国語が大切という話

2013-02-20 16:37:59 | 学習塾・勉強の仕方

昨日の続きです。

今年の高校入試に臨むにあたって、ACSだけではなく、たぶんどこの塾関係者も「記述式解答」への対策に多くを割いたのではないでしょうか。

実際に出題された問題を見てみますと、たとえば社会では、ASEAN諸国の貿易高のグラフや表を見てそのい推移を確認しつつ、日本国がそれとどうかかわっていくべきかについての見解を字数制限で述べるという、昨年までの過去問解析しかしてこなかった生徒にしてみれば、かなり難しい問題でした。

私たちACSではこの種の問題には相当の時間をかけて理想的且つ正確な解答を仕上げる訓練をしてきましたので、各受験生とも概ね正しく解答できましたが、おそらく来年はさらに難しい問題が登場してくるのではないかと思います。

で、問題なのは、そういう練習は一朝一夕にはいかないことと、何よりも今の子供たちは、普段から文章を書く訓練が決定的に不足しているということです。

ですから、ACSでは、これらを解決するために、平素国語の授業には特に力を入れています。

よく「国語なんか、その気になれば誰でもすぐにできるでしょ」などと、卒倒しそうなことを平然と口にする保護者の方がおられますが、それは大間違いです。

実際に文章を読み、そこに何が書かれているのかを正確に読み取ることや、自分の考えなどを正しく書き表すことは、実はとても難しいのです。決して「すぐに、誰でもできる」ようなものではありません。

まして、表やグラフを読んで、その上で考え方をまとめるとなれば尚更です。

ということで、皆さん(って、誰に向かって言っているのでしょう?)、新年度は特に国語の学習に力を入れましょう!


 

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