goo blog サービス終了のお知らせ 

NO LIFE,NO MOUNTAIN part3

2011-10-27 21:53:25 | Weblog
前回の続き


2011.10.9
蓮華温泉(▲1470m)→天狗ノ庭(▲2093m)→白馬大池(▲2379m)→船越ノ頭→
小蓮華山(▲2766m)→▲2670m→三国境(▲2751m)→【百】白馬岳(▲2932.2m)→白馬山荘(▲2832m)




2011/10/9 13:36 新潟県糸魚川市/長野県小谷村
小蓮華山から白馬岳を目指し進んでいく
完全なる尾根上の道 天気も持って抜群の青空に風も弱く
体全体で爽快な景色を味わう 気持ち良すぎる


気分は8000m級の銀峰の上
世界の頂上にいる気分


小蓮華をピークにゆっくりと下っていきます


この頃テンションMAXです


雪庇
一歩踏み外せば命はありません


尾根の行進


この先は深い雪の世界 だいぶ下ったので白馬岳がとてつもなく高く見える


先を行く登山者達(アートフィルター;ドラマチックフォーカス)


下りきった後は雪の登り坂 結構しんどいです ちなみにノーアイゼン


富山県朝日町/新潟県糸魚川市/長野県小谷村 の3国県境を越してからの登りは
岩山に雪がへばりついた状態
ザイテングラート程手を使うわけではないけど、滑らないように慎重に足場を確保して登る
深い崖が隣にある分、恐怖感はある 快晴で風が無いのは素晴らしい好条件


14:50 山頂に続く道 壁みたいな岩山だ


15:07 頂上が見えた
テンション上がる「アドレナリーン」


15:17 TOP OF MOUNTAIN!!


GOALの達成感!! でも頂上は風が強く 寒い・・


果てない空の青のように


10/9 15:15 白馬岳(しろうまだけ)登頂成功 標高2932m
槍ヶ岳・剣岳・立山・白山等がきれいに見えました かなり寒かったけど・・


15:30 寒すぎるので早々に山頂を後にします


山頂から山荘方向を見下ろす 正面やや右のとんがった峰が剣岳


下り道


宿にノーアポで宿泊 それにしても部屋明けてビックリ 吐息が白い ものすごく寒い
ダウン着て夕食
夕食後、外に出ると気温0℃ 風も強く5分もいてられない
今日もジャコビニ流星群は諦める
ストーブのある談話室でTVや雑誌を見る 
今時の山ガールについて、おかとも&なつはが研究してた
そして八ヶ岳の記事がすごく魅力的で来年是非行こうと約束


極寒の部屋 推定5℃くらい?
なぜか枕は長距離フェリー仕様 敷き布団に掛布団2枚重ねて 毛布とかあればなぁ・・
そして服はウィックロン、ヒートテック、スキー用アンダーシャツ、ユニクロダウン等5枚重ねてやっと
最強に着膨れして就寝 花脊憩いの家や雪の舞う多々羅大橋でのキャンプよりたぶん寒かった
でも意外に寝れるもので・・ 翌日のアイゼンに不安を抱えて寝れない人も この日も21時には就寝

day2/9.4km 1610mup

2011.10.10
白馬山荘(▲2832m)→白馬岳頂上小屋→岩室跡(▲2360m)→白馬大雪渓
→白馬尻小屋(▲1560m)→猿倉(▲1230m)
→おびなたの湯→白馬駅
→(特急 大糸線・中央本線経由)→新宿/名古屋・京都方面




翌朝5:24 夜明けを見ようと0℃の外へ 遙か峰の向こうには富士山のシルエットが


最強装備して日の出を待つ


崖のフォトグラファー
左奥のごつごつした峰は大望峠・鬼無里を経て戸隠方面?


5:50 しかし結局雲に覆われ、御来光は見えず
コッフェルで温めたコーヒーも一瞬でアイスコーヒーへ


朝ご飯食べて7時 気温は1℃ 日本最大の山小屋を跡にする
営業日も残り僅か 最盛期には収容人数1200人の巨大な山小屋
夏にはスカイプラザというきれいなcafeレストランや ベッドのある特別個室もあるそうな
ちなみにその特別室は日本で一番高い山小屋料金


小屋の前からの展望及びルート
日が射してきたけど、すごく寒くて 手袋必須


日本最大の山小屋と(一部)白馬岳山頂


彩り


山の海


7:56 少し歩くと暑くなり 雪も少なくなり秋の世界


大雪渓が見えてきた(アートフィルター利用)


8:32 大雪渓は下に見えるものの遠い
岩場で目印を探しながら急坂を下る 逆ルートだとかなり大変そうだ
なんせ猿倉まで6kmで1600mdown 前日は9.4kmで1600mup 傾斜は単純計算で1.5倍


夏の頃は雪渓も長く最大1時間以上歩くことも
万年雪だが、秋が一番雪渓が短くクレパスを避けるため夏とルートが異なる


いくつかの橋を越えると、雪渓が間近に見えてくる


巨大な雪渓 日本有数の雪渓


9:34 雪渓に到着 ここからはアイゼン装備必須


休憩がてらアイゼン装着 えっ、付け方?判らない 自己流?おじさん流?
これが運命の分かれ道。
ちなみに歩き慣れてそうなおじさん曰く、クレパスはケツノ穴引き締めて渡れ


9:57 自分も含めて全員がアイゼン初体験
どうやって歩くの?山小屋にあった本によると足の裏全体に力を入れてアイゼンを雪に刺すように
前日とかも雪のフィールドをひたすら歩いたけどここは急な坂で固い雪
アイゼンがなければコントロール出来ない場所 慎重に慎重に


意外と慣れると滑らずポンポン進めて楽しい


でも、アイゼンの装着が甘かった人々は急坂で何度もアイゼンを付け直すことに
ちなみに雪渓には赤いラインでマークが付けられクレパスを大きく迂回するように進みます


こう見るとかなりの角度の雪渓を進んで行きます
迂回する為登りもあります


11:06 雪渓自体は15分ほど アイゼン脱いで、ロープ使ったりしながら激坂を下っていきます


雪渓とも稜線ともさようなら


雪渓を降りると、秋の世界(失敗写真1)


秋の世界に降り立った頃、雪渓の終点
白馬尻小屋 営業日は前日までで解体作業中でした


12:01 下りはじめて5時間 白馬尻小屋にて記念撮影(失敗写真2)
カメラの設定ミスでクロスの効果がかかり、なぜかうまいこと自分の所にフラッシュが
(後からPCで画像加工した訳ではありません)


猿倉までは半舗装された道を1時間ほど
・・と、和尚から電話
「両手に花で登山とは何事!?」ってね
当の和尚さんあは久保ちゃんと早朝から御岳に登山し下ってきたところとか・・

day3/6.0km 20mup(1610mdown)
total/20.6km 1910mup



猿倉に13時頃到着し、タクシーで「おびなたの湯」の露天風呂で汗を流す


白馬14:38→(特急 あずさ26号/大糸線・中央本線)→18:36新宿※delay8min→19:26本八幡
白馬14:47→(特急 しなの84号/大糸線・中央本線)→18:34名古屋→(のぞみ)→19:23頃?京都


白馬で関東組・関西組別れて
特急でそれぞれ新宿・名古屋まで一直線 ます寿司でお昼ご飯食べてzzz
思い出を振り返りながらまた4時間特急に揺られるのでした




☆キプロスのblog→『キプロス島滞在記』-10/10「しろうま -Cypricious diary-」
☆なつはのblog→『あほのカモメ』-10/16「しろうま」

ということで、白馬岳完結編でした

今年5度目の山登り
雪あり・温泉あり・岩あり・雪渓あり・絶景あり・果てなき青空あり・最高の仲間たちあり
樹林帯・尾根・雪渓・急勾配などの道の変化があり
山小屋宿泊にアイゼン装着・・
とても暑かったり・寒かったり
どこまでも続く山並みや、日本の有名な山々を見渡せたり・・・
色んな要素から山らしさも感じ、また達成感もあり
天候にもほんと恵まれすぎて 最高の山登りが出来ました
感動具合では「#3.蓬莱山」「#22.立山三山」「#24.西穂独標」を超えたかもしれない

特に小蓮華から白馬の尾根上での360度の絶景で山の偉大さ・ダイナミックさを感じて
やっぱ山って最高やな、北アルプスってすごいって改めて思いました

こないだのこまつのお祝い会の時には
きむそんやにいやんとかに「白馬岳すごかったですねー」と言葉を頂きました
このブログの小さな写真でそのすごさが伝わったくらい
リアルなあの光景はよっぽどなもんです
是非、感動したならあれをみなさんにも味わって欲しいくらいオススメのルートです

さてさて、山と言っても、場所で言えば北アルプスだけが山じゃないし
季節にしても夏や秋だけがシーズンではないので、
色んな表情の山を味わいたいと思うし
「中級レベル」の山に慣れてきたところで、色々自分のレベルも把握できたところで
さらに色んなとこの山に挑戦して、色んな山の表情を感じ、魂を感動させていきたいと思いました

来年は「槍ヶ岳」「八ヶ岳」辺りにいけたらと
後は小さな日帰り程度でもチョコチョコ行けたらという感じ
エリア的には安達太良が最北なのでなかなか行けない「東北」の山々に行ってみたりとかも出来るといいですね
次行く山を考えるだけでワクワク
山雑誌を見るだけですごく楽しくなってきます

shall we climb a mountain?


■special thanks to・・
ゆっこ、おかとも、わか、夏葉、キプロス、どうちん

[74619]
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする