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sugarbrown手作り日記

手作りバッグのお店sugarbrownからのお知らせです。

野見山暁治のステンドグラス

2008-07-01 | Weblog
「新日曜美術館」で野見山暁治の特集があった。

この人の絵は見みたことがなかった。
何年も前に「100枚のデッサン」とか言う旅のエッセイを読んだだけ。

87才の今でも現役だ。
初めて見た作品はすごく好きなタイプのものだった。
抽象画だなんだかわからないけど、色が好きだしとても力強い。

今回は地下鉄副都心線 明治神宮前駅壁に飾る
ステンドグラスの製作の様子を映していた。
野見山さんの描いた油絵がステンドグラスになるまでの過程が
見れてとても面白かった。
ただの抽象画に見えるけど、この作品を作るため、
原宿を歩く人達を観察していたという。


でも、番組の中で一番心に残ったのは一枚の写真。
若い頃(もう50年前)パリの渡って絵を学び、奥さんを呼び寄せたのに
奥さんは病気で一年で亡くなられたという。
これからと言うときにどんなにつらかっただろう・・・と思う。
当時の二人の写真は美男美女でほんとうに素敵だった。


明治神宮前駅のステンドグラスは
この小さな写真では分からないが本当にきれいでだった。
ガラスと銅線のモチーフだけではなく、野見山さん自身の筆で
描かれた部分もある。
タイトルは『いつかは会える』
駅にはいろんな出会いがあると言ってた。


素朴で物静かな人だけど、内面は絵に表れているんだろうな。
激しい感じがする。
今までの人生が描き出されているのだと思う。

『いつかは会える』いつか見れたらいいのにな・・

コメント (2)
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