。現時点において、その方針に変更はなく、現地の情勢を見極めつつ、準備に万全を期していきたい」

 11日から予定していた安倍首相の中東訪問はすぐさま中止にしたのに、同じ11日に哨戒機部隊が日本を出発する自衛隊については「方針に変更なし」とする──。安倍首相は“世界で唯一のアメリカとイランの橋渡し役”などとさんざんアピールしてきたくせに、いざ危険が高まると逃げ出し、それなのにその危険が高まっている中東への自衛隊派遣は見直すこともせず、予定どおり派遣するというのである。一体、自衛隊員の命を何だと思っているのか。

 しかも、イランの国営放送によると、イランの革命防衛隊が声明を出し、アメリカの同盟国に対して「各国の領土が米国による攻撃に使われた場合、イランの反撃の標的になる」と警告したという。つまり、アメリカの同盟国である日本に対するリスクも非常に高まっていのだ。

 だが、会見でこの点についてジャパンタイムズ記者から質問を受けた菅官房長官は、「不測の事態に万全の態勢をとる。これは従前から、対応については、そうした対応をしている」と述べただけだった。


■安倍政権は米国から情報をもらえていない! それでも自衛隊派遣で隊員の命を危険に

 つづけて記者は「自衛隊派遣することになれば、アメリカと連携して情報収集するということでアメリカとも関係していると見られると思うが、このリスクはどうお考えか」と質問したが、菅官房長官は「仮定(の質問)にはお答えすることは控えるが、米国にも説明をしており、イランにも説明をしっかりしている」と答えた。

 「アメリカにもイランにも説明をしている」って、一体どんな説明をしているというのか。いくらイランに「アメリカの有志連合ではなく日本独自の派遣だ」「自衛隊派遣は調査・研究目的だ」と説明したとしても、日本はアメリカの同盟国に変わりなく、何より安倍首相がトランプ大統領の言いなり状態にあることは世界で笑い者にされるほど有名な事実だ。そんな説明で自衛隊のリスクが回避できるとでも、本気で考えているのか。

 菅官房長官は6日に生出演した『BSフジ LIVE プライムニュース』(BSフジ)でも、自衛隊派遣について「(心配は)していない」などと言い放っていたが、自衛隊に危険が及ぶ可能性がここまで高まっても、安倍首相も菅官房長官も、結局はトランプ大統領に対する面子を保つことしか考えていないのである。

 しかも、日本政府はアメリカからまったく情報を得られていない可能性が高い。司令官殺害について、日本側がアメリカの正式発表まで一切知らされていなかったことは多方面で指摘されているが、その後も同様だ。

 本日のイランの報復攻撃についても、外務省幹部が「大変なことになった。米国の反応も見ないとならない」と大慌ての様子だったことを毎日新聞が報じた。

 今後、アメリカとイランの対立がエスカレートする可能性が高まっているというのに、これでは派遣する自衛隊員の安全を確保することなんてできるはずがないだろう。この期に及んでなお「自衛隊派遣に変更なし」などと言い張っているのは狂っているとしか思えない。しかも、それでいて、自分は怖気づいて中東訪問をこっそり延期しているのである。

 安倍首相は2012年の総理に返り咲く数カ月前、「わが国の領土と領海は私たち自身が血を流してでも護り抜くという決意を示さなければなりません」(「ジャパニズム」青林堂、2012年5月号での田久保忠衛日本会議会長との対談)と語ったことがあるが、この男は他人に血を流すことを強制しながら、自分自身は一滴の血を流すつもりはないのだ

 Twitterでは「戦争反対」がトレンドに入り、「自衛隊派遣反対」という意見も大きくなっているが、日本がトランプの戦争に巻き込まれないためにも、この自己中男を一刻も早く権力の椅子から引きずりおろす必要がある。

(編集部)
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●NGO「ペシャワール会」の中村哲さんが亡くなる…《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった》

2019年12月06日 00時00分21秒 | Weblog

ペシャワール会のWP(http://www.peshawar-pms.com/)、『Peshawar-kai&PMS(Peace Japan Medical Services)』(http://www.peshawar-pms.com/eg/index2.html)。



Afghanistan Documentary - Development via a Japanese Doctor Mr. Nakamura Initiative
https://youtu.be/U_gxTsT6khg

 NGO「ペシャワール会」の中村哲さんが亡くなる…《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった》。《「治安を良くするのは武力ではない」という先生の志を、絶やしてはいけない》。
 2019年12月4日17時過ぎ、ツイッターで知りました。なんで…。信じられない。アフガニスタン-日本両国にとっても、大変に残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。

 アサヒコムの記事【アフガンで銃撃、中村哲医師が死亡 現地で人道支援】(https://www.asahi.com/articles/ASMD45HLBMD4UHBI02P.html?iref=comtop_8_01)より、《アフガニスタン東部ナンガルハル州の州都ジャララバードで4日朝、同国で人道支援に取り組んできたNGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表で、医師の中村哲さん(73)の乗った車が何者かに銃撃された。州政府によると、中村さんや運転手ら計6人が死亡した》。
 【中村哲医師、銃撃され死亡 アフガン東部、同行5人も】(https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019120401001501.html)《2019年12月4日 17時55分 【イスラマバード共同】アフガニスタン東部ナンガルハル州ジャララバードで4日朝、福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表、中村哲医師(73)らが乗った車が武装した男らに銃撃され、中村さんが死亡した。日本政府関係者が明らかにした。州報道官によると、中村さんのボディーガードや運転手ら5人も死亡した。ペシャワール会は4日、福岡市で記者会見し、中村さんは同日朝に宿舎を出て、約20キロ離れたかんがい作業の現場に向かう途中に襲撃されたと明らかにした。右胸に銃弾1発を受け、ジャララバードの病院で手術を受けていたという》。

 ツイッター(https://twitter.com/KOJIHARADA/status/1202132953423212544)で、《Koji Harada@KOJIHARADA 『事件の発生を受けて、タリバンは声明を出し、「今回、ジャララバードで起きた事件について関与を否定する。日本のNGOは、われわれの土地でこれまで復興支援に取り組んできており、攻撃の対象にしたことは一切ない」として、犯行への関与を否定しました』》…とのこと。

 ツイッター(https://twitter.com/masurakusuo/status/1202150605373890560)で、《古田大輔@masurakusuo 中村哲さんが、2008年に同じように現地でペシャワール会のメンバーとして働いていた伊藤和也さんが撃たれて亡くなったときに語った言葉。「憤りと悲しみを友好と平和への意志に変え、今後も力を尽くすことを誓う」》。同じく(https://twitter.com/masurakusuo/status/1202153987044040705)、《古田大輔@masurakusuo アフガンの人たちが中村医師への追悼の言葉をツイートしてる。「最良の人」「人生をアフガンに捧げた」と。中村さんは人生をアフガンに捧げたというよりも、そこで出会った人たちに捧げたんだと思う。そこで困っている人たちを絶対に見捨てない。そう誓っていた》。

 ツイッター(https://twitter.com/kojiskojis/status/1202138745752805376)で、《杉原こうじ(NAJAT・緑の党)@kojiskojis 米軍等のように武器を差し向けるのではなく、井戸を掘り、農地を広げることで人々の命を救ってきた中村哲さんが、武器によって命を奪われるのは理不尽過ぎる。無念過ぎる》。同様に(https://twitter.com/kojiskojis/status/1202151321958150144)、《杉原こうじ(NAJAT・緑の党)@kojiskojis アフガニスタンの人々の命を奪ってきた無人攻撃機(ジェネラル・アトミクス社)や「ヘルファイア」ミサイル(ロッキード・マーチン社)が、武器見本市で公然と展示されるまでに堕落した日本にとって、大きな損失》。

   『●「防衛装備移転三原則」と「武器見本市」…《歴代政権が
     踏襲していた武器輸出禁止政策に立ち戻るべき》(琉球新報)

 ツイッター(https://twitter.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1202451553895870464)で、《望月衣塑子@ISOKO_MOCHIZUKI 武力によらない平和訴え続けた #中村哲さん 彼の思いを引き継がねば。政府がイラク特措法を成立させた後は、活動車両から日の丸外す米国支援でテロの標的になると判断。「活動できるのは日本の軍人が戦闘に参加しないから九条は辛うじて力を放ち、自分を守ってくるてる」》。

 ツイッター(https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/1202419608461946882)で、《想田和弘@KazuhiroSoda 中村哲氏の活動がアメリカ人にほとんど知られていないことに腹が立つ。同時に、アメリカに住む者として責任を痛感する。記事を出すだけマシとも言えるが、中村氏らの用水路を作る活動すらも米軍の標的になってきたことを、NYタイムズはなぜ書かないのか》。
 国際人道法第54条文民たる住民の生存に不可欠な物の保護」…「2. 食糧、食糧生産のための農業地域、作物、家畜、飲料水の施設及び供給設備、灌漑設備等文民たる住民の生存に不可欠な物を……を攻撃し、移動させ又は利用することができないようにすることは……禁止する」【「水」戦争の世紀 (“Blue Gold”)、集英社新書】。《────「まず、水が破壊される」現実の裏返し》。民営化・水道私企業化という経済的な水システムの破壊以上に、物理的に「水」を破壊する戦争。戦争なんてやるものではない。戦争行為は、環境破壊の最たるもの。

 アサヒコムの記事【「足元から震えが」 中村医師と交流あった澤地久枝さん】(https://www.asahi.com/articles/ASMD45QTZMD4UCVL029.html?iref=comtop_8_02)《アフガニスタンで4日、銃撃され死亡した医師の中村哲さんの著書「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」の聞き手を務め、一緒に講演もするなど親交のあったノンフィクション作家の澤地久枝さんがコメントを寄せた。…本当に寒気がします。中村先生のご健康を心配していましたが、まさかこんなことが起きるなんて想像もつきませんでした。何ということでしょう。どういう人が何のためにしたのかわかりませんが、今まで長年にわたって、そしてこれからもアフガニスタンのために、聴診器だけでなく井戸を掘ったり、重機も操縦されたりして日本人として尽くされてきた。それを理解されずにどれだけ残念か。いや、本当に足元から震えがのぼってきます。東京からですが、できるだけのサポートをしたいと思ってきましたが何と残念なことでしょう。私自身の気持ちの整理がつかず、言葉もないというのはこのことです。でも、中村先生が何より残念でいらっしゃるでしょう》。

 西日本新聞の号外【中村哲氏、銃撃され死亡 ペシャワール会、アフガニスタンで活動中】(https://www.nishinippon.co.jp/item/o/565306/)では、《ペシャワール会は4日、福岡市で記者会見し、中村さんは同日朝に宿舎を出て、約20キロ離れたかんがい作業の現場に向かう途中に襲撃されたと明らかにした。右胸に銃弾1発を受けたが、撃たれた直後は意識はあったという。在アフガン日本大使館によると、中村さんはペシャワール会の活動の一環で同州を訪れていた。中村さんはアフガンやパキスタンの国境付近などで貧困層への医療活動に長く関わっている。2000年にアフガンで大干ばつが起きてからは、用水路を建設し緑化に取り組む。18年にはアフガン政府から勲章を授与され、今年10月には政府から名誉市民権を授与された》。

 沖縄タイムスの記事【死亡の中村医師 第一回沖縄平和賞で語った沖縄への思い】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/506478)では、《中村医師は、授賞式で「私たちの活動を『非暴力による平和の実現』として沖縄県民の皆さんが認めてくれたことを、特別に意味のあることと受け止めます」と謝意を示していた。さらに、「遠いアフガニスタンでの活動と、アフガンに出撃する米軍基地を抱える沖縄。このコントラストは、現場にいる私たちには圧倒的であります」「平和を唱えることさえ暴力的制裁を受ける厳しい現地の状況の中で、物言えない人たちの奪われた平和の声を『最大の米軍基地の島・オキナワ』が代弁するのは、日本人として名誉でもあります」とも語った》。
 琉球新報の記事【「平和賞ふさわしい人」 中村医師死亡 県内から惜しむ声】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1037052.html)/《「沖縄の抱える矛盾、これは凝縮された日本の矛盾でもありますが、米軍に協力する姿勢を見せないと生き延びられないという実情は、実はかの地でも同じです」。中村哲さんは第1回沖縄平和賞の授賞式でこうあいさつした。平和賞で贈られた浄財の一部をアフガニスタン東部ダラエピーチの診療所建設費に充て「オキナワ・ピース・クリニック」と名付けた中村さんの訃報に県内からも惜しむ声が相次いだ》。

   『●「「愛国」と戦争 安倍政権の軍事改革徹底批判」
     『週刊金曜日』(9月20日、960号)について
    「佐高信さん【風速計/護憲派列伝】、「城山三郎佐橋滋
     野中広務三國連太郎美輪明宏宮崎駿吉永小百合中村哲
     むしろ、いわゆる保守派が多い。革新の常連だけでは、もう憲法は
     守れないと思うからである」。壊憲させるな

   『●「人殺し」なんぞには行かせたくない
    《――駆けつけ警護はどうですか?
      アフガニスタンで援助活動をしているペシャワール会の
     中村哲代表は「自衛隊が邦人救助に来るのは危ないからやめてほしい」
     と言っています。実際、ペシャワール会は日本がインド洋の給油活動を
     する前は、車両に日の丸を掲げて活動していた。それが守り札になった
     からです。しかし、給油活動を境に日の丸を消した。
     米国と一体と見られる懸念があったからでしょう。集団的自衛権による
     武力行使や集団安全保障による制裁措置に自衛隊が参加すれば、
     ますます、憎悪と攻撃の対象になる。もうひとつ、集団的自衛権で
     海外に出ていけば、おそらく、米軍の傘下に入る。邦人がいなくなった
     から帰ります、なんて言えるでしょうか。米軍は無人機で攻撃する。
     一般市民が巻き添えになれば、その恨みは陸上で展開している自衛隊に
     向く。こうなる可能性もあるわけです》

 《調査・研究》の名目で、国会で議論することもなく、お得意の閣議決定で自衛隊を中東〝派兵〟する…。そんなこと、許されないし、やってはいけない。

   『●《中東への自衛隊派遣の本格検討に着手した。大災害を尻目に
          自衛隊を海外派遣――。国民二の次政権の本質…》

 東京新聞の社説【中村哲さん死亡 憲法の理念を体現した】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019120502000166.html)では、《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった。アフガニスタンで長年、人道支援に取り組んだ医師中村哲さんが現地で襲撃され死亡した。志半ばの死を深く悼む。紛争地アフガニスタンでの三十年近くに及ぶ活動の中で、戦争放棄の憲法九条の重みを感じていた人だった軍事に頼らない日本の戦後復興は現地では好意を持って受け止められていたという。政府が人道復興支援を名目に、自衛隊を派遣するためのイラク特措法を成立させた後は、活動用車両から日の丸を取り外した。米国を支援したことで、テロの標的になるという判断だった。現地での活動は続けた。「活動できるのは、日本の軍人が戦闘に参加しないから九条はまだ辛うじて力を放ち、自分を守ってくれている」。二〇一三年、本紙の取材にそう語っている。その後も集団的自衛権の行使容認や安保法制など、憲法の理念をないがしろにして自衛隊の海外派遣を拡大しようとする政府の姿勢を苦々しい思いで見つめていた。安倍晋三首相が掲げた「積極的平和主義」を「言葉だけで、平和の反対だと思うと批判していた中村さんは、真の平和につながる道は日常の中で、目の前の一人を救うことの積み重ね」と考えていた》。

 東京新聞の記事【中村哲さん 平和への志砕かれ 「あまりに突然…」妻悲痛】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019120502000136.html)によると、《「こんなことがないようにと、いつも無事を祈っていました」。中村さんの妻尚子さん(66)は四日、福岡県大牟田市の自宅前で取材に応じ「あまりに突然で悲しく、残念でなりません」と涙を拭いながら語った》。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019120502000136.html

中村哲さん 平和への志砕かれ 「あまりに突然…」妻悲痛
2019年12月5日 朝刊

 アフガニスタン復興に懸けた信念は突然の凶弾に打ち砕かれた。「用水路を造り、農地を増やせば、平和が訪れる」。現地で人道支援活動を続ける「ペシャワール会」の医師中村哲さん(73)が四日、武装した男らに襲われ死亡した。「こんな日が来ないことだけを…」との不安は現実に。「信じたくない」「無念」。失われた存在の大きさに悲しみが広がった。

 「こんなことがないようにと、いつも無事を祈っていました」。中村さんの妻尚子さん(66)は四日、福岡県大牟田市の自宅前で取材に応じ「あまりに突然で悲しく、残念でなりません」と涙を拭いながら語った。

 尚子さんや親族によると、帰国は年に四回ほど。最近では十一月に約二週間、自宅で孫たちと遊ぶなどして過ごした。同二十九日にアフガニスタンに出発する際には、尚子さんは普段通り「行ってらっしゃい」と送りだしたという。

 ペシャワール会から事件の連絡が入った当初は命に別条ないと聞き「まずはほっとした」ものの、四日夕になって事態の急変を知らされた。「どういう地域で活動しているのかは分かっているし、いつも家にいてほしいとは思っていた。ただ本人は活動に懸けているので強く反対するわけにいかず、見守っていました」。言葉を振り絞った。

 中村さんのいとこの玉井史太郎(ふみたろう)さん(82)=北九州市若松区=は「彼の仕事は『人間らしい仕事』だった。彼を貫いていたのは困っている人に手を差し伸べるという素朴な正義感」としのんだ。中村さんは同区で幼い頃を過ごし、今年八月に区内で開かれた講演会でも平和の大切さを訴えた。

 玉井さんの父で芥川賞作家の火野葦平(あしへい)は、中村さんの伯父に当たり、日中戦争時は中国戦線で従軍しながら「麦と兵隊」などを執筆した。玉井さんは「テツは『葦平と一緒で、危険なとこで活動しているのが同じ』と笑っていた。自分のいとこの活躍は誇り。テツがアフガンでやってきたことは、これからも生きていくと思う」と力を込めた。(西日本新聞・吉田賢治、米村勇飛)


◆ペシャワール会 遺志を継ぐ覚悟

 ペシャワール会の福元満治(みつじ)広報担当理事(71)らは四日、福岡市内の事務局で記者会見し「無念だ」と涙をこらえながら話した。事務局には一時、命に別条はないとの情報ももたらされ「とにかく生きて」と願ったが、かなわなかった。

 治安が悪く、安全には細心の注意を払っていたという。銃器で武装した警備要員を常に数人配置し、車で移動する際は前後を警護車両で固め、経路も毎回変更していた。襲撃者については見当もつかないとした上で「あり得ないことだ」と不条理な暴力を批判した。

 現地の長老からは「この地に招いてくれた神に感謝する」と最大限の賛辞を贈られていた中村さん。地元での評価も高かった。「あと二十年はやる」と意気込んでいたという。

 福元氏は、これまで取り組んだ農業用水の整備などは治安の安定につながると指摘する。襲撃を受けても「事業が中止になることはない」と力を込めた。ただ、事業の拡大は難しくなる見込みで、活動が岐路に立たされる可能性があるとの認識を示した。


◆アフガンに寄り添った中村先生 現地で活動 元職員の本紙記者

     (ジャララバードのペシャワール会事務所に赴任した際、
      中村哲さんから贈られた本)

 2008年から約半年間、ペシャワール会職員としてアフガニスタン東部ジャララバードの事務所に赴任し、中村さんと一緒に活動した経験のある本紙の山中正義記者(35)=現熱海通信局=が当時を振り返った。

 「中村先生」を初めて知ったのは大学生の頃。国際協力に漠然と興味があり、東京都内の大学での講演を聞きに行った。パキスタンやアフガンの現地語を独学で習得し、現地の文化を尊重して支援活動に取り組む姿勢に感銘を受け、一緒に働きたいと思った。

 大学卒業後、会の拠点病院があったパキスタン・ペシャワルへ留学。病院を訪れ、日本人スタッフを介して中村先生に働きたい旨を伝えてもらった。現地は当時、自爆攻撃が多発するなど治安が悪化。会は日本人職員の採用を停止していたが、中村先生から「今すぐ来られるなら来てください。来られないなら今後は採用しません」と伝言が届いた。迷いはなかった。

 赴任後は用水路建設に必要な資材の調達など主に事務を担当した。中村先生は現地で「ドクター・サーハブ(お医者さん)」と親しまれ、長年培ってきた信頼が活動の安全を支えていると、身に染みて感じた。

 中村先生からは赴任したばかりのころ、「現地スタッフの意見をきちんと聞くように」と助言を受けた。「支援する側」として自分の指標を押しつけるのではなく現地の人たちと対等に、ともに考えて行動する姿勢を教わった。

 中村先生の身に起きたことはまだ信じられないし、そんな日が来るとも思っていなかった。最後に会ったのは、二〇一五年九月に中村先生が一時帰国した際。現地の強い日差しの下で働いて日焼けした顔が、以前と変わらず輝いていたのを覚えている。

 「治安を良くするのは武力ではない」という先生の志を、絶やしてはいけない。
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 最後に、ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E5%93%B2_(%E5%8C%BB%E5%B8%AB))より、《福岡県福岡市出身。古賀市立古賀西小学校、西南学院中学校、福岡県立福岡高等学校、九州大学医学部卒業。国内病院勤務ののち、1984年、パキスタン北西辺境州の州都ペシャワールに赴任。以来、20年以上にわたってハンセン病を中心とする医療活動に従事する。登山と昆虫採集が趣味で、1978年には7000m峰ティリチミール登山隊に帯同医師として参加した。パキスタン・アフガニスタン地域で長く活動してきたが、パキスタン国内では政府の圧力で活動の継続が困難になったとして、以後はアフガニスタンに現地拠点を移して活動を続ける意思を示している》。

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●自公支持者の皆さんへ、宮崎駿監督「辺野古の海は残しておいた方が絶対沖縄の人のためになる」

2016年02月04日 00時00分43秒 | Weblog


琉球新報の記事【宮崎駿氏、辺野古反対を再表明 「海は残した方が沖縄の人のため」】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-212375.html)。

 《「中国海軍が増強しているなどというのは当たらない。危機感をあおること自体、滑稽」と強調》。
 《安倍晋三首相が憲法改正に意欲を見せていることには「戦争で苦労した人たちがいっぱいいて、その人たちの目の黒いうちは平和憲法をやめようなんて言えない。もし変えなきゃならなくなるとしても、世界で最後でいい」》。

 宮崎駿監督は、かつて、「憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」とアベ様を批判。アベ様の傲慢さを的確に批評。壊憲について、「憲法を変えるなどもってのほか」とも述べておられ、沖縄の辺野古破壊などについても「沖縄の非武装地域化こそ、東アジアの平和のために必要です」とも仰っています。アベ様や取り巻きの金魚のフン、自公支持者には届きはしないようですが。哀しい人たちです。

   『●「うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー
                 (沖縄人を見くびってはいけない)」
   『●宮崎駿監督「憲法を変えるなどもってのほか」
   『●宮崎駿さん「沖縄の非武装地域化こそ、
          東アジアの平和のために必要です」

   『●美輪明宏さん、アベ様に「あるのはやまいだれの『痴力』。
                あとは情念」・・・「言いだしっぺの責任」を
   『●宮崎駿さん「沖縄の非武装地域化こそ、
          東アジアの平和のために必要です」

   『●「「死にたくない」だけでは足りない、「人を殺したくない」
              という気持ちこそが、戦争の抑止力となる」
   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
     歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判

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http://ryukyushimpo.jp/news/entry-212375.html

宮崎駿氏、辺野古反対を再表明 「海は残した方が沖縄の人のため」
2016年1月29日 05:02

     (辺野古新基地建設について「闘いは政治的判断と
      粘り強さが必要だ」と話す崎駿監督
                   =28日、港区の笹川平和財団

 【東京】辺野古基金の共同代表を務める映画監督の宮崎駿氏が28日、港区で記者会見し、政府が進める名護市辺野古の新基地建設について「辺野古の海は残しておいた方が絶対沖縄の人のためになる。闘いは極めて政治的判断と、粘り強さが必要だ」と述べ、反対の姿勢をあらためて示した。政府が新基地建設の理由とする抑止力などについては「中国海軍が増強しているなどと危機感をあおること自体、滑稽だ」と批判した。

 宮崎氏は「ハンセン病の歴史を語る人類遺産世界会議」(笹川記念保健協力財団)で講演後、記者会見に応じた。

 宮崎氏は「僕はやめなさいって言う(立場だ)。(沖縄には)基地が多過ぎるそれに日本のどこにも基地を造らせる場所はない」と新たな基地建設に反対した上で「中国海軍が増強しているなどというのは当たらない。危機感をあおること自体、滑稽だ」と強調した。

 安倍晋三首相が憲法改正に意欲を見せていることには「戦争で苦労した人たちがいっぱいいて、その人たちの目の黒いうちは平和憲法をやめようなんて言えない。もし変えなきゃならなくなるとしても、世界で最後でいい」と述べた。
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●悪徳企業型徴兵制……「(自衛隊の)派兵はもちろんのこと、派遣も反対」の中山素平さんは泣いている

2015年09月05日 00時00分39秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【民間企業の新人を戦地に投入 防衛省が画策する「隠れ徴兵制」】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163195)。

 「民間企業に就職したと思ったら、配属先は「自衛隊」だった――。防衛省が密かに検討していた「徴兵プログラム」が国会で取り上げられ、大騒ぎになっている」。
 経済的徴兵制の次は、インターンシップという名の悪徳企業型徴兵制……「徴兵制は苦役ではないから憲法違反にならない」と公言している」人までいる始末ですものね。

   『●「18歳選挙権」にさえ無関心?: 
       血税と赤紙と、そして、(経済的)徴兵制への第一歩か?
    「安田純平著。集英社新書、2010年3月第1刷発行。
      ……不思議なのはだれがこの法改正を強く望んだのか
     さっぱり見えてこないことだ。少なくとも、国民が声を
     上げたわけではない・・・・・・兵役とセットだということ。
     投票行動で政治に意見する権利を持つ者は、
     国を守る義務も負うわけです
」。
      血税と、子供たちへの赤紙。18歳、19歳の皆さん、
     「眠り猫」になっていては大変です。「安保政策通を
     自任する石破地方創生相は「徴兵制は苦役ではないから
     憲法違反にならない」と公言している
」人までいる始末です。
     確実に「軍靴の足音が近づいて」います。それは強制で
     始まるわけではないでしょう、きっと。非正規雇用とか
     奨学金とか、「経済的に強いる」ことから戦場に行かざるを
     えなくするつもりです」

   『●『ルポ戦場出稼ぎ労働者』読了
    「「迷惑論」はあくまで過渡的なものであって、
     この流れが加速し、定着すれば、「愛国心」と「空気」は
     戦場へ「行くな」から「行け」へと変わっていくだろう。
     そのときのために用意されてきたのが格差である。
     仕事がないなら戦場へ行け、ということだ」

 そして、大変に驚いたことに、「中谷防衛相の答弁によると、資料作成の理由は、経済同友会の前原金一専務理事(当時)から「関心が示された」ためだったという」!
 経団連といい、財界は腐りきっている(『●経団連の本音、「市民を戦場に連れてって」: 「米国の商売としての戦争」という地獄へ突き落す行為』)。あの世で中山素平さんはさぞかし嘆いていることでしょう。【佐高信の「一人一話」/財界の鞍馬天狗 中山素平が貫いた護憲】(http://diamond.jp/articles/-/76637)によると、「1991年に勃発した湾岸戦争の時、“財界の鞍馬天狗”といわれた日本興業銀行元頭取の中山素平はズバリとこう言い切った。/「(自衛隊の)派兵はもちろんのこと派遣も反対です憲法改正に至っては論外です。第二次世界大戦であれだけの犠牲を払ったのですから、平和憲法は絶対に厳守すべきだ。そう自らを規定すれば、おのずから日本の役割がはっきりしてくる」/いま、堂々とこれだけの直言をする財界人はいない。中山は2005年に亡くなったが、その時、共同通信からコメントを求められ、「現今の経営者を10人束ねても、中山さん1人の魅力に及ばない」と答えた」。


   『●『城山三郎の昭和』読了(1/3)
    「同じくワッペン”拒否者中山素平
     イラク戦争反対の弁 (p.155)」

 アベ様曰く「徴兵制、徴兵制と、はやす人々は全く無知と言わざるを得ない」ですって。「甚だしい無知」「やまいだれの『痴力』」のアベ様に、「全く無知」と言われてしまいましたょ、トホホ。

   『●美輪明宏さん、アベ様に「あるのはやまいだれの『痴力』。
                  あとは情念」・・・「言いだしっぺの責任」を


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163195

民間企業の新人を戦地に投入 防衛省が画策する「隠れ徴兵制」
2015年8月29日

    (辰巳議員(左)が取り上げた自衛隊インターシップ・
     プログラム(辰巳事務所提供))

 民間企業に就職したと思ったら、配属先は「自衛隊」だった――。防衛省が密かに検討していた「徴兵プログラム」が国会で取り上げられ、大騒ぎになっている。

 明らかになったのは26日の参院安保法制特別委。共産党の辰巳孝太郎議員は、防衛省が13年7月に作成した「長期 自衛隊インターンシップ・プログラム(企業と提携した人材確保育成プログラム)」と題した資料を掲げて質問。資料には「プログラムのイメージ」として、最初に「企業側で新規採用者等を2年間、自衛隊に『実習生』として派遣する」とハッキリ書いてあり、ほかに「自衛隊側で、当該実習生を『一任期限定』の任期制士として受け入れる」「自衛隊側は当該者を自衛官として勤務させ(略)」とあった。

 つまり、新入社員らを2年間も自衛隊に強制勤務させる仕組みなのだ。これが会社の「業務命令」なら、拒否する社員は少ないだろう。誰がどうみても「徴兵制」だ。「防衛省側のメリット」では「将来的には予備自(衛官)としての活用も視野」とあった。予備自衛官は14年度末時点で約3万2000人と、定員(約4万8000人)の7割にも満たない。安保法案が成立すれば「米軍と一緒に戦争するのはイヤと自衛官離れは加速する。それを防ぐため、防衛省が「画策」したのは明らかだ。

 安倍首相は25日の参院特別委で「徴兵制、徴兵制と、はやす人々は全く無知と言わざるを得ない」と言っていたが、防衛省自身が「インターンシップ」というゴマカシ言葉を使って実質的に「徴兵制」を検討していた事実をどう考えるのか。

 中谷防衛相の答弁によると、資料作成の理由は、経済同友会の前原金一専務理事(当時)から「関心が示された」ためだったという。経済同友会といえば、幹部が安倍と度々、メシを食っているし、前原氏は昨年5月の文科省会議でも、奨学金の延滞者をめぐる問題で「消防庁とか、防衛省などに頼んで、1年とか2年のインターンシップをやってもらえば」と発言していた。経済同友会は、円安と株高で一握りの大企業をボロ儲けさせてくれる安倍政権を「側面支援」しよう――と考えたワケじゃないだろうが、安保法案で自衛隊員のリスクは確実に高まる。中谷防衛相は否定したが、「サラリーマン自衛官」が戦いに巻き込まれる可能性はゼロじゃないのだ。

 「企業を通じて戦地に(若者を)送るようなシステムを一経営者に提案をする発想そのものが恐ろしい

 辰巳議員はこう指摘したが、その通り。安保法案の成立を前提に勝手に自衛隊の海外派遣の計画をシミュレーションしていた防衛省だ。「隠れ徴兵制」の導入も狙っているに違いない。やはり安保法案は何が何でも潰さないとダメだ。
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●「ほとんどの憲法学者が違憲としているのを政権が合憲というのはナンセンス」……退職裁判官も蜂起を!

2015年08月29日 00時00分40秒 | Weblog


東京新聞の記事【憲法の危機 元裁判官立つ 安保法案を痛烈批判】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015081802000117.html)。

 「安全保障関連法案に反対し、講演や執筆で警鐘を鳴らしている。「憲法は権力を縛るもの時代の変化を理由に解釈を変えるなんて甚だしい無知ですよ」。集団的自衛権の行使を「相手のけんかについて行くこと」と表現し、穏やかな口調ながら、法案成立を急ぐ安倍政権を痛烈に批判」

 そう、「甚だしい無知」。「やまいだれの『痴力』」。

   『●美輪明宏さん、アベ様に「あるのはやまいだれの『痴力』。
                  あとは情念」・・・「言いだしっぺの責任」を


 先の衆院選(2014年12月衆院選)でドアホノミクスが争点だと嘯き、一方で、一連の「クーデター」で違憲議員達が違憲な手続きで戦争・壊憲法案を市民に押しつける。立憲主義・民主主義・国民主権・平和主義をことごとく破壊。アベ様らは、「国民は忘れてくれる」?、と思っているようだが、「ワ・ス・レ・イ・デ・カ」!

 憲法学者も立ち上がり、元裁判官も立ち上がった。さて、現役の裁判官がまっとうな判断を下せるかどうか? 権力になびかないことを祈るばかりだ。

   『●砂川事件元被告、戦争法案・壊憲法案を
      「まったくでたらめな解釈」「立憲主義への冒涜」と指摘


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015081802000117.html

憲法の危機 元裁判官立つ 安保法案を痛烈批判
2015年8月18日 朝刊

 高知、高松両地裁の所長を務めた元裁判官溝淵勝さん(73)=高知市=が安全保障関連法案に反対し、講演や執筆で警鐘を鳴らしている。「憲法は権力を縛るもの時代の変化を理由に解釈を変えるなんて甚だしい無知ですよ」。集団的自衛権の行使を「相手のけんかについて行くこと」と表現し、穏やかな口調ながら、法案成立を急ぐ安倍政権を痛烈に批判する。十七日には、地域の母親を対象に高知県南国市で開かれた勉強会で講演した。

 一九四二年高松市に生まれ、七〇年に判事補となり刑事、民事、少年事件など幅広く担当。中国に修学旅行中の高校生、教諭の二十八人が死亡した上海列車事故(八八年)の民事訴訟も指揮した。

 二〇〇七年に退官し弁護士に。リタイア後、特定秘密保護法の国会審議に怒りがこみ上げた。「基本的人権への配慮がない。こんな曖昧な要件の法律を強引に成立させるのはおかしい」。秘密保護法に反対する市民団体に連絡を取ると、講演を依頼されるようになった。

 一三年十二月に特定秘密保護法を成立させた安倍晋三首相は、歴代政権が踏襲してきた憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使容認に踏み切った。

 「対案を出せばいいというものではない。そもそも違憲であることを訴えなければいけない国民が権力の無責任を許し過ぎた」と語る溝淵さん。安全保障環境の変化を理由に挙げ、安保法案の必要性を訴える首相に「集団的自衛権がなぜ必要かを十分に立証し、国民の合意を得なければならない」と強調した。

 高知県内の学者や弁護士らとともに五月、安保法案に反対する団体「高知憲法アクション」の結成呼び掛け人になった。所長まで務めた元裁判官がなぜ、ここまで反対するのか-。溝淵さんはいう。「憲法がこんなにも軽く扱われ、許すことができないんです

 十七日の勉強会では、安保法案について衆院憲法審査会で憲法学者が「違憲」と指摘したのを踏まえ、「ほとんどの憲法学者が違憲としているのを政権が合憲というのはナンセンス。退職した裁判官も憲法解釈の問題でもっとものを言った方がよい」と話した。

 また、政府が合憲とする根拠に挙げた一九五九年の砂川事件最高裁判決を「あくまで個別的自衛権を認めたもの」と説明した。
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●「次なる選挙で自民党(+公明党)にだけは投票しないようにすること」・・・「ワスレイデカ」!

2015年08月09日 00時00分23秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【美輪明宏が「安倍首相も自民党に投票した人もまず自分が戦地に行きなさい」と一喝!】(http://lite-ra.com/2015/07/post-1280.html)。

 「冒頭に引用した“安倍首相とその家族自らが先に戦地へ行け”という発言は、こう続く。
   「それから、それに賛成している選挙民の人たちも、
    ご自分が支持して選んだんだから、選挙民もまず一家を
    挙げて、どうぞ出征してくださいって。男の方たちは、
    ご自分が殺し、殺されにいきたいんでしょ。どうぞ、
    いらしてください。それだけですよ」
  そこで青木氏が、こうした国民に対して伝えたいことはなにか?と訊いても、
   「別にないですね。そのときにならなければ人間というのは
    わからないんです」と冷たく言い放つのだ」

 先の衆院選(2014年12月衆院選)でドアホノミクスが争点だと嘯き、一連の「クーデター」で違憲議員達が違憲な手続きで戦争・壊憲法案を市民に押しつける。立憲主義・民主主義・国民主権・平和主義をことごとく破壊。アベ様らは、「国民は忘れてくれる」?、と思っているようだが、「ワ・ス・レ・イ・デ・カ」! 「次なる選挙で自民党にだけは投票しないようにすること」・・・・・・いえ、「積極的平和主義」を愛する公明党を絶対に、絶対に、絶対に忘れてはいけません、「忘れいでか!」。
 「次なる選挙で自民党および公明党にだけは投票しないようにすること」!!

 コメント欄ににも自己レス(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/32dc99dd95ffdc026dbefedd9a8afbad#comment-list)したが、再度紹介したい。先の日刊ゲンダイの記事ではわからなかった、単なるアベ様批判に止まらず、自民党(+公明党)支持者・投票者への批判も、上記のように、含まれている。

   『●美輪明宏さん、アベ様に「あるのはやまいだれの『痴力』。
               あとは情念」・・・「言いだしっぺの責任」を


 「もうひとつ、日本は(戦争を不可能にする)抑止力を自分たちで作っちゃったんです。原発です。日本の沿岸をなぞるように50数カ所も原発を作っちゃった。今は特攻隊の時代じゃない。ミサイルや無人爆撃機の時代です。原発を狙われたら一巻の終わり」。
 外務省は原発=核発電所について検討済みで、過小評価し、しかも、公表していませんでした、この愚かでデクノボウの「「発電機能付き湯沸し装置」=「死の灰」製造装置」「巨大な「海暖め装置」」を動かし続けたいがために。「たかが電力のために」。

   『●絶対に安全なので安心せよ!、公表義務な~し!!:
          「原発攻撃被害報告書 「福島」に生かされず・・・」

   『●「死の灰」を回避し得ない上に、
      
「発電機能付き湯沸し装置」では温暖化は止まらない』

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http://lite-ra.com/2015/07/post-1280.html

美輪明宏が「安倍首相も自民党に投票した人もまず自分が戦地に行きなさい」と一喝!
【この記事のキーワード】小杉みすず, 自民党 2015.07.14

 昨日、本サイトで、スタジオジブリの宮崎駿監督が、外国特派員協会主催の記者会見で、安倍政権を痛烈に批判したことをお伝えした。同じく高畑勲監督もまた安保法制と改憲への動きに強い懸念を表明しているスタジオジブリだが、そんなジブリが無料で配布している小冊子「熱風」の8月号で、ある人物が舌鋒鋭く安倍首相をこき下ろしていることは、まだあまり知られていないだろう。

 その人物とは、ジブリ作品にも声優として参加している、あの、美輪明宏だ。「熱風」で始まったジャーナリスト・青木理氏によるインタビュー連載で、第一回のゲストとして登場。「戦後70年」をキーワードにするこの対談のなかで、美輪は安倍首相らにこんな提言をしている。

   「(人間は)失敗を繰り返してばかりいる。
    安倍さんや、石破(茂)さんや、麻生(太郎)さんにしても、
    みなさん、言い出しっぺの責任を取っていただいて、
    徴兵制になるならば、まずご自分が、年齢に関係なく、
    鉄砲を担いで、鉄兜をかぶって、まず第一線に出ていただく。
    それから、お子さんも、孫も、きょうだいも、それから娘さんの
    ボーイフレンドも、全部一緒に連れ立って第一線に、まず最初に
    出ていただく。もちろん一兵卒でね」

 それほど戦争がしたいのならば、首相自ら親族も含めてお手本を見せてもらいましょう──記事を通読すれば、これは冗談でも皮肉でもなく、美輪の本気だということがわかる。ある年代より下の人たちからしてみると、あの紅花色の髪色と『オーラの泉』などでの“スピリチュアル”イメージが強いだろうが、今年80歳になった美輪は、長崎で原爆にも被爆している戦争体験者である。青木氏との対談のなかでは、むしろ冷徹なまでの口調で安倍政権の本質をえぐり、安保法制について、自身の戦争体験談を交えながら分析する。

   「私は笑ってますね。学習能力がないということでしょう
    第二次大戦と同じ。歴史に学んでいないんです
     日本は、実は戦争ができない国、不可能な国です
    大正10(1921)年に暗殺された原敬が言っていたように、
    日本には何の資源もない。石油も鉄もニッケルも、
    何も採れない。食料自給率もいまや40%を切って、
    ほとんど輸入に頼っている
   「とにかく知力が足りないんです。あるのはやまいだれの
    方の『痴力』。それと情念。それだけ」

 美輪は、太平洋戦争は“横綱に赤ん坊が戦いを挑んだようなもの”として、日本が「知力が足りない」為政者によって、いかに無謀な戦争へと突き進んでいったか強調した上で、安倍首相が「またそれと同じようなことをやろうとしている」と言うのだ。そして、“現在の日本は世界最強のアメリカの手先になろうとしている”と指摘する青木氏に対し、こう返す。

   「そんなに甘く考えたら大間違いですよ。だって、
    アメリカ国債を世界で一番持っているのは日本だった
    けれど、それが追い抜かれちゃって、中国が世界一に
    なった。最近、中国がちょっと景気減速して日本が
    また抜き返したけれど、それでも中国はアメリカ国債を
    大量に保有
しています。アメリカ経済をガタガタにしよう
    と思ったらできる。なのになんでアメリカが日本だけの
    味方をしてくれます? 甘いですよ」

 さらに、安倍首相が安保法制で法制化させようとする自衛隊による後方支援については、「要するに兵站でしょう」「その兵站を叩くのは戦争の常識です。そこらへんのシビアさというのは、戦時中の人間でないとわかりません。戦争ってそれぐらい卑劣なものですから」と断じて、さらにこう畳み掛けるのだ。

   「もうひとつ、日本は(戦争を不可能にする)抑止力を
    自分たちで作っちゃったんです。原発です。日本の沿岸を
    なぞるように50数カ所も原発を作っちゃった。今は特攻隊の
    時代じゃない。ミサイルや無人爆撃機の時代です。
    原発を狙われたら一巻の終わり」

 美輪は、安倍首相が防衛力増強の重要性を語りながら、その一方で国防上の弱点である原発という“爆弾”を維持し続けているという矛盾を鋭く指摘。そして手厳しい批判を、安倍政権だけでなく、選挙で与党に票を投じた人々にも投げかけるのだ。冒頭に引用した“安倍首相とその家族自らが先に戦地へ行け”という発言は、こう続く。

   「それから、それに賛成している選挙民の人たちも、
    ご自分が支持して選んだんだから、選挙民もまず
    一家を挙げて、どうぞ出征してくださいって。男の方たちは、
    ご自分が殺し、殺されにいきたいんでしょ。どうぞ、
    いらしてください。それだけですよ」

 そこで青木氏が、こうした国民に対して伝えたいことはなにか?と訊いても、「別にないですね。そのときにならなければ人間というのはわからないんです」と冷たく言い放つのだ。

 美輪がここまで国民の責を問うのにはわけがある。たしかに安倍自民党は、先の衆院選でアベノミクスによる経済成長を掲げて議席を守った。しかし美輪は、安倍政権の真の狙いが安保法制であることを早くから見抜き、メディアを使って発信してきた。たとえば衆院選の直前、スポーツニッポンのインタビューではこう語っている。

   「国民は経済問題ばかりに目を奪われてはいけません。
    実はその裏に日本の将来を揺るがしかねない重要な争点
    隠されているのです。それは、『集団的自衛権』行使の
    問題です。(略)きっと首相は、国会で自分の都合よく
    安保関連法案を通すためには、この時期に選挙を
    しておくのが最も良いタイミングと判断したのでしょう。
    (略)ここで再び衆議院で安定多数の議席を確保しておけば、
    「国民からの信任を得た」と、任期の向こう4年間、
    首相はやりたい放題好き勝手に、きな臭い「積極的平和主義」
    とやらを進められると踏んだに違いありません。(略)
     いつの時代も犠牲を強いられるのは、弱い立場の人間
    なのです。こういう世の中で果たしていいのでしょうか。
    そういう流れを止めるのも、有権者みなさんの大切な1票に
    他なりませ
ん。よくお考えになり、投票所に足をお運び下さい。
    日本の未来を良くするも悪くするもあなたの責任なのですから
    (「スポニチアネックス」14年12月12日)

 少なくともあのとき、国民は安倍政権の本質を見抜いていなければならなかったのだ。いち早く安倍政権が目指す「戦争のできる国」に抗ってきた美輪明宏だからこそ、忸怩たる思いで「殺し、殺されに行け」と強い言葉を投げかけるのだろう。

 美輪が言うように、「そのとき」になるまで、われわれは過ちに気がつけないのか。現在の安倍政権は、誰がどう見ても、完全に“暴走状態”に突入している。そんななか、われわれにできることはなにか。ひとつは、国民の声で安倍政権の支持率をさらに下げ、解散に追い込み次なる選挙で自民党にだけは投票しないようにすることが──。

(小杉みすず)
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●村山富市元首相、「安倍晋三首相は個人の野望を達成するために、国民を犠牲にしようとしている」

2015年08月01日 00時00分52秒 | Weblog


東京新聞の記事【村山元首相「横暴許せず」 安保法案、国会前で抗議】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015072301001580.html)。

 村山富市元首相は、「安倍晋三首相は個人の野望を達成するために、国民を犠牲にしようとしている」と批判。

 「あるのはやまいだれの『痴力』。あとは情念」だけ、「憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したい・・・・・・愚劣な」アベ様。2014年7月1日から続く、こんなクーデターを許したままにしていていいのか?

   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
      歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判

   『●美輪明宏さん、アベ様に「あるのはやまいだれの『痴力』。
                あとは情念」・・・「言いだしっぺの責任」を


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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015072301001580.html

村山元首相「横暴許せず」 安保法案、国会前で抗議
2015年7月23日 21時42分

 村山富市元首相は23日、国会前で開かれた安全保障関連法案の抗議集会に参加し「(反対が多い)国民の意思を無視する横暴は許せない。私も、もう何年生きるか知らないが、命懸けで(法案成立阻止に向け)頑張る」と訴えた。

 村山氏は法案について「憲法学者の大多数が憲法に反するとしているのに、公然と国会で審議されている」と指摘。「日本を守るために、主権者の国民が立ち上がろう」と呼び掛けた。

 これに先立ち東京都内で行われた講演会でも、村山氏は「安倍晋三首相は個人の野望を達成するために、国民を犠牲にしようとしている」と強調した。

(共同)
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●美輪明宏さん、アベ様に「あるのはやまいだれの『痴力』。あとは情念」・・・「言いだしっぺの責任」を

2015年07月27日 00時00分51秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【美輪明宏が安倍政権を断罪 ジブリ小冊子「熱風」の“攻め姿勢”】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/161870/2)。

 「とにかく知力が足りないんです。あるのはやまいだれの『痴力。あとは情念。それだけ・・・・・・配布中のジブリ小冊子「熱風」で日本の“今”についてこう語ったのは美輪明宏(80)。ジャーナリスト青木理氏との対談形式で戦後70年について語っている」。

 「痴力」「情念」、そして「傲慢」、アベ様にあるもの。それでも支持する投票者のどうしようもなさ。

   『●自公議員投票者・支持者の大罪:
     「傲慢」・・・それがアベ様の自公政権の本質であることは明白だった


 「「安倍さんや、石破さんや、麻生さんにしても、みなさん、言いだしっぺの責任を取っていただいて、徴兵制になるならば、まずご自分が、年齢に関係なく、鉄砲を担いで、鉄兜をかぶって、まず第一線に出ていただく。(中略)そのつもりでいればけっこう」と呆れ果てていた」。
 「戦争絶滅受合法案」・・・・・・アベ様や麻生氏、石破氏に贈る。彼らの家族も含めて、「言いだしっぺの責任を取っていただ」きましょう。 

   『●戦争、環境破壊の最たるもの
   『●壊憲派に、フリーハンドを渡してはならない
   『●宮崎駿監督「憲法を変えるなどもってのほか」
     〈憲法を変えることについては、反対に決まっています
      選挙をやれば得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて
      思いつきのような方法で憲法を変えようなんて、もってのほかです
     〈もちろん、憲法9条と照らし合わせると、自衛隊はいかにもおかしい。
      おかしいけれど、そのほうがいい。国防軍にしないほうがいい。
      職業軍人なんて役人の大軍で本当にくだらなくなるんだから
     〈……「徴兵制をやればいいんだ」というようなことを言う馬鹿
      出てくるんです。(中略)そういう人たちには、50歳でも60歳でも
      「自分がまず行け」と言いたいです。行きたくないなら、
      自分の息子を、息子がいなかったら孫を送れ。そうすれば、
      徴兵制というものが何だかわかるから

 経済的徴兵も含めて、「赤紙」の来る時代にしてはいけない。

   『●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も
     無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」

   『●アベ様の「誇りある国へ」
     =戦争で「殺す側になる」「人殺しに加担する」、でいいのか?


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/161870/2

美輪明宏が安倍政権を断罪 ジブリ小冊子「熱風」の“攻め姿勢”
2015年7月18日

      (美輪明宏とジブリ冊子の「熱風」(C)日刊ゲンダイ)

 「とにかく知力が足りないんです。あるのはやまいだれの『痴力』。あとは情念。それだけ」

 配布中のジブリ小冊子「熱風」で日本の“今”についてこう語ったのは美輪明宏(80)。ジャーナリスト青木理氏との対談形式で戦後70年について語っている。

 15日には「安保関連法案」が強行採決。対談は採決前の5月に行われたものだが、美輪はこれについて「私は笑ってますね。学習能力がないということでしょう。第二次大戦と同じ、歴史に学んでいないんです」と一蹴。冒頭のように日本の愚かさを嘆くと、「安倍さんや、石破さんや、麻生さんにしても、みなさん、言いだしっぺの責任を取っていただいて、徴兵制になるならば、まずご自分が、年齢に関係なく、鉄砲を担いで、鉄兜をかぶって、まず第一線に出ていただく。(中略)そのつもりでいればけっこう」と呆れ果てていた。

 この「熱風」というフリーペーパー、無料とは思えない質の高さと“攻めた内容”は以前から話題。13年の「風立ちぬ」公開前に発行された冊子では「憲法改正」をテーマにした宮崎駿監督(74)の記事が掲載され、大きな反響を呼んだ。当時5000部が品切れとなり、今月号(7月号)も取扱書店では品切れ店が続出。

 翁長雄志沖縄県知事(64)のインタビューも掲載されており、普天間飛行場の辺野古移設問題や戦争について語られている。今月13日には宮崎監督が辺野古基金の共同代表として県外移設を訴えて話題になったばかり。今後も目が離せない冊子になりそうだ。
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●若者達に期待: 「断固たる戦争との決別の思い・・・不戦の誓いこそ至高にして、最大の防御」

2015年05月10日 00時00分59秒 | Weblog


東京新聞の記事【不戦の誓い 至高で最大の防御 若者よ 権力を疑え 浜矩子さん(62)】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015050502000140.html)。

 「だが、「壁を倒すのに必要なのは、耳と声」との、呼び掛けは本気だった。浜さんが倒したかったのは、憲法の理想を阻む壁だった・・・・・・「鏡よ鏡、この世で一番大切なものは何であるか」「それは平和憲法でございます」・・・・・・浜さんは「憲法には、断固たる戦争との決別の思いが託されている。不戦の誓いこそ至高にして、最大の防御」と信じている・・・・・・「権力を疑ってかかるという知的姿勢が足りない」。浜さんは、こう厳しい目を向けつつ、若者に期待もしている」。
 浜矩子さんの「断固たる戦争との決別の思い・・・・・・不戦の誓いこそ至高にして、最大の防御」という言葉、とても大事たと思います。アベ様達、自公や翼賛野党の暴走を許してはいけない。「大量殺人」に賛成票を投ずる「傍観」、「無知」と「愚」ではいけないし、健全な批判精神が重要。今から選挙権を手に入れる若者たちに是非期待したい。アベ様達、自公や翼賛野党の議員らに「白紙委任状」を貰ったが如く勘違いさせてはいけない。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」: 
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
   『●「敗戦特集」『週刊金曜日』
      (2013年8月9日、955号)についてのつぶやき』 

     「【美輪明宏×佐高信対談】、「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。
      「大量殺人」でいいんです」、「いじめ・・「恐喝」「暴行」・・
      いじっめっ子・・
      「犯罪者」と呼びなさい。・・万引き・・「窃盗」「泥棒」・・兵隊や兵士・・
      「殺し屋」でけっこう」。「ヨイトマケの唄」
      (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e1b217ef14c0fb57be62348871c41e92)」

   『●選挙民の重い責任: 「大量殺人」に賛成票を投ずる「傍観」「無知」と「愚」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015050502000140.html

不戦の誓い 至高で最大の防御 若者よ 権力を疑え 浜矩子さん(62)
2015年5月5日 朝刊

     (憲法9条への思いを話す浜矩子さん
       =東京都中央区で(五十嵐文人撮影))

 青いドレスに黄色のスカート、頭には赤い大きなリボン。白雪姫に扮(ふん)したのは、紫色の髪をした経済学者・浜矩子さん(62)だった。

 今年三月、都内で開かれた教育関係者の集会での演劇「白雪姫-絶望の壁を乗り越えて」。意地悪な王妃に負けず、白雪姫が幸福をつかむ。そんな童話が、学者仲間の書いたシナリオでは、人々の権利を抑え込む「壁」を打ち倒す内容になっていた。

 演技は不慣れで、観客からは苦笑も漏れた。だが、「壁を倒すのに必要なのは、耳と声」との、呼び掛けは本気だった。浜さんが倒したかったのは、憲法の理想を阻む壁だった。

 この劇をきっかけに、浜さんは「ある王子と鏡の対話」の題で、地方紙にコラムをつづった。そこにこうあった。

 「鏡よ鏡、この世で一番大切なものは何であるか」「それは平和憲法でございます

 ◇ 

 憲法への思いは、八十五歳になる母の京子(たかこ)さんから受け継いだ。京子さんは東京の女学校に通い、福岡・門司(もじ)に疎開した。戦争が終わり、東京の実家に帰る途中、原爆で焼け野原になった広島を目の当たりにした。「聖戦だ」「負けるはずはない」。戦時中に伝えられた情報を「うそ」と実感した瞬間だった。

 そして京子さんは、平和憲法に新しい時代の希望を抱き、地域ボランティア、国際人権活動へと進んでいった。

 四十年前、若かった浜さんは京子さんと沖縄・ひめゆりの塔を訪ねた。「沖縄は遊び気分でなく、巡礼で行く所」と語る京子さん。負傷者の看護にあたった同世代の女学生たちが命を落とした場所で、心に「戦争の時代に二度と戻してはいけない」という京子さんの思いが響いた。

 浜さんは「憲法には、断固たる戦争との決別の思いが託されている。不戦の誓いこそ至高にして、最大の防御」と信じている。

 ◇ 

 しかし、大学の講義などで日ごろ接する学生の多くは、改憲の動きにあまり関心を持っていない。「権力を疑ってかかるという知的姿勢が足りない」。浜さんは、こう厳しい目を向けつつ、若者に期待もしている

 権力に立ち向かい、社会を変えるのは若者。そんな現実を浜さんは八歳以降、二回にわたり計十三年暮らした英国ロンドンで目にした。

 浜さんが通った現地の小学校では、子どもたちが政治への意見を述べ、選挙に合わせて模擬投票をした。若者はデビューしたばかりのビートルズに熱狂。カラフルな服装で町を歩き、保守的で格差の大きい社会への怒りを発散させていた。大人たちも若者の動向を気にせざるを得なくなった。

 だから浜さんは「怒ることを覚えてほしい」と若者に願う。壁を打ち破るには、自分の思いを萎縮せず表現し、みんなで声を上げること。「物語をハッピーエンドに導くのは子どもたちなんです」。演じた白雪姫の創作劇に重ね、希望を託す。 (土門哲雄)

 はま・のりこ 同志社大学大学院ビジネス研究科教授。経済学者。都立戸山高校、一橋大学経済学部卒業。三菱総合研究所ロンドン駐在員事務所長(1990~98年)を経て、2002年から現職。専門はマクロ経済分析、国際経済。著書に「国民なき経済成長」「新・国富論」など。
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●選挙民の重い責任: 「大量殺人」に賛成票を投ずる「傍観」「無知」と「愚」

2015年05月05日 00時00分57秒 | Weblog


東京新聞の記事【危機迫る憲法 自作反戦歌今こそ 美輪明宏さん(79)】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015050390070007.html)と、
社説【戦後70年 憲法を考える 「不戦兵士」の声は今】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015050302000131.html)。

 「戦後七十年の憲法記念日を迎えた。「戦争をしない国」を支えてきた憲法九条は今、危機を迎えている。政府は集団的自衛権が行使できるようにする法整備を着々と進め、その先には改憲も視野に入れる。「これからも憲法を守りたい」。戦争を体験した世代から、二十代の若者まで、世代を超えてその思いをつなぎ、広げよう」、「戦争や軍隊、軍国主義の正体をみんな知らなすぎます」。
 美輪明宏氏、「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。「大量殺人」でいいんです」。「大量殺人」に賛成票を投ずる「傍観」「無知」と「愚」。選挙民の重い責任に対する自覚がなさすぎる。

   『●「敗戦特集」『週刊金曜日』
      (2013年8月9日、955号)についてのつぶやき』 

     「【美輪明宏×佐高信対談】、「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。
      「大量殺人」でいいんです」、「いじめ・・「恐喝」「暴行」・・いじっめっ子・・
      「犯罪者」と呼びなさい。・・万引き・・「窃盗」「泥棒」・・兵隊や兵士・・
      「殺し屋」でけっこう」。「ヨイトマケの唄」
      (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e1b217ef14c0fb57be62348871c41e92)」

 「<権力者が言う「愛国心」の「国」は往々にして、彼らの地位を保障し、利益を生み出す組織のことである。そんな「愛国心」は、一般庶民が抱く祖国への愛とは字面は同じでも、似て非なるものと言わざるを得ない> <われわれは、国歌国旗で「愛国心」を強要されなくても誇ることのできる「自分たちの国」をつくるために、日本国憲法を何度も読み返す努力が求められているように思う。主権を自覚しない傍観者ばかりでは、権力者の手中で国は亡(ほろ)びの道を歩むからだ> 権力が改憲をめざす以上、主権者は傍観していられません」。
 自公支持者ではいけない、「眠り猫」=傍観者ではいけない。「傍観者では亡(ほろ)びの道」。

   『●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015050390070007.html

危機迫る憲法 自作反戦歌今こそ 美輪明宏さん(79)
2015年5月3日 07時00分

     (「日本が70年戦争をせずに来たのは憲法に守られてきたから」
      と話す美輪明宏さん(写真はいずれも御堂義乗さん撮影))

 戦後七十年の憲法記念日を迎えた。「戦争をしない国を支えてきた憲法九条は今、危機を迎えている。政府は集団的自衛権が行使できるようにする法整備を着々と進め、その先には改憲も視野に入れる。「これからも憲法を守りたい」。戦争を体験した世代から、二十代の若者まで、世代を超えてその思いをつなぎ、広げようと、メッセージを発信する人たちがいる。

 赤や黄、紫など色とりどりのバラが咲き乱れ、背後には金色の光が差す舞台装置。鮮やかな青のドレスをまとう歌手美輪明宏さん(79)が、鍛え抜かれた美声で「愛の讃歌(さんか)」などシャンソンの名曲を響かせる。そんな華麗なコンサートが二〇一三年に変わった。第二次安倍晋三政権が発足した直後のことだ。

 二部制の前半、照明を落とした舞台で、シンプルなシャツ姿の美輪さんがピンスポットライトに浮かび、自作の反戦歌を歌う。

   「あの原爆の火の中を 逃げて走った思い出が 
    今さらながらによみがえる
    (美輪明宏作詞・作曲「ふるさとの空の下に」より)

 ロマンあふれるシャンソンとは趣が違う、原爆孤児の悲しみを描いた歌詞。長崎で原爆に遭った自身の体験を重ねた。七十年を経ても拭い去れない悪夢。不戦を誓う憲法を手にした時、「もう逃げ惑う必要がない」と安堵(あんど)した。その憲法が崩れるかどうかの瀬戸際にある。

 「私たちは憲法に守られてきた。世界一の平和憲法を崩す必要はない」。若い世代も多い観客に伝えたくて、反戦歌を歌う。原爆体験や軍国主義への強い嫌悪が美輪さんを駆り立てている。

     ■

 一九四五年八月九日、いつもと変わらぬ夏休みの朝だった。美輪さんは、防空ずきんを背にかけ、縁側の机で宿題の絵を描いていた。ピカッ。白い閃光(せんこう)の後、ごう音と揺れに襲われた。

 お手伝いさんに手を引かれ外へ出た。全身が火ぶくれてうなり声を上げる人。首のない赤ちゃんの上に倒れ込み泣き転げる女性。「助けてくれ」とつかまれた人の手を振り払うと、肉片が自分の腕についた。

   「原爆 水爆大好きな 戦争亡者の親玉よ お前の親や兄弟が 
    女房や子供が 恋人が 焼けて爛(ただ)れて死ぬだろう 
    苦しみもがいて死ぬだろう
」(美輪明宏作詞・作曲「悪魔」より)

 美輪さんにはもう一つ、胸に刻まれた戦争の光景がある。

 実家のカフェで働いていたボーイの三ちゃんが出征した時。汽車が出る寸前だった。三ちゃんの母親は、息子の足にすがり「死ぬなよ。どげんことあっても帰ってこいよ」と叫んだ。

 憲兵に引きずり倒され、頭を打って血を流してもなお、母は「死ぬな」と声を上げた。その三ちゃんが生きて帰ることはなかった。

   「戦争や軍隊、軍国主義の正体をみんな知らなすぎます

     ■

 普通に暮らしていた人たちが、理不尽な暴力と死に直面する。それが美輪さんが体験した戦争の正体だった。だから、「国民を守る」「国を守る」という耳当たりのいい言葉で、改憲の議論が進むことにいら立ちを隠せない

   「改憲して戦争に参加できるようにって、
    どうして学習能力がこんなにもないのか


 そんな政治家を舞台に立たせたのは、国民の選択だった。そのことをもう一度考えてほしいと美輪さんは歌い、語り続けている。

   「無辜(むこ)の民衆が戦争に狩り出されるのではない。
    選挙民に重い責任があるのです
」 (小林由比)

<みわあきひろ> 長崎市生まれ。16歳でプロの歌手となり、シャンソン喫茶「銀巴里」などに出演。1957年「メケメケ」が大ヒット。日本におけるシンガー・ソングライターの元祖として多数の曲を自作。2012年に初出場したNHK紅白歌合戦で、自作の「ヨイトマケの唄」を歌い反響を呼んだ。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015050302000131.html

【社説】
戦後70年 憲法を考える 「不戦兵士」の声は今
2015年5月3日

 昨年は集団的自衛権の行使容認、今年は安全保障法制…。政権の次の狙いは憲法改正でしょう。戦後七十年の今こそ、しっかり憲法を考えたいものです。

 昨年暮れに「石見(いわみ)タイムズ」という新聞の復刻版が京都の出版社から出されました。社屋が島根県浜田市にあった、この小さな地方紙の創刊は一九四七年で、今のところ五三年までの紙面が読めるようになったのです。

 故・小島清文氏が主筆兼編集長を務めました。小島氏が筆をふるったのは約十一年間ですが、山陰地方の片隅から戦後民主主義を照らし出していました。

◆白旗投降した海軍中尉

 「自由を守れ」「女性の解放」「文化の存在理由」「文化運動と新しき農村」…。社説を眺めるだけでも、新時代の歯車を回そうとする言論の力がうかがえます。

 例えば「民主主義の健全なる発達は個人の教養なくしては望めないし、自らの属する小社会の改善から始めねばならない」などと論じます。日本に民主主義を根付かせ、二度と戦争をしない国にするという思いがありました。何しろ経歴が異例な人です。

 小島氏は戦時中、慶応大を繰り上げ卒業し、海軍に入りました。戦艦「大和」の暗号士官としてフィリピンのレイテ沖海戦に従います。その後、ルソン島に配属され、中尉として小隊を率いました。

 でも、この戦いは米軍の攻撃にさらされ、同時に飢えや病気で大勢の兵隊が死んでいきました。ジャングルの中は死屍(しし)累々のありさまです。「玉砕」の言葉も出るほどの極限状況でした。

 小島氏は考えました。「国のために死ねという指揮官は安全な場所におり、虫けらのように死んでいくのは兵隊ばかり。連合艦隊はもはや戦う能力もない…。戦争はもうすぐ終わる…。考えた末に部下を引き連れて、米軍に白旗をあげ投降したのです。

傍観者では亡(ほろ)びの道

 この投降を誰が非難できるでしょうか。むしろ「生きて虜囚の辱めを受けず」という「戦陣訓」により、死なずに済んだ命は無数にあったはずです。白旗は無責任な戦争指導への非難にも思えます。

 小島氏の名前が世間に知られるようになるのは、新聞界を退いてからずっと後です。八八年に「不戦兵士の会」を結成し、各地で講演活動を始めたのです。ひたすら「不戦」を説きました

 九二年に出した冊子ではこう記します。

   <戦争は(中略)国民を塗炭の苦しみに陥れるだけであって、
     なんの解決の役にも立たないことを骨の髄まで知らされたのであり、
     日本国憲法は、戦勝国のいわば文学的体験に基づく平和理念とは
     全く異質の、敗戦国なるが故に学んだ人類の英知と苦悩から
     生まれた血肉の結晶
である>

 憲法の平和主義のことです。戦後日本が戦死者を出さずに済んだのは、むろん九条のおかげです。自衛隊は本来あってはならないものとして正当性を奪い、軍拡路線にブレーキをかけてきました。個別的自衛権は正当防衛なので、紙一重で憲法に整合しているという理屈が成り立っていました。

 しかし、安倍晋三政権は従来の政府見解を破壊し、集団的自衛権の行使容認を閣議で決めました。解釈改憲です。今国会で議論される安全保障法制は、他国への攻撃でも日本が武力行使できる内容です。「専守防衛」を根本から覆します。九条に反してしまいます

 権力を縛るのが憲法です。これが立憲主義の考え方です。権力を暴走させない近代の知恵です。権力が自ら縛りを解くようなやり方は、明らかに立憲主義からの逸脱です。

 小島氏は二〇〇一年の憲法記念日に中国新聞に寄稿しました。

   <権力者が言う「愛国心」の「国」は往々にして、
     彼らの地位を保障し、利益を生み出す組織のことである。
     そんな「愛国心」は、一般庶民が抱く祖国への愛とは字面は
     同じでも、似て非なるもの
と言わざるを得ない>
   <われわれは、国歌国旗で「愛国心」を強要されなくても
     誇ることのできる「自分たちの国」をつくるために、
     日本国憲法を何度も読み返す努力が求められているように思う。
     主権を自覚しない傍観者ばかりでは、権力者の手中で国は
     亡(ほろ)びの道を歩むからだ>

 権力が改憲をめざす以上、主権者は傍観していられません


◆戦争は近づいてくる

 小島氏は〇二年に八十二歳で亡くなります。戒名は「誓願院不戦清文居士」です。晩年にラジオ番組でこう語っています。

   <戦争というのは知らないうちに、遠くの方からだんだん
     近づいてくる。気がついた時は、目の前で、自分のことになっている

 「不戦兵士の忠告が今こそ、響いて聞こえます
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●「「愛国」と戦争 安倍政権の軍事改革徹底批判」 『週刊金曜日』(9月20日、960号)について

2013年09月23日 00時00分52秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年9月20日、960号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、横田一さん【田中委員長が首相プレゼンを擁護 「政治家の発言」は大問題】と【消費税増税に待った!/湖東京至さん 輸出大企業が喜ぶ欠陥税】。

************************************************************************************
■①『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 「「愛国」と戦争 安倍政権の軍事改革徹底批判」。ようやく今開封。伊田浩之氏【1年2カ月ぶりに原発全停止 再稼働反対運動は全国各地へ】。内原英聡氏【規制委前で抗議行動 原発再稼働審査の中止を】。大賛成!(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/de8a67c4ba9616f27397e4de52a2a5b8

■②『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 横田一さん【田中委員長が首相プレゼンを擁護 「政治家の発言」は大問題】、生物濃縮に無配慮な首相の発言に対して「「政治家の発言として問題ない」と論点をずらした」そうだ。どこが「規制」委員会なのか?http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5249cf40b271f31f6c550bb75d9379a7

■③『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 片岡伸行氏【税理士たちが署名協力呼びかけ 消費増税ストップを】、「全国の国民から税金をとってオリンピックの公共事業? その前に福島でしょ。おかしいよ」。全く同感(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/756f2d383d0092164703b1fdf00e9bd5

■④『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 佐高信さん【風速計/護憲派列伝】、「城山三郎佐橋滋・・野中広務、三國連太郎、美輪明宏宮崎駿吉永小百合中村哲。むしろ、いわゆる保守派が多い。革新の常連だけでは、もう憲法は守れないと思うからである」。壊憲させるな(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b2a322ea2be40b0becb275fcb3a2931c

■⑤『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 「2020年東京五輪への違和感 放射能の海で「おもてなし」?」。永尾俊彦氏【ウソと欺瞞で勝ち取った招致】、「本音は「国威発揚」」。【西川伸一の政治時評/軍拡を目指し原発の汚染水は垂れ流し状態の日本での五輪ボイコットされませんように】

■⑥『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 【消費税増税に待った!/湖東京至さん 輸出大企業が喜ぶ欠陥税】、「マスコミを利用した茶番劇のような「有識者六〇人の意見聴取」・・全国の税理士・・アピール・・マスコミ各社は見事に無視」。まさに茶番(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6e71f004152d6f4068606d81b9c84e3d

■⑦『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 【阪田雅裕元内閣法制局長官に聞く/解釈で「集団的自衛権行使」を認めることはできない】、「政治が必要なら憲法を曲げていいのか」「法律家が一人もいない「安保法制懇」」「このままではまた「いつか来た道」」

■⑧『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 無関心につけ込む改憲派(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/63ae1160a669df27f0dd5ba09fd68e85)。浅井基文氏【憲法解釈の変更も堂々と提言/集団的自衛権と「安保法制懇談会」】、「「歯止め」は存在せず」「米国以外も「防衛対象」」。地球の反対にも行きたいらしい

■⑨『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 屋良朝博氏【タカ派路線の首相を冷ややかに見る米政府中枢/政府は「日米同盟」をはき違えている】、「尖閣問題は個別的自衛権の範疇」「沖縄基地問題の本質は米海兵隊」

■⑩『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 海渡雄一さん【こんな悪法を許したら『週刊金曜日』も処罰される/言論・知る権利抑制の「秘密保護法」】、「異様な重罰主義」「共謀罪が先取りされている」。一体誰のどんな「秘密」を、誰のために保護するつもりなのだろう?

■⑪『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 星徹氏【教育があぶない2013/日本史教科書 現場教員、教育委員会、自民党/実教出版を排除! 選ぶ権利は誰にあるのか】、「神奈川県教委の過剰反応」「都教委の独善と退廃」「大阪にも危険な動き」「自民党のやりたい放題?」。「ト」教委(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8adfc28e3a834d65c8088d41cd74d9cb

■⑫『週刊金曜日』(2013年9月20日、960号) / 中嶋啓明さん【ウソつき国家の被災地利用を許すな 五輪開催決定】、「放射能を世界中にばらまきながら「お・も・て・な・し」とは・・」、「在特会・・目的のために本音を封印し、裏の顔を押し隠す」。「おもてなし」=「表無し」=「裏が在り
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●「敗戦特集」『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号)についてのつぶやき

2013年08月11日 00時00分54秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年8月9日、955号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、【美輪明宏×佐高信対談】、「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。「大量殺人」でいいんです」。それと、【『金曜日』で逢いましょう 三上智恵さん/米軍普天間基地の完全閉鎖を描いた『標的の村』を監督、8月から公開】。

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■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 「敗戦特集」。「終戦」でないところがミソ。盛りだくさん。三宅勝久さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BB%B0%C2%F0%BE%A1%B5%D7【買収容疑で元陸将補逮捕 〝ヒゲの隊長〟に不祥事続々】、「収支報告「ゼロ」」。佐藤正久参院議員の胡散臭い事実

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 平良暁志氏【「過重負担はもう限界」不信増す県民 米軍キャンプにヘリ墜落】、「「基地内」として立ち入りを拒否」。県民の怒りなどお構いなしの振る舞い(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C0%D0%C0%EE%CA%B8)の米軍と自公政権

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 阪上武氏【避難継続・移住補償を求め政府交渉 強行される「帰還に抗議」】、「年1mSvの基準が守られないのは人権侵害」。にもかかわらず、自公議員や規制委員会が東電の再稼働申請を許そうとしていることに呆れ果てる・・

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / ・・東電原発人災は何も解決されていないし、汚染地に「帰還」させて、人災が無かったことにしようとしているhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/aab3948ca5c20dde40e4e7e3f5af0848

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 西村仁美氏【公務執行妨害で罰金四〇万円 歩いていて逮捕拘留】、東京地裁の安東章裁判長は罰金支払いを命じた。「転び公妨」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/860354285558d8b84b16e86c911cf17b)?による現行犯逮捕か?

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 宇都宮健児さん【風速計/生活保護基準引き下げ講義の闘い】、「生活保護基準の大幅引き下げに反対する「一万人審査請求運動」の呼びかけ人となって・・審査請求をするよう呼びかけ」。冷たい社会(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c007564828f64859e07763882b08f63c

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 片岡伸行氏【過労死をなくそう!龍基金 二紙の記者が受賞】、東京新聞中沢誠皆川剛記者ら。「渡邊美樹氏・・「・・全く反省などしていない・・」」。いまや自民党の参議院議員である(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/426ff522906a3a37a9802d0b579bfefc

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 水島朝穂氏【ナチスの「手口」を否定しなかった歴史の無知と危うさ 麻生発言の「静かに」が意味するもの】、「日本版「静か」な「手口」」。その差別意識の根深さも大問題な麻生太郎氏(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/52b9b4ad2f70b67a681e39262ce97367

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【竹信三恵子の経済私考/「ナチス流円滑改憲」がもたらす経済衰退 ゆくえを占う国家戦略特区と最低賃金の改定】。すでにその手口は進んでいる(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/894e490b6fcc1055646841b25155b510

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 石山永一郎氏【ネトウヨと一体化する靖国 その罪と追悼施設の未来】、「靖国での「祈り」とは戦争に勝つための祈り」「戦犯問題は、「戦争責任」をあいまいにしてきた日本人全体の問題」。「国家によって神にされることはもう結構」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CD%B7%BD%A2%B4%DB

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【美輪明宏×佐高信対談】、「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。「大量殺人」でいいんです」、「いじめ・・「恐喝」「暴行」・・いじっめっ子・・「犯罪者」と呼びなさい。・・万引き・・「窃盗」「泥棒」・・兵隊や兵士・・「殺し屋」でけっこう」。「ヨイトマケの唄」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e1b217ef14c0fb57be62348871c41e92

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【『金曜日』で逢いましょう 三上智恵さん/米軍普天間基地の完全閉鎖を描いた『標的の村』を監督、8月から公開】、「オスプレイ強行配備前夜・・人々は普天間基地の全ゲートを封鎖した。三上智恵さんら琉球朝日放送クルーは経緯をすべて撮影、記録映画にまとめた」

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【『金曜日』で逢いましょう 三上智恵さん】、「無断で入ることをためらう若いスタッフには、映画『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』・・を見せ、「問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯しても構わない」」・・・

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 【『金曜日』で逢いましょう 三上智恵さん】、「・・を見せ、「問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯しても構わない」」という福島さんの言葉で撮影を説得した」。●反骨の報道写真家、福島菊次郎さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6418b9fbbc23e39ba8944f6f6426aa4b)

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 池田哲平氏【日本政府は誰の見方をしているのか? オスプレイ運用に募る沖縄の不信】、「今回の追加配備で二四機となるオスプレイの影響は確実に、沖縄の住民生活に直結」。冷たい政府(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C0%D0%C0%EE%CA%B8

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 半田滋氏【安倍晋三首相が執念を燃やす集団的自衛権のトリック 世界最強の米国を自衛隊が守るというのか】。●麻生太郎氏「だれも気づかないでかわった。あの手口に学んだらどうかね」は既に進行中(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/894e490b6fcc1055646841b25155b510

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 今田真人氏【TPPで水産業を壊滅させていいのか】。桐嶋瞬氏【多重下請けで〝使い捨て〟、偽装請負も 闘う原発労働者たち】。●原発で働く: 「コスト優先」、「命は二の次」http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B8%B6%C8%AF%CF%AB%C6%AF%BC%D4

■『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号) / 山口正紀さん【〈壊憲〉に抗う柔らかな発信 「憲法寄席」の試み】。「松元ヒロ氏【写日記 その10】、「日本国憲法を擬人化した『憲法くん』と言うネタ」と同じような試み?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/9cf92a972ac07b0d0538d9f8b4167b3a
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●最近の諸々のつぶやきメモ: 反原発や冤罪、死刑問題、情けない政治等々

2013年02月25日 00時00分41秒 | Weblog


何か酷い生活である。反原発や冤罪、死刑問題等々、最近の諸々のつぶやき。AS@ActSludge

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■『米の核施設で放射性廃液漏れる 長崎原爆の関連施設』(http://www.asahi.com/international/update/0216/TKY201302160229.html …)/「タンク1基から高レベル放射性廃液が漏れ出て」==>ため息が出てしまう ==>『福島原発、上空から撮影 ひしめく汚染水タンク』(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/347664

ポット出版様からTETSU&SUZUカレンダー2013を頂いた! (http://www.pot.co.jp/diary/20130213_180623493931427.html …http://www.pot.co.jp/tetsu/ ) 鉄とすず、相変わらずかわいいな~。我が職場にも癒し犬・動物が居ればいいのにな~っ。    @potpub

■ポット出版の本、まだ入手できていない。『●ポットの本: 『僕に生きる力をくれた犬 青年刑務所ドッグ・プログラムの3カ月』』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ff29109a770aacf1660b280ec4fc69e1 …)。NHK BSで放送されたドキュメンタリーのポット出版による書籍化。あ~、出版から1年以上経過してしまった

■仕事の合間にラジオで聞いたので曖昧だけれども(検索しても??)、拉致被害者の会の訴えを福岡地裁却下。朝鮮学校に支出されたお金が、拉致に使われたのでしょうか? 教員や生徒や関係者がその予算を使って拉致など反社会的なことをしたの? 訴えはどんなロジック? 私の考えが奇妙なのかな?

■なんか筆坂さんの物言いに違和感を感じるな~。共産党への意趣返しなのでしょうが、それにしても「安倍外交は賢明だなんて乱暴すぎないですかねアメリカベッタリの酷いモノだと思いますが?『共産党元幹部が政権を絶賛 「安倍外交は賢明だ」』(http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130215/plt1302151137002-n1.htm …

■『元JAYWALK中村、反省の日々語る』(http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20130215-1085301.html …)/「再犯の可能性も含めて、世間の目が厳しいことは、承知している。「僕には家族家族がいました。『お父さんを守る』と言ってくれた息子(17)。長年築いてきた仕事を僕が壊してしまったのに、今も・・・」

■お笑いである。投票・支持者の皆さん、そろそろ目を覚ました方が良くないでしょうか 『安倍政権と維新、連携を協議 菅長官と松井知事が会談』(http://www.asahi.com/politics/update/0218/TKY201302170255.html …)/「・・・安倍政権と維新の連携について協議した。昨年末の安倍政権発足後、両氏が2人だけで会談・・・」

当然 『原発「やめる」7割超す 朝日新聞世論調査』(http://www.asahi.com/politics/update/0217/TKY201302170189.html …)/「・・「やめる」と答えた人は合わせて7割を超えた・・・「国民の間で原発事故の被災者への関心が薄れ、風化しつつあると思う」は66%にのぼり、「そうは思わない」の29%を引き離した」

■すでに安全神話に陥っているような・・・?? 『「原発の安全神話」復活許さず 原子力規制委の更田氏』(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013021701001620.html …)/「・・原発にリスクはないという前提に立っていたことだと指摘。新基準は「・・さらにさまざまな設備で信頼性を向上させるものだ」と説明」

■『「脱原発法」参院再提出へ 生活・みどり・社民 安倍政権に異議』(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013021890070516.html …)/「昨年末の衆院解散で廃案になった「脱原発基本法案」が三月にも、参院で国会に再提出される見通しとなった。・・・原発維持を鮮明にする安倍政権に異議を唱えるのが狙い」

■あ~虚しい・・。そんなことで生態系や多様性が保全されるのならだれも苦労しないよ 『オスプレイ離着陸帯建設 沖縄 希少植物の保全失敗』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013021802000102.html …)/「・・希少植物を別の場所に植え替えて保全しようとしたが、六割以上が枯れるなど事実上失敗していた」

元大阪「ト」知事が掲げてもいない脱原発の看板を下ろす・・・今に始まったことではないし、驚きもしないが、相変わらずだ『 ウソつき橋下脱原発ブン投げ』(http://gendai.net/articles/view/syakai/140965 …)/「橋下市長の肝いりで始まった「大阪府市エネルギー戦略会議」が、3月末で廃止・・・」

■出す方も出す方だが、貰う側の論理を知りたいものだ 『日本原電、敦賀への高額寄付継続 原発停止の13年度も』(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013021901002281.html …)/「3、4号機建設を見越して地元の福井県敦賀市に道路建設費用を寄付してきた日本原子力発電が、2013年度も約6億7千万円を」

■『大間原発、建設凍結を 函館市長ら政府に要請書』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013021902000248.html …)/「電源開発Jパワー)が青森県大間町で進める大間原発建設の無期限凍結を求める要請書を政府などに提出した。政権交代後は初めて。市は建設差し止め訴訟を準備しており、政府の対応を見て・・・」

放送禁止歌と自己規制(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e1b217ef14c0fb57be62348871c41e92 …)  『美輪明宏「ヨイトマケの唄」再びNHKで』(http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20130220-1087858.html …/「・・・美輪明宏(77)が昨年の紅白歌合戦以来、3カ月ぶりにテレビの生放送で「ヨイトマケの唄」を歌うという・・・」

■これで終わったとえいえるの? 収束ですか?? 『つぶれた屋根、津波被害そのまま 福島原発上空ルポ』(http://www.asahi.com/national/update/0221/TKY201302200501.html …)/「ヘリコプターで・・・発電所の真上を飛び・・・事故を起こした1~4号機の原子炉建屋が並ぶ・・・最上階がむき出しの4号機・・・」

平気で法律破る国だものな~  『原発被災者から 国、意見未聴取』(2013年2月22日 東京新聞)/「「原発事故子ども・被災者支援法」について、具体策を検討するための政府主催の意見聴取を、これまでに一度も実施していない・・。支援法は、・・国が被災者の意見を聴くよう義務付けている」

■東京電力原発人災が収束なんて嘘っぱちジャン! 『建屋地下に白っぽい水面 東電 1、3号機画像公開』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013022202000139.html …)/「・・・プール内の燃料ラックの上にはがれきが堆積していた・・・トーラス室内には水がたまり、水面が白っぽく写っていたほか、底には・・・」

■なんでサメ脳(失礼!)とまで呼ばれた方が今頃シャシャり出てくるのだろう。理解に苦しむ 『首相のGWロシア訪問へ調整 プーチン大統領・森氏会談』(http://www.asahi.com/politics/update/0222/TKY201302210478.html …) / 「首相の特使として・・・森喜朗元首相は・・・プーチン・ロシア大統領・・親書を手渡した」

■「・・・いつもは何にでも騒ぐ〝右翼〟系政治家達やその取り巻き〝右翼〟達はダンマリを決め込んでいます。だって、死刑制度堅持・強化する数少ない国の一つ日本が文句言えるはずがないですものね・・・」『●高い冤罪の可能性: 名張毒ブドウ酒事件』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/042451e97ef1c44b5e4e917f9bdc7540 …

■遺族でもない訳で、安易な発言は出来ない。一方、遺族でもない者が遺族の気持ちを過剰に忖度することも問題。死刑で本当に問題が解決するのだろうか?  谷垣法相が『小林薫死刑囚ら3人の死刑執行』(http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20130221-1088193.html …)/「・・・身勝手な理由で尊い生命を奪った・・・」

死刑で本当に問題が解決するのだろうか? マスコミも過剰な忖度でそれを支持 『自ら死刑選択、一因か 自民政権下、執行続く可能性』(http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201302210748.html …)/「谷垣・・就任2カ月で死刑執行・・民主党政権では執行しない法相もいたが、今後は定期的に続く可能性が高」

■政治家としてとか、政党としての矜持とかないのかいな? アノ自民党に、よく平気で出戻りできるもんだ 『国民新・自見代表、自民との合併と復党申し入れ』(http://www.asahi.com/politics/update/0221/TKY201302210259.html …)/「自見庄三郎代表・・・自民党との合併と自身の復党を申し入れた・・・」

■政治家としてとか、政党としての矜持とかないのかいな? しかも吸収合併要請って・・・一体どんな神経? 『国民新消滅か 自民に吸収合併要請』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013022202000134.html …)/「参院選で全国郵便局長会(全特)の支援を得られない見通しで、展望が描けない状況に陥っている」

■もっと早くアピールすべきだったのに・・・  『「一番心強かったのは憲法9条」北沢・元防衛相』(http://www.asahi.com/politics/update/0221/TKY201302210295.html …)/「戦後、憲法9条が最大のシビリアンコントロール・・安倍・・みたいな人が国防軍だとか集団的自衛権だとか激しいことを・・。憲法9条の重さ」

元「ト」知事継承者は本気で移転するつもり? 『築地市場移転予定地近く ヒ素 基準の52倍検出』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013022202000124.html …)/「検出場所は三メートルの盛り土をしており、今後予定する工事でもヒ素が飛散しない工法をとるため同社は生活環境への影響はないとみている」??

■原発どころか、衆院選ですっぽり抜け落ちていた沖縄。自民党復権させる国民って? 『[CML 022769] 『〈沖縄〉基地問題を知る事典』刊行』(http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-February/022612.html …)/「前田哲男・林博史・我部政明編、吉川弘文館 2,400円+税 2013/02/20刊行」
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●放送禁止歌と自己規制: 「ヨイトマケの唄」

2013年02月15日 00時00分52秒 | Weblog


asahi.comから(http://astand.asahi.com/magazine/kotoba/jinken/2013020300001.html?ref=comtop_fbox)。

 江原啓之氏などと組んでのオカルト系の話には辟易とするが・・・。

 「ヨイトマケの唄」は、なんで放送禁止歌なんだろう? 

   『●「公務より選挙が大事と公言し、
          参議院議員も兼任できると訴えている人が市のトップ」の下した処分

 桑田佳祐氏も歌っていますが、やはり美輪明宏氏本人が歌ったものの方が良い。以下のウィキペディアの記事は面白いので、是非、一読を。

   『ヨイトマケの唄』
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%81%AE%E5%94%84

 この記事によると、

   「発表後間もなくして歌詞の中に差別用語として扱われる
    「土方」(どかた)「ヨイトマケ」が含まれている点などから、
    日本民間放送連盟により要注意歌謡曲(放送禁止歌)に指定された事で
    それ以降民放では放送されなくなる。この制度自体は1983年に
    廃止されたが、実際は廃止された後もしばらくの間この制度の影響を
    受け続けることになる」

・・・だそうです。森達也さんの『放送禁止歌』に、〝放送禁止歌〟のこれ以降のその辺の事情が書いてあったと思います。要は放送局の思い込みと自己規制。

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http://astand.asahi.com/magazine/kotoba/jinken/2013020300001.html?ref=comtop_fbox

ヨイトマケ「放送禁止」はナンセンス
2013年02月08日

■紅白歌合戦の衝撃

「ちょ!さっきの紅白見た人いる!?衝撃!!」
「どうして美輪さんは金髪じゃなかったんだろうねぇ」
「凄(すご)い歌詞らしいけど、衝撃で内容一切入って来んかったーー(; ;)」

 この会話は、歌手で俳優の美輪明宏さんが、昨年12月31日のNHK紅白歌合戦で「ヨイトマケの唄」を歌った直後、女子大学生がツイッターで交わしたつぶやきです。美輪さんといえば、テレビでよく見る「金髪ロングでハデハデ」の印象が強かった彼女たちの世代にとっては、このときのステージのように黒い短髪に衣装は黒の上下、といったいでたちはさぞ「衝撃」だったのでしょう。

 紅白の舞台は背景もなく真っ暗で、照明もピンスポットと上からの2本だけ。化粧もせずに髪も黒。「無でいい」と美輪さんは考えたそうです。「聴く人の想像力を邪魔したくないから」。建設現場で泥にまみれて地ならしの仕事をする母と、母親の職業ゆえにいじめられた子、それでもその子はぐれずに成長し、エンジニアになっていま、母の唄、ヨイトマケの唄こそ世界一だと親子の絆を思う――。私も久しぶりにこの歌を聴いて、美輪さんが歌う母、子、青年が、聴く人それぞれの人生に重ねられる「凄い歌詞」だと改めて思いました。

 放送後の反響は大きく、冒頭のつぶやきよろしく、ネット上は直後から「号泣」「紅白史上最高」などの声で埋まったといいます(2013年1月30日付毎日新聞夕刊)。新聞紙上も「ヨイトマケの唄」に「涙が止まりませんでした」(1月6日付朝日新聞)、「母の姿が重なり、涙がこぼれました」(同日付北国新聞)といった投書が相次ぎました。

 美輪さんが四十数年前、この歌を最初にテレビのモーニングショーで歌ったとき、障害や出身で差別を受けている人たち、貧しく厳しい環境で働く人たちから「自分たちへの励ましの歌だ」といった投書が2万通もテレビ局に寄せられたといいます。「今回も同じ。親は大事にしないといけないと思ったとか、善意を呼び覚ましてくれたとかいう意見をたくさんもらいました。親子のあり方、社会のあり方を考えるきっかけになればいいですね」と2月2日、東京・五反田であった音楽会直前の取材で話してくれました。

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●「公務より選挙が大事と公言し、参議院議員も兼任できると訴えている人が市のトップ」の下した処分

2013年01月03日 11時38分23秒 | Weblog


昨年末の東京新聞のコラム「筆洗」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012123102000102.html)。

 無茶苦茶に腹が立ちました。こんなの、弱い者イジメに過ぎない。
 彼らが目指している市政とか、〝ト〟政とか、国政っていったい何だ? 自民党も嫌ですが、彼らが第2か第3極か知りませんが、政権に近い位置に居たり、自民党と手を結ぶのがたまらなく怖い。こんな政治家や政党になんで投票し、支持するのか、意味を理解できない。自らの首を絞めていることに気付いているのか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012123102000102.html

【コラム】
筆洗
2012年12月31日

 記者パソコンで「土方」と打ち込むと、すぐに「注」の文字が出る。差別表現なので、建設労働者などと言い換えるように、と指示がある▼歌詞に「土方」が含まれるという理由で、この曲は「放送禁止歌」になり、民放では長く放送されなかった。七十七歳という最高齢できょう、紅白歌合戦に初出場する美輪明宏さんの作詞作曲した「ヨイトマケの唄」だ▼<姉さんかむりで泥にまみれて 日に灼(や)けながら汗を流して 男にまじって綱を引き…>。なりふり構わず子どもたちを育てた昭和の母たちへの思いが、美しく力強い声とともに染み入る▼日雇いの土木作業は賃金が安い。危険で汚れる仕事なのは今も同じだ。勤務時間外に、土木作業に精を出していた大阪市の職員が、地方公務員法の兼業禁止に反したとして停職六カ月の処分を受けた給与がカットされ、子どもの学費もかさみ小遣い稼ぎのためだったという▼約一年間、深夜から未明に月五回ほど働き、一回約六千円を得ていた。法に違反したのだから処分はやむを得ないとしても、ここまでの厳しさには何か特別の理由があるのだろうか▼公務より選挙が大事と公言し、参議院議員も兼任できると訴えている人が市のトップだ。年の瀬の寒さが一層、募る。働くことの尊さと親子の情愛を教えてくれる美輪さんの熱唱を聴き、温かい気持ちで新年を迎えたい。
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