なんて良い子!

2021-06-04 15:48:49 | 学習塾・勉強の仕方

県庁に勤務する知人から携帯に電話がありました。

本日午後三時ころ、彼が車で阿久和という信号の付近を走っていたとこのことだそうです。

彼は戸塚・不動坂方面から瀬谷区の二ツ橋方向に走行中で、小雨が降っていたのでゆっくりめに走っていたそうです。

ふと見ると、道路の反対側、阿久和という信号から不動坂方面の歩道上に、青または紺色系の体育のジャージを着た中学生の男の子が傘をさして歩いているのが見えました。

そのとき、その少年の目の前の歩道いっぱいに何やらシートのようなものが風にあおられでもしたか、通行する人の邪魔をするかのように広がっていました。知人もこの障害物を車の中から見て、「危ないなあ」と感じたそうです。

少年は、ほんの数秒これを見て、雨の降る中、その邪魔で危険な障害物を体を使って(結構大きいもののようでした)、通行人が足を取られることのないよう、これを整えて片付け始めました。

そして、それを終えるとなにごともなかったように、また傘をさして歩き始め、数歩進んだところで後ろを振り返り、「これじゃまだ駄目だ」とでもいうかのように、またそこに戻って、さらにこれの片付けを始めたのだそうで、そしてその作業の結果に納得できたか、ようやくまた歩き始めたのだそうで、その時、この様子を見ていた知人が車の中からこの少年を見て、そして少年も彼と目があって、その時何とも言えない笑顔であったそうで、知人曰く、あの雨の中、だれが見ているわけでも、だれに言われたでもなく、さりげなく路上の障害物の除去をして歩き去るなんて、なんと素敵で素晴らしい子かと、本当に感心したのだそうです。

知人曰く、その少年の服装から、彼は原中学校の生徒である可能性が高いということで、もしかしたら別の中学かもしれないとは言っていましたが、いずれにせよ、いまどき、こんな良い子がいたことに、知人のみならず、電話でその様子を聞いた私も心がぱっと明るくなった次第です。

 


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