ただの暗記?ご冗談を。

2024-05-12 10:09:42 | 学習塾・勉強の仕方
中学社会(地理歴史)の勉強の仕方について、「ただ暗記するだけでしょ」などと大きなお門違いというか、ゲスな言い方をすれば「あんたの子はその『ただの暗記』が出来ないんだろ!」と言いたくなるような舐めた言い方をする人がいます。  

敢えて言いますが、本心からそう思っているなら塾なんか来させずひたすら自分の家で練習にこれ努めさせてろと。

学習塾であるなら一定のやり方で子供たちにものの覚え方を伝授するのは当たり前ですが、でもそれは機械的にスイッチを押して3分待てば出来上がり、なんていうような安直なものではありません。

暗記というならそれでも構いませんが、そうして頭に格納した正確な情報を基に、実際にはグラフや表を正しく読み込んで、例えば過去から現在に至るモノの生産高の推移を読み取り計算して白地図上の正しいところに指示条件に沿って書き込んだり、そうした推移を辿ることになった原因を正しい日本語で著したり、或いは今後の推移を予測して、そこで生じるであろう問題点を書き出して、尚且つそれらの改善策を論じさせたりといった、かなり高度で複雑な対応の仕方が要求されもします。

暗記は必要です。しかしそれで総てが済むものでは決してなく、それらはいわば最低限必要なことに過ぎません。  

それすら他人に丸投げして、挙句に「ただの暗記でしょ」などと「それって罵倒?」と思うような言い放ちはさてさてどんなものでしょうか?
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 英語の力 | トップ | 飛鳥寺、得難い時間 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

学習塾・勉強の仕方」カテゴリの最新記事